イレギュラーは家族と共に 〜ハイスクールD×D'sバタフライエフェクト~   作:シャルルヤ·ハプティズム

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お久しぶりです。更新遅れてすいません。新年明けてから忙しくて更新がままなりません······

今年中に何とか終わらせたい。これからもこの駄作を温かく見守っていただけると幸いです。


暗い雰囲気の話ばっかだから偶には明るい話が書きたい······というわけで少しでも明るい話を書こうとしたのが今回でさぁ。




第108話 想い人達

 

 

 

side八幡

 

 

八幡「······よぉユーグリット・ルキフグス。お縄に掛かった気分はどうだ?」

 

冥界、旧グシオン領にある監獄。そこに八幡は足を運んでいた。

 

 

 

ユーグリット「······あぁ、『堕天魔』ですか。そうですね·······サイアクだとだけ言っておきましょう」

 

両手両足を特殊な術式を編み込まれた枷で拘束され、動くこともままならないユーグリット・ルキフグスは答えた。

 

八幡「ざまぁ見ろ。で、お前の姉貴をグレイフィアを尋問官に指名したらしいな」

 

ユーグリット「······何か問題でも? あぁ、どうせ、私の要求が通らなかったのでしょう。そして貴方はそれを笑いに来た。まぁテロリストの要求をそう易々と飲み込むバカはいませんか」

 

ユーグリットには自分がテロリストであるという自覚はある。あるだけだったが。

 

八幡「まぁそうだな。お前の要求は当然の如く通らなかった。お前を擁護しようとかいう馬鹿野郎も世論の反対にあって失脚した」

 

ユーグリットは、実姉のグレイフィアを尋問官に指名するも、それは叶わなかった。その裏では、魔王眷属の『女王(クイーン)』を批判する者もいたが···結局騒ぎ立てただけに終わった。八幡はサーゼクスが許可しなかったことに内心驚いていたりする。

 

 

また、中には八幡をヴァーリを材料に批判する者もいる。が、当のヴァーリが捕らえたため、あまり大きくはならなかった。そもそも八幡を政治的に批判する者も多い今の冥界で、八幡やその擁護派は相手にしなかった。

 

ユーグリット「分かっていましたよ······姉に会いたいのは本心からですけどね」

 

ユーグリット自身、駄目元でやったに近い。表情を変えずに八幡に言い返した。

 

八幡「······何がおかしい?」

 

とうの八幡の目には、ユーグリットは歪んだ笑みを浮かべたように見えた。

 

ユーグリット「······いえいえ。単に、私をこうして捕まえただけでは貴方方の気休め程度にもならないと思いましてね」

 

八幡「当たり前だ。あのゴミが逃げた後に出て来たお前を捕まえたところで何の気休めにもならん」

 

そう八幡は言いつつ、リゼヴィムの狙いを考えていた。

 

八幡(······あのゴミは何が狙いだ? こいつは捨て駒···いや、そう決めつけるのはまだ早い。こいつが爆弾を隠し持っている可能性はある。それにアポプスのあの言葉······)

 

そこまで考えて、八幡は思考を切り上げた。証拠もなしに下手な推察をすると先入観に囚われるかもしれない。

 

 

八幡は体を明後日の方向に向け、歩き出した。

 

ユーグリット「······おや? もう行くのですか? 何かしら情報を聞き出そうとしたのかと思いましたが」

 

八幡「······さぁな」

 

ぶっきらぼうに言い放って、八幡は監獄を後にした。その際、ユーグリットが目に強い光を宿していたことに八幡は気付いており、また気付かれてたこともユーグリットは気付いていた。

 

 

『それでいい』。ユーグリットは口元を歪めた。そして、今後八幡達がどう動くかの想定を始めた。

 

 

八幡達も、これで『クリフォト』の尻尾を掴んだとは思うまい。そもそも自分は切り離されたトカゲの尻尾のようなものか、とユーグリットは一人自分を鑑みて、思考の海に自身を沈めた。

 

 

sideout八幡

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーリside

 

 

 

ヴァーリ「······ふぅ」

 

一息ついて、かけていた眼鏡を外した。

 

ラヴィニア「お疲れさまなのですヴァー君」

 

