リリカルマジカル、イノセントでガンナーがんばります 作:rockless
やっぱり実際読んでみると書きたくなるよね
浩一視点
と、とうとうこの時が来てしまった・・・
週末の土曜日、八神堂の地下アリーナに集まったメンバーたち。シュテルたちダークマテリアルズ、アリシアたちT&Hのショップチーム(チーム名考え中とのこと)、はやてとこの前のイベントデュエルの対戦者だったヴィータという子、総勢10人・・・
先日お流れになったスカイドッジの試合が今日、行われるのだ・・・
もうすでに初対面組みとの自己紹介が終わり、周りが皆小学生相当の年齢の女子しかいないこの状況に若干どころではない憂鬱さを感じている
「はぁー・・・」
「あれれ?おにーさんはやる気ビミョーだね?」
「うん、まぁ・・・スカイドッジってルール多いじゃん?ルールが多い競技ってのはあんま好きじゃなくてね。だからフリーバトルで自由にやってるほうが正直好きでさ・・・」
油断してため息をついたらアリシアに見つかってしまったので、嘘ではない言い訳をする
やるとわかっていたので、一応スカイドッジのルールには目を通していた
ドッジだけどサーブから始まったり、ポイント制だったりで、ドッジと言いつつバレーみたいな感じでもあるといった印象だ
「はーい、ほんならこれから試合やろうと思うんやけど、チーム分けはどないしよか?」
スタッフオンリーの制御室みたいな部屋で、はやてが軽く手を上げてみんなの視線を集めて言う
ミッドチルダスタイルが6人、ベルカが2人、インダストリーが3人・・・さてどう分けようか?っていうか企画から実行まで期間あったしもう決めてあると思ってた
そんなことを考えていると、いつの間にか留学生組み3人が俺の近くに来ていて、シュテルがスッと挙手して言った
「そのことですが、私たちダークマテリアルズに希望があります」
ディアーチェ視点
『さぁ始まりました八神堂主催の第2回イベントデュエル!』
『種目はスカイドッジだよ!』
我らデュエリストはもうスカイドッジのフィールドに設定されたアリーナにて待機している
『対戦するのはこの2組!』
『チーム『主と愉快な仲間たち』対チーム『ダークマテリアルズwith兵藤浩一』!』
チーム分けについては我ら、というかシュテルの意見が通り、T&Hの初心者3人とベルカ2人のチームと、我らダークマテリアルズにあの男、前回のイベントデュエルの勝者の兵藤とやらを入れたチームになった
『このチーム分けをどう見る、解説のフェイト?』
『そうだね、正直ダークマテリアルズが誰かをチームに入れるとは思わなかったかな・・・あそこはもう完成してるチームだから』
『それについては私も同意だね』
ちびひよこと黒ひよこの会話に、『だろうな』と心の中で呟く
我も昨日の夜にシュテルに言われたときは驚いたさ
・
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昨夜・・・
「王、明日のデュエルのことで、お願いがあります」
「シュテル?いきなりどうした?」
「明日のデュエル、私たちダークマテリアルズに、浩一さんを入れることを認めてほしいのです」
シュテルの言葉に驚く
浩一とは、子烏のところのイベントデュエルに出ていたあの男・・・確かに腕は悪くないようだが我らダークマテリアルズは我とシュテルとレヴィの3人、あとたまにユーリが入って4人のチームだ。今更余所者を入れるなど・・・
っと、我がそう思うことをわかった上でそう言ってきているのだろうしな・・・とりあえず
「なぜだ?別のチームならリベンジができるではないか?」
認めるにしても理由くらいは聞いておきたいものだな、っと思い、訳を尋ねる
「それでは、ダメなんです。1対1で負けたからには1対1で勝たねば」
それも道理か、とシュテルの言葉に納得する
「それに、私は彼に技術で負けました。明日のデュエルで勝ってもそれはアバターの性能差で勝ったに過ぎません。そんな私に、このチームの槍が勤まりますでしょうか?」
なるほど、シュテルは誇りを取り戻そうとしているのか・・・
「彼には強くなってもらいます。そして、強くなった彼に、私は必ず勝ちます」
・
・
