イレギュラーは家族と共に 〜ハイスクールD×D'sバタフライエフェクト~   作:シャルルヤ·ハプティズム

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······うん。今までも書いてきたけど、リゼヴィムの口調改めて全然分からん。何考えてんのか分かんねぇ······



······っと失礼しました。では駄文かつ不快になるかもしれませんがそれでもよければどうぞどうぞ。





第96話 『魔神』と『悪魔』

 

 

 

八幡side

 

 

 

八幡「······ッ!!? アジ・ダハーカ!?」

 

原初なる晦冥龍(エクリプス・ドラゴン)』アポプスとの戦闘中に、アポプスとは別で俺は攻撃されたのだが······まさかアジ・ダハーカだとは······

 

魔源の禁龍(ディアボリズム・サウザンド・ドラゴン)』アジ・ダハーカ。古代ペルシア神話やゾロアスター教に登場する邪龍である。悪神アンリ・マユの配下であり、英雄スラエータオナに討伐されデマーヴァンド山に封印されるも、世界の終末に際して解き放たれ英雄ケレサースパに滅ぼされるとされる。

 

『シャー=ナーメ』には悪王ザッハークとして登場し、フェリドゥーンに滅ぼされる。

 

 

······まさかアジ・ダハーカまで復活しているとはな。あのゴミはどれだけ聖杯を乱用すれば気が済むんだ······!!

 

 

八幡「······クロウ、悪い報せだ。こっちにはアジ・ダハーカの前にアポプスがいる」

 

向こうと繋がっている魔法陣でクロウに一言だけ言っておく。

 

クロウ『アポプス······!! ······そうか、アジ・ダハーカはアポプスの回収に······』

 

八幡「······悪い、向こうはやる気まんまんだ。後で改めて報告する」

 

空中に魔法陣が展開され、そこからは三つ首の巨大な黒いドラゴンが現れた。三つ首のドラゴンは強烈なオーラを放っている。

 

こいつがアジ・ダハーカか······

 

クロウ『······分かった』

 

クロウが返したところで、魔法陣を閉じた。

 

アジ・ダハーカ「······おー、やられてんじゃねえかアポプス」「やられてる!!」「情けないぞ☆」

 

三つ首はそれぞれが独立している······? いや、三つ全部が完全に別で動くってことはない筈だ。

 

アポプス「······そう言うなアジ・ダハーカ。相手は一人であの二天龍を滅ぼした『堕天魔』だ。この状態の私ではとてもではないが勝てないだろう」

アポプスがそう言うと、アジ・ダハーカは一瞬驚いたような表情を浮かべた後、嬉々とした表情を浮かべて言った。

 

アジ・ダハーカ「へぇ、お前がそんなこと言うとはな。なるほどねぇ。あのクロウ・クルワッハを眷属に引き込んだだけはある」「アポプスより強い!!」「最強なだけはある!!」

 

俺は500近くの魔法陣を展開しながら言う。

 

八幡「······そりゃどうも。で、ここでやる気か?」

 

アジ・ダハーカ「そりゃあいい!! ·········と、言いたいとこだが今回はアポプスの回収だけだ」「リゼヴィムのケチ!!」「ドケチ魔王!!」

 

あのゴミは復活させた邪龍にまで嘗められてんのか······いや、あいつ程度はその程度だろう。

 

八幡「······見逃してくれんのか。ありがたいこった······」

 

両手を上げて降参のポーズを取る。

 

アポプス「······仕方ない。では、今度は本気の勝負といこう『堕天魔』」

 

祭服の男と、三つ首のドラゴンが転移魔法陣の光に包まれる。

 

八幡「··········とはいかないがな」

 

俺が出せる全力の速度でアポプスとアジ・ダハーカに接近し、両手に光の剣を作り出す。そして、横薙ぎに振り抜く。

 

アジ・ダハーカ「うおあっぶね!!」「痛ぃ!!」「卑怯だぞ!!」

 

アポプス「······不意打ちとはつまらないな、『堕天魔』」

 

······が、アジ・ダハーカが張った魔法陣と、アポプスが生み出した『原初の水』に阻まれて軽いダメージしか与えられなかった。

 

チッ······アジ・ダハーカの首一個ぐらい刎ねとこうと思ったのに。しかし、この魔法陣初めて見たな······魔法の腕前は向こうのが上か。

 

アジ・ダハーカとアポプスはそのまま魔法陣の光に包まれて消えていった。

 

アポプス「······『堕天魔』、貴殿は王子を警戒しているだろう。だが、王子は貴殿が想像しているより非道だ。更なる警戒をすることを勧める」

 

と、アポプスが言い残して。

 

 

────何故敵である俺にそんなことを言い残したんだ······? 奴らはゴミに降ったんじゃないのか······?

