絶対可憐チルドレン ANOTHER ESPER   作:naogran

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MISSION28「天国に一番近い海」

前回からの続き。皆本に凄く怒られたチルドレンが涙を堪えていた。

 

薫「だって・・・!」

 

皆本「泣いたってダメだ!僕だって傷付いたんだからな!!」

 

斗真「変な事しなければこんな事にならずに済んだのによ!」

 

するとチルドレンが魂が抜ける程泣いて、遂に超能力の暴走が発生した。花瓶が割れたり、コンピューターが破壊されたり、更には上から魚がテレポートされるなどの被害が起こった。

 

全員「うわあああああああ!!!」

 

賢木「マズイ!!暴走現象だ!超能力が暴走してるぞ!!」

 

斗真「ヤベエ!!俺も言い過ぎた!!」

 

薫「ごめんなさーーーーーい!!!!」

 

葵「そんな悪い事やと思わんかったーーーーーー!!!!」

 

紫穂「皆が私を嫌ってるーーー!!!お日様も嫌ってる!!!子犬も嫌ってる!!!!」

 

桐壺局長「き!君達!落ち着いて!!さあ!わしの胸に飛び込むんだよ!!さあ!!さあ!!!」

 

泣き止んだと思った。しかし局長の顔を見て再び大泣きを始めた。更に竜巻も発生してしまった。

 

柏木「皆落ち着いて!!!!」

 

桐壺局長「皆本君!!!!」

 

皆本「あんたがどうにかしろよ!!!僕はもう知らないって!!!!」

 

幸菜「飛ばされそうだよーーー!!!」

 

斗真「敦!!零慈!!手伝ってくれ!!」

 

敦「おう!」

 

零慈「任せろ!!」

 

斗真「PKケアル!!」

 

敦「サイコポーション!」

 

零慈「フレイムエリクサー!!!」

 

サイコキネシスとパイロキネシスで回復能力を作って放った。しかし効果は無かった。

 

斗真「ダメだ!完全に暴走してる!!」

 

敦「俺達だけじゃ対処出来ねえ!!」

 

 

 

 

 

 

するとチルドレンの後ろに蕾見が現れた。

 

皆本「蕾見管理官!!」

 

賢木「何!?」

 

蕾見「はいはい。もう良いのよ?」

 

すると一瞬にして暴走を停止させた。

 

皆本「暴走が治った・・・」

 

美里「あれが管理官の力・・・」

 

大河「流石ベテランだ・・・」

 

蕾見「こら!皆本君!ダメでしょ!?女の子を泣かせちゃ!!」

 

斗真「あんた!平気でそんな事言えるもんですね!!」

 

皆本「そうですよ!誰のせいでこうなったと思ってるんですか!!何を言ってもダメですよ!!僕はもう!!って聞けよ!!」

 

しかし蕾見は賢木に興味津々。

 

蕾見「あら良い男!」

 

賢木「あなたこそお美しい。」

 

蕾見「きゃー!不二子ちゃん嬉しいー!食べちゃえ!」

 

そう言ってキスをした。すると賢木が固まった。キスされたと同時に読み取ったのだった。

 

賢木「ずず!随分と長く生きて居られるのですね!?蕾見管理官殿・・・!」

 

蕾見「まあいけない子ね。唇から女の歳を読むなんて。」

 

大河「俺サイコメトラーじゃなくて良かった・・・」

 

賢木「ちょっと失敬・・・うわあああ!!!」

 

叫び声を上げて何処かへ逃げ去った。

 

 

 

 

 

 

賢木が逃げた場所は入り口だった。

 

ほたる「こう?」

 

奈津子「ううん、こう。」

 

ほたる「こう言う事?」

 

すると賢木がそこら中を走り回ってる。

 

奈津子「賢木先生?」

 

ほたる「どうされたんですか?」

 

賢木「お願い!!忘れさせて!!頼む!!」

 

蕾見のキスを忘れたいと思って2人に飛び込んだ。

 

奈津子・ほたる「きゃああああーーーー!!!」

 

しかし真っ向拒否されて賢木を外へ飛ばした。

 

 

 

 

 

 

皆本「えっと何の話だっけ・・・?」

 

