絶対可憐チルドレン ANOTHER ESPER   作:naogran

28 / 48
ナレーション「エスパー。それは、普通の人々とは異なる力、超能力を有する人々の事である。」

ある日の遊園地の観覧車。1組のカップルがもじもじしていた。

彼女「ね、ねぇ、どうして私を誘ってくれたの・・・?」

彼氏「その・・・」






するとそこに葵と紫穂がテレポートして入って来た。

葵「盛り上がってる所失敬。」

紫穂「男は度胸、押しの一手よ?」

彼氏・彼女「うわあああああ!!!!」






外では皆本が居た。

皆本「どうだ?そっちは。」

大河『予知課の的中がヒットした!中央車軸に爆弾が仕掛けられてる!』

皆本「分かった!葵!美里君!直ちに乗客を!」

葵『はいな!』

美里『了解よ!』

そして観覧車に乗ってる乗客達をすぐに避難させた。

皆本「薫!斗真君!敦君!零慈君!そろそろだぞ!準備は良いか!?」

薫『OK!!』

零慈『行けるぜ!ファイヤー!』

そして車軸に仕掛けられてる爆弾を爆破させた。

薫「よーし!サイキック!えっと・・・ビーナスキャーッチ!!」

サイコキネシスで観覧車を停止させた。

薫「よっしゃー!!」

皆本『良いぞ!そのまま安全な場所へ運ぶんだ!』

薫「分かってるよ!ん?」






すると下を見ると、大勢のカップルが居た。






薫「おおー!凄えいっぱい!!こっちも秒読み段階じゃん!!」

零慈「おい薫!ミッション中にサボんな!!」

斗真「こうなったら!行くぜ敦!」

敦「おう!」

斗真「PKスパークストーン!」

敦「サイコグラビティ!!」

サイコキネシスで観覧車を持ち上げて安全な場所へ移動させた。

零慈「これで解決か。おい薫!何呑気に見てんだよ!」

そこに斗真と敦が戻って来た。

敦「よしOK!」

斗真「皆本さん!ミッションコンプリート!」

皆本「良くやった!」

ナレーション「エスパー、それは超能力を有し、人々の明るい未来を守る者達!」

斗真「明るい未来か。」


MISSION25「未来は踊る!」

翌日のバベル。チルドレンが昨日のニュースを観ていた。

 

女性キャスター『怪我人はゼロ。復旧の見込みは来週の予定になっております。流石バベルの方々のお手柄ですね。』

 

幸菜「いやぁ〜解決して良かったね〜。」

 

零慈「解決したのは良いけど、薫が浮かれてしまったからな。」

 

皆本「薫!お前な!」

 

薫「はいはいすみませんでしたー!でもしょうがないじゃん!あんな恋の場面を見せられちゃさ〜。」

 

葵「そ、そんなに圧殺やったん!?」

 

薫「熱く見つめ合った目と唇がこう・・・繋がるようこのように〜!」

 

皆本「お前らーーー!!!」

 

大河「良く平気で言えるなそんな事!!!」

 

???「う〜ん!あなたが欲しいの!チューしてチュー!何て耳元で囁かれた日にゃ〜!」

 

何時の間にか賢木が来てた。

 

斗真「賢木先生、ここで何してんねん。」

 

賢木「まあしかし派手にやったもんだ。下で騒ぎになってんぞ?」

 

皆本「え!?」

 

受付では大勢のマスコミが居た。

 

薫「チェー!世間は冷たいよな〜。」

 

斗真「そもそもお前が任務そっちのけにしたせいだろうがよ。」

 

零慈「まあでも俺らが居たお陰で事件を防げたんだし。」

 

敦「それはそうだが・・・」

 

薫「私らだって一生懸命やってんのにさ〜!」

 

紫穂「仕方無いわよ。世の中の大半はノーマルの人達だもの。」

 

美里「その中にエスパーを認めない普通の人々も居るのよ?」

 

