絶対可憐チルドレン ANOTHER ESPER   作:naogran

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MISSION20「彼は何で怒ったか!?」

ある日の夜。桃太郎はひまわりの種を食べてる。

 

桃太郎「はぁ・・・」

 

京介「どうしたんだ?桃太郎。」

 

そこに京介が来た。

 

桃太郎「はぁ・・・」

 

しかし桃太郎は溜め息ばかりしていた。

 

京介「綺麗な夜景を見て溜め息なんて。」

 

桃太郎「お前みたいな変態と一緒に居るよりも、薫達と一緒に居た方が楽しかったんじゃないかと思ってさ・・・」

 

変態と言われた京介はカッカした。

 

京介「好きにすれば良いさ・・・」

 

桃太郎「けどお前、僕が居なかったら寂しいだろ?友達居ないから・・・」

 

京介「大きなお世話だ!」

 

桃太郎「可哀想に・・・ほら、ひまわりの種一粒あげるよ・・・」

 

京介「いらん!!!って!遊んでる場合じゃない。出掛けるぞ。約束の時間に遅れる。」

 

桃太郎「出掛ける?何処へ?」

 

京介「もっと、夜景が綺麗な場所さ。」

 

向かった先は、待ち合わせ場所のタワーだった。

 

桃太郎「うおー!!でっけーかなでっけーかな!」

 

するとそこに謎の人物が来た。

 

モガ『こんばんみー!』

 

その人物の正体は、久具津だった。腕に書類が挟んである。

 

久具津「相変わらず時間厳守ですね。」

 

桃太郎「何だ、約束って此奴の事かよ・・・」

 

久具津「兵部少佐。これを。」

 

書類を京介に渡す。京介が書類を見る。

 

京介「ほう?今回の報告書はバベルに所属するエスパーについてだね?」

 

書類を捲ると、ダブルフェイスが載ってあった。

 

 

 

 

 

 

ダブルフェイス「いらっしゃいませー!」

 

ほたる「バベルへようこそ。」

 

奈津子「どのようなご用件でしょう?」

 

男性客「いえね?ちょっと商談に来たんですよ。ほっほほほほ。」

 

奈津子(カバンの中身はゴム紐に歯ブラシ。)

 

ほたる(一昨日出て来たばかりで車馬の空気は・・・物売りね!)

 

ダブルフェイス「間に合ってます!回れ右してお帰り下さい!」

 

すると何処からかバベルの特殊部隊が現れて男性客を追放した。

 

奈津子「お待ちしていまーす!」

 

ほたる「味噌汁は赤出汁でねー!」

 

京介『常盤奈津子、レベル5のクレヤボヤンス。同じく野分ほたる、レベル5のテレパス。怪しい者を絶対に見逃せないバベルの受付嬢。通称ダブルフェイス。』

 

ダブルフェイス「イエイ!」

 

 

 

 

 

 

京介「成る程ね。」

 

久具津「少佐は警戒厳重なバベルでも、簡単に侵入する事が出来ますよね?」

 

京介「確かに出来るが、優秀な仲間が代わりに調べてくれたら色々と助かるよ。」

 

久具津「ゆ!優秀な・・・仲間・・・」

 

京介「勿論。君の事だよ。」

 

優秀だと言われた久具津がテンションMAXになった。

 

久具津「そんな風に言って貰えると!!」

 

モガ『私モガちゃん。今度は尊が出来るのよ?』

 

桃太郎「お盛んで何よりだな。」

 

久具津「違った!」

 

調整して再度喋らせる。

 

モガ『そんな風に少佐に言って貰えてとっても嬉しいの!』

 

桃太郎「自分で言えよな・・・」

 

京介「フッ。これからもバベルの中から重要な情報を僕に教えて欲しいな。」

 

モガ『ガッテンだ!』

 

京介「さて、続きを読ませて貰うよ。」

 

次のページには、ナオミと谷崎主任が載ってあった。

 

ナオミ「だりゃーーーーー!!!!」

 

京介『梅枝ナオミ。レベル6のサイコキノ。』

 

 

 

 

 

 

ナオミ「私に触れるはと言ってるだろ!!!この鳥頭野郎!!!」

 

 

 

 

 

 

京介「現場主任の谷崎一郎(36)とは痴話喧嘩を繰り返す日々。同じ特務エスパーである神楽斗真との間に恋が芽生えてしまった。フフ。バベルは実に楽しい所だね。」

 

