イレギュラーは家族と共に 〜ハイスクールD×D'sバタフライエフェクト~   作:シャルルヤ·ハプティズム

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第0話 彼は失って失って。それでも彼は本物を持っていた(後編)。

戦争が起きた。最初は天使、堕天使、悪魔の三大勢力による争いだった。だが、それは龍の介入によって変わった。龍の介入によって、三大勢力は大打撃を受けた。天使は神を失い、堕天使は龍に大半を殺された。また、悪魔は四大魔王を全員失った。

 

 

 

八幡「·······チッ」

 

コカビエル「······やるじゃねえか」

 

俺は、悪魔側に参戦。クルルや、サーゼクス、セラフォルーと共に戦闘に参加していた。しかし、単独で奇襲を掛けてきたコカビエルに、俺は他から引き剥がされた。

 

コカビエル「······半端者だから弱いとか聞いてたが·····それは見込み違いだったか」ハァハァ

 

八幡「そりゃどうも」ゼェゼェ

 

実力はほぼ拮抗。両者少なくないダメージを負っている。だが、俺は悪魔の血が混じっている分、コカビエルの光の矢のダメージが他の悪魔よりは少ないとはいえ大きい。そんな時だった。

 

『グオアァァァァァッ!』

 

咆吼が聞こえた方を見ると、赤い龍と白い龍が周りを消し飛ばしながらこっちに向かっていた。

 

八幡・コカビエル「「!!!?」」

 

コカビエル「おいおい·····二天龍がお出ましか」

 

今のが二天龍·····!?

 

コカビエル「ここは·········退散だ!じゃあな坊主。この続きはまたいつかやろうぜ!」

 

そう言ってコカビエルは地面に光の矢を放つ。それによって、砂が舞い上がる。

 

八幡「待て!······チッ」

 

視界が晴れた時にはもうコカビエルはいなかった。コカビエルとの戦闘で手から離れた刀2本を拾う。

 

八幡「ッ!······二天龍は!?」

 

しまった·····二天龍を見失った。さっきの二天龍は誰かと戦っていた。誰が戦っていたんだ?

 

『ガァァァァァッ!!』

 

八幡「······クルル!!?」

 

なんと、二天龍と戦っていたのはクルルだった。

 

八幡「クルル!」

 

クルル「····!?八幡!?ダメだ!来るな!」

 

八幡「······グッ」

 

ダメだ。今手を出せばクルルの邪魔になる。クルルもあまり余裕があるようには見えない。

 

『ふん·······邪魔だ!』

 

クルルと戦っていた筈の赤い龍が、いつの間にか俺に向かって巨大な爪を振り下ろしていた。

 

動けない。圧倒的な死の恐怖。動かないと、俺はあの爪に八つ裂きのされる。そう分かっているのに体が動かない。もう終わり?何であの時一人だけ生きてた?小町も、親父も、お袋も死んだのに。それはクルルに助けられたから。········ごめんクルル。守るって約束したのに·····

 

クルル「八幡!!」

 

八幡「·······え?」

 

クルルが俺を突き飛ばした。俺の代わりにクルルに赤い龍の爪が振り下ろされる。

 

クルル「カッ·······」

 

八幡「クルル·····?」

 

また、クルルに守られたのか······?守るって言って、守られたのか·····?

 

クルル「八幡········逃げ、て」

 

クルルはかろうじて生きている。

 

『我らの邪魔をしたからだ。貴様もすぐに殺してやる』

 

赤い龍が何か言ってきたが、俺の耳には届かなかった。

 

八幡「·······許さない」

 

クルル「ダメ······逃げなさい·····」

 

『そうか。·····ならば貴様から死ぬがよい!』

 

赤い龍が爪でこちらに突きを繰り出してきた。白い龍も同様に攻撃してきた。

 

八幡「黙れ」

 

刀を横に薙いで、2体の龍の腕を切り落とす。

 

『『!!!!?』』

 

 

 

 

クルルを傷つけたお前らを

 

八幡「許さない」

 