薫「あぁーもう!パーっと南の島に行って水着のお姉ちゃん達と騒ぎてえ!!なあ皆本!たまには私らもバカンスに行こうよ〜!ビーチで、待て待て〜!捕まえちゃうぞ〜!いや〜!アハハー!とかしようぜ!?」

 

皆本「って僕が追われる側かよ!!」

 

斗真「急に話がぶっ飛んだな。」

 

葵「ズルイで!うちもうちも!」

 

紫穂「抜け駆けは許さないわよ!!」

 

皆本「人の話を聞けーーー!!!」

 

斗真(どんだけ皆本さんに恋してんだよこのお嬢ちゃん達は。)

 

 

 

 

 

 

その後プレコグシグマに来ると、局長が怒っていた。

 

桐壺局長「おのれマスコミめぇー!!他に大きなニュースが無いからって必要以上にガタガタ騒ぎおって!!」

 

怒ってマスコミに喧嘩を売りに行った。

 

皆本「あ!こらおっさん!!」

 

斗真「然り気無くおっさん言った!?」

 

皆本「落ち着いて!あんたが騒ぎを大きくしてどうする!!」

 

零慈「あなたはランボーですか!!」

 

その後局長を縛って大人しくさせた。

 

皆本「はぁ・・・しかし結局予知を覆せなかったな・・・」

 

斗真「けど俺達が行動して良かったけど・・・」

 

柏木「仕方無いわよ皆本さん、斗真君。予知能力とはそう言う物よ。完全に覆せる事は無いの。私達に出来る事は最小限に留めるだけ。」

 

皆本「ですが人間には自分の未来を切り拓く力が!」

 

予知課監督「局長!中尉から連絡が入りました!」

 

桐壺局長「何!?中尉から!?」

 

皆本「え?中尉って?」

 

起き上がって怪力でロープを引き千切った。

 

桐壺局長「皆本君!斗真君!零慈君!チルドレンとセブンスターズを緊急招集したまえ!」

 

皆本「え!?」

 

斗真・零慈「り、了解!」

 

 

 

 

 

 

チルドレンとセブンスターズを招集して、チルドレンがバベル1で出動する。斗真達がバイクと車で出動する。

 

 

 

 

 

 

奈津子「え!?バベル1!?局長も乗ってるみたい。」

 

ほたる「変ね。スケジュール変更かしら?」

 

ラーメン店員「まいどありがとうございやした〜。」

 

その店員はバベルを睨んだ。

 

 

 

 

 

 

その頃セブンスターズとチルドレンは海を渡っていた。セブンスターズは自分達のバイクと車に乗って海を渡ってた。

 

斗真「本当に便利だなこれ。」

 

零慈「気に入ったか?俺と開発班が協力開発した『サイコウィングシステム』だ。バイクや車だって勿論、戦車などの重い乗り物を軽々と飛ばせる事が出来るんだ。今の所数はほんの僅かだがな。」

 

大河「これ良いな!サンキュー零慈!」

 

敦「永遠に使いたいくらいだな。」

 

幸菜「でも高くてちょっと怖いかも・・・」

 

美里「何言ってんのよ幸菜。任務の時は平気で浮遊してるじゃない。」

 

 

 

 

 

 

そして沖縄県某所にある、バベル所有の無人島が見えた。そして無人島に到着した。

 

皆本「ザ・チルドレン!解禁!」

 

ファイブセブン「オーラ解禁!!」

 

零慈「解禁!サイコパワー!!」

 

チルドレン「ヒャッホーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

斗真「神楽斗真!」

 

敦「芝浦敦!」

 

大河「栗栖大河!」

 

美里「赤坂美里!」

 

幸菜「篠崎幸菜!」

 

零慈「和泉零慈!」

 

斗真「特務エスパー!」

 

セブンスターズ「セブンスターズ!」

 

 

 

 

 

 

水着に着替た幸菜とチルドレンが解禁した。チルドレンと幸菜が海で遊ぶ。

 