昨夜のことを思い出しているうちにどうやら観客へのルール説明は終わったようだ
『さて、ダークマテリアルズwith兵藤浩一チームは4人なのでNPCを1人呼び出してください』
「うむ、わかった。ならば我のを出そう」
ちびひよこの言葉に我は自分のカードを使ってNPCを呼び出す
もたもたしておるとレヴィが出しかねんからな
「最初は私と王ちゃまがバックスに回ります」
「よいのか?」
「えぇ、構いません。その方が彼の凄さもよくわかるかと」
言ってくれるな・・・そこまで言うなら期待しておくか
浩一視点
『それじゃー試合を開始するよー!先行はコイントスの結果でダークマテリアルズwith兵藤浩一チームからです』
せめてチーム名だけでもどうにかならんものか・・・何で俺だけフルネーム表示・・・
「そんじゃーいっくぞー!!」
サーブ役のラッセルさんがそう言ってバレーのジャンピングサーブでボールを打ち出した。いきなりドッジボールじゃない件・・・
ボールは高町さんの横を通り過ぎていった
『これはすごい!電撃サーブだ!』
ほんとに電気を纏ってたもんな・・・
相手チームは誰も補球できなかったので今度はサーブ権が俺に回ってきた
「さーって、どうすっかなー・・・」
誘導弾のコントロールとかやったことないからわかんないしな・・・もうちょっと誰かの手本が見たい
とりあえず、魔力込めたら速度が上がるみたいだし、捕球されないように速い球でシュテルにパスで誤魔化すか・・・
投げる前にシュテルをジーッと見て伝わったか伝わってないかわからないアイコンタクトをとってから投球フォームに入る
「よいっしょっと・・・あ」
別にショットとかけたわけではない・・・んだけど、空中にいるので当然だが足の踏ん張りが全く効かず、初速が遅く、狙いがおかしくなってしまった
「どこに投げとるんだお前は・・・」
後ろからクローディアさんの呆れた声が聞こえてくる
いきなりになったけど仕方がない。誘導してシュテルのところまで送るか・・・
「う~~~ん・・・」
あれ?ボールがあんま動かないな・・・ってヤバイヤバイ、ヴィータが取りに向かってる。このままじゃキャッチされて攻守交替になってしまう
慌ててコントロールのイメージを強くして魔力も多めに送る。するとボールがキュンっと加速してシュテルの元に向かった
「あ、マズ・・・」
捕球される心配がなくなったと思ったら今度はものすごい速さでボールがシュテルに向かってる。ボールを止めるイメージを送り、さらに魔力を込めた
そのおかげか、ボールはシュテルの前でピタッと止まった
「お前は何がやりたいんだ・・・」
「バックス狙う人なんて始めて見たよ」
呆れ声が2つに増えた
どうやら俺に誘導弾のコントロールは向いてないらしい
「全く、シュテルの投球をよく見ておけよ」
「はい・・・」
お叱りを受けて若干凹みつつシュテルのサーブを見る・・・ってなんかボール燃えてるんだけど・・・
燃えたボールはすごい勢いで高町さんとバニングスさんの方向へっと思ったらヴィータが割り込んでハンマーで打ち上げた。打ち上げたボールを高町さんがキャッチし、攻守が交替した
「えいっ!」
高町さんはサッカーのスローイングのように両手投げでってボール早?!俺が投げたときより速いんですけど!!
「しかもターゲット俺?!」
明らかに実力が他のアタッカー2人より劣っている俺を狙ってくるあたり、この子もしかして兵法でも学んでんじゃね?
真っ直ぐボールが向かってくる中、俺がキャッチのために両手を前に出して構えようとしたら、投げた高町さんが一瞬俺の左側に視線を動かした
「ヤバッ!」
次の瞬間、ボールが加速し複雑な軌道を描き出す
慌てて右手を戻して腰のデバイスを取り、体ごと向ける余裕はないのでデバイスだけを体の左側に向けて高さを変えつつ3発撃つ
その1発がボールに当たり、ボールがコート外に弾き出された
「あっぶね・・・今のコースもろにヘッドショットだったろ・・・」
ノールックで撃ったから正確な軌道はわからないが、迎撃した弾が当たったときの音の位置が真横だったからたぶん側頭部狙い・・・なにこの子恐ろしいよ・・・
ってあれ?なんかみんな静かだな・・・?周りを見るとみんなポカーンと口を開けていた
え?なに?もしかしてルール違反だった?
