エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

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歌詞2番の斥候兵になぞらえて

コード提出すると文章全体にコピーガードかかるんですね。知らんかった
h ttps://www.youtube.com/watch?v=6Crqwz86KhI
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94話 2024.12.15 開幕砲撃

2024.12.15 

 

13:45

アスカ・エンパイア 六条院東 馬場

 

SNS上での再結集を呼びかけ続けた結果、メンバーは100人以上まで膨れ上がっていた。

 

「そっち準備できたー?」

「おう、オーケーだ。でっかい花火もあげられるぞ」

ノエルの確認にヒビキが応える。

 

馬を走らせたりする区域にエンパイアワールド保有の大砲がずらりと並べられていた。

 

「大砲全門いつでも撃てます」

エリスがミルローゼに報告する

 

「よろしい、大砲の指揮はお前に一任する」

ミルローゼは頷く。

 

「任せてください!百発百中で当てますよ」

エリスは自信を持って返事した

 

 

「顕現招来」

陰陽師ジョブのラーミルが左手に持った黒い羽をひと撫ですると、三股、三つ目のカラスに変身して飛び立つ。召喚で喚びだした式神だった。

 

「ガァーッ」

カラスは東の空へ飛び立つと愧園(ぎおん)繁華街の通りを抜けた先の神社にプレイヤーが集まっているのを発見する。

 

 

式神の眼下にある八裂神社(やさかじんじゃ)は都の東側にあり、誰でも入れるフリーエリアだった。

東の圏外フィールドの濤怪道(とうかいどう)の入り口に近く、商人プレイヤーの多い愧園繁華街もあることからソロプレイヤーや小規模ギルドが野良パーティー結成の集合場所としてよく利用されていた。

 

上空を飛ぶカラス型式神がラーミルにシンクロして見聞きしたことを伝える。頭上のカーソルは親王派を示す赤いカーソルで揃っていた。

 

『最近のさばりだしたエンパイアワールドとかどうだ?あいつら長男派だから敵だろ』

 

『高そうな課金装備も持っていそうだし狙い目だよな。動画に上げてたあの大砲も奪いたいし』

 

『ほっとくと暴れまわられそうだし不安の芽は摘み取らないとな』

 

 

「本当、不安の種は摘まないとね。野良パーティは予定通りここを狙ってくるそうよ」

ラーミルは式神の五感共有で得た情報を報告する。

 

「やられる前にやる。それでこそ仁義というものであろう?」

ミルローゼは言う。あらかじめSNSでプレイヤー達の動向は把握済だったので驚く素振りもない。

 

「状況開始2分前、基準砲撃!」

ドォン!

エリスの号令で一門の大砲が火を吹く。

 

放たれた砲弾は山なりの軌跡を描き、愧園の通りを越えて八裂神社敷地内に着弾する。まだイベントは始まっていないためダメージはなく、爆発のエフェクトだけ発生する。

 

『何だ、術の暴発か?誰だよ』

『始まってもないのに花火上げんな』

神社に陣取っていたプレイヤー達は突然の爆発に驚いてはいるが、ダメージが発生してるわけでもないのでその場に留まっていることをラーミルは確認する。

 

 

〈目標エリア弾着、プレイヤーが集まってる舞殿(ぶでん)と誤差、北西8メートルだね〉

愧園の華舞鬼(かぶき)座の瓦屋根の上で、隠蔽スキルで身を隠しながら偵察しているホタルがメッセで弾着観測を報告する。

 

「誤差修正、効力射準備」

ホタルの報告を元に大砲の微調整をエリスは指示する。

 

そして時計が14:00を差す。

 

「状況開始、今!一斉砲撃」

ドドドドン

残りの用意されていた大砲が一斉発射された。

 

都上空を複数の火の玉が駆けるのをプレイヤーたちは目撃する。

 

BUOOON               BUOOON

           BUOOON

そして神社敷地内へ着弾して爆裂する。

 

『術じゃなくてこれあの大砲だ』

『畜生!』

逃げ場がないように着弾した砲弾の爆発は集まっていたプレイヤーを飲み込んでいく。

 

集中砲火に晒された神社の建造物もまたプレイヤー達と共に木っ端微塵に砕け散った。

 

 

───

 

愧園繁華街

 

「恐ろしい・・・こんなことをする連中は初めてだ」

「これって俺たちも射程に入ってるってことだよな?」

愧園の生産職プレイヤー達も見栄えある神社が跡形もなく吹き飛ぶ光景を目の当たりにし、戦慄した。

 

───

 

土煙が晴れた後の神社があった場所をカラスは旋回していた

 

「残存敵性プレイヤーなし。」

ラーミルは念を入れて索敵スキルもかけて確認するが着弾地点にプレイヤーはいなくなっていることを確認した。

 

 

「あれほど大きな狼煙を上げればいい見せしめになっただろう。デスペナの連中が戻ってくるのは6時間後だ。それまでに市街地要所を確保する」

 

「我らが王に勝利を!」

『オオー!』

攻撃隊隊長に任ぜられたフブキが檄を飛ばす。

 

ギギギと門が開くと、フブキを先頭に大砲を伴った騎馬隊が六条院から出撃した。

 

 

 

「攻撃隊は出払った。各門に新式銃の用意を。守備はトトナ、任せたぞ」

「はい、ネズミ一匹たりとも通しません」

トトナ率いる親衛班を中心として守備隊が守りを固める。外門の前に土が詰められた米俵が積まれ、竹束が立てかけられる。

 

「さーて、新式銃の初陣よ。持ってきて」

御倉町から出てきたミネルアは馬に倉庫からバルカン砲を引っ張らせる。そして門前陣地の中へ設置した。

 

六条院の四隅には物見櫓も建てられイベントに備えて要塞化されていた。

 

 

 




いやあ、タビラ将軍は強敵でしたね

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