桃太郎「職場恋愛も自由だもんな〜。」

 

ページを捲ると、ザ・ハウンドが載ってあった。

 

京介「特務エスパー、ザ・ハウンド。犬神初音。メタモルフォシス。変身能力を有する。宿木明。リプレイス。動物に心を乗り移らせて操る事が出来る。中々興味深い能力だ。」

 

ページを捲ると、賢木が載ってあった。

 

京介「賢木修二。ESPドクター。女好き。」

 

ページを捲ると、オペレーター達が載ってあった。

 

京介「ん?これはエスパーじゃなく、一般職員の情報だね。」

 

桃太郎「ノーマルの?」

 

久具津「はい!司令室のオペレーターの子達です!」

 

 

 

 

 

 

オペレーターA「東北地方の牧場で、超能力の異常な電波を検知!」

 

オペレーターB「付近に巡回中のバベル1は現場へ急行して下さい!」

 

オペレーターC「バベル1。現場上空に到着。って牛!?」

 

モニターには赤いジャケットを来た男が牛に振り回されてた。

 

オペレーターD「衛生映像来ました。」

 

オペレーターE「えぇ〜、検知された電波は、赤い服を着てしまった為に牛の群れに追われた男の断末魔と判明です。」

 

オペレーター達「とほほ・・・」

 

オペレーターF「男は放置!警戒態勢解除です!」

 

 

 

 

 

 

久具津「と、特に蘭ちゃん!いえ!金子蘭子さんは、素敵で・・・」

 

京介「久具津君は、バベルで働くノーマルをどう思っているんだい?」

 

久具津「え!?そ、そうですね・・・エスパーに対して、理解のある人々だと思ってますが。」

 

京介「本当にそうかな?」

 

桃太郎「公務員は親方日の丸だから、肩叩きも無いし、生活が安定してるしな〜。」

 

京介「それはそれとして!久具津君、誰にも見付からずに良くこんな写真が撮れるね。」

 

久具津「良くぞ気付いてくれました!僕には人形使いと言う能力の他にも、誰にも負けない能力があるんですよ。」

 

京介「ほう?」

 

桃太郎「それは?」

 

久具津「影の薄さには誰にも負けないと言う事です!!!!影が薄いばかりに出席していても気付いて貰えなかった!だから!そんな能力があるから近くでカメラを構えても全然気付かれないんです!!!寧ろ気付かれたいのに・・・」

 

小学校の頃の出席では名前を呼んで貰えなかったりの日々を過ごしていた久具津は泣いてしまった。

 

桃太郎「お前にひまわりの種2粒やるよ・・・だから泣くなよ・・・な?な?」

 

京介「ふ〜ん?桐壺君は、54歳で女子高生の孫が居るのか。随分と若いお爺ちゃんだね。」

 

桃太郎「そりゃまたお盛んだったな〜。」

 

 

 

 

 

 

桐壺局長「ハーックション!!」

 

柏木「局長お風邪ですか?」

 

桐壺局長「誰かがわしを噂しているのか?おお!もしかして・・・あの可愛いチルドレン達がわしを・・・!」

 

柏木「それは無いと思います!」

 

 

 

 

 

 

京介「柏木朧一尉。桐壺の秘書官。まさに才色兼備と言う言葉にピッタリだ。」

 

しかし柏木のデータが無かった。

 

京介「ん?」

 

久具津「す、すみません!柏木一尉に付きましては、まだ調査中でして・・・」

 

桃太郎「チェ。役立たず。」

 

京介「ありがとう。これからもバベルの中から僕に協力して欲しい。」

 

久具津「お任せ下さい!」

 

桃太郎「頼むぞ!」

 

京介「本当に頼りにしてるよ。」

 

久具津「はい!今後も!モガちゃん共々頑張ります!」

 

モガ『M字開脚で悩殺よ!』

 

久具津「ち、違う!」

 

モガ『意を決して働きます!』

 

桃太郎「小さな事からコツコツ働くんだぞ?」

 

 

 

 

 

 

そして翌朝のバベルでは、会議が行われてた。

 

役員A「バベルは予算使い過ぎだよ!何億使えば気が済むんだ!」

 

桐壺局長「だっているんだもん・・・」

 

役員A「にしたって使い過ぎだっちゅーの!」

 

桐壺局長「そんな事言われたってあんた・・・」

 

すると柏木はお茶を淹れた。

 

柏木「お茶のおかわりいかがですか?」

 