蕾見「だからさ、この件については2人きりで話しましょうよ?納得行かなかったら辞職でも何でも好きにすれば良いから〜。」

 

皆本「ちょ!ちょっと!べ!弁護士の党籍を要請します!!」

 

蕾見「頼む撃ちたくないんだ。こんな戦いを何を生むんだ?」

 

皆本「な!?」

 

蕾見「うふ。私がどれだけ掴んでるか知りたくない?」

 

幸菜「大丈夫?泣かないで?」

 

蕾見「大丈夫。皆本君の事は任せて?辞めるって言ったのを取り消させるから。」

 

薫「本当・・・?」

 

蕾見「約束よ?不二子、気紛れや冗談であんな事させたんじゃないの。彼絶対その気にさせちゃうんだからね。」

 

 

 

 

 

 

その日の夜。バベル1が海の上を飛んでた。

 

斗真「どうして俺達まで居るんだ?」

 

大河「管理官が俺達を招待したいって言ってたしな。」

 

敦「皆本さんと2人きりじゃねえのか?」

 

美里「確か追加のお客さんって言ってたわ。」

 

幸菜「私達が除け者扱いされてる気分〜!む〜!」

 

零慈「けど、何処へ向かってるんだ?」

 

そしてバベル1がある島に到着した。

 

蕾見「さあ着いたわよ!」

 

皆本「ここ、何処ですか?」

 

蕾見「昔陸軍があった場所よ?ここの海は伊号が好きな場所なの。」

 

皆本「伊号が?」

 

斗真「伊号中尉ですか?」

 

蕾見「ええ。あの頃は楽しかったな〜・・・私達皆、自分達の能力が幸せな未来を創るって信じてた。伊号、無事だと良いわね。」

 

零慈「あの爺さん・・・」

 

蕾見「そうすれば、あんな悲惨な未来も絶対じゃないと証明出来るもの。」

 

皆本「全部、ご存知なんですね・・・?」

 

斗真「あの予知を聞いてたんですか・・・?」

 

蕾見「彼が掛けた思考透視プロテクトは、私達と一緒に編み出した物よ。解読機も変わっていなかった。あなたを透視してすぐ分かったわ。」

 

皆本「管理官。それと僕をハメた事とどう言う関係が?」

 

蕾見「ムードに流されない子ね・・・堅いのもいい加減にしなさいよね・・・?」

 

斗真「管理官、皆本さんは納得行かない事は嫌いなんです。」

 

蕾見「そう。そんな状だから10年後に薫ちゃんを撃つハメになるって事くらい分からないの?」

 

大河(薫を撃つ?どう言う事だ斗真?)

 

美里(私達にも教えて?)

 

斗真(実は、ゴニョゴニョヒソヒソヨッコラホイ。)

 

皆本「え!?う!撃ちたくて撃ったんじゃ・・・じゃなくて!あんな事にはなりません!!僕はそれを防ぐ為に毎日頑張って!!」

 

蕾見「10年後のあなたもそうだったんじゃないの?」

 

皆本「な!?」

 

蕾見「お堅く真面目に一生懸命やって、挙句の果てあの3人は兵部に取られちゃったのね?そう思わない?」

 

幸菜(そんな予知が・・・?)

 

敦(そう言われると10年後が不安だらけになるな・・・)

 

零慈(だが俺達が何とかしなきゃな。)

 

皆本「くっ・・・!じゃあ、どうしろと!?」

 

蕾見「簡単よ。あなたが・・・チルドレンと出来ちゃえば良いのよ!」

 

皆本「あー成る程・・・って・・・ええーーーー!?」

 

セブンスターズ「え!?」

 

 

 

 

 

 

その頃皆本の家では、薫達が考え込んでた。

 

薫「皆本の奴、何時戻って来るのかな?斗真達も行っちゃったし。」

 

紫穂「何処で何をやらされてるのかしらね?」

 

葵「蕾見婆ちゃんは大丈夫言うてたけど、何時戻って来るん?」

 

薫「あんなに怒るとは・・・」

 

 

 

 

 

 

皆本『酷いよ酷いよ!!もう辞めてやるーーーー!!!』

 

 

 

 

 

 

紫穂「薫ちゃん、この回想大分違わない?」

 

