とある神谷の幻想創造(イマジンクリエイト) 作:nozomu7
材料を集め終えた俺は、まず
しかし、これはただの前準備だ。
もう一度合金を曲げてライターで加熱する。それと同時に俺は
……よし。解析、完了。
あとはこれに基づいて『
ちなみに言っておくと、創ったばかりの能力というものはほとんどが
そんなわけで、あとはこの性質を少しいじって他のものにねじ込んで使えるようにすればいっか。何がいいだろうな。
「よし。とりあえずは氷でやってみるか。水だったら手に入れやすいものだしな」
川の近くに行って、
まずは氷で人形をつくり、そして新しい能力を発動した後に石で叩き壊す。
すると、太陽からの熱で水となったそれは元の氷に戻っていく。……成功だ。あとはこれを人よりも大きなサイズにすると……。2メートルくらいの背丈の氷の傭兵、というべきものができた。能力名のほうは
その後は練習をしまくって、少しは動かせるようになった。
「まあ、こんなものかな」
いつか、役に立つだろうか。
それからは夕飯の買い物に寄ってから帰り道を歩いていたのだが、近道をしようと裏路地に入ったら、謎の男どもが地面にはって何かを探していた。
連中は俺の視線に気づくと鬱陶しいと言いたげな目をする。いや、こんな男どもが地面に四つん這いになっているのを見るなという方が無理なんだけど。異様、としか言いようがない。
俺はめんどくさそうなので、近くの建物の貯水タンクから水を拝借して氷人形をつくり出した。まさか、こんなところで試運転ができるなんて思わなかったな。連中は驚くが、すぐに攻撃を仕掛ける。
「くらえ!」
一人が氷人形の持っている槍を
「なに!」
復活した氷人形に驚く連中。まあ、作り直したならまだしも、間髪入れずに復活したら驚くよな。俺は氷人形に、一番近くにいた
「さて、これ以上繰り返しても無駄だから。やめときな。それでさ、あんなことしていれば誰だってあんな目で見ると思うけど? 何事かと思ったぜ」
俺がそう言うと、意外な言葉が返ってきた。
「まあ、つい最近流れ始めたばかりの噂だから知らないと思うが……路地裏など人通りの少ない場所に、マネーカードが置かれていることがあるらしいんだ」
「それを探していた、と」
マネーカードか……。目的が分からないな。お遊びにしては金も手間もかかりすぎるし。本人もやったことがばれたら、バカな連中のターゲットになりかねないのは承知のはずだ。
嫌な、予感がした。何か、事件が起こりそうな。