R-18もあるので閲覧注意でもあります。
そして此方(本編)が遅くなる始末
一馬「仮入部?」
智花「はい、ここグリモアにも部活は存在するんですよ、勿論所属なしでも掛け持ちも可能です。」
一馬「へぇー、どんな部活があるの?野球とかサッカー?」
智花「はい、基本的にメジャー所は揃ってます、私は陸上部、夏海ちゃんは報道部、怜ちゃんは剣道部、風紀委員に所属しています。」
一馬「面白そうだけど仮入部って簡単に出来るの?」
智花「そうですね、何処でも歓迎されると思いますよ、よければ陸上部に来てみませんか?」
一馬「そうだね、よければ放課後···」
夏海「異議あり!(カットイン)」
一馬「き、岸田さん!?いつの間に!?」
夏海「さっき来たわ、話は聞かせて貰ったわ!報道部に来なさい!あたしがジャーナリストの心得を1から教えてあげるわ!」
一馬「あ、僕勧誘お断りしているんで。」
夏海「あんでよ!?この人でなし!」
だって嫌な予感しかしないんだもの。
一馬「気が向いたら行かせて貰うよ。」
夏海「絶対来なさい。」
一馬(多分行かないだろうなぁ…)
夏海(絶対来ないわね。)
智花「それでは放課後、グラウンドでお待ちしていますね、体操服等動きやすい服装で来て下さいね!」
一馬「わかったよ、体操服だね。」
夏海「それじゃああたしは退散するわね、授業始まるし。」
智花「はい。」
一馬「了解。」
-昼-
さて、学食に行きますか。
···決して南さんが弁当を準備してそうだからなんて思ってないからね?
?「やっと見つけたんよ。」
そう意気込んで逃げもとい、教室を出た瞬間知らない人に話し掛けられた。
一馬「えっと、何方ですか?」
?「はっ!まさか運命の瞬間覚えてないん?」
そんな瞬間なんてあったんだ。
一馬「えっと、身に覚えがないんですが···」
?「そんな!あの角で激突を運命と呼ばずなんていうんよ!?」
ただの漫画の読みすぎだと思います。
そういえばもしかして昨日ぶつかったのって···
一馬「あ、ごめんなさい僕あの後すぐ気絶しまして···」
?「思い出したんよ?まぁ、現場をちゃんと目撃出来てないから仕方ないんよ、アレを見ていれば恋に落ちるのも無理ないんよ。」
女生徒A「何」
女生徒B「だっ」
女生徒C 「て!?」
器用ですね、皆さん。
?「角での激突って凄く運命的だと思うんよ。」
女生徒達「うん、わかる。」
?「恋に落ちてもしょうがないんよ。」
女生徒達「そうだよね!」
?「だからウチと彼はお似合いなんよ。」
女生徒達「ごめん、それは無理だわ。」
?「酷い手のひら返しなんよ。」
よし、この隙に逃げよう
?「あれ?何処行ったんやよ?」
-食堂-
一馬「何だったんだ、あの人?」
月詠「高宮、アンタ此処で何時も食べてた訳?」
一馬「守谷さん、まぁそうだね。」
月詠「で、どう?次ツクに貢ぐ為の目処はたったのかしら?」
一馬「ま、まだ負けると決まった訳じゃないから。」
月詠「ふん、まだそんな事を言っているのね。」
そう、僕は昨日始まるまでの間守谷さん付き添いの元精鋭部隊の練習所で特訓をしていたが、何一つ出来なかった。しかも其処に居合わせた怖そうな人にガンを飛ばされる始末。止めは更に怖そうな人に強制撤退を強いられた。
ある意味一つのトラウマになりつつある。
月詠「でも、朝比奈が居たのは意外だったわ、やっとやる気になったのかしら?」
最初に居た怖そうな人の方かな?