葵「号泣したか?内股で走ったか?」

 

薫「でも、凄く心配してくれてたんだよな・・・?」

 

周りの空気が暗くなった。その時インターホンが鳴った。

 

薫「皆本!?」

 

紫穂「帰って来た!?」

 

 

 

 

 

 

しかし入って来たのは皆本ではなく局長だった。

 

 

 

 

 

 

桐壺局長「やあー!君達ー!」

 

薫「局長・・・」

 

桐壺局長「いかんよ!育ち盛りな君達がそんな物で食事を済ませては!」

 

すると柏木がバッグから携帯を取り出した。

 

柏木「もしもし。電話お願いします。」

 

すぐに出前を注文した。豪華なフルコースばかりだった。

 

桐壺局長「皆本君と斗真君が留守の間!君達の健康管理は私自ら行うからね!!」

 

薫「私達あんま食欲無い・・・」

 

桐壺局長「ダメだよ!!育ち盛りなんだから!!ここに無い物を注文したければ何でも!!」

 

薫「じゃあお寿司・・・」

 

紫穂「うにといくらとトロ・・・」

 

葵「赤貝・・・牡丹海老・・・」

 

桐壺局長「ええい!!全部持って帰れ!!!」

 

フルコースを下がらせた。

 

 

 

 

 

 

早速寿司を食べ始める。局長が寿司を握る。

 

薫「え?修行中?」

 

紫穂「皆本さんが?」

 

葵「斗真はん達も?」

 

桐壺局長「うむ!管理官の話だと・・・そう言う事らしいっすよ。へいらっしゃい!」

 

柏木「数日でパワーアップして戻って来るそうだから心配いらないって言ってたわ。」

 

桐壺局長「柏木君はアワビ好きっすか!」

 

薫「皆本達が修行して、何がどうパワーアップするんだ?」

 

桐壺局長「へいお待ち!」

 

紫穂「お説教がパワーアップ?」

 

桐壺局長「へいお待ちー!」

 

葵「でも可笑しない?婆ちゃんが皆本はんをその気にさせるって。」

 

桐壺局長「へいへいお待ちー!」

 

チルドレン・柏木「何の修行?」

 

桐壺局長「へいらっしゃい!!」

 

 

 

 

 

 

翌朝の島。この島に施設があった。

 

皆本「ここは?」

 

???「お待ちして居りました!蕾見管理官!」

 

大河「うお!?びっくりした!」

 

???「皆本さんですね?そして特務エスパーのセブンスターズの皆さんですね?初めまして。末摘花枝です。」

 

皆本「あ、どうも・・・」

 

斗真「こ、此方こそ・・・」

 

蕾見「ご苦労様!じゃあ早速!あなたのヒュプノでこの子と斗真君を洗脳しちゃってくれる?」

 

斗真・皆本「ええーーーー!?」

 

大河「何で斗真が巻き込まれるんだ?」

 

零慈「さあね。」

 

斗真「お前ら助けると言う選択肢は無えのかよ!!」

 

蕾見「宜しくね!」

 

花枝「はーい!」

 

皆本「はーいって!?」

 

斗真「ちょっと待って下さいよ!?」

 

 

 

 

 

 

その後斗真と皆本が部屋の中で囚われの身になった。

 

皆本「離せーーーー!!!!」

 

斗真「ここは何処だーーー!!!俺を自由にしろーーーー!!!」

 

皆本「止めろーーーーー!!!」

 

すると目の前に4人の医者が顔を出した。

 

皆本「よせーーー!!!止めろーーーー!!!!」

 

斗真「このままだと俺達改造人間になって仮面ライダーになるのか!?」

 

皆本「それは嫌だーーーー!!!止めてくれーーーーー!!!」

 

???「皆本!」

 

すると誰かが入って来た。

 

斗真「何だ!?首領のお出ましか!?」

 

???「皆本、静かにして。今解いてあげるから。」

 

皆本「き、君は・・・!?」

 

斗真「お前は・・・!?」

 

皆本「まさか・・・!?」

 

???「そうだよ。私だよ?皆本。」

 

皆本「そ、そんな!?か、薫!?」

 

その女性の正体は大人になった薫だった。

 

斗真「何故だ!?」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回のしりとり。

 