 

 

その後、俺は地下に降りてきたクルルと合流して、ゴミの気配が消えた地下祭儀場にいるギャスパー達の下に向かった。

 

 

八幡sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャスパーside

 

 

 

ロキを倒した僕達の前に現れたのは、ゴミ屑こと『リリン』リゼヴィム・リヴァン・ルシファーだった。

 

 

アザゼル「······お前ッ!!」

 

アザゼル先生の激昂を尻目に自分でも驚くほどの冷たい声で言った。

 

ギャスパー「·····何をしに来た。ゴミ屑が」

 

黒歌「······うわぁ、実際に顔見るのは初めてだけど出来れば二度と見たくない顔にゃ」

 

黒歌さんは汚物を見る目で言う。

 

リゼヴィム「うひゃひゃひゃひゃひゃっ、まぁそう言うなよ〜。おじちゃん泣いちゃうぜ」

 

······いつ聞いても虫酸が走る声だ。今ならお兄様を呼べるだろうか。

 

 

不可視化した魔法陣で、お兄様に向けてのメッセージを送った。お兄様もお兄様で戦闘中だから来れるかは分からないけど······

 

二叉の深紅の槍───ブリューナクを構える。黒歌さんはヴァレリーを抱えて後ろに下がった。

 

こんな奴を黒歌さんと戦わせたくない。

 

 

リゼヴィム「うひゃひゃひゃひゃ、そんな目されるとおじちゃ嬉しくてイッちゃいそう!!」

 

ギャスパー「······黙れ。その汚い口を今すぐ閉じろ」

 

ブリューナクの刀身に、バロールさんの『闇』を纏わせる。

 

すると、ゴミは嬉しそうに、愉しそうに、醜悪な笑顔を浮かべて言った。

 

リゼヴィム「んじゃあ~? そんな殺気の篭った目を向けてくれるギャスパーきゅんにぃ~、予告通りの素敵なサプラ〜イズッ!!☆」

 

奴は地面に魔法陣を展開する。あれは転移魔法陣だ······グレンデル以外にも邪龍を復活させた······とかだろうか? 何にせよ、碌なことではないだろう。

 

すると、魔法陣からはローブを来た小柄な人物が現れる。フードで顔は見えない。身長の大きさはオーフィスさんと大差ない。もしかすると、オーフィスさんより小さいくらいだ。

 

ゴブリンのような小柄な妖精或いは精霊の類だろうか······?

 

 

「······ねぇおじちゃん、コマチは何をすればいいの?」

 

ローブの······少女? がゴミを見上げながら言った。どこかお母様に声質が似ている気がするが······

 

リゼヴィム「小町ちゃんはね~、あの金髪のギャスパーって子を相手にしてね!!」

 

コマチ······いや、その名前を持つ人は700年も前に亡くなっている。いくら聖杯があっても()()()()()()······いや、3年前の『サングィネム』の事件······結局実行犯が全員死亡したから迷宮入りしてしまったけど、あの事件まさか!!

 

黒歌「ギャスパー······!! このゴミは······!!」

 

黒歌さんも同じ考えに辿り着いたらしい······!!

 

ギャスパー「お前······!! 3年前の『サングィネム』の事件の時にグレモリー領に侵入したのか······!!」

 

リアス「なっ······!!?」

 

あそこにはお父様が小さい頃に住んでいた家があったんだ······!! お墓もあそこに······!!

 

リゼヴィム「わぉ凄ぉい!! 大正解だよギャスパーきゅん!! そうだよぉ、3年前の『サングィネム』の事件は俺が犯人だよん!! いやぁ、シーちゃんから面白いことを聞いてねぇ」

 

ゴミは手を叩いて笑いながら言った。

 

こいつのせいで······!! 3年前のあの事件さえなければ······()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なかったのに······

 

黒歌さんを泣かずに済んだのに······

 

 

黒歌さんは吐き捨てるように言う。

 

黒歌「この下衆が······!!」

 

奴は······子供が悪戯が成功した時みたいな笑顔を浮かべて言う。

 

······この例えは全世界の子供に失礼だった。

リゼヴィム「いやー流石だ。血が繋がってないとはいえ、あの八幡君とクルルちゃんの息子なだけあるわ。これだけでそこまで分かるなんてねぇ。座布団あげよっか? それともヨーロッパ一周旅行とか?」

 

ギャスパー「黙れゴミ屑······!!! お前一人のせいでどれだけの人が悲しい思いをしたと思っている······!!」

 

 

 

······不快だ。怒りはとうに限界を超えている。殺意はそれだけで人を殺しさえ出来るほど溢れている。

 

リゼヴィム「おじちゃんは『悪魔』だぜ? 『悪』で『魔』な存在だ。いつだって『人間』の敵である存在だ。『魔』の神を内包してるギャスパーきゅんなら分かるっしょ? 『魔神』ってのは、いつの時代も英雄に倒されるラスボスの称号だぜ? ほら、『悪魔』の俺と根底にあるもんはおんなじってわけよ」

 

ギャスパー「······なっ!!? そんなわけ······!!」

 

あるわけがない······!! フォモール族の長たるバロールさんは、長として周りに恥じないように生きた。『魔』ではあっても『悪』の存在なんかじゃない······!!

 

僕だって、その力を持った以上バロールさんの汚点にならないように生きているつもりだ。こんなの一緒にされてたまるか······!!

 

 

リゼヴィム「ま、そんなことはどうでもいんだけどね~。今日はこの娘のお披露目がしたいだけだしねっ☆」

 

ゴミはそう言うと、隣の少女『コマチ』にフードを取るように言う。少女が見せた顔は────やはり······!!

 

 

ゴミは両手を広げ、高らかに言った。

 

リゼヴィム「この娘は俺のボディーガードの比企谷(ひきがや)小町(こまち)ちゃんどぅえ~っっす!! なんとぉ、あの『堕天魔』こと八幡君の実の妹にして、貴重な貴重なもう一人の純粋な『堕天魔』!!

 

······今はその記憶は一切ないけどね☆」

 

 

 

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