役員A「お茶?」

 

柏木「どうぞ。」

 

役員A「あ、ありがとう・・・」

 

すると柏木は、得意の笑顔を見せた。役員はお茶を飲む。

 

役員A「まぁ、しょうがないよね〜。バベルさんも大切なお仕事してるし〜。」

 

役員B「そ、そうね!何百億でも使っちゃってよ!」

 

柏木は次々と役員達にお茶を淹れて笑顔を見せた。すると空気が一変して和やかの空気になった。

 

桐壺局長「柏木君、お茶に何を?」

 

柏木「真心を込めただけですわ。」

 

 

 

 

 

 

その後会議は終了して、柏木は廊下を歩く。天井に久具津が吊るされてる。柏木の情報を得る為にカメラで撮影する。

 

久具津(柏木朧、誰にも慕われる才媛。しかしそのプライベートは全くの謎。そのベールは僕が。)

 

すると柏木が一瞬にして消えてしまった。

 

久具津(え!?消えた!?まさか・・・エスパー!?)

 

しかし下を見ると、柏木がバナナの皮で転んだだけだった。

 

柏木「いったーい・・・」

 

久具津(意外!ドジっ子!それに今時バナナの皮って!謎だ!謎が謎を呼ぶ!)

 

気付かれないように遠くで着地した。

 

久具津「このスクープを早速!」

 

しかし目の前に謎の人物が現れた。

 

久具津「や、やば・・・!」

 

 

 

 

 

 

その翌日。柏木が出勤した。

 

男性職員「柏木さん。おはようございます。」

 

柏木「おはよう。」

 

男性職員「今日も一段と綺麗ですね。」

 

柏木「ありがとう。」

 

女子トイレでも。

 

女性職員「柏木さんお肌スベスベー。」

 

柏木「そんな事無いわよ。」

 

そして廊下でも。

 

男性職員「柏木君。今晩どうかね?」

 

柏木「奥様に言い付けますよ?」

 

しかし柏木は不安を抱いてた。

 

柏木「気のせいかしら?ここ数日誰かにずっと見られてるような・・・つけられてるような・・・」

 

 

 

 

 

 

その後女子更衣室に移動した。

 

柏木「やっぱり、視線を感じる・・・そこ!!」

 

誰かを発見したと思ったが、誰も居なかった。

 

柏木「気のせい?ふぅ・・・」

 

ロッカーを閉めた瞬間。

 

薫「お宝映像!朧さんの生着替えチェーック!」

 

柏木「薫ちゃん!?」

 

何時の間にか薫が現れた。デジカメで撮影している。そこに葵と紫穂と美里と幸菜が来た。

 

葵「止めとき。」

 

紫穂「その笑い声オヤジ臭い。」

 

美里「いい加減撮影止めなさいよ。」

 

幸菜「柏木さんが困ってるよ?」

 

薫「ヒップ!ウエスト!バスト!サイキック!計測完了!」

 

葵「それサイコキネシス関係無いやろ?」

 

紫穂「薫ちゃん。ケダモノ入ってる入ってる。」

 

柏木「ダメよ!人が着替えてる所をジロジロ見るなんてマナー違反よ!」

 

薫「はーい!ごめんなさーい!」

 

美里「それ反省してないわよね?」

 

柏木「薫ちゃんでしょ!?ここん所私を付け回してたのを!」

 

薫「え?いやいやいや滅相も無い!今回は極めて激しく主犯だよ!今はこうして舐めますようには見詰めてますが、付けたり回ったりはしてないってば私!」

 

葵「威張るなや。」

 

紫穂「デジカメ仕舞いなさいよ。」

 

幸菜「薫ちゃんの言ってる事って本当かな?」

 

美里「一部否認してるわね。」

 

柏木(薫ちゃんじゃないとしたら、一体誰が・・・?)