花枝『槍烏賊ずりキッス!』

 

老人『す・・・す、すすあ?何だって!?』

 

しりとり終了。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

皆本「薫・・・!?」

 

薫「ごめんね?窮屈な目に遭わせて。」

 

壁のレバーを倒すと、皆本だけが解放された。

 

斗真「おい!俺はどうすんだ!?」

 

皆本「あ、あの・・・これは一体何の真似ですか末摘さん?」

 

薫「え?」

 

すると部屋が明るくなって周りの医者が人形になって壊れて壁が倒れた。

 

蕾見「だーーーー!!何やってんのよーーー!!」

 

薫?「か、管理官!?」

 

蕾見「此奴は頭が良くて疑り深い石頭だって言ったでしょ!!!それに何この服は!!!名札もそのままじゃない!!!!」

 

見破られた理由は名札のお陰だった。

 

花枝「すみません管理官!!でも、でも!他の考え方も無かったし!」

 

皆本「あ、あの・・・」

 

斗真「おい!誰か助けろ!!!」

 

花枝「今ここで超能力を使い過ぎるとその時に・・・」

 

すると花枝の姿に戻った。

 

蕾見「中途半端じゃ意味無いのよ!!!」

 

皆本「おい・・・!」

 

大河「おい斗真、改造人間になる覚悟は出来てるか?」

 

斗真「永遠にごめんだ!!早く助けろ!!」

 

敦「ほれよ。」

 

サイコキネシスで斗真を解放した。

 

斗真「あ〜助かった〜・・・」

 

皆本「あんたら何をどうしたいんですか!!」

 

斗真「俺達にこんな屈辱を受けさせて!!」

 

蕾見「チッ。しょうがないわね。説明して?」

 

花枝「はい。ここは週末医療介護専門のホスピスなんです。」

 

皆本「週末医療介護?」

 

幸菜「お年寄りさんが沢山居るって事ですか?」

 

花枝「はい。主にお年寄りの回復不能な病気な方を受け入れ、苦痛を軽くして幸せな最期を迎えていただく為の施設です。」

 

美里「安楽死みたいな?」

 

花枝「はい。私は、催眠能力を活かしてそのお手伝いをしています。」

 

零慈「そうだったんですか。」

 

蕾見「ま〜天国に1番近い場所って感じ?」

 

花枝「昔の恋人やもう居ない家族、そう言う人を見て患者さんの心の介護をするんです。」

 

皆本「超能力を活かした福祉か。立派な仕事じゃないか。」

 

斗真「確かに良いかもな。障害者の克服にも使えるかもな。」

 

皆本(催眠を他人の為に使うってこう言う事だったんだな・・・)

 

斗真「だがそれが何故!!あんな悪党の言いなりになったんですか!?」

 

花枝「命令で仕方無く・・・やれば病院の予算を増やすって・・・」

 

大河「それが狙いですかい。」

 

蕾見「それっぽく取り調べるな!!言ったじゃん!あんたは堅過ぎなのよ!チルドレンはただの子供じゃないの!天使と悪魔の卵なの!何方に育つかは、あなた次第!今のあの子達の事ばかり考えてないで常にそれを意識する!!その修行です!!」

 

斗真「だったら最初からそう言ってくれれば良いじゃないですか・・・」

 

皆本「そんな事で未来を変えられるって、何か根拠があるんですか!?」

 

 

 

 

 

 

蕾見「女のカ・ン!てへ!」

 

 

 

 

 

 

皆本「じゃあ、僕はこれで!」

 

斗真「じゃあ俺も!」

 

蕾見「良いから言う通りにしろっつーの!!」

 

皆本「ぐああ!!」

 

斗真「グビラ!!」

 

逃げる途中に捕まってしまった。

 

斗真「だから何で俺まで・・・!?」

 

蕾見「深い愛の絆で結ばれれば運命なんかバーっと変わるから!!戻ってからも大人の姿が頭から離れなくなるまで不二子!帰さないわよ?」

 

皆本「無茶苦茶だーーー!!!」

 

斗真「重い・・・!これじゃあ丸で重しに潰されるカップ麺の蓋みたいな感じだ・・・!!」

 

大河「おーい大丈夫かー?3分後に助けてやるからー!」

 