賢木「見ろよ皆本!透き通るバーチェンブルーの海!シャンパンゴールドの日差し!最高だよな!!」

 

皆本「ああ!って何でここに居るんだよ!!」

 

斗真「先生まで来ちゃってるし!!」

 

葵「えい!」

 

すると葵が皆本を海にテレポートした。

 

紫穂「薫ちゃん!あれやって!あれ!」

 

薫「よーし!サイキック!水切りゴー!」

 

チルドレンが飛んで、サイコキネシスで皆本を水切りのように引き摺った。

 

皆本「ま!待てこら!!!」

 

賢木「楽しそうだな皆本〜!そして笑顔が戻って良かったなガキ共!」

 

皆本「見てないで助けろーーーー!!!」

 

幸菜「皆本さん可哀想。」

 

美里「全くあの子達は。」

 

 

 

 

 

 

その後美里が皆本を助けて、零慈がパイロキネシスで濡れた皆本を乾かす。そして皆本は局長に何故この島に来たかの理由を話す。

 

皆本「え!?この島に!?」

 

桐壺局長「ああ。」

 

斗真「この島にレベル7の予知能力者が?」

 

桐壺局長「彼の予知は百発百中。だがそれが問題でね・・・」

 

敦「問題とは何ですか?」

 

桐壺局長「それは・・・予知した事が防げないのだ。全てね。」

 

斗真「って事は、どんなに頑張っても未来が覆せないと言う事ですか?」

 

桐壺局長「うむ。」

 

皆本「ちょ!ちょっと待って下さい!日本のレベル7は斗真君達とあの子達9人だけの筈じゃ!?」

 

桐壺局長「その通り。彼は人間じゃない。」

 

 

 

 

 

 

一方チルドレンは1頭のイルカを見付けた。

 

 

 

 

 

 

桐壺局長「紹介しよう。大戦の中実験で生まれたただ1頭のエスパードルフィン。」

 

斗真「エスパードルフィン?」

 

大河「おい皆。薫達がイルカと目を合わせてるぞ?」

 

幸菜「え?イルカさん?」

 

薫「皆本ーー!!!」

 

するとそこにチルドレンがイルカに抱き着いて海の中から出て来た。

 

紫穂「見て見てーー!!」

 

薫「凄えだろーーー!!!」

 

葵「イルカになった美少女やでーー!!」

 

幸菜「イルカだー!可愛いーー!!」

 

斗真「エスパードルフィンって、まさか!」

 

桐壺局長「そう!彼がレベル7のエスパー!伊九号中尉だ!」

 

皆本「ええ!?」

 

チルドレン「ええ!?」

 

美里「このイルカが!?」

 

零慈「本当だ!ヒレに伊009って書かれてある。」

 

桐壺局長「中尉が所属なさって居られたのは、バベルの元になった組織の1つでね。実はバベルには中尉の他にも・・・」

 

中尉「桐壺君。階級は無用だ。戦争はもう終わったんだ。宜しく諸君!伊号と呼んでくれたまえ!」

 

葵「テレパシー!?」

 

薫「これじゃあ食えない!」

 

幸菜「可愛いイルカなのに渋過ぎるよ!」

 

葵「食う気やったんかい!!」

 

美里「そっちに指摘!?」

 

桐壺局長「彼の予知した悲劇を未然に食い止める。これが今回の任務だ!」

 

斗真「バッドエンドをハッピーエンドに変えろって事ですね。」

 

皆本「どんな予知なんですか?」

 

桐壺局長「それは彼から。」

 

しかし伊号からは何も言わない。するとそこに賢木がある物を斗真に渡した。

 

賢木「ほれ。」

 

斗真「魚?」

 

 

 

 

 

 

桐壺局長「ほら斗真君!お話して頂きたいなら差し上げて!」

 

斗真「ワオ!」

 

葵「癒しの触れ合い120%!」

 

紫穂「緊迫感の欠片も無いしね。」

 

幸菜「やっぱり可愛い!」

 

斗真「伊号!飯です!」

 

