イレギュラーは家族と共に 〜ハイスクールD×D'sバタフライエフェクト~   作:シャルルヤ·ハプティズム

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作者冬休みなのに全然話進まない······去年ワートリのSS書いてる時は1日2つ3ついけたのに······あ、今全く手を付けてませんがチラシの裏にまだあるので興味ある方は是非。作者をしてクソだと思えるくらいの駄作です。


それより、これとは別の八幡inD×Dが書きたくて仕方ない。




第104話 残滓

 

 

 

八幡side

 

 

ルーマニアから帰国した翌日。俺はヴァーリとアジュカの下を訪れていた。

 

八幡「······よ、アジュカ」

 

アジュカ「······やぁ八幡、ヴァーリ。久しぶりだね。要件は聞いているよ」

 

ヴァーリ「ならば話が早い······この者についてだが」

 

ヴァーリが腕を鳴らすと、何もないところに『魔の鎖(グレイプニル)』で両手両足と首を拘束されたユーグリット・ルキフグスと名乗りヴァーリに攻撃した男が現れた。ヴァーリの亜空間に閉じ込めていたのだ。

 

ヴァーリ「·····こっちはこの者に尋問した際の詳細をまとめてある」

 

続けて、ヴァーリは亜空間から昨日作成した書類をアジュカに手渡す。

 

アジュカ「どれどれ······確認したよ。これで間違いないね?」

 

ヴァーリ「ああ」

 

アジュカはヴァーリが渡した書類に目を落とし、流すように読む。

······『サングィネム』のうちの屋敷からも情報引っ張り出してきて短時間でかなり細かくまとめてたから確か10枚くらいだったか······まあユーグリット・ルキフグス(仮称)以外にも少しだがルーマニアのことも書いたからな。そっちは俺が書いたが。

 

後でルーマニアの一連の騒動の正式な書類は作っておくか。今は関係ないことだが、正直、『魔王』という立場を含めた場合サーゼクスよりアジュカの方が信頼出来る場面は多い。大抵はこちらの場合となるんだが······

 

 

アジュカは自身の『女王(クイーン)』に書類を渡すと、ユーグリット(仮称)を一瞥した。

 

アジュカ「·····確かに、グレイフィア・ルキフグスに弟がいる、というのは耳にしたことはあったけどまさか生きているとは」

 

八幡「······ああ、聞いた時は驚いた。しかも『禍の団(カオス・ブリゲード)』に加担してると来た」

 

俺は昨日顔を見たのが初めてだ。俺もサーゼクスからいるとは聞いたことはあったが戦争後の話で既に戦死扱いになっていた。

 

まぁ、顔も見たことがない行方不明者に構う余裕は当時は全くなかったから今の今まで終ぞ忘れていたが。

 

アジュカ「······『禍の団』、か······聞いたところによれば弟は、いやさっきの報告書を見る限り自ら寝返ったのではないと信じたいな······今それを言っても無駄だがね」

 

弟······アジュカの弟、ディオドラは『禍の団』に寝返った。ただ、それが発覚する2日前、あいつの『女王』であるフェリア・ダンダリオンが、消息を絶っている。もしかしたらあいつは探しに行った先で何らかの情報を掴んだ結果俺から『クリフォト』に乗り換えたのかもしれん。

 

しかも、ディオドラの眷属も数ヶ月前に加入した『兵士(ポーン)』と『僧侶(ビショップ)』の2人を除いて軒並み姿を消した。これはディオドラに着いて行ったと考えるのが妥当だな。

 

ギャスパーの話によればロキがそれっぽいことを口にしていたようだが、確証はない。デタラメの可能性もある。なにせ悪神だ。真に受けると何があるか分からん。

 

 

ただ、今はまだあいつら全員の生存は()()()()()()()から戦闘なしで何とかならないものか······いや、これは希望的観測か。

 

ヴァーリ「ああ······俺もそうだと思いたい。だから、この男からもっと情報が引き出せれば、と思うが······」

 

拘束されているユーグリット・ルキフグスに目をやりながらヴァーリは言う。

 

アジュカ「そちらで引き出せなかった情報をこちらが引き出せるとは思えないが」

 

アジュカは俺を見ながら言う。

 

八幡「そんな便利なもんじゃねえよ······あれは」

 

確かに俺は人の記憶を映像として覗けるが······個人的にはあまり便利なものではない。傍から見れば便利なんだろうが。

 

これは精神干渉の魔術を応用したものだが、覗かれている者が違うことを考えていれば覗く記憶に違うものが混ざり、記憶を改竄されていれば本来の記憶は読めない。この場合改竄を解けば見れるが

ちなみにこの魔術、相手に強い恐怖を与えるか意識を奪うかしていないと発動せず失敗する。

 

 

俺はユーグリット・ルキフグスを尋問して情報を引き出したのだが······一つ言えることは、この男は6年前から2年前の記憶が妙にぼやけていた。

 

クソが······3年前の事件の情報を引き出せるかと思ってたんだがなぁ

······既に記憶操作が施されてたのか? いや、向こうにアジ・ダハーカがいるんだった。魔術的な面だけでは俺達が勝つのはほぼ無理だな······

 

アジュカ「まぁ何か分かったら知らせよう。君達、確か昨日ルーマニアから帰ったばかりだろう? 後は俺がやっておこう。ここからは魔王である俺の仕事だからね」

 

アジュカは、翡翠の色をした魔法陣······ディオドラとはまた違ったアジュカ独特の魔法陣を展開すると、ユーグリット・ルキフグスを別の場所に飛ばした。おそらく、アジュカの亜空間か予め手配していた

 

ヴァーリ「ああ。助かる」

 

八幡「悪いな。ヴァーリ、俺達は好意に甘えさせてもらおう」

 

ヴァーリ「そうだな」

 

そこで一つあることを思い出し、ヴァーリに先に帰るよう伝えた。

 

 

 

ヴァーリ「······? まぁ分かった。先に帰ってるよ」

 

ヴァーリは不思議な表情を浮かべていたが、俺に追求せず先に転移して『サングィネム』に帰った。

 

いや、どうせ俺が帰ったら追求するだろうな······はぁ。これはまだ()()()()()()()()()()()()ちゃんと伝えてないんだがな······黒歌に教えたのですら今年になってからなのに。

 

 

 

アジュカ「······八幡、もしや()()が見つかったのか?」

 

アジュカは目を細めて俺を見る。

 

八幡「······ああ」

 

俺は亜空間からあるものを取り出す。

 

アジュカ「これで6つか······にしても、ヴァーリを先に帰してよかったのか?」

 

八幡「まだ伝えてないんだよ······ギャスパーにもだが。ヴァーリとギャスパーに伝えたのは()()()が知ったことだけだ」

 

アジュカ「本当に一部だろうそれは······」

 

あの時······5年前は闇すら知らない完全な子供だったからな。いや、それに越したことはない。()()()平和が一番なことに越したことはないのだ。だが、結局関わらせてしまった。俺は今でも後悔している。それにギャスパー本人が今でもその事を根に持っている。自分に、だ。

 

はぁ······親失格だな。全く。

 

 

 

······『()()()()()()()()なんて危険なもんにギャスパーを巻き込むなんて。

 

八幡sideout

 

 

 

 

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