『え、えー・・・なのは選手の急激に加速し、曲がった弾丸。これもすごいですが、それに対し兵藤選手、なんと反応したばかりかノールックで撃ち落しました。すごい反射神経です』
「ヒュー♪やるぅ」
「なるほど、シュテルが認めただけのことはあるというわけか」
アリシアの言葉に各々が反応しだす
「にゃー!止められたの!」
『なのは、落ち着いて。まだ続きがあるから』
悔しがる高町さんを解説でアリシアの妹のフェイトが宥めている
ん?続き・・・?
『ですが・・・アウトです』
ドンとドヤ顔でされたアウト宣告に思わずずっこけた
『魔法によるボールスフィアへの干渉はタッチと同等に扱われます。なので、撃ち落した後にキャッチできないと被弾になります』
うっそーん・・・
補足で説明されたルールにガックリと肩を落とす
「すいません。アウトみたいなんで行きますね」
「気にするな。お主の実力がわかったからよい。しばし下がって我らのプレーを見て学んでいろ」
「そーそー。シュテルんに色々教えてもらってきなよ」
バックスに下がるときにとりあえず謝っておくと、妙に落ち着いたテンションで返される
2人に促され、バックスのエリアに向かう
「ねぇ王様・・・」
「わかっておる。あれだけのものを見せられたのだ。我らもヌルいものは見せれぬよの・・・少々本気で遊んでやろう。覚悟せい!」
背後からそんな会話が聞こえてくる・・・なんか2人が本気になったみたいです
よかった味方で・・・だって俺怖くて振り返れないもん
「お疲れ様です。浩一さん」
「即効でアウトだし、あんま疲れてはないよ」
迎えてくれたシュテルに自嘲交じりに返す
「それでは王ちゃま、行ってらっしゃい」
シュテルは初めからバックスだったクローディアさん型のNPCをアタッカーに変更し、自陣に向かわせた
しかしいくら同じ見た目にすると判別できないからってあそこまでコメディタッチにデフォルメしなくても・・・って待てよ?
「あのNPCってカードから呼び出すんだよね?」
「えぇ、フレンドNPCはフレンド登録した人のアバターをデフォルメして呼び出します。自分のアバターの場合はプレイヤーカードから呼び出せますね」
「つまり、俺のもあると?」
そしてシュテルのもあると?うわーなんか想像できねー
「ありますよ」
「どんなのなんだろ・・・?」
「気になりますか?」
「そりゃまぁ・・・」
自分を元にしたキャラだし・・・シュテルをコメディ化だし・・・
「大抵は2頭身のユルい感じになるだけで、たまにその過程で動物の耳が付いたりしますね。私のには猫の耳が付いています」
ネコミミですと?!なにそれマジ見たい
モロにシュテルのネコミミ姿を想像してしまい、精神がグラグラ揺れた気がした
お、落ち着け俺・・・ネコミミが萌えるのであって、シュテルが以下略
「浩一さん?」
「うぇ?!」
落ち着けねーこれっぽっちも落ち着けてねーOKわかった、俺は今落ち着けないんだ。だからせめて動揺を表に出さないようにするんだ・・・
とりあえず心の中で深呼吸だ
「な、なにかにゃ?」
・・・もういっそ殺して
どもった上に噛んだ・・・もうダメだ
「・・・えっと、さっきのボールの撃ち落しですが、どうして左から来るとわかったのですか?」
ツッコまないで話し始めるシュテル。優しさでスルーしてくれたんだろうけど、今はその優しさが逆に痛いです・・・
まぁ聞かれた質問には答えよう・・・年長者だし
「ボールを投げた後、ボールが軌道を変える前に高町さんが一瞬俺の左側に視線を向けたから、だね」
「視線、ですか?」
「やっぱりね、これから狙おうって場所には無意識に視線が行くもんなんだよね、左側に視線が行ったのを見て『あ、これ真っ直ぐじゃないな』って思って、さすがに横から来るのを片手じゃ取れないだろうから撃ち落そうって思ってデバイスを抜いたわけ」
ま、正直あんな複雑な軌道になるとは思わなかったし、ましてやヘッドショット狙いで来るとは・・・俺、あの子に嫌われるようなことしたかな?