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回のしりとり。

 

久具津『人気者になりたい・・・』

 

柏木『いけませんわ。そんな事。』

 

しりとり終了。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

不安を感じた柏木は、皆本と斗真達に相談する事に。

 

皆本「柏木さん。僕達に相談って?」

 

斗真「何かありました?」

 

柏木「ここ数日、誰かに付け回されてる気が・・・」

 

皆本「あ〜!薫ですか。あはは!彼奴は全く。」

 

柏木「それが薫ちゃんじゃないみたいなんです!」

 

敦「明石じゃない?誰が?」

 

すると柏木は、皆本の右手を握った。

 

柏木「ねぇ・・・皆本さん・・・」

 

皆本「か、柏木さん・・・」

 

斗真「どうだ大河?尾行者は居たか?」

 

大河「ん〜・・・いや、何処にも居ねえな。」

 

 

 

 

 

 

後日。柏木が出勤した。

 

ダブルフェイス「おはようございまーす!」

 

柏木「おはよう。」

 

すると皆本と大河が柏木を尾行する。

 

ダブルフェイス「み、皆本さん、大河君、おはよ・・・」

 

大河「おはようございます奈津子さん、ほたるさん。ちょっと急いでるので。」

 

2人は柏木の尾行を続ける。

 

ダブルフェイス「何なんだ?」

 

 

 

 

 

 

柏木は女子トイレに入った。皆本と大河は廊下で待ってる。

 

皆本「長い・・・柏木さん、もしや・・・柏木さん・・・!」

 

すると入り口にナオミが出て来た。

 

大河「あ、ナオミちゃん。」

 

皆本「不届き者は、僕達が絶対に許さないぞ・・・!」

 

ナオミ「きゃああああああ!!!!」

 

 

 

 

 

 

桐壺局長「皆本君!!!大河君!!!!」

 

その後バレてしまって、局長達から説教を喰らう事になった。

 

桐壺局長「柏木君の後を付け回してるそうじゃないか!」

 

皆本「いや局長・・・これには訳が・・・」

 

大河「そうですそうです!ある事情が・・・」

 

桐壺局長「何を考えてるのか聞いているんだ!!!」

 

皆本「つまりですね・・・柏木さんを・・・」

 

桐壺局長「言い訳は見苦しいよ君ーーーー!!!!」

 

大河「話を聞いて下さいーーーー!!!!」

 

斗真「お前、まさか・・・」

 

敦「大河、お前がそんな事をするとは・・・」

 

幸菜「キャー!大河さんエッチー!」

 

美里「ちょっと遠ざけようかしら?」

 

大河「お前ら変な誤解すんなーーー!!!」

 

柏木「局長、誤解なんです。」

 

桐壺局長「誤解?」

 

大河・皆本「ちゃんと聞こえてるし・・・」

 

柏木「ええ・・・実は・・・」

 

 

 

 

 

 

事情を話すと全員が笑った。

 

桐壺局長「何だ皆本君と大河君もそれならそうと言ってくれれば良いのにね〜。」

 

大河「聞いてなかったでしょ・・・ちっとも・・・」

 

紫穂「でも誰が何の為に柏木さんの後を付け回しているのかしら?」

 

谷崎「ズバリそれは、恋だな。」

 

紫穂・葵・ナオミ「恋!?」

 

斗真「柏木さんに恋した奴が!?」

 

谷崎「そう!好きになったその日からその人の事をもっと知りたくなる!それが恋心!」

 

葵「それで付け回すの!?」

 

谷崎「そう!ナオミに何時も付け回されてる私が言うんだから間違いなグフォア!?」

 

途中でナオミのサイコキネシスで床に減り込まれてしまった。

 

ナオミ「誰が付け回すか!!何が間違いないだ!!」

 

谷崎「て、照れ屋さんだな・・・」

 

ナオミ「照れてなーい!!!」

 

そして天井へ飛ばした。

 

美里「好きになった人をもっと知りたいって、それってストーカーと同じじゃないの?」

 

紫穂「柏木さんに恋をしてる人は大勢居るでしょうけど、その中の誰かしら?」

 

賢木「彼奴かな・・・?いやきっと彼奴かも・・・」

 

ほたる「え?誰ですか?」

 

奈津子「教えて教えて!」

 

美里「誰なの?」

 

葵「うちにも!」

 

紫穂「私にも是非!」

 

幸菜「私も聞きたいです先生!」

 

賢木「俺が聞いた話じゃ・・・」

 

犯人を言おうとしたその時。

 

薫「止めなよ。」

 

何と薫が止めろと言ったのだった。全員が驚いた。

 

薫「人の恋に首を突っ込むのは良くないよ。そっとして置こうよ。」

 

桐壺局長「おお!何と優等生なご意見!偉い!偉いぞ!大人になったー!」

 

嬉しくなって薫に抱き付こうとするが。

 

薫「あ、百円。違った。」

 

足元に百円玉を拾って避けた。しかし百円玉じゃなかった。

 

 

 

 

 

 

皆本(変だ・・・)

 

葵(人の恋話には・・・)

 

紫穂(誰よりも首を突っ込むのが薫ちゃんの筈・・・)

 

斗真(どうしたんだ薫の奴・・・?)