月詠「アンタ滅茶苦茶睨まれてたもんね、立派に怯えちゃって。」
一馬「思い出させないで欲しいんだけど···辺りどころが悪いけど何か嫌な事でも?」
月詠「初対面の日の報復とさっき売店でチョコレートが買えなかった腹いせよ。」
うわ、酷い。前者はともかく後者は八つ当たりじゃないか。
でも、ごめん、僕が最後の一個を手に入れてしまったんだ。ずっと手に入らないってぼやいてたし。まぁ、かくいう僕も昨日滅茶苦茶言われた腹いせに回収したんだけど。
そして、僕は甘い物は好んで食べないんだけど。
これがばれた時には強奪された挙げ句腹いせにボコボコにされるのは分かっているから言わないけど。
月詠「処でももに聞いたんだけど最後の一個買っていったのアンタだったのね。」
しまった、最初に声を掛けられた時点で警戒すべきだった。
一馬「気のせいじゃないかな?」
月詠「でもあの子間違いなく、アンタを指差していたし、名前も知ってたわよ?」
不味い、カツアゲされる。
月詠「と言うことでその袋の中身を見せてくれると嬉しいんだけど?」
一馬「ひ、人の物を取ると泥棒だよ?」
月詠「大丈夫、譲って貰うだけだから(ただし物理で)」
お互い笑顔で話しているが空気が悪い。
一馬「···あ!」
月詠「え?」
一馬「さようなら!」
月詠「あ!騙したわね!待ちなさい!」
折角逆襲する機会なんだ、返り討ちとか一番勘弁して欲しい。
取り敢えずこのロッカーに身を···
夏海「!?」
先客がいた。
一馬「!?」
夏海「ど、どうして此処が!?」
一馬「ど、どうして此処に!?」
夏海「え?」
一馬「え?」
夏海「!とりあえず狭いけど入って!」
一馬「んぅ!?」
夏海「大きな声出さないで!」
囁くような声で怒られる。
智花「はぁ···夏海ちゃんも怜ちゃんも一馬さんも何処へ行ったのでしょう···折角お弁当を作って来たのに···」
月詠「くっ!高宮の奴見失ったわ!」
成る程···
夏海&一馬(利害が一致した。)
協力するしかない。
智花「あ、月詠ちゃん、夏海ちゃん見ました?」
月詠「見てないわ、処で高宮見た?」
智花「いえ、見てないですよ?」
月詠「うぅー···やっと手に入ると思ったのにぃ···!」
夏海「アンタ月詠に何したのよ?」
一馬「昨日の仕返しに売店のチョコを止め差しました。」
夏海「アンタやることエグイわね。しかも目の前って。」
一馬「悔しかったんだよ。それでカツアゲされる前に逃走した先が此処だった。」
夏海「アンタだけ出ていってチョコ渡して智花のお弁当倒してきてよ。」
お弁当を倒すとは如何に。
一馬「嫌だよ、僕だって譲れない物があるんだ。」
智花「仕方ないですね、他を探しましょう。」
月詠「仕方ないわね。」
夏海「はぁ···何とか撒いたわね。」
一馬「ふぅ···早く出ようよこの状況は流石に···」
緊急とは言え冷静になれば頭が沸騰してきた。
夏海「そ、そうね。」
怜「え?」
夏海&一馬「あ( ̄▽ ̄;)」
怜「な、何でお前達ロッカーから出てくるんだ!?」
夏海「すまないわね、犠牲が必要なのよ。」
その場に倒されて当の本人は逃走した。
一馬「え?」
そして僕は呆然としていた。
怜「くっ、仕方ない。一馬、見たからには見過ごせない。だが、私も事を荒げたくはない。事情によっては見なかった事にしよう。」
見つかったのが神凪さんで良かった。
一馬「えっとですね、昨日の仕返しで守谷さんの目の前でチョコレートに止めを差した事がばれて強奪に踏み切った彼女から逃げている途中ロッカーがあったから其処に隠れようとして開けたら岸田さんが居たんだ、そしたら南さんがお弁当を持って登場したから岸田さんにロッカーに引きずり込まれて行った事を確認して出て今に至るという訳です。」
怜「成る程、事情は理解した、が夏海にも事情は聞かなければならん。逃げた分の報復はするつもりだ。だが、お前にお咎めなしと言うわけにもいかない。だから放課後夏海を捕まえて風紀委員室まで連れて来てくれ。そうしたら一馬は見逃してやる、だが、30分過ぎても来なかったら二人とも裁くからな。」
出ましたザ理不尽。
僕の説明損じゃないか。
怜「返事は?」
一馬「わ、分かったよ。」
-放課後-
智花「それではグラウンドで待ってますね!」
一馬「うん、ごめんけど自室に体操服忘れちゃったから急いで取りに戻るから。」
智花「分かりました、先行ってますね。」
実はすぐそこのロッカーに隠しているんだけど。