斗真「今助けろよ!!」

 

蕾見「さぁ!次は紫穂ちゃんよ!これ着て。これ被って。」

 

花枝にワンピースと大人姿の紫穂の鬘を渡す。

 

蕾見「今からあなたは三宮紫穂!役になりきるのよ!!」

 

美里「管理官、白目向いてますよ?」

 

花枝「私はエスパー・・・レベル7・・・!10歳の時から皆本さんが好きで・・・今は20歳!今は・・・今は!!!はい!!!」

 

台本を全て丸暗記して大人になった紫穂に変身した。

 

紫穂「皆本さん。折角この島に着たんだから、何処か連れてって?」

 

幸菜「大人になった紫穂ちゃんの姿だー!綺麗ー!」

 

皆本「い、良いけど・・・(もう・・・兎に角早く済ませて帰ろう・・・)」

 

蕾見(今度は見事に仮面を被ったわね!花枝、恐ろしい子!)

 

零慈「白目向いてますよ管理官?」

 

敦「やらせてやれ零慈。」

 

 

 

 

 

 

その後紫穂に変身した花枝と皆本はビーチに移動した。しかし皆本はやる気の無い顔をしていた。2人が浜辺を歩いても会話の気配すら無い。

 

 

 

 

 

 

蕾見「何か喋れ!!」

 

後ろから蕾見が皆本の後頭部にチョップした。

 

皆本「えっと・・・病院の仕事は大変なんだろう?」

 

蕾見「あれは紫穂ちゃんだっつってんでしょ!!!」

 

後頭部を連続チョップする。

 

蕾見「紫穂ちゃんにそんな話しますか!!」

 

斗真(管理官怖えな・・・)

 

皆本「そ、そんな・・・そんな事言ったって!!」

 

蕾見「こんな所まで来て仕事の話をあんたバカ!?」

 

皆本「じゃあどうしろと!?」

 

蕾見「自分で考えなさいよ!!何かあるんでしょ!?子供の時に言えなかったあれとかこれとか!!」

 

皆本「ありません!!」

 

花枝「あの〜・・・」

 

皆本・蕾見「何!!!」

 

花枝「そんないきなりは誰だって無理ですから。私に任せてそっとして貰えませんか?」

 

蕾見「紫穂の仮面が・・・剥がれた!?」

 

幸菜「また白目向いちゃった。」

 

花枝「もうそのネタいいですから。行きましょう?」

 

皆本「あ、ああ・・・」

 

手を繋いだが、すぐに離した。

 

花枝「あ・・・」

 

皆本「え?」

 

花枝「ご、ごめんなさい・・・ちょっと欲に入り過ぎちゃって・・・手、繋いで良いですよね・・・?」

 

皆本「紫穂・・・?」

 

蕾見(やるじゃん。王子様内定までもう一息!!)

 

敦(抜け目無えな管理官・・・)

 

 

 

 

 

 

その頃チルドレンはワニバナナ園と言う遊園地に来ていた。すると薫が肉を使ってワニを捕獲した。

 

薫「ワニゲットだぜ!」

 

紫穂「このバナナアイス、ワニ風味で美味し。」

 

葵「何してんねん!寄り道しとらんと行くで!?局長が教えてくれた場所はもうすぐそこや!」

 

紫穂「葵ちゃんは何買ったの?」

 

葵「チョコバナナワニ風味!」

 

 

 

 

 

 

一方その頃ビーチでは。

 

花枝「命令だからこの姿で居ますけど、あまり気にしなくても良いですから。」

 

皆本「う、うん・・・」

 

花枝「皆本さんは超能力にかなり耐性があるみたいだし、お年寄りとは違うからそう簡単に役にはなりきれませんわ。」

 

皆本「あはは・・・(何か変な感じだ・・・)仕事忙しいのにこんな事をやらされて、お互い大変だよな?」

 

花枝「いいえ?良い気分転換ですよ!好きだし、自分の能力を活かせる仕事なんですけど・・・人が亡くなるのを見続けなきゃならないんで・・・やっぱり時々辛いです・・・」

 

皆本「・・・」

 

観察してる幸菜が号泣し始めた。

 

花枝「皆本さんはお仕事楽しいですか?」

 

