俺たちは過去から現代に戻ってきた
過去から円堂さんたちを連れて
ワンダバ「じゃあ早速だが、練習をしていこうと思うが
まず最初に相手がどんな奴らだったか知る必要がある」
あ、そういえばあの時俺を含めた11人以外は
あの空間に来てなかったんだっけ
ワンダバ「というわけで、あの光に包まれたメンバーは
そいつらの戦い方を教えてほしい」
黒羽「わかった
実は――――」
俺たちはその試合の状況を話した
ワンダバ「何だとぉー!
11人をわずか1人で試合続行不可能な状態にしたぁー!」
黒羽「あぁ、信じられないかもしれんが、これが事実だ」
円堂「しかも、あいつらのシュートは必殺技なしでも
俺の『マジン・ザ・ハンド』を破るくらいの強さだった」
鬼道「それに加え、まるで俺たちの戦術を見抜かれているかのようなプレイもしていた」
ワンダバ「なるほど、それくらいでたらめな強さを持っているやつらか
そうなると、キーパーも強力なやつが多いかもしれん
…よし!円堂、豪炎寺、鬼道、お前たちには化身を編み出してもらう!!」
円堂「え、化身!?」
豪炎寺、鬼道「…って何だ?」
天馬「そういえばあの時豪炎寺さんも鬼道さんもいませんでしたね
じゃあ俺が説m「私が説明しよう!」やっぱそうなるよね…」
ワンダバ「化身と言うのは、所謂オーラを具現化したものだ!
出すことができれば今まで以上にパワーを発揮することができるぞ!」
円堂「そういえば、前の時に俺も化身を使っていたな
あれ以来使えなくなってるけど」
ワンダバ「円堂はその時はある現象が起きてたからな
だが、これ以上は長くなるからその現象についての説明は省く」
豪炎寺「でも化身か…
それを編み出せばやつらに勝てるのか!?」
ワンダバ「できるとは限らないが、勝てる可能性は格段に上がるはずだ」
鬼道「やってみる価値はあるな
俺もその化身と言うものを編み出して見せる!」
円堂「決まったな
よし!そうと決まれば、特訓だ!」
そして、俺たちの特訓が始まった
円堂さんは前言っていた化身を、豪炎寺さんと鬼道さんは新たな化身を編み出す特訓をしている
かくいう俺はと言うと、必殺技を編み出していた
実のところを言うと俺はこの部活にきてまだ必殺技を作っていない、
だが、次の相手を考えると作ったほうがいいと判断した
まず、どんな必殺技にするかを考えた
どんなことに対してもイメージがないと始まらない
黒羽「ということなんだが…どうしようか」
フェイ「いや、どうしようかって言われても
僕の口からは何も出ないよ」
黒羽「だよなー」
フェイ「でも、これだけは言えるよ
自分の長所を活かすものを考えるのがいいと思うよ」
黒羽「長所か…
わかった、参考にしてみる」
フェイ「うん、それじゃあ早速練習しようか」
黒羽「おう!」
一方そのころ
円堂さんたちはと言うと
天馬「いいですか皆さん、化身を出すには
まず、気力が必要です
その気力を極限まで達したとき、化身を出すことができます」
円堂「なるほど、化身ってそうやって出してたんだな」
天馬「はい
でも、皆さんの気力は高いほうだと思うので化身の素質はあると思います」
鬼道「知れば知るほど奥が深いものだな
でも、教えてばかりでは話は進まんぞ」
豪炎寺「百聞は一見に如かずって言うしな」
天馬「そうですよね…
では、早速やってみましょうか」
フェイ「自身の長所を活かせる必殺技のイメージはできた?」
黒羽「おう!
俺の必殺技は運だけを頼りにするオフェンス技だ!
俺の運はここぞというときに白星を挙げるからな!」
フェイ「じゃあ、オフェンスで僕を抜いてみようか!」
黒羽「行くぞ!」
黒羽はフェイに向かって走っていき、必殺技の構えをした
しかし、現実は甘くなく、あっさりボールは取られてしまった
フェイ「隙だらけだよ!
それじゃあこのようにボールが取られるだけだ!」
黒羽「わかった、もう一度だ!」
天馬「では、化身でシュートを打つので
そのシュートを化身で受け止めてください」
円堂「どーんと来い!」
天馬「行きますよ!
『魔人ペガサスアーク』!」
豪炎寺「これが、化身…」
鬼道「なんてすさまじいパワーなんだ…」
天馬「『ジャスティス・ウィング』!」
天馬は高く飛び上がり、そのままペガサスアークと同時にボールを蹴った
ペガサスアークに至ってはボールを殴っているが
天馬「円堂さん!
自分の気力を高めてください!」
円堂「気力を高める…
うぉーー!!『魔神グレイト』!!」
円堂は化身を出そうとしたが、あと一息というところで
化身が出せず、ゴールを許してしまう
天馬「大丈夫ですか!?円堂さん!」
円堂「大丈夫だ!もう一回!」
監督「どうやら、あいつら頑張っているようだな」
ワンダバ「そうなるのが必然的だ
なんせ、あっちのチームはたった1人で全滅にしたんだからな」
監督「でも、その負けがあいつらに火をつけたんだろうな」
ワンダバ「そうとも言える
だが、円堂が2人ってとてつもなく違和感があるな
だからこっちの
監督「…さらっとメタ発言するな」
フェイ「隙を作るんじゃない!」
黒羽「あぁ!もう一度!」
天馬「もう少しです!円堂さん!!」
円堂「おう!まだまだ!」
こうして、俺たちは特訓をした
しかし、この日に必殺技は完成しないまま練習が終わってしまった
帰り道にて
天馬「落ち着いていこうよ!まだ時間はあるしさ!」
黒羽「いや、普通に考えると時間はないっしょ」
円堂「それもそうだな
あいつらいつ襲ってくるかわからんしな…」
黒羽「くそー!一体俺の何がだめだって言うんだ!
モーションもイメージ通りにしたし!」
円堂「そんなこと言うと俺もだ
化身を出そうとしてもあと一歩と言うところで出なかったんだ」
天馬(2人とも、焦ってるよ
サッカーを守りたいって気持ちが2人に焦りを与えている
こんな時こそ、キャプテンの俺が!)
天馬「ねぇ2人とも!
ちょっと寄り道してかない!」
黒羽「寄り道?」
円堂「別にいいけど…」
天馬「じゃあついてきて!」
俺たちは天馬に言われるままそのあとをついて行った
円堂「ここって…」
天馬「うん!円堂さんもよく知っているところ!」
天馬が俺たちを連れてきた場所は鉄塔だった
ちなみに、この鉄塔は雷門中に転校してきた俺が初めて天馬と出会った場所でもある
黒羽「でも、なんでこんなところに」
天馬「円堂さんも黒羽も、なんか焦ってる感じがしたんだ
確かに焦るのは仕方ない!俺だってそうだ!
でも、こういうときこそ、サッカーを楽しむ心を忘れてはいけないよ!
そうしていればサッカーは必ず答えてくれる!俺はそう信じている!」
黒羽「…忘れていたぜ、天馬
俺たちに必要なのは必殺技よりも、楽しむことだ!」
円堂「俺も化身のことにこだわっていて、楽しむことを忘れていた
それで焦りが出てたのかもな
でも、天馬のおかげで本当に大切なことを思い出したよ!」
天馬「円堂さん…黒羽…
よーし、明日も練習頑張るぞー!」
黒羽「もちろん、楽しむことも忘れずに、だろ?」
楽しむこと
それはどんなことがあっても忘れてはいけないこと
俺たちはそのことを思い出したのだった
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