「なるほど・・・ではあの時、浩一さんはボールではなく高町さんの目を見ていたと?」
「もちろんボールも見てたよ。ボールを視界に納めつつ、相手の目を見ていたって感じかな」
もちろんこれもサバゲーでの知識。結構射手の視線で弾の軌道がわかったりするんだよね。でも上級者だとそれを逆手にとってフェイントをかましてくるからな・・・ボクシングかよ、と・・・
「逆に当てる側になったとしてもそれは同じなんで、回避する先を無意識にチラッと見てたりする場合があるから、それで先回りして照準を付けといて・・・」
バンっと手を銃の形にして撃つマネをする
「まぁラッセルさんのような超高速で動く的にはそれも不可能なんだよね」
俺がやられた弾丸よりもっと速い球を反射神経と高速軌道で避けまくっているラッセルさんを見て呆れ混じりに言って締めた
べっつにーリアルじゃあんな速く動く人いないから関係ないしー、曲がる弾丸とかもないからいいもーんだ
・
・
そんなこんなで試合は進み、いつの間にか14対11でこっちのチームがマッチポイントになっていた。現在こっちのアタッカーはシュテルとクローディアさん。バックスからアタッカーになる権利はあと1つ残っている
そんな大事なときになんとクローディアさんはバック権を使用し、ずっとバックスにいた俺をアタッカーに戻した。しかも自分は失点まで負ってバックスに下がるという
「此度の試合でどう変わったか見せてもらうぞ」
「は、はぁ・・・」
「勝敗は気にするな。好きにやれ
「わかりました」
軽く話し、バックスに下がるクローディアさんの背中を見送る
男前やぁ・・・惚れてまうやろ・・・
「浩一さん?」
「うぇ?!」
シュテルに低いトーンで名前を呼ばれ、妙な寒気で背筋がゾクッとした
振り返るとムスーとしたシュテル・・・おこ?おこなの?なぜおこプンプン丸?
「怒ってません」
いや怒ってるよね?っていうか今、俺の心読んだよね?
そんなやりとりをしていると、向こうのチームも最後のバック権を使い、なんと高町さんがアタッカーに戻った。それと同時にはやてがタイムの申請し、10分の作戦タイムが取られることになった
「・・・っで、なんかあっちは綿密に作戦を立ててるみたいだけど、こっちは作戦ってあるの?」
「ありません。あと1点取れば勝ちなのであなたに任せます」
「丸投げか・・・」
「今日の試合は主にあなたのスキルアップが目的でしたのでちょうどよいかと」
なにそれ俺初耳なんですが・・・
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作戦タイムが終わり、試合が再開した
現在14対12、クローディアさんがバックに下がった際の失点でサーブは向こうのチームからでスタートとなる。向こうのアタッカーは高町さんに月村さんにバニングスさん、俺と同じブレイブデュエル初心者組みである
「うーん、こういう場合いつもだと真っ向勝負は避けるんだけどな・・・」
しかしそれで、シュテルやクローディアさんたちが納得するかどうか・・・あとこれ一応観客が観てる試合なんだよね・・・しょっぱい終わり方だとブーイングが来そうだしな
とりあえずサーバーであるバニングスさんから飛んできたサーブを片手で取る。視線で軌道も読めてたし、高町さんの球より速度も遅かったからこれは余裕だった
さて、誰を狙おう?高町さんはなんか飛ぶのが上手いし、バニングスさんと月村さんは運動が得意みたいで正直誰にも当てれる気がしない。まぁこの中であの人だけは回避せずに受けてくれるだろうから・・・
「さぁて、上手くいくかなっと!」
俺はバニングスさんに視線を向けてボールをポンッとトスする。どうやらこの競技は投げるよりバレーのようにアタックして飛ばすほうが精度がいいみたいだ
バニングスさんは視線に気づいて自分がターゲットだと思って身構えてる
でも残念狙いは君じゃない
「よいしょっとッ!!」
ショットだけに、まさかもう1回このネタ言うとは思わなかった
それは置いておいて、打ったボールはバニングスさんではなく月村さんに一直線に向かっていく。月村さんはポジションがブロッカー、あるいはディフェンダーで『防ぐ』ことが役目だから避けるわけにはいかない
バニングスさんが割り込もうとしてるけど無駄無駄・・・
「ほい加速」
魔力を込めてボールをさらに加速させる。弾道を曲げることは不得意だけど、この試合を通して加減速については結構できるようになった
「間に合わない!ごめん、すずか!」
