エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

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ALO編の編隊飛行とか空中機動の参考にしてるアニメやら動画
h ttps://www.youtube.com/watch?v=KR_TSg09Vak

h ttps://www.youtube.com/watch?v=kOcP3A-Hbw4

コミック版幼女戦記の4巻査閲式などのシーンも

3月21日はインディペンデンスデイリサージェンス地上波放送



92話 2024.12.13 それぞれの思惑

2024.12.13 10:00

アスカ・エンパイア

六条院 春の御殿 東釣殿

 

リアルでは冬の寒さが厳しくなるところ、桜が舞い散る庭の釣殿に親衛班は金平糖やマシュマロ、粒チョコなどを盛った大皿を囲んで集まっていた。

ギルドホール内は本部から狩衣の着用が規定されていたが、大体のメンバーは動きやすくするため小袖姿であった。

 

「SAOのときみたいにまた集まれたし何か強いボス倒したりして活躍してみたいね」

意気込んでるルチアと対照的にその向かいに座る二人は嫌そうな顔をする。

 

「わたしはパス」

「・・・わたしも」

向かいに座ってたシエルとリーネは立て続けに拒否する。

 

「うー、なんでよシエル、リーネ」

ルチアは仏頂面になる。

 

「デスゲームしてるわけじゃないからもう普通のゲームは楽しませてやらせて欲しいんだけど」

シエルは金平糖をひとつまみ口にして言う。

 

「・・・SAOで頑張ってたのは早くリアルに帰りたかったから。本部の言ってるランキング狙いとか上位ギルドになることとか興味ない」

リーネは淡白に言う。

 

「えー、春の御殿を使えるわけですし悪いことだけではないですよ」

リナリアはのほほんとお茶をすすりながら言う。

 

「お二人は現状に不満があるのですか?」

トトナがたずねる。

 

「親衛班にいれば装備はいいものもらえるからいいけど本部の警護とかでいちいち呼び出されるのは面倒かな」

シエルは答える。

 

「もう退院して家に帰れたし、リアルでしなければいけないことがたくさんある」

リーネはきっぱりと言う。退院措置は順次進んでいて家に帰っているメンバーも増えてきていた。2年のブランクを埋めるためやることはたくさんあった。

 

「VRのほうが悪目立ちしないからこのままゲーム続けたいけどな」

ルチアは自分の髪の房をいじる。

 

「ルチアとアネット、リアルでもこの髪色であったな。病院で見たとき驚いたよ」

エルミラが言う。

 

「うーん、みなさんと一緒に楽しくゲームしたいんですけどね。ティールはどう思いますか?」

リナリアはティールに話を振る。

 

「あのデスゲームを生き残ったからにはなにかしら理由があるとは思う。だから、何か意味のあることをしたい」

『・・・・』

ティールが真剣に言うので一同その言葉に困惑する。

 

「ティール熱ある?中二病発症したの?」

シエルは心配して言う。

 

「そういうわけじゃないけど」

 

「ま、そう思うのは勝手だけど。わたしはMMOらしくあちこちのランドマークとかロケーション回りたいなー。探索班とかに移動できたらいいのに。いつも新しいところ行ってて飽きなそうだし」

シエルは探索班に羨望していた。

 

「あそこは結束力強いから人員の入れ替えはしなさそうだけどね」

シエルが羨ましがっているところ、ティールは現実を突きつけていた。

 

 

───

 

春の御殿 本殿

 

春の御殿の本殿は緑のカーペットが敷かれ、洋式に改装されていた

 

本部は大礼服、詰襟、裃など堅い服装の傾向だった。

ミルローゼが上座に座り、御前会議のように長テーブルの席に着く彼女らは今とある本で物議を醸していた

 

「検閲の結果、発刊は中止」

アンジェラはメガネを直しながら言う。

 

バンッ

「内容がでたらめすぎるわ」

キーナは本をテーブルに放り投げる。

 

「いやー、もう出版社にはこれで通しちゃったんだけど」

身をすくめてるアルシエは恐る恐る言う。

 

彼女らが手にしている四六判サイズの本の表紙には“魔王軍浮遊城解放綺譚”と活字が印刷されている。出版社から仮刷りで渡されたVRデータだった。

 