眼鏡をケースに仕舞ったところで、ラヴィニアがコーヒーを淹れてくれたのでありがたくいただく。うん、美味いな。

 

 

 

俺は、魔法使いの契約相手であるラヴィニアと、新しい魔法の研究をしていた。

 

俺がラヴィニアと研究しているのは主に防御・守護魔法。今までもそれなりに俺とラヴィニア独自のものを開発してきたが、今研究しているものは、俺の神器(セイクリッド・ギア)、『白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)』に掛けて、防御を今までよりも堅牢にするものだ。

 

 

 

奴に───リゼヴィム・リヴァン・ルシファー相手にどこまで通用するか·······いや、この魔法は()()()()()()()()()()()。もっと()()()()使()()()()()()開発しているのだ。奴相手にだけに使うわけではないからいいだろう。

 

 

 

ヴァーリ「······ふむ。今の段階でどれだけの防御力を得られるのか試したい。ラヴィニア、手伝ってくれ」

 

ラヴィニア「了解したのです」

 

可愛く敬礼するラヴィニアを見、俺は一言だけ口に出した。

 

 

ヴァーリ「禁手化(バランス・ブレイク)

 

ラヴィニア「行きますよヴァー君。禁手化(バランス・ブレイク)!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーリ「······ふむ。神器と組み合わせているだけ今までの魔法とは桁違いの防御力だな」

 

ラヴィニア「······です。でもヴァー君は満足してないのですよね?」

 

ラヴィニアがそう言われ、首肯する。今のでラヴィニアの禁手化の攻撃力を易々と防げる防御力があることは分かった。

 

 

永遠の氷姫(アブソリュート・ディマイズ)』。神滅具(ロンギヌス)の一角であるそれの禁手(バランス・ブレイカー)を防げるだけの防御力······だが、()()()()()()

 

 

ヴァーリ「······ああ。これではダメだ。また()()()の二の舞になる」

 

ただ見ているだけだったあの時と······

 

 

ラヴィニア「ヴァー君······今日はもう切り上げるのです。少し休むべきですよ? 根を詰めすぎです」

 

ラヴィニアを見れば、先程とは打って変わって、不安そうな表情を浮かべていた。心配してくれるのはありがたい。が、いつその時が来るか分からない。少しでも早く完成に近づけないと······

 

ヴァーリ「ありがとうラヴィニア。だが、今休めばそれだけ懸念が増える」

 

俺はそう言ったが、ラヴィニアは俺に言い返した。

 

ラヴィニア「ダメです。ヴァー君がルーマニアから帰国して一月経って、毎日のようにこんなことしているのは知っているのです」

 

ヴァーリ「······それは、そうだが」

 

ルーマニアから帰国して1ヶ月が経った。俺は毎日、この魔法の研究をしている。いや、厳密に言えばこれ以外にも研究しているものはあるのだが、毎日やっているのは事実だ。

 

 

······急がなければならない。()()()()()()()()()()()()()()()。なにせ奴は一度『サングィネム』に密入国している。今回しないとは言いきれない。

 

 

で、それをラヴィニアに言ったのは誰なのか······父さんか母さんか······はたまたギャスパーか黒歌か······それとも魔法使い繋がりで桃花かルフェイあたりか······まぁラヴィニアに聞いても答えなそうだ。後で誰かに聞いておけばいいか。

 

 

ラヴィニア「休むことが大切なことぐらいヴァー君だって分かる筈です。ヴァー君を休ませるよう色々な人から言われているのです。頑固者のヴァー君を説得して欲しいと」

 

ヴァーリ「が、頑固者か······」

 

確かに周りから言われていることを流している自覚はある。ついにラヴィニアにまで言われるとは······自覚が足りなかったらしい。

 

ラヴィニア「今日と明日ぐらい休んで英気を養うのです」

 

ヴァーリ「······はぁ。分かった」

 

······どうも、俺はラヴィニアに弱いらしい。

 

 

と、思ったところでラヴィニアに腕を掴まれた。

 

ラヴィニア「と言うわけで、今からヴァー君はお姉さんとお出掛けするのです!!」

 

ヴァーリ「は、はぁ!? ······おい、ラヴィニア!?」

 