皆本「う〜ん・・・こっちは色々あるけど、放って置けないよな・・・やっぱり。『何時か本当に、彼奴らとこうやって過ごせる日が来る。大人になったあの子達もきっと素敵だ!楽しみだな!僕は幸せだな〜!』って!勝手に人の心を捏造しないで下さい!!」

 

ヤシの木の上から蕾見がメガホンを使って皆本の心を捏造しただけだった。

 

蕾見「まぁ硬い事言わずに〜!」

 

斗真「抜け目無いですね管理官!」

 

すると着信音が鳴った。

 

花枝「はい。・・・はい!分かりました!すぐ戻ります!」

 

皆本「どうした?」

 

花枝「患者さんの容態が急変して・・・私行かなきゃ!!」

 

皆本「待って!管理官!テレポートを!」

 

蕾見「はいはーい!」

 

斗真「美里!テレポート頼む!」

 

美里「分かったわ!」

 

すぐにテレポートしてホスピスに戻った。その一部始終をチルドレンが見ていた。

 

葵「誰今の!?」

 

紫穂「底意地の悪い嫌らしい感じの女だったわね・・・」

 

葵「紫穂的にもそんな評価?」

 

一部始終を見てた薫がワニを叩き付けながら怒ってた。

 

薫「修行とか抜かしやがって・・・何の修行をしてんだ!!!皆本ーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

外は夕方になっており、花枝が患者の老人の介護をしている。

 

老人「わしは・・・もうダメだ・・・」

 

花枝「そんな事言わないで!私の事置いていかないで!!」

 

老人「花子・・・はな・・・がっ!」

 

途中で死んだかのように眠ってしまった。

 

花枝「太郎さん!?太郎さん!!」

 

太郎「あ〜、死ぬかと思った・・・」

 

まだ生きてた。

 

花枝「太郎さん・・・まだ天国に行くのは早いわ?もう少し頑張って?私が付いているから。」

 

太郎「ありがとう・・・花子・・・」

 

零慈(成る程、初恋の人の姿になって介護してるのか。何か泣けるね。)

 

 

 

 

 

 

その夜のホスピス。皆本がジュースを持って来た。

 

蕾見「お疲れ様〜!」

 

花枝は元の姿に戻した。そして今度は大人になった葵の姿になった。

 

皆本「今度は葵?」

 

大河「結構凛々しいな。」

 

皆本「もしかして、仕事中ずっと変身しておかなきゃダメですか?」

 

蕾見「当然でしょ?」

 

斗真「そう言われると何か可哀想な感じがするな。」

 

皆本「凄いな君は。患者さん、持ち直したじゃないか。」

 

花枝「あのお爺さん、初恋の人を戦争で亡くしてるんです・・・だから容態が悪くなると、その姿で励ますんです。」

 

幸菜「戦争で亡くなったの・・・?うえ〜ん・・・」

 

花枝「大事な思い出のある人程良く効きます。私が本物じゃないって分かってても、同じです・・・」

 

蕾見「ね?愛の力って凄いでしょ!?」

 

皆本「何でもそこへ持って来るな!」

 

美里「本当に抜け目無いですね管理官。」

 

花枝「でも・・・」

 

泣いてる葵(花枝)の姿を見て皆本がドキッとした。

 

花枝「患者さんの気休めにはなっても・・・病気を治す事は出来ない・・・私、何でエスパーに生まれたんだろうって時々・・・あのお爺ちゃん・・・管理官よりずっとお若いのに!」

 

蕾見「言っとくけど不二子!歳の事言われの嫌いよ!」

 

皆本「まあまあ・・・」

 

花枝「管理官より良い人だってのに・・・!」

 

蕾見「あのね!!」

 

皆本「まあまあ!」

 

蕾見「良い思い出があって、それ持って死ねるの幸せじゃん!不二子なんか思い出なんか全然無いわ!!」

 

皆本(あんたはただ、欲望に底が無い変態ってだけじゃん・・・)

 

零慈「俺達の超能力があったら病気とか治せたら〜。」

 

斗真「それは良いかも知れないな。」

 

敦「それはどうかと思うな。」

 

斗真「だったら癌の摘出とか?」

 