「大丈夫!」
月村さんはグラブシールドではなくスキルのシールドを出して受けの構えを取った
よし、ここで・・・
シールドに当たる前にボールにさらに魔力を込めて細工をする。軌道を変えたり加速させたりできるならたぶんこれもできるはずだ
「飛んでっけー!」
ボールがシールドに当たると同時に願望を込めて叫び、右腕を振り上げる
シールドに当たったことでコントロール権は失なっているが、ボールが上空へ跳ね上がった
月村さんのシールドは平々凡々のガンナータイプの俺じゃ抜けないから、シールドで大きく弾いてコートアウトを狙う。結局真っ向勝負は避けているけどボールのコートアウトは3点だし大目に見てほしい
「なるほど、回転ですか」
「あ、バレた?」
傍にやってきたシュテルが細工の正体を言い当てる
まぁ受け止められるのなら、回転をかけてシールドの上を転がしてどこかに飛ばしてしまえばいい。簡単な話だよね
初めは下向きに飛ばしてすぐコートに落ちるようにしようかと思ったけど、それだと得点は1点。コート外に飛ばすなら横なり上なりに飛ばさなきゃいけない。今回はシールドの角度が少し上向きだったから派手さを出すために上に高く飛ばしつつコートアウトを狙った、というわけ
『コートアウト!この試合、17対12でダークマテリアルズwith兵藤浩一チームの勝利です!』
「シュテルたちのプレーと比べると地味だけど、そこはまぁねぇ・・・」
「?」
クローディアさんは勝敗は気にするなって言ったけど、やっぱり勝たないと・・・チームメイトに負けず嫌いなお方がいらっしゃいますし?
「まぁ、負けなくてよかった」
・
・
「はーい、お疲れさんやー」
試合後、再びスタッフルームに戻り、主催者であるはやてが労いの言葉を口にする
「このあとどないしよか?この一試合だけで解散っちゅうんもなんかもったいないしな」
「じゃあじゃあ、もう一試合やらない?今度は私やフェイトも参加するよー!」
「ほんならうちとヴィータが実況と解説やろか?」
もう一試合をやろうと言い出すはやてとアリシア。ま、これで義務は果たしたし、これ以上いたら気を使われそうだから・・・
「シュテル、俺は帰るから」
スタッフルームから出る前に小声でシュテルに一言入れる
「そうですか、わかりました。あ、ちょっと待ってください。フレンド登録をしておきましょう」
シュテルはそう言ってホルダーを取り出す。俺もホルダーを取り出し、お互いのカードを自分のホルダーに通す。これでフレンド登録ができるらしい
「ではまた、学校で」
「うん、じゃ」
その夜、俺の携帯にシュテルからメールが届いた
『浩一さんのNPCです。気になっていたようなので写真をお送ります』
添付された画像には俺を2頭身にしたキャラが・・・しかもなぜか垂れた犬耳とフサフサの尻尾付きで・・・隣にはシュテルのNPCと思われるネコミミの2頭身シュテル・・・ん?まだ続きがあるようだ
『犬耳は珍しいので博士に頼んでチヴィットにしてもらいます』
続きにはチヴィットについての説明文・・・チヴィットとはショップに配る販促用のぬいぐるみだそうだ。ただ、中身はロボット技術を駆使し、仮想空間内と同等に動く代物らしい・・・A○BOみたいなものか
「うっそーん・・・」
どう考えても黒歴史です。本当にありがとうございました
シュテル視点
「全く、いつの間にフレンド登録を・・・あやつは倒すべきライバルじゃないのか?」
メールを送信し終え、携帯を閉じるとディアーチェが呆れたような声で話しかけてきた
「もしかしてシュテル、その人のこと・・・」
「ふふ、秘密です」
ユーリの言葉にはあえて否定も肯定もしないでおきましょう
なぜならその方が楽しいから
「そうですか・・・シュテルに、春が来たんですねぇ・・・」
「え?今7月だけど?」
「そういう意味ではないわ馬鹿者!今のは・・・ってシュテル?!それは本当か?!」
ふふふ・・・みんないい感じに混乱してますね
「さぁ・・・どうでしょうね」
書いてしまったスカイドッジ話・・・
正直ガンナーで補助スキルのない浩一には不利かなと思ってたけど、なんかなのはがカードで持っていないはずのハイペリオンスマッシャーを発動させたりしちゃったから、まぁ多少無茶でもいっかってことで書きました
きっとスカイドッジのフィールドはカードがなくても魔力をある程度コントロールできればスキルが発動させれるんだ・・・たぶん。いやだってシュテルとかレヴィとか属性込みのサーブを打ってたのはそういうことでしょ?