ラヴィニア「レッツゴーなのです!」

 

ラヴィニアは俺の制止を一切聞かず、俺を引っ張ってどんどん進んでいく。

 

 

引っ張られている際に、リビングを通ったのだが、そこにいた母さんとギャスパーに助けを求めたら······

 

ギャスパー「2人とも行ってらっしゃい」

 

クルル「行ってらっしゃい2人とも。なんなら、今日は帰ってこなくてもいいわ。ラヴィニア、早く(連れて)行きなさい」

 

ヴァーリ「ちょっと待て!? というか母さんは何を言っている!!?」

 

ラヴィニア「了解なのです!」

 

 

·······と、不穏な単語が聞こえただけだった。

 

 

ラヴィニア「さぁ反対する人もいないのですし、行きますよヴァー君!!」

ヴァーリ「分かった、分かったから!!」

 

 

 

 

 

 

 

ラヴィニア「〜♪」

 

結局反抗を諦め、ラヴィニアになされるがままになったのだが、来たのは最近オープンしたことで話題になっていたショッピングモールだった。やけにCMが長かったことが記憶に新しい。

 

荷物持ちか······まぁ偶にはいいか。こうして連れ出してくれたわけだし。

 

ヴァーリ「楽しそうだな」

 

ラヴィニア「当然ですよ? ヴァー君とお出掛けしてるんですから」

 

ヴァーリ「······そうか。それは何よりだ」

 

文句の一つでも言おうとしたが······楽しそうだからいいか。

 

 

 

 

ヴァーリ「······中々面白かったな」

 

ラヴィニア「······想像以上だったのです」

 

さっきまで映画を観ていたのだが······これが以外と面白かった。昔ギャスパーと一緒に観ていたあるアニメの完結作として出ていたが······

登場人物の精神描写や、1期、2期、3期、劇場版、と通して登場人物の成長がしっかりと描かれており、劇場版では3期の最終回で目の当たりにした仲間の死に苦しみながらも、最後にして最大の戦いに挑む······

というものだった。俺や母さんの方がメインでアニメを観ていたギャスパーよりハマっていたので、今になってかなり楽しめた。尚、俺は『アナザー』を認める派であり、母さんは『アナザー』否定派である。そして、ギャスパーは『何この人達めんどくさい』だった。俺と母さんは少し凹んだ。

 

母さんはこの映画観ても完結編としては納得しないだろうな······

 

 

ヴァーリ「······正直、ラヴィニアがこの作品を知っていたことに驚いたよ」

 

ラヴィニア「私こそ、ヴァー君が知っていたことに驚きなのです。私は父の影響でハマったのです」

 

あああの人か······何度か会ったことがあるが、穏やかな人柄だった。以前会った時はやたらと温かい目をしていたが······娘の父親としてはそれでいいのだろうか?

 

ヴァーリ「俺はギャスパーが観てた影響かな。ギャスパーよりハマっていたよ」

 

ラヴィニア「想像に難くないです」

 

ヴァーリ「そうか?」

 

ラヴィニア「はい。家族皆仲良くていいと思いますよ?」

 

ヴァーリ「······そうか」

 

家族。当たり前だと感じ始めていたことが、人から言われると嬉しく感じた。

 

 

 

 

 

ラヴィニア「······今日は私の我儘に付き合ってくれてありがとうなのです」

 

ヴァーリ「ああ。何だかんだ、俺も楽しめたよ。ありがとうラヴィニア」

 

ラヴィニアは『神の子を見張る者(グリゴリ)』に出向中であるため、『神の子を見張る者』の『刃狗(スラッシュ・ドッグ)』に与えられたベースまで送った。皆川(みながわ)夏梅(なつめ)鮫島(さめじま)綱生(こうき)がいなくて良かった。あの2人は俺達を見ると必ず揶揄う。全く。恋人ですらないのに夫婦ではないと何度言わせれば······

 

ラヴィニア「なら良かったのです。これからはちゃんと休むんですよ?」

 

ヴァーリ「ああ、分かってるよ」

 

ラヴィニア「······本当ですか?」

 

ヴァーリ「分かったと言ってるだろ······」

 