 

大河(これは何か裏がありそうだな・・・)

 

敦(明石、何か変な物でも食ったのか・・・?)

 

幸菜(読もうとしても読み取れないのは何故なの・・・?)

 

美里(凄く怪しいわ・・・)

 

皆本(それに、僕が柏木さんの後を付けて行ったとしても・・・)

 

葵(何も言わへん・・・薫の癖に・・・)

 

紫穂(本来なら一番激怒する筈なのに・・・)

 

ファイブセブン・紫穂・葵・皆本(怪しい!)

 

 

 

 

 

 

その頃久具津は何かを開発していた。柏木の人形だった。

 

久具津「何で、何で僕がこんな物を作らなきゃならないんだ?あの時、見付かってしまったばっかりに・・・」

 

 

 

 

 

 

それは柏木を撮影した後の出来事だった。久具津が着地すると、謎の人物が現れた。

 

薫「久具津さん影薄いんだからそんな所に居ると知らずに踏んじゃうよ?蹴っちゃうよ?」

 

久具津「はっ!いや!何もしてません!!」

 

謎の人物の正体は薫だった。びっくりした久具津がカメラを落とした。薫は落としたカメラと柏木を見て察した。

 

薫「はは〜ん?久具津さんってば〜。」

 

久具津「な、何?」

 

薫「朧さんの事を〜。」

 

久具津「はっ!!そんな!!そんな!!(スパイだとバレたらバベルに居られなくなる!兵部少佐に情報を漏らす事も出来なくなってしまう!)」

 

薫「黙っててあげても良いよ?」

 

久具津「え!?本当に!?」

 

すると薫が悪い顔を露わにした。

 

薫「でも、久具津さんが朧さんの事が好きだったなんてね〜。」

 

久具津「えーーー!?(しかし!そこはそう言っておいた方が誤魔化せるか!!)本当に黙っててくれるのかい?」

 

薫「勿論だよ!ただし!私のお願いを聞いてくれたらね!」

 

 

 

 

 

 

そして現在に戻り、今の久具津は薫のお願いで等身大の柏木ロボットを開発してるのだった。

 

久具津「黙ってる代わりに、1/1全身稼働メカ朧を作れって、最近の小学生は・・・体型は薫ちゃんが測定したサイズに合わせたし、行動や動きのパターンは、僕が数日間後を付けてデータを録った物を入力したし。でも僕は柏木さんには全く興味が無いんだよな〜。どうせ作るなら・・・」

 

ポケットから写真を取り出した。オペレーターの金子蘭子だった。

 

久具津「蘭ちゃん・・・」

 

もう片方のポケットから、蘭子と酷似した人形を取り出してメガネを掛けさせた。

 

久具津「そ、そっくりだ!!!そっくりだーーーー!!!完璧だーーーー!!!」

 

薫「出来たー?」

 

そこに薫が様子を見に来た。

 

久具津「だぁあああああ!!!も、ももももう一息だよ!もう一息!」

 

薫「ふふふ〜!完成したら、膝枕で〜、耳掃除なんかして貰い〜の〜、一緒にお風呂入り〜の〜、添い寝して貰い〜の〜!」

 

するとその時警報が響き渡った。

 

アナウンス『事件発生!事件発生!特務エスパー!出動せよ!』

 

 

 

 

 

 

バベル1でチルドレン達が出動する。斗真達も出動する。

 

皆本「男が人質を取って立て篭ってるらしい。エスパーの可能性が高いので要注意の事だ!」

 

斗真「早くお仕置きしなくちゃな!」

 

 

 

 

 

 

現場へ行くと、唖然とする光景が目に映った。

 

豚郎「近付くとブー子の命は無いじょー!」

 

ブー子「ブー。」

 

皆本「人質って・・・」

 

薫「あれ・・・?」

 

葵「生物学的にどう見ても・・・」

 

紫穂「豚ね・・・」

 

斗真「人質じゃなく豚質だなこりゃ・・・」

 

豚郎「俺はこのブー子を愛しているのだよ!!交際が認めてくれなきゃ嫌ーーーー!!!」

 

ブー子「ブー。」

 

飼い主「ブー子!今助けるぞー!」

 

