エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

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後半はイチャイチャシーンです


64話 2024.6.16 その現実

2024.6.16

 

10:00

 

Side ヴァイリ

 

魔王城 会議室

 

 

ミルローゼ、アンジェラ、リリオ、ラーチェ、トトナ、ベティ、キーナ達に囲まれる形で会議室の中央に立たされる。

 

「そのモンスターはリリエラと名乗ったのか」

ミルローゼが聞く。

 

「はい、そうです」

俺は答える。

 

「また面倒なのを引っ掛けたわね」

アンジェラがこめかみを押さえて渋い顔をする。

 

「あともう少しでゲームクリアするのに余計なリスク持ってこないでくれる?」

リリオからは辛烈な言葉が飛んでくる

 

「リリエラというのがこちらにまで危害を加えてくることのないようにしろ。そんな危険な存在など相手にできるか」

ミルローゼ達はリリエラの件について押し付けることで話をまとめてしまった。

 

会議が終わるとベティが近づいてきた。

「ごめんなさい、ヴァイリさん。わたくしは助けられた身ですし、なんとかギルマス達に協力を仰げないか話はしてみたのですが・・・」

 

「まあ、気に病むな。ベティは俺の味方してくれてるだけで嬉しいよ。」

 

「今後も今回の件につきまして説得してみます」

ベティはペコリとお辞儀をすると会議室を出て行った。

 

 

 

「バタフライエフェクトだ」

後ろからラーチェが呟く。

 

「うっ」

確かに彼女が圏内事件の時言っていた言葉だ。今回のことについては俺の原作の介入が招いたイレギュラーでもあるのは確かだ。

 

「もうお前のいう原作とは違う。受け入れろ、これが現実だ。」

ラーチェはそう言うとスタスタと歩いて会議室から出て行った。

 

トトナも俺を見て首を横に振り、会議室を出ていく。

 

俺一人がポツリと会議室に残された。

 

 

 

 

───

 

19:45

 

22層 コラルの村のはずれ ヴァイリのプライベートハウス

 

 

「うぅ~」

こんなはずじゃなかった。原作通りに余計な危険を払うことなくゲームクリアを迎えるはずだった。

何だよリリエラって。あんなのどこにもでてきたことなかっただろ。

 

俺は自宅に戻ると、3月には布団が剥がされていた炬燵テーブルに足を突っ込み、アルコールに似せた酩酊状態になる飲料をストレージから取り出し延々と一人酒を続けていた。

テーブルの上には空の瓶が2、3本立っていて、畳には4、5本転がっていた。

 

もう何も考えたくない。考えるとあのモンスターに殺される運命しか出てこなかった。

 

あとは大人しく圏内に篭城してるか。半年くらい待てば100層も終わるだろう。

 

 

「ただいま」

玄関からクロンの声が聞こえる。

 

「おー、おかえりー」

うつろになってる意識の中で精一杯で返事をする。

 

「晩酌にしては、今日はやけに酷いな」

居間まで入ってきたクロンが惨状を見て目を細めて聞いてくる。彼女がウィンドウを操作すると、圏外用の装備から一瞬で俺と同じような着流しの部屋着に着替えていた。

 

「ほっといてくれ。今は酔いつぶれたい気分なんだ」

クロンから見下されてもいい。醜態を晒すことになろうが俺は今こうしていたい気分なんだから

 

「カーラから聞いている。ネームドモンスターが出たのだろう。私も討伐に参加したい。」

クロンは俺の右隣に正座で座る。

 

「やめとけ。カソールが真っ黒だった。レベル差がありすぎる。適当にやり過ごしていってどこかで黒の剣士にぶつけて倒してもらえばいい。あんなのとわざわざ戦う必要ないだろ」

こっちが何もしなくても原作主人公ならだいたい倒せるだろう。

 

「私はより高みに行くためにSAOに入ったんだ。そのモンスターを倒せば私はより強くなれる。協力して欲しい」

 

「午前中の会議で本部の静観は決まってるよ。倒す為の人員が足りん」

 

「本部は反対してるようだがレイド戦に参加したがっている人は多い。本部には内密にしてギルド内で募集をかければ人数は揃う。足りなかったら外部からも補充すればいい」

クロンは戦う気満々だ。

 

「これ以上原作に介入してどうするんだ。もう俺の予想できる範疇を超えてしまうだろ。俺はやらんからな。しばらく大人しくしていよう」

 

 

「はぁー・・・。そこ、詰める」

クロンはため息をつくと強引に俺の隣へと腰掛ける。俺は仕方なく腰を横にずらし、クロンが座れるスペースを作る。

 

そしてクロンは俺の飲んでいたドリンクの瓶を取ると自分のコップへ注ぎ込み、そのままぐいっと一気飲みする。

 

「おお、いい飲みっぷり」

 

ゴツンとコップを置くと、彼女も酩酊状態になって顔を赤くしていた。

そしてキッとこっちを睨む

 

「いつまでもそんなフィクションばかり見ているのだ」

そしていきなり怒鳴る。

 

「へ?」

つい間抜けな声を出してしまう。

 

「貴方は小説の内容に囚われすぎている。前世でどうだったかは、私は知らないが今貴方が生きているのはここだ。脅威となる敵は倒すのみだろう」

 

「そんなこと言ったって別に俺自身が強いわけじゃないし、リリエラに勝てるかわからないだろ」

 