魚を投げ込んで伊号に食べさせた。

 

 

 

 

 

 

薫「なあ!一体何が起こるって言うんだ!?」

 

伊号「それは私自身の死だ。」

 

全員「え!?」

 

斗真「死!?そんなバカな!」

 

そして場所が変わってパンドラの島。京介が1人不機嫌な顔をしていた。

 

桃太郎「京介〜!どっか遊びに行こ〜?暇だ〜!あ!行くのか!?何処行く何処行く!?」

 

京介「お前は来ない方が良い。」

 

立ち上がって桃太郎を払い退けて何処かへテレポートした。

 

桃太郎「え?京介!?」

 

また場所が変わって無人島に戻る。伊号が予知した事を言った。

 

皆本「銃で撃たれる!?それでこんな無人島に!?」

 

桐壺局長「うむ!チルドレンとセブンスターズが警備すれば銃は不要。我々がここに居る事は極秘。銃撃などありえない筈だ!」

 

葵「ヘリのパイロットは大丈夫やろうな?」

 

紫穂「大丈夫。出発前に視たわ。」

 

幸菜「こっちも大丈夫よ。」

 

桐壺局長「離陸するまで目的地を知らせなかったからね。ここを知ってるのは柏木君だけだよ。万が一の為に賢木君も呼んだ。」

 

賢木「お久し振りで〜す!」

 

伊号「相変わらずチャラチャラしよって。男の香水は好かん。」

 

賢木「またまたそんな〜。」

 

斗真「馴染んでるなおい。」

 

桐壺局長「どうです中尉!?今度こそ未来を変えられます!」

 

伊号「運命に対して万全はありえないよ。それに私は十分長く生きた。散って行った戦友達の元へ行くのも悪くない。制限条約の為、任務にも着けず野生のイルカにも馴染めず。最早私には居場所が無い。もうこの世には未練は、うわ!?」

 

突然誰かが後ろからスイカを投げて伊号にぶつけた。

 

零慈「薫!?何やってんだ!?」

 

薫「諦めんなジジイ!!それじゃあ何の為の超能力か分かんねえじゃんかよ!私は戦うからな!」

 

葵「せや!この間の赤ちゃん事件の時に思ったんや!もしかして超能力は人を幸せにする為にあるかもって!」

 

紫穂「寿命で死ぬなら兎も角、殺されるなんて許す訳には行かない!!」

 

皆本「君達・・・」

 

敦「お前ら・・・」

 

薫「運命なんか変わるに決まってんだろ!?だって私らが居るんだから!!」

 

斗真「そうだな!運命は変わると俺は信じるぜ!」

 

 

 

 

 

 

その後チルドレンは皆本と賢木の上に砂を盛った。

 

皆本「こらー!止めろー!」

 

セブンスターズは、バイクと車に乗って海の上を走行していた。

 

そして時間が過ぎて夕方になった。チルドレンは地平線の向こうの夕日を眺めた。

 

 

 

 

 

 

更に時間が過ぎて夜になった。チルドレンはぐっすり眠ってる。

 

皆本「ったく!片付けもしないで散らかしっ放し!」

 

斗真「な!?紫穂の野郎!野菜全部残しやがって!ちゃんと食わねえと太るぞ!」

 

賢木「寝かせてやれよ皆本、斗真。此奴ら張り切ってんだから!」

 

斗真「呑気だなあんたら。」

 

美里「局長、中尉は今までどんな成果を残したんですか?」

 

桐壺局長「うむ。伊号中尉の予知は、これまで3千件以上。凡ゆる努力にも関わらず、その全てが実現してしまった。今回の予知が成功するなどと考えない方が良い。せめて今度だけでも・・・」

 

皆本「僕は信じています!」

 

敦「皆本さん?」

 

皆本「この子達と斗真君達が未来を変える力を!」

 

 

 

 

 

 

するとその時伊号が皆本と斗真にテレパシーを送った。

 

伊号(誰かがそう言ってくれるの待っていた。)

 

皆本(中尉!?)

