目立ちたくないトラッパーの比企谷八幡   作:春の雪舞い散る

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 アレはそう、アタシが黒トリガーを手に入れて間もない頃の話だ


 「 あ、悪夢… だっ… な、ナンであの化け物達がまた来たの… 」

 ー ライデイン ー

 遠くから聞こえる八兄の声に呼応して落ちている雷がバムスター…だったかなそれの上に落ちているのが見えていた

 そして、アタシが居る場所の周囲を見回すと行動不能のトリオン兵達が痙攣しているのを見てとどめを刺してまわった

 何体倒したのかはわからない… 夢の中の話だから

 気が付いたらアタシは八重垣隊の隊室でテーブルに突っ伏して居眠りしていてのだから…



奉仕部と八幡と川なんとかさん

 

 

 ③  天使の階は天界に繋がっているのか?

 

 

 塾に通ってないアタシは、当然ながら川崎大志とは面識なかったからその一件とは関わり無いから無関係なはずだったのにその場に居合わせてしまった

 

 ( 煩いな、ここは大人の社交の場じゃないのか? 何処のバカだよ? って総武のおバカだな… )

 

 「 知り合いかい? 」

 

 忍田さんにそう聞かれたアタシは

 

 「 一応面識は有るけど気に入らないあのお団子頭を知り合いとは認めたくないですがちょっと文句言ってきます、八幡も捲き込まれてるみたいですから 」

 

 そう言って忍田さんの許可を得た上で、その騒ぎの場に行き

 

 「 ここは大人の社交の場であるはず? そういった場に相応しい、TPOを弁えた振る舞いができないなら出ていきなさい 」

 

 そう言って退店を促すと、アタシの声に気付いた八幡が

 

 「 !、何で苺がこんな時間に… 「 アタシは、今夜出張で来ている本部長のお供で夕方から遅くまで出掛けるって言ったハズだけど?

 

 妹の話しはちゃんと聞いとけよな? 千葉のお兄ちゃん 」」

 

 そう言って笑うと

 

 「 ウソつき、ヒッキーに妹は小町ちゃんしか居ないはずだよ? 」

 

 そう、勝手な事をほざくから

 

 「 ナニも知らないくせに口を挟むな、このお団子なすっ! 再従兄妹で小さい頃は普通に八幡お兄ちゃんって呼んで育ったからお兄ちゃんで良いんですぅ

 

 それより 『 ヒッキーは止めろっ 』 って言ったハズだけどそんな事も理解できないわけ? 有名進学校って言われてる総武のレベルって程度ものなんだ… 」

 

 そう言って冷ややかな目で見てからお団子に絡まれていたバーテンダーに

 

 「 摘まみ出そうか? この団子 」

 

 そう言ったら脇から

 

 「 比企谷君の妹なら貴女こそこんな時間にこんな場所にいることの方が問題てはなくて? 」

 

 そう黒髪ロングヘアーがが言ってきたから

 

 「 アンタの方こそ頭大丈夫なの? それともアタシの話、聞いてないのか理解できないのかは知らないけど少しは考えてものが言えないわけ?

 

 アタシ言ったよね? この身は中学生じゃ有るけど、既に社会人で上司のお供中なんだよ…

 

 まぁ、用は済んだからお疲れ様のジュース飲んだら帰るけどね

 

 三門のボーダーに所属し、現在B級第8位の八重垣隊、隊長さんで黒トリガー所持者だから関係各位… 特にスポンサーの要望が有れば上司のお供でこう言った場にも顔を出す

 

それが気に入らない、ってゆーんなら大人に文句言ってよね?

 

 仕事だから渋々付き合ってるアタシには大人達の話し、ゴルフとかクラブのお姉さんの話しとかつまらないし下らないから正直退屈で仕方無いんだからさ

 

 家でゲームでもしてたいしマンガだって読みたい、もっと言ったら勉強してた方がもっとずっと為になるって… 勉強嫌いなアタシですらそう思っちゃうよ? いや、マジでさ 」

 

 そう言って肩を竦めて見せ

 

 「 今日は少し前まで、千葉の県会議員さん達との懇談会だったんだから抗議はそちらにしてね?

 

 仕事絡み話ならわからなくても頑張って聞くけど興味ない… プロチームのない東三門生まれのアタシに野球やサッカーの話されてもちんぷんかんぷんだったんだからね?

 

 八幡、本部長が呼んでるからちょっと挨拶してきなよ? 」

 

 そう言ってこの場から離れさせ

 

 「 何をもめてるのかは知らないし聞かないけどね、この場において非があるのはアンタ達

 

 その人に用があるなら営業時間が終わってから店の外でしろよ?