エンドワールドが中心となってSAOを攻略した風にアルシエがあれこれ脚色して書いた本だった。“正義”の魔王軍が約1万人を虜囚する浮遊城に乗り込み、“悪の”聖騎士ヒースクリフを倒す“勧善懲悪”作品となっている。

実情を知っている人が読んだ感想は“やりすぎ”の一言に尽きる。魔王ミルローゼが階層ボスの額に触れただけで手懐けたエピソードや街にモンスター侵攻してきた時の親衛班達が颯爽と現れてプレイヤーを救助した話、その他あることないこと捏造した英雄譚まで創作されている。

 

「どうするんですかこれ。」

カスミは困惑して言う。

 

「我はこれで好ましい。いい宣伝になる」

「でしょ、でしょ!」

ミルローゼが好感をもってくれたことにアルシエは開き直る。

 

「あなたは反省しなさい」

「はい・・・」

即座にリリオがぴしゃりと言ってアルシエは再び頭を垂れた

 

 

 

───

秋の御殿 本殿

 

本殿の庇の一角に探索班が集まってクッションなどによりかかってくつろいでいた。

 

「都周辺のダンジョンはあらかた回り尽くしちゃったかな」

陰陽師ジョブのシュリーは地図上で攻略済のダンジョンを塗りつぶしていた。

 

「次は、伊予エリアとか、行ってみたいね」

モニカは四国のような形をした地図を広げる。

 

「そろそろ始まるイベント準備で本部からここ数日は都から離れないよう命令が来てるわ。また今度ね」

盗賊系統の上位ジョブ五右衛門を設定しているアニエスは淡々と言う。

 

「えー、なにそれー」

シュリーがブーブーとブーイングを始める。

 

「わたしは、キリト達がALO始めるらしいからそっち行くことになりそう」

フィリアは申し訳なさそうに言う。

 

「またフィリア他のとこいっちゃうのー?」

リノが名残惜しそうにフィリアに抱きついて頬ずりする。

 

「いやだって本部からも『キリト達が活動再開したら行動把握のためついていくように』って言われてるし」

フィリアは困りながらも答える。

 

「フィリアスパイだねー。好きだよそういうの」

ホタルは冗談混じりに言う。

 

「ALOって魔法があるんだよね。いいなー、そっちのタイトルもやりたい」

シュリーは羨ましそうに言う。

 

「でもなんかさー、最近ああしろこうしろってわたし達本部にいいように扱われてない?」

リノは本部への疑念を言う。

 

「アタシもいいなりになってるのは性に合わないし、独立も考えようかな」

アニエスがぽつりと呟く

 

「アニエスがやめるならあたしもー」

リノが手を上げる。

 

「わたしも、アニエスについてくよ」

モニカも賛成する

 

「ありがとう。でもすぐってわけじゃないからね」

即辞める勢いの二人を止めに入ってたが既に机の引き出しに退団届を忍ばせてエンドワールドからの脱退も考えていた。

 

───

冬の御殿 西の対

部屋の外には《空間戦闘勉強会》と垂れ幕がかかっていた。ヴァイリが主催でALOの戦闘で参考になると思えたアニメシーンを40人ほどが座布団を敷いて見ていた

 

緑のビームや火が飛び交ってロボット同士が戦闘しているシーンが映っていた。

 

「動きが早くてわかんなーい」

「こんなのがALOで役立つの?」

戦い方がいまいちつかめない座席からはヤジが飛んでいた。

 

「女子向けにSEED選んだのになあ。ダブルオーのほうがよかったのか?カーラ、そっちのディスクとってくれ。これ終わったら取り替えるから」

ヴァイリは頭をかく

 

「そういう問題じゃないわよ」

カーラは仮想世界用のブルーレイディスクを渡しながらもヴァイリの的外れな見解に文句を言う。

 

 

「人より歳食ってるはずだがお前の彼氏大丈夫なのか?戦闘教義にロボットアニメとか発想が子供な気がするが」

最後列にいる臨監の文字の腕章をつけたラーチェが首を傾げる。

 

「改めて言われると否定できない・・・私も不安になってきた」

ラーチェの隣に座ってるクロンは回答に困っていた。

 

 

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