チートでポケモンのトレーナーらしい   作:楯樰

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※ 2015/9/8 RSE主人公の年齢四歳から同い年に変更
  2015/9/9  〃   の名前をサファイアへ変更


赤面らしい

卵の入ったボールをバックに仕舞い、ラルトスを連れて訪れたのはオダマキ研究所。

ウインディに乗ってすっ飛んできたとはいえ、もうすでに日も傾いていた。

「ごめんなさいこんな時間に……」

「いやいや気にしないでくれトウカ君。いやー、こっちに来ているとは聞いたけど、まさか来てくれるだなんて思って無かったから」

粗茶だけど、と言ってお茶をくれるオダマキ博士には頭が上がらない。

 

彼、オダマキ博士はオーキド博士らとは違い、フィールドワーク中心に研究を進めている。

そのため図鑑の内容が、より自然界に近い内容になっていたりする。

それもこれも彼の活動力の賜物と言うべきか。

 

「あ、そうだ。ちょっと聞きたいんだけど……何の用事でこの地方に来たんだい?」

「あー、一応建前上は研究遠征と言う事にはなってます」

「……なるほど。つまり他に用事があったと」

「…………えぇ。まぁちょっと話し辛いんですけど……ご内密にしていただけるな「聞こう」プッ…!」

お茶を飲んで一息入れながら言う。

ただ、あまりに即答過ぎたので吹き出しかけた。

……ふ、不意打ちはあかんぜよ。

「……失礼。まぁ、どうでもいい事ではあるんですけど……マサキの奴にちょいと頼まれまして」

「えっと、マサキと言ったら……ポケモン預かりシステムの第一人者の彼か。この地方でも此処二三日で使えるようになって巷を騒がしているね……ただその従来のシステムとは少し違うらしいし、製作者についての情報開示も行われて無いとか」

「はい。それを作った人に届け物をしに来たのが本来の目的です。なんせ運んだモノがモノでしたから」

「……まぁ何なのかは聞かないでおこうかな」

「有難うございます」

俺はお茶を飲みほしてソファーから立ち上がる。

「……じゃあ顔見せるだけでしたし、俺はコレで失礼します。これ以上居座ってご迷惑かけるわけにも行かないし」

「あーそうか。……もう七時過ぎか」

はい、と言ってこの研究所から退散するため、俺は出口に向かう。

ただ、

「ああ! そうだ! トウカ君。もう遅いし、君さえよければ家に泊まるかい? というか泊まりなさい」

「…………は!? け、結構です!」

 

 

もはや俺に否定する権利は無いと言わんばかりに宿泊を勧めてくるオダマキ博士。

なぜそんなに勧めてくるのかと聞けば、どうやら娘のサファイアちゃんが研究者志望らしく、若くして博士になった俺に話をして貰いたいんだとか。

仕方が無いので、夕食をご同伴させて貰い、少しだけ娘さんのサファイアちゃん(同い年)に話をして帰らせて貰った。

 

娘さんお元気ですね

……元気が良すぎて疲れたです……です。

 

 

何時もの如くテレポートに自室へ帰り、食堂に出る。

「ただいまぁ……」

「あら、おかえりなさいトウカ君」

「うん、ただいまマユミさん。……疲れたんで寝ますお休みなさい」

「はやい?!」

踵を返し、部屋に戻った。

夜食を食べながらパソコンでカチカチやっていたマユミさんから変な音がしたが、気にしない事にした。

彼女もきっと疲れていたのだろう。

最近協会からポケモンセンター等の各所に支給されたパソコンの管理があるとか言ってたし。

 

その日は疲れていたのかぐっすりと寝れた。

 

翌日。

起きて食堂に出たら男連中がパソコンを前にブレイカーの落ちているマユミさん見ながらニヤニヤしていた。

勿論ピカチュウと一緒に制裁を加えたのは言うまでも無きことだ。

ただ毛布を掛けた時、ちょっと覗いたパソコンの画面に描きかけの、ポケモンの可愛らしい絵があってほっこりしたのは誰にも言うまい。

 

-------------------------

 

マユミさんが起きて、パソコンの画面に気づき赤面したのを見てニヤニヤしていた男連中にローキック。

そして朝食を皆でとった後、俺は自室にて手持ちのポケモンを出していた。

ミュウの二匹については、手持ちの他の奴らに変身しようと試みている。

「で、ラルトス……具体的には何が出来るんだ?」

出会って早々、色々とやらかしてくれた彼女。

思わずさん付けしたくなるのを抑えて、出会って直ぐには聞けなかった事を聞いた。

〈向きを変えるのと凍らしたり燃やしたり。あ、あと黒い渦作れるよ!〉

といって腕を前に掲げて黒い渦が……ってひ、引き寄せられそうになるっ!

「す、ストップ! ストップしてラルトス!」

〈うん〉

する彼女の手元から消える黒い渦。

な、なんだったんだ今の……。

『……ブラックホールだ』

うそん。

いや、確かサーナイトは命かけて作れるとかなんとか図鑑で見た気がするけど。

それにしてもおかしい。

笑えない。

トレーナーの命に関わる。

「……今の絶対使っちゃダメだからね。それとベクトル操作も!」

〈はーい……凍らしたり燃やしたりするのは?〉

「それは…………いいよ」

ピカチュウもしてるし。

『失礼な。私はブラックホールまでは作らないぞ?』

うるさい。お前の場合は脳内電流操って色々とやらかしそうだから怖いんだよ。

『……しない。そんなモラルに反することは……』

「お前のモラルがどんな物なのかは聞かないでおいてやる」

『……ご主人が酷い』

 

泣きが入ったピカチュウは放置で。

ミュウ達。今構ったらダメよ。

 

 

で、本題だ。

俺が鞄から出したのは卵の入っていたボール。

トキワの能力を使っていると孵った卵。

理由は不明ながら、何らかの理由があるかもだけど……保留で。

「……出て来い」

ボールを投げ、そこから出てきた宙に浮くブルーのボディに一つ目。

そいつの個体値を見れば、見事6Vで。

 

卵から生まれたのは、宙に浮く青い腕――――名はダンバルである。

 

 

――ちょっとリアルで見て恐怖したのは内緒。




他人に見られたら恥ずかしい状態で寝落ちする事ってあると思うんだ。

さて、昨日言った言葉も意味無く今日も今日とて投稿。
一体自分は何をやっているんだ、と小一時間鏡の前に三角座りで問い詰めたくなる。
鏡の中の俺|<ホント何やってんだ?

感想返しちょっとづつしていきます。
遅れたらごめんなさい。
……ではでは。
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