 

 それができないなら実力行使、店から放り出すんだけどそうされたいの? 」

 

 そう言ってしっしっと犬を追い払う仕草をして見せたら顔を真っ赤にして怒ってるけど団子、根本的にお前が間違ってるんだからな?

 

 そう思って相手にしない事にして黒髪ロングヘアーに

 

 「 で、どうするの? マジな話… このまま騒いでたらアンタ達も無事に済まないってわかっててそれに騒がせてるわけ?

 

 当たり前だろうが? アタシにしたってアルコールとかはダメだけど… まぁ、アルコール過敏症だから大人になっても飲まない方が良いと思うけど既に嵐山隊を手伝って広報の仕事してるから三門じゃそれなりに有名人なんだけど?

 

 そんなアタシはこの時間にこの場にいても上司と一緒にいるなら問題ないけど未成年だけでいるアンタ達に問題ないわけないだろうが?

 

 はぁ? 仕事で上司といるから許されてるアタシにアンタ達の後見役なんかできるわけないでしょ?

 

 しかも、そんな事を頼める義理が有ると思うアンタの神経を疑うんだけど?

 

 少なくともアタシなら、アンタらに頼るなんて選択肢はない

 

 全く… このお団子にはそんなことすら判断できないわけ? 」

 

 そう言って二人を追い出してから席に戻ろうとしたら

 

 「 アンタ、本当に何も聞かないんだね 」

 

 そう言ってホッとしたから

 「 アタシにだって言いたくないこと… 人に聞いてほしくない、触れてほしくないこと… だって有るし、特にあの団子みたいな人種に話すことは何もない

 

 全く、テニスコートの金髪カップルといい頭良いかは別にして程度低すぎだな… 総武 」

 

 そう言って表情を歪めると忍田さんとの話を終えた八幡が忍田さんを連れてきて話し始めた

 

 「 川崎、お前… ボーダーになる気はないか? 給料は出るし、推薦もうけられる 」

 

 そう聞かれたその川なんとかさんは

 

 「 はぁ? あたしに 「 俺も八重垣隊の一員で八重垣隊のメンバーは苺以外、三人とも総武の生徒で苺の黒トリガーの能力で通勤が可能になってるから川崎も問題ない

 

 それに遠からず千葉に支部を作る計画があるらしくいずれは千葉でも大々的に隊員募集をするからその前に正隊員でいた方がなにかと有利だしな…

 

 無理強いする気はないが、アイツ等がこのまま大人しく引っ込むわけないのはわかるよな?

 

 いい悪いじゃなくもうこのままこの店…イヤ、この店だけじゃなく他でもアイツらのせいで働き難くなるのは目に見えてるから検討してくれ 」

 

 そう八幡が話すのを聞いて

 

 「 本当に鬱陶しいヤツ等だな… 仕事終わって帰る支度したらこれにメールして

 

 アイツ等と顔を合わせないで帰れるように手引きするからさ… あ、気にしなくても良いよアイツ等に吠え面掻かせたいだけだから

 

 それよりシャーリーテンプル頼んでいいかな? 八幡もたまには隊長の顔を立てさてよね? 妹に出させる訳にはいかないとかなんとか言ってアタシには絶対に出させないんだから参っちゃうよ

 

 トラッパーとしてはアタシの弟子なのにね 」

 

 そう言って、広報の仕事用に作ったメアド入の名刺を渡してからテーブルに戻り気の抜けたシャーリーテンプルを飲み干して新しいのをもう一杯飲んでからアタシ達は店を出た

 

 店を出ると例の二人組が警備係と揉めていてエレベーターに乗せられるところたったから 

 

 「 それ見たことか… 言わんこっちゃない… 」

 

 そう思ってせせら笑ってた




 


 

 隊長八重垣苺 ( 15 ) 、黒トリガー 抜け道 ( Hidden doors ) の所持者で自称アサシンで最弱のオールラウンダーとも言われている

 八重洲 洪 ( 17 ) 、スナイパー、比企谷兄妹と、八重垣苺の幼馴染み、材木座と同じクラスだが材木座とはあまり接点はない   

 八幡  中 ( 18 ) 、シューター、生徒会長城廻めぐりのクラスメイト、存在は気付かれてないけど

 比企谷八幡 ( 16 ) 、トラッパー通称隠れ蓑トラッパー、総武高2ーF



訓練生

 川崎沙希 ( 16 ) :訓練生、アタッカー
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