ラヴィニア「······なら信じるのです。ではまた」

 

ヴァーリ「ああ。またな」

 

俺は転移用の魔法陣を展開する。ラヴィニアが部屋に入ったのを確認して、俺も魔法陣で転移した。皆川夏梅と鮫島綱生の声が聞こえた気がしたが、おそらく幻聴である。どうやら、ラヴィニアの言う通り疲れているらしい。

 

 

 

 

 

 

ヴァーリ「······はぁ。今日は疲れた」

 

でも、楽しかった。多少気が緩んでいるように感じているが、それが心地よかった。ラヴィニアがそう気を使ってくれたのだ。

 

 

·······だが、それなのに俺は─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーリ「······すまないラヴィニア。俺は君の想いに応えることが出来そうにない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ごめんね2人とも······!! お母さん、もうあなた達の近くにいてあげられないの······あなた達が大きくなるまで側にいたかったなぁ······』

 

 

 

どこまでいけば、あの時の涙を2度と流させずにすむのか。俺にはどうしても分からないんだ。

 

 

 

 

ヴァーリsideout

 

 







思いつき小ネタ。比企谷家のとあるアニメ事情。

クルル「宇宙〇紀こそ至高。正〇は認める」

ヴァーリ「〇.Cと西〇くらい認めるべき。商業的に成功してる。他が失敗しているわけでは決してないが」

ギャスパー「何この人達めんどくさっ」←〇.W好き

八幡「平和的にビルド〇ァイターズで。ト〇イ? 知らん」

黒歌「アンタらアニメの話で騒ぎすぎ」←C〇Aいいよね

↑ただの作者の趣味です。(アナザー大好き。全部観てないけど)




↓以下超駄文。読む必要ZERO。



最近他の作者様の八幡ss(特にクロスオーバー)を読んでて、こう思いました。

『無理にハーレムにする必要あんの?』

まぁ自分がヒロイン複数立ててハーレム作るとか作品的に出来そうにないって苦手意識が大きいんでしょうが(ハーレム作品が嫌いなわけではありません。好きです。原作は純ハーレムものですし)、無理にヒロインを10人も20人も作るのは無茶苦茶に感じます。

(理由もなしに、無理矢理にでも八幡を好きにさせるとかまであって···駄文製造機の作者自身からも、これは酷い、以外言いようがない作品を見かけたことも)

自分の言いたいことは、ストーリーをちゃんと楽しみたいと言うことですね(原作でも、最初は小猫がイッセーにいい感情を抱いていなかったですし朱乃は最初は可愛い後輩程度にしか見てなかった)。
ヒロインにするにはそれに見合ったストーリーが必要だと思いました(笑顔向けただけで何で惚れるの? 一目惚れにしては無理がある)。
まぁ原作のゼノヴィアとレイヴェルのはいくらなんでも強引だと感じましたが。


出来てない自分が言うのもなんですが、ストーリーがおまけ以下に成り下がるくらいなら、メインヒロインと、(いても)サブヒロイン(が多くても)2、3人で十分なのかなぁ···と思います。ヒロインが存在しなくても(或いはラブコメ要素ほぼ空気でも)人気のある作品もありますしね。

と、まぁこんな本文にもましてクッッッッッソ下らない作者の本音に目を通していただいて······本当に······感謝しかありません。

不愉快に感じた方は是非とも低評価を付けてくださって結構です。ばっち来いやぁ。評価をいただけるだけ作者の励みになります。評価0の価値すらない? まぁこの出来の作品じゃ仕方ないですよね。やめませんが。

これからもこの作品を御贔屓に······(都合良すぎか笑)



追記。

プロローグと設定だけ書いて、その後はチラシの裏にずっと放置していた00のssを消そうかと思います。好きだ、と言っていただいたこともありましたが、そもそも原作が完成しているのでどうしたってつまらないものになってしまいますしね。
作者は自分が少しでも自分の作品に面白いと感じられないとやってらんないので······(ならこの作品とかワートリのはどうか、って言うと、自分の中では多少は自信があるわけで······読者様から見ればクソみたいな駄作なのでしょうが)

あのssを読んで頂いた方々に、感謝を述べさせていただきます。


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