今回もゆったりマイペースにやって参ります。
注意書きは前話参照です。
一馬「それにしても魔力量が凄い...か。悪くないかな。」
でもそれで世界を救える訳ではない、僕たち魔法使いが戦うのは霧の魔物と呼ばれるものだ、形等は不定形、出現場所、根源何もかも不明な未知の生物。
しかも、倒しても霧に戻るだけらしい、つまりは不死身に近く現段階では追い払うのが限界だ。
一馬「無理ゲーすぎるでしょ...」
そして今正に物事が動こうとしていた。
一馬「迷った...」
はい、迷いました。ですよね、初めてですし。
というかさっきも此処を通った気がする。
確か僕が配属されたのはサンフラワー....だったっけ?
いや、ローズだったかな?まぁ、いいや、トイレに行こう。
一馬「にしても男子トイレ少ないなぁ」
無いよりはましだけど。
すっきりしました。
?「あ、あれ?此処さっきも通ったような...?」
お、お仲間発見だけど美少女じゃないか。
彼女も今日転校してきたのだろうか?
?「あ、あのすいません、お手洗いって何処ですか?」
....え?
一馬「目の前にあるんですけど?」
?「い、いえ男子トイレなんですが...」
ブッ!?え、何?え、え?
頭の処理が追い付かない。
あ、そうか、女子トイレが混んでいたからこっそり男子トイレを使おうってことか。
....意味わかんないよ...
一馬「彼処の角を曲がった所だよ。」
面倒なので答えました、いや、もしかしたらこの学園ではそういう事を気にしない風潮かもしれないし。
?「ありがとうございます!」
あ、そう言えば名前聞いてなかったな。
と言うより僕も聞いてみればよかった。
ん、あの子何か落としてるじゃないか、携帯?
そういえば博士みたいな人から貰ったな、そんなの。
流石にトイレに突入はできない。
仕方ない、誰かに預けよう。
兎ノ助「おぅ、さっきぶり。どうした?迷ったのか?」
一馬「あ、はい、実は...」
兎ノ助「全く、それならそうとすぐ相談してくれたらいのに。」
一馬「すみません...あ、そう言えばさっき青い髪の子がこれ落としていったんですが、届けて貰えませんか?」
兎ノ助「ん?あー恐らく浅梨だな。折角だ、自分で行ってこい。」
一馬「えぇっ!?」
兎ノ助「彼奴は方向音痴で天然だからな...クラスはリリィだからお前と同じだな。」
前者2つともはずれだったよ。
兎ノ助「リリィの教室はこの一つ下の階の端だ。迷うなよ。」
一馬「ありがとうございます。」
-移動中-
此処が僕の教室か...確かリリィ。今度こそ大丈夫。
しかし、随分緊張するなぁ...
当たって砕けろ!高宮一馬15歳!
ガラッボフッ
上から黒板消しが落ちてきた、泣きたい。
?「ほら引っ掛かった..ってあんた誰!?」
?「お、お前誰に仕掛けているんだ!?」
?「あぁっ!すみません!大丈夫ですか!?」
此処は笑うべきなのか?
何かざわついているなぁ。
一馬「あ、大丈夫です。お気になさらず。」
?「夏海!さっさと謝るんだ!」
夏海「ご、ごめん···」
頭の粉を払いながらいいよと言っておくのが定石かな。
?「そういえば今日転校生さんが来ると聞いていました。」
夏海「へぇ、じゃああんたが転校生?」
一馬「まぁ、そうかな?」
?「すまなかった、私達は別にお前をいじめようとか考えてないからな?」
黒髪ロングヘアーの凛々しそうな人が取り繕うように言う。
?「そういえば紹介がまだでしたね、私は南智花です。宜しくお願いしますね。」
?「私は神凪怜だ。」
夏海「岸田夏海よ、さっきはごめんね。」
一馬「高宮一馬です、さっきの事は気にしないで下さい。」
夏海「あんたいい奴じゃない。」
怜「お前はもう少し反省しろ。」
智花「あはは···」
この人たちと話していて気づかなかったけど結構視線を感じる。
···って此処大半が女子生徒じゃないか!?
さっきウサギに珍しいと言われたのはこういう事だったのか。
他の教室もこんな感じなのかな?
大体2:8といったところかな?
夏海「早速だけどあんた取材させて頂戴、拒否権は...」
怜「夏海?」
夏海「ありますが受けてくれると嬉しいな...」
智花「夏海ちゃんは報道部に所属しているんです。」
一馬「まぁ、いいよ。」
夏海「本当!?いや助かるわー、それじゃ今すぐと言いたいところだけど時間が厳しいから放課後ね、迎えに来るから!」
そういって岸田さんは出ていった。
智花「私達それぞれクラスが別なんです、私がリリィ、夏海ちゃんがサンフラワー、怜ちゃんがローズです。」
怜「3人一緒に入学したんだ、まぁ幼馴染みたいなものだ。おっと悪い、私もそろそろ戻る。」
智花「はい、また放課後。」
一馬「えっと、南さん?」
智花「はい、何でしょう?」
一馬「このクラスに青い髪の子がいるってウサギから聞いたんだけど。」
智花「兎ノ助さんですね、浅梨ちゃんは···また何処かで迷子になってるでしょうね···あはは···」
一馬「その子がこれを落としていってね。」
智花「また落としたんですね···デバイス。」
またと言う言葉には突っ込まない様にした。
智花「そうだ!転校生さん、良ければ私と連絡先交換しませんか?これから同じ学園の仲間になる訳ですから。」
一瞬期待した自分が恥ずかしい。
一馬「そ、そうだね、宜しくね。」
智花「後で夏海ちゃんや怜ちゃんにも送っておきますね。」
女生徒「成る程、ごり押し...」
女生徒「私にもチャンスが...」
動物園のパンダってこんな気分なんだろうか。
男生徒「遂に男子が増えるんだな...」
男生徒「これまで肩身が狭かったぜ...」
多分これからも狭いでしょう。
教師「はいはーい、皆さん着席、転校生君は前に。」
一馬「はい。えー、高宮一馬です、今年で16になります。特技は...無しで趣味は体を動かす事です、宜しくお願いします。」
教師「ありがとう、高宮君。どうやら貴方は特別な体質をお持ちの様ですね、有効活用して下さい。それでは授業に移りましょう。」
女生徒「どんな体質ですか?」
教師「まだ秘密です、非公開情報ですから。」
辺りがざわつく。
そして僕はあっという間に注目され、好奇の視線に晒されるのだった。
なぜなのだろうか、わかっているのに。
このあと僕は本当のパンダの気持ちを知ることになる。
...動物も苦労が絶えないのかな。
そう言えば浅梨さんとやらは結局戻って来てないな...
To be continued...
前回より長いながらも内容の薄さにびっくりです。
実際自分だったらどうだろうと考えながら制作しています。
美少女だらけの学園...良いですね。
(ただし望みは叶わない気しかしない悲しみ)