「それならそうと強がらずに言ってくれればいい。私の出来る範囲ならいくらでも手伝おう。私だけでなくカーラ、リュミルも協力してくれる。エリス達皆も頑張っている。少しは私たちのことも見て欲しい。これが貴方の今の現実なんだから」

 

「うぅ~、クロン~」

つい情けない声が漏れる

 

「まったく、いつも大人ぶっている割には駄目男の典型だな」

 

「返す言葉もないです。」

 

「ああ、そうだった」

ドンッ

何かを思い出したクロンは急に俺の胸を両手で押し、馬乗りになって俺を畳に倒す。

 

「な、なんですかクロンさん?」

 

「カーラからはこうも聞いている。その逃げたモンスターに告白されたと」

目の据わったクロンが覆いかぶさって体重をのせてくる。

 

愛しのヴァイリ

 

カーラ、なんつーことを吹き込んでるんだ!

 

「いやー、モテる男はつらいっすなあ」

自分で言っといてなんだがこれほど苦し紛れの茶化しはないと思う。多分今冷や汗がダラダラと流れてしまってる

 

「私としては不快だ。」

彼女の眉間のしわが深くなる。

クロンさん、キレっキレっすね。普段クールな割に嫉妬深い。

 

俺の肩掴んでる右手に力が入る

 

「おい、この体制また誰か乱入してきたらまずいだろ」

 

「大丈夫だ、玄関に入ったあとロック設定をしてきておいた。今夜は誰の邪魔も入らない。」

 

「用意周到だな!」

 

「逃がさんぞ」

ちゅっ

 

クロンはそのまま顔を近づけて唇が重なる。少し湿っていて柔らかい感触があった。

 

ゲームでの結婚をしてから何度かキスをする機会はあったので既に倫理コードは解除してあった。

 

クロンの口からドリンクのフルーティな味が伝わってくる。SAOこんなところまで再現できるのか

 

「んっ・・・ふっ・・・」

 

唇をくっつけるだけのソフトキスからお互いに舌を絡めるディープへと変わる

 

「んちゅ」

ジュルッ ジュッ チュッ

舌を絡ませあうたびに水音が響く。俺が舌を伸ばすのに応じてクロンも舌を俺の口の中へと伸ばす。

 

どろっ

上になっているクロンから唾液が流し込まれる。

ごくっ ごくっ

口は塞がれてるので飲み込むしかない。

 

 

ぬぽっ

「ぷはぁっ、コウ・・・」

唇を離すと、クロンの唇との間に唾液の吊り橋が架かって、彼女の目がトロンとした顔が見える。酔うのとはまた別の紅潮になっていた。

メスの顔とでも言えばいいのか、そんな顔をされてしまっては俺だってムラムラが止まらなくなるだろ。

 

俺は両足でクロンの片足を挟み、寝技でごろんと上下逆転する

 

「クロン、いや、瑠希がほしくなった」

 

寝技でクロンの腕を掴んでた手をその先の彼女の手と恋人つなぎするように指を絡めあう。

指の付け根から脈打つのが伝わる。

 

 

今度は俺からクロンの唇を奪う。

 

「んんー・・・ちゅる。んっ!」

クロンの口内をひと舐めする度に、彼女の肩がビクンと跳ねていた。

 

 

「ぷはっ!はあっ、はあっ」

キス中、息継ぎが上手く出来てなかったのかクロンの息が上がっていた。着流しの帯は既にほどけていた。

 

「・・・ありきたりな言葉かもしれないが・・・初めてだから優しく頼む」

クロンは視線を逸らして小さな声で言う。普段のクールな彼女からは想像もつかないしおらしさだ。

 

「ごめん、抑えられないかも。今の瑠希そそる」

 

クロンのハーフアップに結ってあるところから下がったところの長い鈍色の髪を梳く。

 

「ん」

クロンから声が漏れる。嫌がらずに流れに身を任せてくれているようだ。

 

「コウ、もっと近くに」

彼女は俺の背中に手を回して引き寄せてきた。

 

 

月夜の光で障子に映った2つの影は1つに混ざり合っていた

 

 

 

~~~

 

2024.6.17 6:00

 

 

ブンッ ブンッ

まどろみが薄れてくると外から竹刀を振る音がもう聞こえていた。

二日酔いか、昨日の情事の反動か気だるい体を強引に起こして縁側に出ると庭でクロンが日課の素振りをしていた。

 

「起きたか」

クロンは一度手を止めたがすぐまた振り始める。

昨日の乱れっぷりが嘘のように平常運転だ。

 

「ああ、おはよう」

俺は縁側に腰掛ける。

 

「少しは攻略にやる気が出たか?」

素振りしながらクロンが聞いてくる。

 

「ああ、今度はリアルでしたい」

 

「ケダモノめ」

 

「男なんてどれもそんなもんだよ。というか今回先にがっついてきたの瑠希のほうだろ」

 

しかし、リリエラなんて原作にないモンスターをどうやって調べればいいのか。攻略のWIKIも見れないし、ゲームの運営もいない・・・いや、一人いる

「アレにでも聞いてみるか」

 

「アレって誰のことだ?」

クロンが思い当たらないように聞いてくる。

 

「この世界でSAOのことを一番知ってる人」

ミルローゼはまだ寝てる時間だろうが関係ない。事態は急を要しているんだ。アポをとってもらうようすぐにメールを送った。

 

 

 

 

 

 




もっと過激描写でもよかったかな
「異世界迷宮でハーレムを」も全年齢なわりにけっこういってるし
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