 

斗真(いきなりどうしたんです!?)

 

伊号(君達になら託せるだろう。私の死など実はどうでも良い事だ。本当はもう1つ重大な予知があるんだ。)

 

斗真(重大な予知、ですか?)

 

伊号(うむ。出来ればそれを防ぎたい。)

 

皆本(え!?何の事です!?)

 

伊号(見たまえ!)

 

すると伊号が7人に予知したイメージを送った。それは街が紛争後みたいに荒れ果てていた。そしてその中に3人の人影があった。一方は2人の男で、もう一方は1人の女が立っていた。

 

 

 

 

 

 

皆本『動くな!破壊の女王(クイーン・オブ・カタストロフィー)!いや・・・薫!!』

 

その人物が此方に振り向いた。その正体は大人になった薫だった。

 

斗真『お前は一体何を!?』

 

薫『この距離なら確実に撃てるね。撃てよ皆本。斗真。でも私が居なくなっても何も変わらない。他の大勢のエスパー達は戦いを止めない。』

 

皆本『なら皆を止めてくれ!!頼む!エスパーとノーマルだってこんな戦いが何を生むって言うんだ!』

 

斗真『そうだ!昔みたいに協力して終戦を迎えるんだ!』

 

葵『薫何処や!?的が核兵器を使う気や!こっちはもうアカン!早く!』

 

そこに葵から通信が入った。しかしその直後にノイズが走って通信が遮られた。

 

皆本『薫!!』

 

斗真『戻って来い薫!!』

 

薫『もう無理だよ。知ってる皆本?私さ・・・』

 

皆本『止めろ!!薫!!』

 

斗真『薫ーーー!!!』

 

薫『ーーーーーーーーー。』

 

斗真『PKデストライク!!!』

 

皆本の銃と斗真のサイコキネシスが薫に直撃した。薫は2つの攻撃を受けて死んでしまった。

 

 

 

 

 

 

そして現在に戻って無人島。

 

賢木「おい皆本!?」

 

桐壺局長「どうしたんだ一体!?」

 

大河「斗真!!」

 

零慈「一体どうしたんだ?」

 

斗真「はっ!い、いや何も・・・」

 

予知から覚めた斗真と皆本が薫を見る。

 

皆本(嘘だ!今のが未来だなんて!)

 

この無人島に京介が居た。見えない場所から傍観している。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回のしりとり。

 

破壊の女王『オスの匂い。』

 

伊号『椅子。』

 

しりとり終了。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

その後斗真と皆本が夜の海を眺めていた。

 

斗真(何なんだ?さっきの予知は・・・)

 

皆本(薫は大人だったけど・・・僕と斗真君はそんなに変わってなかった・・・5年後?10年後?)

 

桐壺局長『彼の予知は防げないのだよ。』

 

皆本(バカな!ノーマルとエスパーの戦争だなんて!)

 

???「おーい・・・」

 

すると誰かの声が聞こえた。声の正体は薫だった。

 

薫「何やってんの皆本に斗真・・・眠れないのか・・・?」

 

斗真「薫!?」

 

皆本「か、薫!?べ!別に何も!」

 

眠気から覚めた薫が皆本の隣に座った。そして皆本の腕を掴んだ。

 

薫「なあ皆本・・・斗真・・・」

 

皆本「え?」

 

斗真「どうした?」

 

薫「イルカの爺ちゃん助けられるよな?未来は変えられるよな?」

 

皆本(そうだ。今日の予知が防げる事が出来れば、何も心配する必要が無い筈だ!)

