僕はマーリン。趣味は人間観察さ!   作:ゼルガー

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エピソード5「あの頃の僕は、マジで苦労人だった」

 

 

 

 

なんだいマスター。え?今にも死にそうな顔をしているだって?

 

はっはっは。まさにその通りさ。今思い出しても胃が痛くなる思い出さ。

 

アルトリアの宝具の一つである聖剣エクスカリバーの鞘であるアヴァロン。

 

君が知ってるアーサー王伝説では失われていると言い伝えらえているね。現に平行宇宙の彼女達も経緯は違えど失っている。

 

最も、とある第五次聖杯戦争を経験した彼女であれば投影された鞘は返還されているけどね。今でも赤い正義の味方の一部になってるんじゃない?

 

 

で、僕らのアルトリアの鞘は別に失っていない。むしろ失ってはいけないんだ。

 

 

そもそも、僕らのアルトリアが所持しているエクスカリバーは他の彼女が使用している神造兵器とは大きく違う。

 

ぶっちゃけると、ビームぶっぱじゃない。巨大な黄金の剣で叩き切って光にする対邪神兵器だね。

 

アヴァロンはその兵器の安全装置なんだ。アルトリアの負担を軽減したり、周囲の被害を抑える役割をもったね。

 

何?別のアルトリアがアヴァロンは癒しの力や敵の攻撃を防ぐ結界を持ってる?全て遠き理想郷のことだっけ?残念だけどそんな機能はあのアーパーには備わてない。

そう、例え人を女装させたり魔女っ娘にしたり洗脳したり僕とケイを┌(┌^o^)┐扱いしたりアルトリアに余計な知識を植え込んだり!

 

 

いやー、何で僕あんなの作っちゃったんだろうね。正直、若気の至りって奴かもしれない。いや、そもそもあの糞野郎が呼び出した邪神を滅ぼすことしか考えてなかったから仕方ないんだけどね。

 

だからこそ、エクスカリバーの人格がアヴァロンとは正反対にすることに出来たんだけどね。

 

それじゃあ、前の続きを話そうか。

 

アヴァロンはヴィヴィアンのうっかりで愉快な人格が宿った腹立つ鞘となった訳だけど、それでも役割は変わらない。

 

本来の役目は、エクスカリバーの安全装置だ。もし、アヴァロン無しでエクスカリバーを使えば、流石のアルトリアでも体の半分が消し飛んだだろう。いや、マジで。

 

なんでそんな兵器の開発をしたか?うん。全てはウーサー王が死んだことから始まったんだ。

 

 

元々、ウーサー王は僕とケイが暗殺計画を立てていたんだ。あの糞野郎は竜の心臓はなかったけど、並みの英雄以上に強かった。性格はクソだけど。

 

そんな糞野郎でも敗北した相手がいた。キャスパリーグと呼ばれる人類悪の獣だった。

 

実はこのキャスパリーグはね、アルトリアが小さい頃から僕らに内緒で一緒に遊んでいた友達だったんだよ。

 

何処で知ったか知らないけど、キャスパリーグは友達であるアルトリアの為にウーサー王に喧嘩を売って勝ったんだ。

 

ウーサー王は死に、僕とケイと母さんや王に反感を抱いていた者たちで急いで立て直しを行った。

 

で、ウーサー王の死を知った隣国やBANZOKUが襲いに来た。まあ、当然だね。でも時間稼ぎとしてキャスパリーグはアルトリアの為に戦ってくれた。

 

戦えば戦うほど、人類悪として覚醒してしまうのを覚悟してだ。彼はきっと・・・・・・いや、止めよう。キャスパリーグはアルトリアが王になると同時に眠りについた。

 

多くの傷を負っていたからね。人が誰も来ない庭園で眠ってもらったよ。

 

アルトリアの即位に時間の猶予は無かった。幸いにも、必要な王に必要な学習は全てさせてきた。後は心構えだけだった。

 

正直な話、僕とケイは王になって欲しくなかった。

 

でも、彼女は選定の剣であるカリバーンを引き抜いた。彼女は知っていたんだ。僕たちの思いを。知ったうえで抜いた。

 

 

「マーリン、兄さん・・・・・・ありがとう。私は王になります。例え、この国の滅びが定まっていたとしても・・・・・・私は国の滅びを受け入れ、もがき苦しみながら生き抜くために戦う事を誓います」

 

「大丈夫ですよ、お二人さん。アルちゃんにはこのアヴァロンちゃんが付いてますから~☆」

 

 

・・・・・・感動の場面なのに、馬鹿鞘の所為で台無しだよ。頼むからクネクネ動くな

 

カリバーンはあくまでも選定の剣。儀式用だ。何時までも使う訳にはいかなかった。

 

それでも、折れるまでに時間があると思って僕とヴィヴィアンがエクスカリバーを開発していたんだけどね・・・・・・奴が現れた。

 

