リアルが忙しかったんです!
許してください以下略
建物は中世ヨーロッパのそれに似ていた。
通りには露店らしきものが、所せましと並んでいた。
さらに、そこを闊歩しているのは、猫耳の少女や、トカゲの顔をした二足歩行の生物など、
まさにザ・ファンタジーというべきか、驚くことしかできなかった。
やっぱり猫耳はせいぎだなぁ~などと考えていると屋台から料理のいい匂いが漂ってくる。
体は嘘をつけないものであり………
グゥゥゥゥゥゥゥゥ…
盛大に腹が鳴った。そういえば最近は木の実しか食べてなかった。
こうなると食欲を抑えることは不可能なわけであって、
「おばちゃーん、その串3本ちょうだい!」
串刺しの肉を売っている屋台に直行していた。
「はいよ、3本で銅貨6枚ね。」
あ、しまった。お金もってない…百円玉ならあるが。
異世界だから通貨の単位もちがうのか、最初に気が付くべきだった。
「お金持ってないんでいいです……」
もういちど、腹の音が鳴り響く。おばちゃんの憐みの目が痛い!
「アンタ…今まで何してたんだい?」
「森の中を彷徨ってました。」
やめて!その憐みの目やめて!
「これからどうするつもりだい?なんかあてでもあるのかい?」
「ありません!」
「胸を張って言うかとかい……」
おばちゃんの目が悲しいものを見る目になってるんだが………
「やれやれ、アタシの家の二階が空いているから使うかい?」
「えっ?いいんですか?」
早速宿ゲット?これはもう俺の流れがきてる!
「ご飯もつけてあげるから、金が入った時に返しな。」
「はい、ありがとうございます。」
この世界の人は優しいらしい。
おばさん、改めローラさんの家は屋台の近くにある酒場だった。その二階を借りることになったが、
すでに使えるようになっていて助かった。
しかし、宿は見つかったものの、これからどうしたものか。
定番職の冒険者があるのかはわからないが似たようなものはあるだろうし、それでいいか。
そう思ってローラさんに相談したのだが……
「冒険者?やめときな。」
「あんな集団の中に入ったらお前さんまで変になってしまうよ。」
とすごい勢いで反対された。冒険者ギルドの場所は教えてくれたのだが……
少し不安なのだが、元中二病の俺が諦められるわけなく、
次の日の朝にその場所にダッシュしたのは言うまでもない。
冒険者ギルドは宿(酒場)に面した通りを少し行ったところ、街の中心部にあった。
ギルドの中は、街とはまた違う雰囲気で盛り上がっていた。
外から見てるだけでも熱気が伝わってくる。一抹の不安は杞憂に終わったようだな。
しかし、その木造の建物の中に入ると途端にシーンとなった。
え、なに?俺なにもしてないよ?
なぜか鎧を着て、剣を携えたたくましい男性がジロジロと見てくる。
その視線を無視してカウンターらしきところに行く。
「あのー、冒険者の登録ってここでできますか?」
職員だと思われる女性に話しかけると
「はい、ではこちらにサインをお願いします」
と紙を渡された。
なになに?命をささげ、己の使命を果たすことを誓います?
怖いな!?なんだよ使命って?
また不安になりながらもサインをすると、カードが渡される。
「こちらが冒険者証です。最初はFランクからのスタートになります。」
どうやらランクによって受けられるクエストの難易度が決まっているらしい。
Fランクのクエストは当たり前だがしょぼい。
女性に礼を言ってギルドを出ようとしたら、
さっきから俺のことを見ていた男性のなかの一人が寄ってきて、
「おい、お前新人だな?」
「そうですが何か?」
「ちょっと来い。」
問答無用でギルドの裏側まで連れて行かれた。
「何か用ですか?」
そうは言ってみたものの足の震えがとまらない。もしかしたら新人のいじめでもあるのかもしれない。
「お前………」
しばらくためた後、男は言った。
「ヤらないか?」
「…………は?」
なにいってんの? ………まさか
「俺と気持ちいいことしようぜ?」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!ホモだぁぁぁ!?」
ちょっとこの後の展開苦しくなったかな?
時間がなくて…