 

斗真「薫・・・」

 

皆本「当たり前だろ?でなきゃ僕らの意思は意味が無いじゃないか。」

 

薫「皆本・・・それともう1つ・・・朧さん何時来るの?」

 

斗真「何でそれを?」

 

薫「水着姿が拝めると思ったのに!!凄えなー!きっと凄えだろうなー!!」

 

斗真「寝ろアホ!!」

 

 

 

 

 

 

するとその時、皆本の携帯に着信音が鳴った。

 

皆本「はい皆本です。」

 

柏木『柏木です!』

 

皆本「え!?」

 

斗真『柏木さん!?どうしたんですか!?』

 

柏木「緊急事態です!その島は危険です!すぐ東京に戻って下さい!!」

 

皆本「何ですって!?」

 

するとその時、爆撃を受けてバベル1が破壊された。

 

斗真「バベル1が・・・な!皆本さん!薫!彼処見ろ!」

 

皆本「え!?」

 

海の方を見ると、サングラスを掛けた謎の集団がボートに乗っていた。

 

 

 

 

 

 

おばちゃん「よし!もう逃げられんぞ!エスパー気取りの桐壺!このチャンスを逃すな!!訓練通りにやれーー!!!」

 

 

 

 

 

 

大河「奴らは普通の人々か!数は少なさそうだが・・・」

 

桐壺局長「私の暗殺計画!?」

 

柏木『はい!ヘリの整備員は彼らのスパイでした!バベル1に発信機を取り付けたと。」

 

零慈「局長!バベル1が爆破された後に発信機を発見しました!それも爆撃されても壊れない強度です!」

 

薫「返り討ちにしてやる!」

 

桐壺局長「いかん!君達は中尉と沖へ行くんだ!」

 

皆本「しかし局長!」

 

美里「まさか1人で行くつもりですか!?」

 

桐壺局長「私の死は予知されておらん!危ないのは中尉の方だよ!彼の予知を覆す事に全力を尽くすんだ!」

 

薫「沖には爺ちゃんだけ居て貰えば良いじゃん!」

 

紫穂「水中に潜れば撃たれる心配も無いし!」

 

敦「いやダメだ!イルカが潜水出来るのは精々10分しか出来ない!俺達の護衛が必要だ!」

 

皆本「そうだ!」

 

薫「けどさ!」

 

皆本「行け!命令だ!予知が食い止める事を可能だと証明するんだ!」

 

薫「皆本・・・」

 

賢木「心配すんな!武器はある!それにこの俺が付いてるしな!」

 

グリップを出すと伸びて、皆本の頭に直撃した。

 

皆本「さ、賢木・・・!」

 

賢木「あはは悪い悪い!」

 

 

 

 

 

 

そしてセブンスターズとチルドレンは島から離れて伊号の側に浮遊する。

 

薫「何か変じゃね?皆本の奴。」

 

葵「せやな。優等生タイプの皆本はん。戦えるんやろうか?」

 

紫穂「ねえ伊号お爺ちゃん。皆本さんと何を話したの?」

 

薫・葵「え?」

 

セブンスターズ「?」

 

伊号「何の事かね?」

 

紫穂「皆本さんを触ってみたら、プロテクトが掛かって読めなくなったわ。あれ人間の出来る事じゃない!素直で優しい皆本さんには尚更よ!」

 

斗真「・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃島では、普通の人々が局長を捜索していた。

 

普通の母「くそ!桐壺は何処だ!何故テントに居ない!!」

 

普通の父「そりゃあ爆発を見て隠れたんだよ。ひょっとして考え無しに撃っちゃったんですか?」

 

普通の娘「お母さんは何時もそう。」

 

普通の母「私達は普通の人よ!うっかり愉快の間違いもするんだよ!!」

 

すると足元に何かが投擲された。スタングレネードだった。投擲されたと同時に強く発光した。そこに局長が普通の母に打撃を与えた。

 

桐壺局長「テロリストが!!」

 

普通の娘「桐壺!!」

 

賢木「僕も居るぜ奥さん!!」

 

横から賢木が現れて普通の娘にグリップを喰らわせた。

 

皆本「銃を捨てろ!」

 

しかし後ろから狙われてた。

 

賢木「皆本ーーー!!!」

 

普通の男「バベルの犬がーーー!!!」

 