岸田さん捕獲命令が出た今罪悪感が残るものの、彼女を捕まえなければならない。
行くとすれば報道部室だろう。
一馬「やぁ、岸田さん。」
夏海「あれ?どったの一馬?報道部に興味でも沸いたの?それなら歓迎するけどってあんた笑顔凄く怖いんだけど!?まさか昼の事根に持ってる?」
一馬「うん。」
夏海「···ふーん、成る程大方怜に絞られて腹いせにあたしを差し出そうって感じね。」
一馬「そんな処だよ。」
夏海「確かにこの密室に逃げ道はない。しかし!あんたはあたしに触れる事なんて出来やしないわ!」
一馬「確かにそうだよ、僕はそういう奴だからね。」
夏海「成る程、あたしを此処に隔離している間に怜が来るのね。」
一馬「その通りだよ。」
実は連れてこいって言われてるんだけどね。
一馬「でも、少し用事があるみたいだから少し遅くなるみたいなんだ。」
夏海「へー、ならまだ風はあたしに吹いているわね。」
一馬「だから暇だし雑談でもしようかと思ってね。」
夏海「あんたからのお誘いなんて珍しいじゃない。何を企んでいるのかしら?」
一馬「丁度良いネタを見つけたんだ。」
夏海「ふーん、いいわ暇潰し程度に見てあげるわ。」
一馬「うん、これなんだ。」
僕が取り出したのは街で岸田さんが色んなコスプレの服を選んでみている瞬間だった。
夏海「ちょっ!何であんたがそれ持ってんの!?あんたが学園に来るより前の出来事なのに!」
一馬「遊佐さんが提供してくれました。」
夏海「部長ぉ!?」
一馬「夏海も中々可愛い所あるじゃないか。」
夏海「か、かわっ···!」
一馬「って遊佐さんが言ってたよ。」
夏海「あ、そう。」
何で急にふてくされるんだ。
一馬「と言うことで僕は此方を使」
夏海「それは駄目だぁぁぁあ!」
一馬「うわっ!?何!?」
夏海「駄目よ、それだけは···メイド服はともかくそっちは···!」
ちなみに僕は二枚目、今彼女に見せている写真の内容は知らない。見ない方が良いって言われたし。
夏海「そいつを此方に渡しなさい!」
一馬「え、嫌。」
夏海「ならば力ずくで奪ってやるわ!」
一馬(何でこんなにムキになっているんだろう。一体何が写っているんだ···?)
一馬「取り敢えず逃げるしかないかな···」
こっそり見てみたい衝動に駆られる。
夏海「一馬めぇぇええ!」
何か修羅と化している。恐い。
-逃走中-
一馬「あ。」
手を滑らせて写真を放してしまった。
写真は扉の下を通ってしまった。
今戻れば岸田さんにボコられてしまう。
夏海「此処かぁ!」
怜「やぁ、夏海。自分から来るとは関心したぞ。」
勿論写真を落としたのはわざとだ。
夏海「( ̄▽ ̄;)。」
夏海「騙したわね、一馬ぁぁああ!?」
何て人聞きの悪い事を言うんだ。
そのまま僕は体操服を取ってグラウンドに向かった。
智花「あ、一馬さん。今日は頑張っていって下さいね!」
?「え、誰々?仮入部希望の人?」
智花「はい、誘ってみたんです!」
?「へぇー、宜しくね。私は松島みちる。」
一馬「高宮一馬です。」
みちる「あ!君があの噂の転校生か!」
一馬「まぁ、はい。」
みちる「ふーん、意外と普通の人なんだね。」
どんな人だと思われていたんだろう。
智花「一馬さんは何かやりたい種目はあるんですか?」
一馬「選べるんだ、それなら長距離走かな。」
みちる「これまでに他に部活はしていたの?」
一馬「一応三年程バスケットボールを···」
智花「そうだったんですね、陸上をやってみたいというのはあったんですか?」
一馬「運動自体が好きだからね、余り何もしないと鈍りそうだし···」
みちる「此処では基本走り込みすれば後は自分の好きに走っていいからね、魔法使いに覚醒すると身体能力が上がるから大会には出る事はないからね。個人の趣味、好みで自由にしているんだ。」
一馬「成る程、でも今こんな風に話しながら走ってい怒られないの?」
智花「自由ですからね、度が過ぎない限り言われる事はありません。」
みちる「どうせ部長も仮入部の子が来ている手前怒鳴れないだろうし。」
可哀想だなぁ…
一馬「でもそれも楽しいかもね。」
智花「そうですよね!」
みちる「私達は学生なんだし楽しまないと。」
月詠「高宮!アンタこんな所にいたのね!」
一馬「ゲッ、守谷さん!?」
月詠「今ゲッって聞こえたんだけど?」
一馬「気のせいじゃないかな?」
あ、何か似たようなやり取りを昼にもやった気がする。
月詠「昼の腹いせに鍛えに来てあげたわ!」
一馬「松島さん、守谷さんも陸上部に仮入部したいらしいよ。」