 

ブリテンから離れた海に巨大な星が墜落した。

 

それはまるで、巨大な塔のようであり、城のようだった。

 

僕と母さんが感じたのは、ソレから今まで感じたことが無かった邪悪な気配だった。

 

 

 

 

 

「我らは紫の星のアルティメット・ワン【ゾンダー】。貴様らマイナスエネルギーを発生させる知的生命体は全て我らの一部とし、一つとする」

 

 

 

 

 

原因は、死んだウーサー王だった。奴は無念で死に、憎悪の怨霊と化した魂は冥界の魂を取り込み、外宇宙から邪神を呼び寄せたんだ。

 

これが、僕たちのブリテン・・・・・・いや、人類を守る戦いが始まろうとしていた。うん、これがあったからエクスカリバーの方向性を変えたんだ。

 

最初の被害者は隣国に嫁いだモルガンだった。怨霊となったウーサーは彼女に呪いをかけた。

 

彼女が生んだ子が妹であるアルトリアの国を滅ぼさせるように仕向ける呪いを

 

だけど、既に生まれていた4人の兄妹は呪いがかかる前だったので大丈夫だった。

 

そう、呪いによってアルトリアの遺伝子とモルガンの遺伝子を使用して生まれたクローン。僕たちを滅ぼすために生まれたのがモードレッドだ。

 

彼女の存在に危機を覚えたモルガンは赤子の彼女を殺そうとした。でも、出来なかった。母としての愛があったからだ。

 

ならばと、彼女は呪いに抗う為にモードレッドの教育をすることにした。呪いに抗える強い意志をもった騎士にするために。

 

その間は僕が彼女の子供たちに剣と学問を教えた。

 

アグラヴェインは頭が良かったから文官として育て、ガウェインはアルトリアと同じ位の剣の才能があったので強い騎士に

 

ガヘリスは文武両道の万能騎士に。ガレスちゃんは・・・・・・うん、あの子も頑張ったと思うよ?

 

女の子だからケイもワザといじわるして騎士から遠ざけようとボーマンと名乗らせて厨房に配属させたっけ。でも結局騎士になっちゃったけど。

 

トリスタン、パーシヴァル、パロミデス、ペリノア王、ボールスと言った騎士たちも僕らの仲間になってくれた。アルトリアのカリスマに惹かれたのもあるけど、何よりも邪神と戦う為に来てくれた。

 

 

エクスカリバーの開発を急いでいたある時、ヴィヴィアンから衝撃の言葉を告げられた。

 

 

「あ、マーリン。ランスロットを知ってるかしら?」

 

「ああ、各国で名を挙げている騎士でしょ?相当強いね。千里眼で見たし」

 

「実は大分前に貴方の細胞を使って私が生んだ子なのよ。超不本意だけどある意味、私と貴方の子供よ」

 

「・・・・・・・・は?」

 

「ぷーくすくす!その顔よ!私はその顔が見たかったのよ!なんて間抜け面!あーっはっははははザwwwマwwwアwwww」

 

「・・・・・・殺す。今日と言う今日は君を殺す!」

 

「ぷーくっくっく、ヘタレマーリンが私に敵うと思ってるの?母親にすら勝てないのに?m9(^Д^)プギャー」

 

「はっはっは・・・・・・プロトカリバー、君の出番だよ。この駄乙女を消し飛ばす!」

 

 

 

・・・・・・湖の乙女と殺し合ったのはアレが最初で最後だろうね。三日間殺し合ったし。決着は、帰って来たランスロットと娘のギャラハッドに止められたから付かなかった。

 

その後、二人は僕らの仲間に加わってくれたけどね。・・・・・・それにしても、この世界の彼女は男なんだよなぁ。見た目は力を託したあの子そっくりなのに。

 

僕が聖剣を開発している間にもアルトリアは王として経験を積み、来るべき戦いに備え戦力を蓄えていった。

 

なかでも彼女の右腕兼相棒だった聖女のギネヴィアがいたからこそ、多くの騎士はまとまったのだろう。

 

え?王妃じゃないの?いやだなぁ、アルトリアは女の子だよ?生涯独身だったさ。

 

ギネヴィアはランスロットの再婚相手だったしね。

 

 

 






アヴァロン「こんにちはみなさーん!みんなのアイドルアヴァロンちゃんですよ~☆」

エクスカリバー「始めまして、エクスカリバーです。姉さん共々よろしくお願いします」

アヴァロン「んもー、エクスカリバーちゃんは硬いですよ!もっとはっちゃけましょう!」

エクスカリバー「ですか姉さん。マーリン様が死にそうな顔をしています」

マーリン「・・・・・・死にたい」

フォウ「フォウフォーウ・・・・・・(元気出せよマーリン)」

マーリン「・・・・・・次回もよろしく。ああ、胃が痛い」





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