そしてアサルトライフルを連射した。防げない皆本は目を瞑った。しかし無事だった。連射された弾丸が止まっていたからだった。

 

皆本「え?な!?」

 

 

 

 

 

 

上を見ると、薫が浮遊していた。

 

薫「やっぱ私らが居ないとダメじゃん!」

 

葵「テレポーテーション奥義!!クリーンホール!!」

 

美里「テレポートホールインワン!!」

 

普通の男達をテレポートさせて海に落とした。

 

 

 

 

 

 

大河「獅子拳!」

 

地上に降りた大河が普通の人々を獅子拳で蹴散らした。

 

 

 

 

 

 

薫「サイキック!!えっと何だっけ?クルクル回る奴・・・まあ良いや!ココナッツクラッシュ!!」

 

サイコキネシスで普通の父を高速回転させた。

 

 

 

 

 

 

斗真「PKスパイラルハリケーン!!」

 

敦「フレイムサイクロンバスター!」

 

零慈「PKトルネード!!」

 

斗真と敦と零慈がサイコキネシスとパイロキネシスで生成した竜巻と熱風で普通の男達を巻き込ませた。

 

 

 

 

 

 

そして幸菜と紫穂が怖い顔をして普通の母の思考を読み取る。

 

幸菜・紫穂「42歳。極々普通の可愛いおばさんですが、同居中の義母が煩わしくてなりません。先日もつい義母の布団に雑巾を・・・」

 

普通の母「止めてーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

桐壺局長「君達!中尉は!?」

 

薫「沖に居るよ!」

 

紫穂「大丈夫!数キロ四方に人は居なかったわ!」

 

皆本「何て事を!戻れ!早く!」

 

大河「おい!中尉様がお戻りになったぞ!」

 

伊号「船が接近中だ諸君!どうやら軍艦の様だ!」

 

賢木「軍艦!?」

 

敦「新手か!?」

 

すると局長の携帯に着信音が鳴った。

 

柏木「ご無事ですか局長!?」

 

桐壺局長『柏木君か!?』

 

柏木「独断で申し訳ありません!護衛艦に協力を要請しました!そちらに接近して宜しいですか!?」

 

桐壺局長『丁度良かったよ!テロリスト確保の為護衛を借りたいと思ってたんだ!』

 

薫「未来、変わったかな!?」

 

皆本「ああ。これでもう襲撃は無いだろう。」

 

葵「ちょ!何あのムード。」

 

紫穂「たっぷり問い詰めないとね。」

 

 

 

 

 

 

そして翌朝。護衛艦が到着した。

 

皆本「念の為に後24時間待機。」

 

零慈「そしてその後に柏木さんが局長と交代する。」

 

薫「よっしゃーー!!24時間になれば!!あんな事やこんな事を!!」

 

皆本「失礼は許さんからな!!」

 

薫「何だよ真面目ぶってさ!」

 

大河「お前らな・・・」

 

賢木「そうそう!お前は所詮若い男・・・」

 

薫「綺麗所4人と一緒に無人島!」

 

葵「絶対チラッと考えた筈や!」

 

紫穂「視られるとマズイ事でも?」

 

皆本「止めろーー!!」

 

すると紫穂が何かを感じた。

 

紫穂「ねえ!お爺ちゃんは!?」

 

薫「爺ちゃんなら彼処に。」

 

海中に伊号のヒレが浮かんでた。

 

大河「違う!あれは伊号じゃない!」

 

薫「え!?」

 

 

 

 

 

 

急いでヒレを確認すると、伊号のヒレではなく手作りのヒレだった。

 

斗真「まさか!」

 

 

 

 

 

 

その頃護衛艦に局長と普通の人々を乗せたボートが接近した。

 

柏木「局長!ご苦労様です!」

 

桐壺局長「心配掛けたね!柏木君!だがまだ中尉の予知は・・・」

 

 

 

 

 

 

すると護衛艦の乗組員が局長に銃を向けた。

 

 

 

 

 

 

柏木「きゃあ!」

 