女「怯えるとお肉が固くなっちゃうわよーー!!!」

 

皆本「どう言う事です?」

 

警官「何でも、散歩中に豚に一目惚れした犯人が、後を付け回してた所を飼い主に叱られ逆上して・・・」

 

皆本「それでこのザマですか・・・時間の無駄だ!ザ・チルドレン!解禁!」

 

ファイブセブン「ファイブ解禁!」

 

 

 

 

 

 

葵「恋は盲目!恋せよ男子!恋は異な物味な物!」

 

紫穂「たれよ男子よ!当たって砕けろ!付け回すなど悪魔の所業!」

 

薫「付け回すなら久具津さんのように上手くやれ!バレるな男子!」

 

紫穂「薫ちゃん?」

 

葵「何で今久具津はんやねん?」

 

薫「え?それはそれとして・・・」

 

チルドレン「特務エスパー!ザ・チルドレン!」

 

 

 

 

 

 

斗真「行くぞ!神楽斗真!」

 

大河「栗栖大河!」

 

敦「芝浦敦!」

 

美里「赤坂美里!」

 

幸菜「篠崎幸菜!」

 

斗真「特務エスパー!」

 

ファイブセブン「ファイブセブン!」

 

 

 

 

 

 

その頃久具津は、コーヒーを持って廊下を歩いてる。

 

久具津「はぁ・・・これで3日間徹夜・・・そろそろパンツも・・・」

 

すると誰かとぶつかって尻餅付いた。

 

久具津「はっ!ら、ら・・・蘭ちゃん!」

 

ぶつかった相手は、オペレーターの金子蘭子だった。

 

蘭子「す、すんません・・・久具津さん・・・」

 

久具津「い、いや、こちらこそ・・・大丈夫・・・?って僕の名前を!?」

 

蘭子「勿論、存知てますよ・・・久具津さんこそ、滅多に呼ばれる事も無く自分を、蘭ちゃんって・・・」

 

落ちたコーヒーカップを拾うとすると、蘭子と手が当たってしまった。

 

 

 

 

 

 

同じ頃、ファイブセブンとチルドレンは犯人を見事退治出来た。

 

薫「一件落着だな!」

 

紫穂「でも、彼処までやらなくても捕まえられたんじゃないの?」

 

薫「だって、彼奴エスパーで私のスカートを。」

 

葵「出し惜しみすんなや。」

 

敦「案外呆気ない犯人だったな。」

 

斗真「刑務所で良い彼女見付ければ良いな。」

 

ファイブセブン・紫穂・葵・皆本「さてと!」

 

すると全員が薫を見た。

 

皆本「改めて、久具津さんの話を聞こうじゃないか。」

 

薫「え?話って何?昔話とか?新宿2丁目の都市伝説とか?」

 

皆本「紫穂。」

 

斗真「幸菜。」

 

紫穂「任せて。」

 

幸菜「お任せあり!」

 

2人が薫の思考を読む。

 

 

 

 

 

 

その頃久具津は、オペレーターの蘭子を開発室に招き入れた。

 

久具津「ど、どうぞ・・・」

 

蘭子「お邪魔します・・・」

 

久具津「ち、散らかってるけど・・・」

 

蘭子「いいえ・・・兵器ですよ・・・わぁ〜凄ーい!これ、久具津さんが作ったとですか?」

 

モガ「はい!私達はご主人様に作って頂きました!」

 

モガ達「ご主人様が、何時もお世話になっております!」

 

蘭子「こ、此方こそ・・・凄ーい!凄ーい!」

 

久具津「あ、あの・・・これ、見て貰えるかな?」

 

ポケットから蘭子の人形を取り出した。

 

蘭子「あ、これは・・・うち?」

 

久具津「じ、実は僕・・・何年の前から君の事が!」

 

 

 

 

 

 

告白中に全員が押し寄せて来た。

 

斗真「告白中に失礼しまーす!」

 

桐壺局長「久具津君は居るかね!?」

 

久具津「き、局長!?」

 

桐壺局長「話は薫君に全部聞いて貰ったよ!君が柏木君の事を好きで好きで好きで!自分が隠れるからって剰え!1/1朧メカを作って自分を慰めようとした事だよ!!!」

 

久具津「な!何だってーーーー!?そ!それは!薫ちゃ、ん?」

 

横を見ると、蘭子が怒っていた。

 

蘭子「久具津さん・・・!」

 

久具津「ら、蘭ちゃん!これは・・・」

 