美里「ちょっと危なっかしいわねそれ。」

 

花枝「皆本さん!!」

 

泣きながら皆本の胸に飛び込んだ。

 

皆本「あ、葵・・・じゃない、あ、あの・・・」

 

蕾見「ニヒ!」

 

セブンスターズ「抜け目無え・・・」

 

すると天井の電気が点灯された。

 

 

 

 

 

 

???「みーなーもーとー!!!」

 

 

 

 

 

 

皆本「え?」

 

蕾見「あちゃ〜良い所で・・・」

 

そこに現れたのはチルドレンだった。薫がワニを担いでる。

 

紫穂「さっきと違う女ね。」

 

薫「どう言う事よ・・・えええ!?」

 

皆本「あ!いや!これは・・・」

 

ワニが投げ飛ばされた。

 

皆本「え!?ワニ!?」

 

斗真「何でワニが!?」

 

葵「こんな色気の無い貧乳メガネがお好みか!?皆本はんの変態!!」

 

皆本「あれ?君がそう言う評価?」

 

斗真(あの姿、未来の葵なんだが・・・)

 

薫「やっぱ敵か!!ババア!!!」

 

ワニの尻尾を掴んで振り回す。

 

大河「おいワニ振り回すな可哀想だろ!!」

 

そしてワニで蕾見をぶつけ飛ばした。不二子は先程の老人の病室に飛ばされた。

 

太郎「おや?不二子ちゃん!どうじゃった?さっきの芝居は?わし、死にそうな演技には定評があるんじゃよ!」

 

敦「あれって演技!?」

 

演技だと知った皆本が今まで以上に激怒した。

 

蕾見「わ!私の覆面が剥がれた!!」

 

花枝「ち!違うんです!何時もは本当にああやって!!今日は管理官がどうしてもって!!」

 

蕾見「あ!こら!!裏切り者!!」

 

激怒した皆本がワニの尻尾を持った。

 

 

 

 

 

 

皆本「お、お前らの血は・・・何色だ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

蕾見・花枝「ご!ごめんな!!」

 

皆本「おりゃああ!!!」

 

蕾見・花枝「さーーーい!!!!」

 

ワニで蕾見と花枝を空の彼方へぶつけ飛ばした。セブンスターズは呆れたが、チルドレンは全く理解出来てなかった。

 

葵「な、何がどないなってんの・・・?」

 

斗真「後で話す。」

 

零慈「おいワニ、大丈夫か?」

 

 

 

 

 

 

そして翌朝。チルドレンがビーチで遊んでた。

 

薫「ねえ!本当に遊んでって良いの!?」

 

皆本「ああ!夜になったら一緒に帰ろう!」

 

斗真「今日はとことん遊べ!」

 

葵「やったー!」

 

皆本「あの、ちょっと・・・」

 

チルドレン「え?」

 

皆本「あの、その・・・辞めるなんて軽々しく言って悪かった・・・」

 

薫「皆本・・・」

 

葵「皆本はん・・・」

 

紫穂「皆本さん・・・」

 

皆本「もう言わないから、それでおあいこしよ?」

 

チルドレン「うん!良かった!」

 

斗真「これで和解成立したな!」

 

大河「じゃあ行くか!」

 

皆本「よし!遊んで来い!ザ・チルドレン!水着で解禁!」

 

セブンスターズ「プリズム解禁!」

 

 

 

 

 

 

薫「海水も滴る超良い女!」

 

葵「良好に輝く美しき白い肌!」

 

紫穂「人魚より素敵なビーチの妖精!」

 

チルドレン「絶対可憐!チルドレン!」

 

 

 

 

 

 

斗真「神楽斗真!」

 

大河「栗栖大河!」

 

敦「芝浦敦!」

 

美里「赤坂美里!」

 

幸菜「篠崎幸菜!」

 

零慈「和泉零慈!」

 

斗真「特務エスパー!」

 

セブンスターズ「セブンスターズ!」

 

 

 

 

 

 

チルドレンと大河と幸菜と零慈がビーチを激しく遊ぶ。そこに老人が乗った車椅子を押してる蕾見が来た。

 

皆本「な!?」

 

斗真「管理官!?」

 

蕾見「あのね?不二子悪気があってやった訳じゃないんだよ?」

 