留学生組みの主人公の呼び方ですが
シュテルは『浩一さん』
レヴィは今回出てきませんでしたが『コーイチ』。たぶん自己紹介後すぐに『じゃあコーイチだね』ってなって名前呼びに
ディアーチェは最初はお前とかお主でしたが、浩一の技量を認めてからは『浩一』
ユーリはたぶんシュテルと同じでさん付けかな
シュテル、実はプライドズタズタ。技巧派なだけに余計にあの負け方は気にしてます。ただ勝つだけじゃ納得できません。浩一はガンナーとしてはいい腕を持ってますが、デュエリストとしてはコンボも組めないド三流です。そこでシュテルは、浩一のデュエリストとしての腕を磨き、その上で叩き潰そうという計画
ノールックでの迎撃でレヴィやディアーチェが浩一を認めた理由は、スカイドッジではアウトだけどフリーバトルなら問題ないと考えたから。でも実は浩一は左から来るのはわかってたけど、どこを狙われているかまではわかっていなかった。だから3発撃って、撃った弾で迎撃できたのは完全に運
フレンドNPCについては原作1巻のフェイトの説明から推測。『レヴィは自分ので出したみたい』から、自分のキャラ以外でも出せるのではないか、でもだからと言って誰のでもは出せないだろうと思って、“フレンド”NPCなんだからネトゲみたいにフレンド登録できるんじゃね?という考えに至りました。まぁ原作ではないかかもしれない設定です。違ってもご容赦を
視線が云々は漫画やアニメでたまに言われてるやつです。自分の中ではエンジェリックレイヤーが真っ先に浮かびます。リアルだとよそ見パンチ
マッチポイントのシーン、シュテルは自力でアタッカーになってますが、別にバックスのままでもよかったかな。書いてるときは2人で協力してとか考えてたんだけど、どうかなーって。なのはのハイペリオンスマッシャーにティアナのアンカーショットみたいな魔法打ち込んでハンマー投げのように投げ返すって案だったんですが、さすがにそれは無理。当てれるだろうけどたぶん魔力不足でワイヤーが切れるか、引き摺られてコートアウト。それ以前にアリサとすずかがシュテルと投げ合いをしてるとき浩一は何をしてるのってことで悩んで終了。あと14歳の浩一が10歳のアリサたちとボールの投げ合いはちょっと・・・
それと少しディアーチェにフラグが立ちそうでしたがシュテルによって潰されました。王はみんなのものです
最後は浩一のNPCとシュテルの思わせぶりな行動パート2で締め
原作読んでるとシュテルも結構ユニークな性格なのかなって。いや、決して最後のあの台詞を言わせたかったからではありませんよ、ホントダヨ
NPCについては浩一の姿って黒髪で普通の男子くらいしか考えてませんから、それを2頭身にして髪の色に合わせた犬耳(垂れ耳)と犬しっぽ(フサフサ)足した感じで。浩一のチヴィットはどうなるかって?そりゃもちろんシュテルの以下略
ところでチヴィットってどうやって浮いてるの?魔法って無いんでしょ?アルフとかユーノとかザッフィーとかどうなってんのさー?!ヴィータがしゃべる動物は結構いるってなんじゃそりゃー!子犬フォームのアルフを返せー(泣)リーゼ姉妹を猫フォームで出せー!
最後に、なのはの剣技?のすごいところはコップに風穴開けただけでなく、それをやってもあんな不安定なところに置いたコップが動いていないこと。ワンピースのMr.2が言ってた『研ぎ澄まされた一撃は余計な破壊をしない』って。つまり余計なエネルギーを与えずにコップに風穴を開けたということで、すでになのはは達人クラスの腕を・・・おや、誰か来たようだ