桐壺局長「のわ!?」

 

すると横から普通の人々が局長を取り押さえた。

 

乗組員「お前はもう終わりだ!!普通の人々は何処にでも居るぞ!!」

 

柏木「局長!!!!」

 

そして乗組員が発砲した。しかし当たらなかった。

 

 

 

 

 

 

助けたのは伊号と皆本だった。

 

 

 

 

 

 

桐壺局長「中尉!!皆本!!」

 

乗組員「クソ!!」

 

零慈「ウォーターバースト!!」

 

横から零慈がサイコキネシスを放って普通の人々と乗組員を気絶させた。

 

零慈「反省してろ!このテロリスト共が!」

 

 

 

 

 

 

一方皆本と伊号は海上に浮いていた。

 

伊号「無茶な真似を!テレポートで割り込んでくれとは!」

 

皆本「最初からこのつもりだったんですね・・・!?局長を守る為に・・・!」

 

伊号「君達はエスパーにとって必要なのだ・・・私とは違ってね・・・」

 

すると伊号が水中に沈んだ。

 

皆本「ああ!!」

 

伊号「行きたまえ・・・子供達が待っている・・・」

 

皆本「中尉!今すぐ治療を!1発防ぎれなかった!!」

 

薫「皆本ーー!!爺ちゃーーん!!」

 

伊号「人間に体を弄られるのは好かん。」

 

皆本「中尉ーーー!!!!」

 

伊号「65年前の悲劇をもう2度と繰り返したくない。武運を祈る!」

 

その言葉を残して消えてしまった。

 

皆本「中尉!!中尉!!中尉ーーーー!!!」

 

護衛艦から京介がこっそり見ていた。

 

京介「気付いてたか・・・爺さん・・・」

 

テレポートで去って行った。

 

 

 

 

 

 

そしてとある山奥にある施設。その施設の中に1人の女性が眠っていた。

 

???「伊号・・・」

 

 

 

 

 

 

場所が変わって護衛艦。

 

薫「皆本ーー!!無茶やらしやがって!!幾ら間に合わないからって!」

 

葵「せや!あれだけ万一の事があったらうちトラウマやで!!!」

 

チルドレンの3人が泣いてしまった。

 

皆本「悪かった。だからもう泣くな。」

 

チルドレンが大泣きして皆本に抱き付いた。皆本が優しく抱いた。

 

皆本「これからも僕が付いてるから!」

 

柏木「局長、中尉は・・・」

 

桐壺局長「ふむ・・・生きていてくれれば良いが、用がない時に姿を見せないのが彼のやり方だ。」

 

皆本「(何故中尉は姿を消したのか・・・僕がした事が無駄ではないと知らせる為?信じろ!今は!)ほら鼻が出てるぞ薫?拭いてやるからな。(未来はきっと変えられる!)」

 

斗真(あんな悲劇の未来を迎えてはならない。中尉もそれを望んでる。なあ中尉。)

 

 

 

 

 

 

何もない海上に1頭のイルカが居た。そのイルカが伊号かどうかは誰も知らない。

 

「NEXT」




         キャスト

      神楽斗真:松下優也
      栗栖大河:花江夏樹
       芝浦敦:佐野岳
      赤坂美里:大久保桜子
      篠崎幸菜:矢野優花
      和泉零慈:甲斐翔真

       明石薫:平野綾
      三宮紫穂:戸松遥
       野上葵:白石涼子
      皆本光一:中村悠一

     蕾見不二子:ゆかな
      桐壺帝三:小杉十郎太
       柏木朧:浅野真澄
      賢木修二:谷山紀章
     常盤奈津子:中尾衣里
     野分ほたる:佐藤利奈
       イサミ:四宮豪
        範予:恒松あゆみ
        幸代:菊池いづみ
        監督:金光宣明
       伊九号:土師孝也

       桃太郎:釘宮理恵
      兵部京介:遊佐浩二

次回「じょうとう!パンドラからの挑戦状」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。