よし、巻き込むしかない。
月詠「はぁっ!?」
みちる「本当!?」
智花「月詠ちゃんも一緒に頑張りましょう。」
月詠「ちょ、ツクそんなこと言ってないんだけど!?」
みちる「歓迎するよ、守谷さん。」
月詠「ちょ、それなら条件があるわ!高宮!アンタツクと戦いなさい!100mで勝負よ!」
一馬「え、でも男女だと差が出るんじゃないの?」
月詠「そんなの不要よ!鍛え方が違うんだから!」
智花「トラック使えますよー!」
そして南さんの手際の良さである。
男生徒「おいおい、何やら競争か?面白そうじゃないか。」
女生徒「ちょっと見ていこっと。」
一馬「分かったよ。」
月詠「その代わりツクが勝ったらアンタは私の言うことを聞いて貰うわ!」
一馬「僕が勝ったら?」
月詠「腹パン一撃(全力)で許してあげるわ。」
それは許されているのか。
一馬「殴らないで下さい。」
月詠「仕方ないわね、それで行こうじゃない。」
みちる「それじゃ···よーい、スタート!って言ったら走ってね。」
スッテンコロリン
月詠「何よ!アンタ!」
一馬「少しネタが古いんじゃないかな?」
みちる「一度でいいからやってみたかったんだー、それじゃ今度こそ、よーい、スタート!」
はい、勝ちました。それはもう。
一馬「···」
月詠「···(ドスッ」
一馬「うっ!?」
何で殴るんだ、約束したじゃないか···
月詠「あれは嘘よ。でもアンタ速すぎない!?」
一馬「魔力量に比例するみたいだし、そうなんじゃないの?」
月詠「じゃあ何時もは手を抜いて走っているの!?」
一馬「いや、流石に校内を全力で走るなんて出来ないよ。」
月詠「なら今度はちゃんと魔法で勝負しないとね···」
それだと僕が不利じゃないか。
一馬「勘弁して下さい。」
智花「やっぱり一馬さんは陸上をやるべきです!」
みちる「そうだよ(便乗)」
一馬「まぁ、考えておくよ。」
月詠「ツクを無視しないでよ!(ドスッ」
一馬「ごふぅっ!?何で···」
月詠「おかわりが欲しそうだったから。」
要りません。
-夜-
夏海『一馬の鬼!悪魔!女たらし!』
一馬『どれも心外なんだけど?』
怜『丁度良い、一馬、明日お前も風紀委員室に来い。』
一馬『え?』
怜『夏海から事情は聞いたが少々やりすぎだ。人にもプライベートは存在する。』
きっとあの写真の事か、でも何が写ってたのか知らないんだよなぁ…
夏海『このあたしにあんな事して何が目的なの!』
一馬『普通に風紀委員室にぶち混みたかっただけなんだけど?』
夏海『嘘よ!このあたしにあんなことやこんなことを···!』
あの写真本当に何が写っていたんだ。
一馬『いや、特にやましい事あってやった事でもないんだけど?』
夏海『じゃあ責任とって。』
待って欲しい、一体何が彼女をそうさせるんだ。
一馬『え?』
夏海『写真を破いて燃やして焼却炉に持って行くのよ。』
二度焼く必要はあるのだろうか。写真が可哀想じゃないか。
取り敢えず···
一馬『遊佐さん、あの見るなと言った写真一体何だったんですか?』
鳴子『おっと、本当に見てなかったんだね、知らない方が良いよ、君の為にも夏海の為にも。』
一馬『岸田さんが責任取れとか煩い位不味い物なんですが?』
鳴子『うーん、もしかしたら高宮君にはわからないかもしれないけどなぁ···』
一馬『はい。』
鳴子『良いこと教えてあげるよ。』
一馬『何ですか?』
鳴子『出る杭は打たれる。』
一馬『···もしかして知ってます?』
鳴子『まぁ、神凪君の性格から計算していっただけさ。そう大したことではないよ。』
一馬『遊佐さんって一体何者なんですか?』
鳴子『ボクはボクさ。遊佐鳴子、ジャーナリストを目指す学生さ。』
一馬『それにしては何でも見ていた様な事を言うじゃないですか。』
鳴子『実はその質問。君にも問いたい所なんだが、詳しくは分からないけど守谷君とのコロシアムでの一件、まるで知っていたかのような反応だったじゃないか。』
一馬『たまたまじゃないですか?』
鳴子『それならボクの思い越しで済むからいいけど、時々君の様子が変だからね、まるで今後自分に振りかかる何かに怯えているようにね。』
一馬『そんな未来予知なんて···』
鳴子『そうだね、勝手な想像をしてすまない、それじゃお休み。』
未来予知なのかな?僕の夢は。
でもまだあの怪物との戦いは無い。
不完全なのか、偶然なのか···
To be continued···
何の写真かって?
それは次回分かるさ(
10話『魔法と相性』