クルル「·······八幡?」

 

クルルを殺そうとしたお前らを

 

八幡「許さない」

 

だから

 

八幡「──────っ!」

 

俺はお前らを殺す。

 

『『ガァッ!?』』

 

───────慈愛斬り。

 

『なっ!!?』

 

『まずいっ!!』

 

一振り一振り、確実にこいつらを切り刻んでいく。

 

八幡「─────殺す」

 

 

 

 

八幡が二天龍の腕を切り落とした······!!?私は何とか生きながらえていた。傷はまだ修復中だが、完治は無理だろう。

 

八幡「······許さない」

 

クルル「·······八幡?」

 

様子がおかしい。今の八幡は幽鬼の如く揺らめいている。

 

八幡「許さない」

 

ダメだ·····いくらなんでも止めないと·····

 

八幡「──────っ!」

 

『『ガァッ!?』』

 

八幡が刀を振る度に二天龍は切り刻まれていく。

『まずいっ!?』

 

『なっ!?』

 

八幡「·······殺す」

 

八幡は2本の刀を振る。二天龍はどんどん細かく切り刻まれていく。

 

 

 

 

 

八幡「········ハァハァ」

 

二天龍を切り刻んだ。けれど、こいつらはまだ死んでない。早くしないと。

 

八幡「······これでいいか」

 

近くにあった武具を適当に拾う。これは俺への戒めだ。

 

八幡「·······汝らを我が名の下に······」

 

二天龍の力をほぼ全て奪いきる。こうでもしないと、今の俺には不可能だった。

 

八幡「封印せしめん」

 

そして、二天龍を武具に封印した。

 

 

 

 

 

 

八幡「ハァハァ······大丈夫か、クルル·····」

 

クルルの傷は修復が始まっていた。

 

八幡「よかった······生きてる」

 

クルルは気を失っていた。が、ちゃんと息があった。

 

八幡「······ごめんクルル。俺の所為で····」

 

そこでクルルが目を覚ました。

 

クルル「······いいよ。八幡は私を守ってくれた」

 

そんな······俺があの時逃げれてれば·····

 

クルル「もう、いいんだよ。二天龍は八幡が封印した。私も生きている。それで十分じゃない」

 

八幡「ああ······そうだな。クルル」

 

クルルの手を握りしめる。

 

クルル「······?」

 

八幡「守ってくれてありがとな。今度こそ俺がお前を守るから」

 

最後の家族なんだ。二度とこの手を離すものか。

 

クルル「·······うん!」

 

こいつには笑顔が似合う。俺がお前の、この笑顔を守るから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

·······戦争が終わった。大打撃を受けた三大勢力はそれぞれ、天使はミカエルを代役に立て、悪魔は新たな四大魔王を──その中にはサーゼクスとセラフォルーもいた──を立て、和平を結んだ。

 

八幡「······起きたか」

 

クルル「······おはよう八幡」

 

俺達には──完全とはいかないまでも──平和が戻った。

 

八幡「······なんだよ」

 

クルルが俺に抱きついてくる。

 

クルル「いいじゃん」

 

そして、俺達はと言うと···············恋人になった。元々、俺の初恋はクルルだった。親父達が死んで忘れていたが。

 

八幡「ほら、早いとこ朝飯食おうぜ。今日は三大勢力の事後処理の会議に呼ばれてんだから」

 

クルル「む·······つれない」

 

頬を膨らましているところ可愛いです。

 

八幡「しょうがないだろ。龍を封印した武具が消えてたんだから」

 

二天龍を封印した武具がいつの間にか消えていた。回収に戻った頃にはもう無かった。つっても、力のほぼ全てを奪ったから、今すぐどうにかなるってことはないと思うが。

 

クルル「····分かったよ」

 

八幡「······そうか。じゃあ食おうぜ」

 

こいつを守る。それが俺のすべきことだ。

 

 

 

 

 

 




誰かこの設定利用していいからちゃんとしたストーリー書いてくれないか·····

2人のキャラ崩壊については、目を瞑って頂きたいと。
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