「 取り敢えず、今からアタシはボーダー司令官、群馬県知事、千葉市長の三者に提出する報告書の作成と…
トリオン切れのアタシ以外の皆は念のため、今暫く警戒パトロールをしてくれていますから…
その皆の夜食を作りますので、二人の相手する暇は有りませんが私達の事は気にしないで先に休んでいてください 」
アタシのログハウスに案内した二人にそう告げると
「 報告書の手伝いはできないけど、お夜食は私達に任せてもらえないかな? 」
「 小町にも手伝わせて… 」
そう二人に言われたけど
「 ゲストに、ましてや雪ノ下のお嬢様の貴女にそんなことはさせられませんからゆっくりおくつろぎください 」
そう言ってやんわりと断り、書類の作成に取り掛かる事にした
もっとも… 報告書の大半は仕上がっていて後は八重垣隊の隊長としてコメントを打ち込めば良い状態にアーネストさんがしてくれてるけどね
野犬騒ぎについては発端の昼間の騒ぎ ( もっとも執拗に攻撃を受けていた児童が石を投げる等したと思われるとも書き記した ) から書き始め県知事以外には苛めを目撃した事も忘れずに報告した
夕方のカレー作りの最中に気付いて報告し、退避のための準備を始めていただいたけど間に合わなかった事実と三門の隊員の協力により無事撃退できたと書き記して報告書を書き終え料理を始めた
米を研ぎ炊く準備を始め、豚汁… と言いたいけど豚肉無いからベーコンで代用して… なんとか作り上げた所までは覚えているけど気が付いたら病院のベッドだった
「 何が無事よ? 全然無事じゃないじゃないの全身傷だらけで20数ヵ所に及ぶ骨折で生きていのが不思議なくらいってお医者様が呆れていたわ… 」
泣きながらアタシに説教をする三上さんをさらに悲しませるおバカなアタシ
「 だけど、実に残念ながらまだ生きてるよ… 」
と、うっかり本音を漏らしてしまいさらに泣かせてしまった
取り敢えず麻酔が切れるまでは休憩して切れたらトリガーを起動して復帰するつもり、アタシは忙しいのだからのんびり寝ている暇はない
身体中が軋むけど
「 トリガー起動 」
そう言って起動してL.A .に向かい、アタシの黒トリガーのもうひとつの能力である Time difference を発動して研究室にこもる為にラボに向かった
夜食用のハンバーガーとその後に食べるパンやらカップヌードルやらを大量に買い込み暫くラボに籠る気だ
閉鎖空間の中でしかもトリオン体で Time difference を重ね掛けすると外の時の流れがゆっくりになるんだよね
さらに、日付変更線を跨ぐ場合その能力は最大限に発揮されるんだけどもちろん副作用もある
今みたいに負傷中だと、その帳消しにした時間の分だけ怪我の治りに時間がかかるんだよね
まぁ、トリオン体でいる限りは差し支えないから良いんだけどさ
今回は、猫族の国から持ち帰った石の分析結果を見るのが目的のひとつで… 一体どんな結果がでてますのやら…
最初の石を分析器にかけてからハンバーガーかじりながら鳥族の国から持ち帰った石達の分析結果を読み返している
ラボの外は一週間の時が過ぎコピーが講義に出席する以外はひたすらラボに籠り食料の買い出しは講義を受けた後にコピーにスーパーに立ち寄ってもらっている
アタシはと言うと、最近興味を持ち始めた鉱物考古学を独学で学び始めたからその参考文献と格闘中だ
たまに、気分転換にしてるソフトエアガンで射撃訓練とコピー相手に組手をしてるけどね