敦「じゃあどう言う理由で?」

 

蕾見「あれも人類の未来の為なんだから、本当よ?」

 

斗真・敦・美里・皆本「もういいです!」

 

蕾見「私から見れば歳の差なんて、大した問題じゃないしさ!」

 

太郎「わし、不二子ちゃんの10個下だもんな!」

 

皆本「歳そのものが問題でしょ!!」

 

斗真「後年寄りを利用しないで下さい!!」

 

皆本「彼奴らの子供の時代、今しか無いんです。思い出で救われる未来がある。それを見せる為にここに連れて来たんでしょ?」

 

美里「確かに。」

 

皆本「彼奴らの今だって、人類の未来と同じくらい大事ですよ。」

 

蕾見「(分かってるわよそんな事。あんたがそうだから、あの子達だって安心して背伸びをしてるじゃない。)ちょっと早めても良いと思うんだけどな〜。」

 

皆本「何か?」

 

蕾見「ううん、何でも?」

 

花枝「皆本さーん!」

 

そこに再び薫に変身した花枝が現れた。

 

斗真「あれま、また大人の薫が現れたな。」

 

花枝「晴れの日に一緒に泳ぎましょう?」

 

皆本「な!何その格好は!?それはもういいだろう!!」

 

花枝「だって、この方が皆本さん喜ぶって管理官が。」

 

皆本(あのババアまだ諦めてねえじゃねえか・・・!!)

 

蕾見「ベー!」

 

太郎「ありがたやありがたや。」

 

斗真「もし俺が管理官と同い年だったらぶっ放してえな・・・」

 

敦「止めとけ。同い年になるには後60年以上掛かるぞ。」

 

葵「あ!また違う女や!」

 

紫穂「何ですって!?」

 

大河(あれって大人の薫か?)

 

幸菜(また管理官の企み?)

 

零慈「本当抜け目無えな・・・」

 

すると薫がサイコキネシスで大波を起こした。

 

薫「おるああああーーーーーー!!!!」

 

そして竜巻を起こした。因みに斗真達も巻き込まれた。

 

薫「何で!!何でそんなただ乳でかいだけの頭悪そうなにデレデレするーーー!!!」

 

皆本「あれ!?君がそう言う評価!?」

 

斗真「大人の自分だって事を認めさせるにはまだ早いかもな。」

 

美里「そうらしいね。」

 

敦「止めた方が良いぞ。明石の頭の中がグチャグチャになるぞ。」

 

太郎「あ、あれ!?わし・・・飛んだーーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

そしてサイコキネシスを止めた。

 

薫「何で他所の女に目が行くのか全然分かんねえ!!」

 

紫穂「私達だけ見てれば良いじゃない!!」

 

葵「皆本はん異常なんちゃう!?」

 

皆本「ガキばっか見てられるか!!!」

 

斗真「あ。また地雷踏んだ。」

 

薫「ガキ扱いは・・・ガキ扱いは・・・・!!!」

 

 

 

 

 

 

美里「はい。」

 

しかし美里が皆本を男子更衣室へテレポートさせた。

 

 

 

 

 

 

薫「ああーー!!!」

 

美里「そのくらいにしなさい。」

 

大河「ナイス美里!」

 

薫「美里ちゃん!!!!皆本を何処へやったーーー!!!」

 

美里「さあ?何処かしら?」

 

蕾見「皆本君・・・気概がありそうね・・・」

 

斗真「あんた良くそんな事言えますね。」

 

「NEXT」




         キャスト

      神楽斗真:松下優也
      栗栖大河:花江夏樹
       芝浦敦:佐野岳
      赤坂美里:大久保桜子
      篠崎幸菜:矢野優花
      和泉零慈:甲斐翔真

       明石薫:平野綾
      三宮紫穂:戸松遥
       野上葵:白石涼子
      皆本光一:中村悠一

     蕾見不二子:ゆかな
      桐壺帝三:小杉十郎太
       柏木朧:浅野真澄
      賢木修二:谷山紀章
     常盤奈津子:中尾衣里
     野分ほたる:佐藤利奈
      末摘花枝:下屋則子
    おじいちゃん:四宮豪

次回「金庫破りは計画的に❤️」
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