皆本「付け回すだけに飽き足らず。完璧なメカ朧を作る為に、柏木さんのスリーサイズを薫に調べさせたんですね!!」

 

久具津「いや!ち、違う違う!」

 

葵「いやー!不潔ー!」

 

紫穂「感染したら膝枕?耳掃除?」

 

薫は久具津を可哀想に思いながら見てた。あの時薫は久具津に濡れ衣を被せたのだった。

 

久具津「ち、違います!僕は、僕はそんな気は、そんな気は!」

 

すると柏木が、開発途中の朧メカを見付けた。

 

葵「動かぬ証拠!」

 

紫穂「もしくは動く証拠!」

 

美里「全く。」

 

蘭子「久具津さん・・・」

 

すると柏木が懐からガトリングガンを取り出した。

 

敦「ガトリングガン・・・!?」

 

そしてガトリングガンを連射して朧メカをぶっ壊した。全員が固まってる。

 

柏木「ごめんなさいね。」

 

久具津「な、何がですか・・・?」

 

柏木「久具津さんの気持ちは嬉しいんですけど、全く好みのタイプじゃないんです!本当に、ごめんなさいね。」

 

ごめんなさいの言葉で久具津の心が全て折れてしまった。

 

柏木「もう二度と私を付け回したりしちゃ、ダ・メ・だ・ぞ?」

 

葵「真面な恋愛せえや!」

 

紫穂「人と人、豚と人、人と人形、愛の形を考えてね?」

 

皆本「全く、この子達を巻き込まないで下さいね?」

 

幸菜「早く帰ろう?」

 

美里「変な恋を想像するだけで虫唾が走るわ」

 

敦「恋って怖いもんだな。」

 

大河「俺達も気を付けねえとな。」

 

薫「いやぁ・・・流石に悪い事しちゃったけど・・・ごめんね。」

 

斗真(あ、主犯発見。)

 

賢木「ま、まあ!気落とすなよ!女なんて沢山居るさ!」

 

斗真「そうですよ!運が良かったら運命の人と出会えますよ?」

 

賢木「今度、合コン連れっててやるからな。」

 

そして賢木が蘭子とぶつかった瞬間に読み取った。

 

賢木「ん?」

 

斗真「どうした先生?」

 

賢木「君。」

 

蘭子「はい?賢木先生?」

 

すると賢木が蘭子のメガネを外した。素顔を見た賢木と斗真が驚いた。

 

賢木「う、美しい・・・」

 

斗真(マジかよ・・・)

 

蘭子「え?」

 

賢木「今夜、空いてるかい?食事でもしながら、ゆっくり語り合いたいな。君と。」

 

斗真(出た賢木先生の得意技。)

 

蘭子「は、はぁ・・・(久具津さんは、柏木さんの事が。それに、賢木先生結構格好良いなぁ・・・)和食、てんぷら定食で。」

 

賢木「OK!良い店知ってるよ?天つゆが美味くてさぁ〜!どうだ斗真?お前も来るか?」

 

斗真「いや俺は良いよ。」

 

 

 

 

 

 

そして開発室では久具津1人となった。

 

久具津「あ・・・あぁ・・・あぁぁ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

遂に久具津の怒りが頂点に達した。

 

久具津「バベルめ!!ガキめ!!女ったらしの賢木!!!!絶対に・・・許さん!!!!この屈辱・・・この恨み!!!!晴らさせておくべきかーーーーー!!!!!!」

 

「NEXT」




         キャスト

      神楽斗真:松下優也
      栗栖大河:花江夏樹
       芝浦敦:佐野岳
      赤坂美里:大久保桜子
      篠崎幸菜:矢野優花

       明石薫:平野綾
      三宮紫穂:戸松遥
       野上葵:白石涼子
      皆本光一:中村悠一

      桐壺帝三:小杉十郎太
       柏木朧:浅野真澄
      賢木修二:谷山紀章
     梅枝ナオミ:後藤麻衣
      谷崎一郎:家中宏
     常盤奈津子:中尾衣里
     野分ほたる:佐藤利奈
      久具津隆:相馬幸人
    オペレーター:後藤沙緒里
           三宅華也

        豚郎:水島大宙
       物売り:酒巻光宏
        担任:三上貴史
        小島:植竹香菜

       桃太郎:釘宮理恵
      兵部京介:遊佐浩二

次回「皆本、凶弾に散る!?」
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