遊戯王艦これ5Ds 遊星提督が着任しました   作:パトラッシュS

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流星

 

 

 本当に未来を救うには!みんなの心を一つにし、モーメントと共に繁栄出来る未来を作り出すことだ!

 

 

 Z-ONEとのラストバトルを得て出した彼、不動遊星の答え、彼は最後の戦いを終えて仲間達とそれぞれ散り散りになりそれぞれの道を歩む事となった

 

 

(デュエルの絆があれば…どんなに離れていても、きっといつか巡り会える…俺はそう信じてる)

 

 

 遊星の乗るDホイールはスピードを上げて、ネオ童実野シティの高速を一気に走り抜けてゆく

 

 彼は消えていった赤き竜を見送った時の事を思い出した

 

 もうこの世界にあの竜がやり残した事はない、そして、自分もまた使命を終えた、人々の絆が世界を救う架け橋として、そして、1人のデュエリストとして彼は計らずも世界を救った英雄となった

 

 

(…さて…これからどうするか…)

 

 

 Dホイールに跨る不動遊星はふと考え事にふける、そう、これからの事、

 

 自分はまたあの日常のように機械と Dホイール、そして戦友の様に戦い抜いてきた愛すべきデッキを弄る毎日

 

 だがそれも悪くないと遊星は思った、またいつかみんなとデュエルをする為にデッキを作る、楽しくもありそして、再会する時に繰り広げるだろう仲間とのデュエルに対する期待もある

 

 と、そんな事を遊星が考えていた時だった

 

 

(ん…なんだ?目の前に光が…)

 

 

 そう、スピードを上げて彼のDホイールの前に光の道が出来ている

 

 彼は突然の出来事に驚愕の表情を浮かべる、しかし、スピードを上げているDホイールはすぐには止める事はできない

 

 遊星は光の道に吸い込まれるようにその道を駆け抜けてゆく

 

 

「く…っ!なんだ!この光の道は…う、うわあああああ!」

 

 

 光の道は遊星を取り込むと、それの道を閉じてゆく、彼の姿はそこから完全に見えなくなってしまった

 

 こうして、世界の英雄、不動遊星はネオ童実野シティから姿を消したのだった

 

 

 

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 鎮守府工廠付近

 

 

 この日、1人の艦娘は流れ星を見ていた、

 

 その流れ星はどこか綺麗で、そして、他の星々とは違う透き通った彗星のようであった

 

 

「…oh…今日は星が綺麗ネー!、こういう日は大体願い事が叶ったりするんだけどナー、例えば新しい提督が着任とか…なんてネ!」

 

 

 そう言って、一人で夜空を見上げていた艦娘、金剛は独り言を呟いてその場から立ち上がる

 

 この鎮守府には提督がいない、いや、彼は自分達の様な艦娘を道具としてしか使わなかった

 

 自分も含めて他の艦娘は彼と仲を良くしようと頑張っては見たが、結局、そりは合わないまま、戦果も著しく彼はこの鎮守府からお払い箱となり他の鎮守府へと飛ばされてしまった

 

 そして、ここ、辺境と呼ばれつつあるこの鎮守府には今どの提督も着任しようとはしない

 

 まるで希望を捨てた様なそんな鎮守府

 

 期待もされ、その人類を脅かすであるだろう者達との戦いを期待され建造された艦娘と呼ばれる者達

 

 人々の希望、深海棲艦を倒す最後の砦である彼女達が戦い、そして活躍するその時を待ち望んでいた

 

 

(期待なんて…そもそもあまりするもんじゃないネー…、ここにいる私達の存在理由なんて…見つけられるかもわからない…)

 

 

 金剛は内心でそう呟く、

 

 今や、この鎮守府には自分を含めて空母が一隻、重巡が一隻、そして、工作艦、軽巡がそれぞれ一隻、駆逐艦が一隻のみ

 

 後の者達はみんな消えてしまった、それは提督の不在による資材の減りとそして何よりも、指揮を取れないまま、深海棲艦の捕虜となり1人、また1人と仲間達は消えてしまったのだ

 

 彼女、金剛の妹である比叡もまた、数ヶ月前に他の艦娘を逃がすために殿を務めて深海棲艦に捕らえられ消えてしまった

 

 他の妹達や仲間も同様、もはや提督不在のままの出撃は闇雲に仲間を減らすと悟ったこの鎮守府の旗艦である金剛は出撃をしない事を選択する他になかった

 

 減りゆく資材の中で、自分達もできる範囲でやりくりしてゆく他ない

 

 ここにいる自分達がいなくなれば人類の希望は閉ざされてしまうとそう思うから

 

 

「ん…?あの流れ星、随分と長い時間流れてるネー、随分と変わった星ネ…」

 

 

 そう、金剛が呟いたその時だった

 

 その流れ星は姿を変える、その姿はまさに龍の様な姿をしていた、

 

 金剛は目を見開く、その龍はまるでこちらに向かって落ちてくるようにまっすぐと急降下してきた

 

 

「W…What!、ドラゴン!流れ星が赤いドラゴンになったネー!、どういうことデース!」

 

 

 金剛は慌てた様子で思わず急降下してくるそれから逃れる様に走り、そして落下してきた龍から逃れる

 

 落下してきた龍はそのまま鎮守府にある工廠に突っ込んでいった、激しい音と共にそこに現れたのはバイクの様なもの、それはブレーキが効かないのか跳ねるように二転三転すると地面を擦るようにしてスピードを殺しようやく止まった

 

 赤い龍を目撃していた金剛はおそるおそる、龍が突撃していった工廠を確認するように覗き込む

 

 すると…そこには…

 

 

「ケホ…ゲホ…!…く…なんて事だDホイールが…ここは一体どこなんだ」

 

 

 蟹の様な変わった髪型をした男性が現れた、腕には変わった形のブレスレット?はたまたディスクの様なものが巻かれており金剛にはそれが何かはわからなかった

 

 だが、彼女は何故かこの時、彼を見て直感的に思った、この人ならこの鎮守府の救世主になってくれると

 

 

(ようやく…見つけたヨー!みんな!私達を助けてくれる救世主になってくれる提督を……ッ!)

 

 

 これはかつて世界を救った救世主、そして、これから先、彼と共に深海棲艦と戦いを共にする艦娘と呼ばれる者達の戦いの記憶である

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