目立ちたくないトラッパーの比企谷八幡   作:春の雪舞い散る

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師匠と

 

 

 ①  お疲れ様な京都旅行

 

 

 メンバー

 

 師匠、アタシ、アーネストさん、氷面鏡さん

 

 以上の四人で行くことになりました

 

 時間がもったいないので、交通機関は使わずにアタシの抜け道でね

 

 金曜の夕方… 三門の玉狛支部に寄り師匠と合流、京都駅付近に抜けたアタシ達は夕方の京都を散策してから今夜の宿にタクシーで向かった

 

 太刀川隊の唯我尊の紹介で… 空き部屋を勝ち取った旅館で、うん… 高そうだ

 

 今度どこか行くときには必ず誘う約束で唯我が出してくれているんだけど…

 

 一泊、一体いくらなのか聞くのが怖いんですけど?

 

 うん、怖すぎるから考えるのやめておこう

 

 懐石料理だね…

 

 天然露天風呂が気持ち良い…

 

 温泉から上がると

 

 「 あ、アレ? 」

 

 篭に入ってるはずの… 着替えの浴衣が見当たらないんだけど?

 

 そう思って眉を潜めていたら

 

 「 八重垣苺様ですね? 」

 

 浴場担当の仲居さんが明らかに宿の浴衣とは違う浴衣を抱えて現れ

 

 「 唯我尊様のご指示で、御客様にはこちらを御召しになっていただきます 」

 

 そう言われてなんとも妙な感じはしたけれど

 

 「 まぁ、せっかくの好意だし馬子にも衣装くらいは言ってもらえるよね?

 

 あ、でもそそーすると… 二人にも無理、だよね… 」

 

 そう呟くと

 

 「 私にお任せくださいますか? 」

 

 そう言われて

 

 「 たまには地毛で過ごそうかな? ……… 普段は学校とか煩いから隠してるけど知り合いもいないここなら平気だよね?

 

 仮に知り合いに会ったって、ウイッグだって誤魔化せば良いんだよね… 」

 

そう呟いて一人で納得して頷くと

 

 「 すいませんけど、どんな髪型にしたら似合うと思いますか? 良かったら似合うって思う形にアレンジしてもらえないでしょうか? 」

 

 そうお願いすると

 

 「 承知しました… それでは僭越ながら 」

 

 そう言ってドライヤーとブラシを受けとるとまだ乾ききってないミルキーピンクの髪を穏やかに乾かし始めてくれて……………

 

 

 「 し、師匠… どうかな? 馬子にも衣装くらいは言ってもらえる程度には可愛いく見えるかな? 」

 

 自信なく俯いて聞くのが怖い返事を待っていると

 

 「 八幡のヤツが羨ましいよ、小町ちゃんと苺とゆー二人の可愛い妹がいるんだからな…

 

だが、そうだな… 八幡が留学中の苺に変な虫がつかないかってかなり心配していたがその気持ち、今ならよくわかる気がしてきたな 」

 

 そう言って苦笑いしている師匠に

 

 「 そっか、妹みたいかぁ~っ… なんか照れ臭いんだけど、それってスッゴく嬉しいな… 」

  

 そう言って喜ぶアタシは三つ編みハイツインテを揺らして喜んでいるアタシを写メる氷面鏡さんが

 

 「 八幡のヤツに送ってやると喜ぶだろうから送っても構わないかい? 」

 

 そう言われて

 

 「 あーっ、師匠… アタシのスマホでも撮って唯我のヤツに送ってやろうと思うんで撮影お願いします 」

 

 そう言って何枚か撮ってもらいました

 

 因みにこの日以降ボーダー内での唯我尊の扱いが更に雑になったのは言うまでもないだろう

 

 特に八幡とか八兄とか… 太刀川さんの当たりもきつくなったとかよねやんには 『 唯我 』 のクセにとか言われているらしい

 

 

 翌日は雪ノ下陽乃さんの見立てたとゆー振り袖を着付けてもらったアタシは結構… まあまあ可愛く見えると思う

 

 比叡山延暦寺を詣でて、嵐山の紅葉を眺めつつ早目のランチを食べて

 

 

 一路大阪へ

 

 

 

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