イレギュラーは家族と共に 〜ハイスクールD×D'sバタフライエフェクト~   作:シャルルヤ·ハプティズム

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第18話 公開授業

 

 

 

 

イッセーside

 

 

 

「───君が兵藤一誠だな?」

 

明日は授業公開か·····なんて憂鬱になりながら登校していた俺。校門の近くの学園の塀に寄りかかっていた銀髪の男に呼び止められた。無論、俺は銀髪の男になんて会ったことがない。

 

イッセー「あ、あぁ······そう言うお前は?」

 

······こいつはどっかで会ったことがある気がするぞ。それに俺でも一発で分かったほど、こいつは只者じゃない。

 

ヴァーリ「俺はヴァーリ。白龍皇、バニシングドラゴン」

 

白龍皇······!?

 

イッセー「お、お前が······!?」

 

ドグンッ!! と、突然、心臓が強く脈打つ。

 

な、何だ!? ぐ、左腕が燃えるように熱い······!! こんな所で!?

 

イッセー「うぐっ······!?」

 

いつの間にか、ヴァーリと名乗った男が俺の額に指を突き立てていた。いつでも殺せる、とでも言ってんのか······!?

 

ヴァーリ「この程度か。それに······そこに隠れて不意打ちなど無駄だ」

 

ヴァーリがそう言うと、物陰から聖魔剣を携えた木場とデュランダルを構えたゼノヴィアが出て来た。

 

裕斗「······ここで暴れられるのは困るんだよ、白龍皇」

 

木場が警戒を強めながら言う。

 

ヴァーリ「だろうな。別に、今日は戦いに来たわけじゃない。兵藤一誠、赤龍帝の顔を拝みに来ただけだ」

 

ヴァーリは、木場が警戒を強めても全く意に返さない。

 

イッセー「お、俺······?」

 

ヴァーリ「一つ聞きたいことがあってね。突然だが兵藤一誠······君は、自分が世界で何番目だと思う?」

 

ヴァーリは俺を指差しながら言う。

 

イッセー「······?」

 

どういう意味だ······? 世界ってどういうことだ?

 

ヴァーリ「君がまだ至っていない禁手(バランス・ブレイカー)。それ考慮しても、君はこの世界で1000~1500番目ってところだろうか。宿主のスペックが低いからそれ以下かもしれない」

 

イッセー「何が言いたいんだ······?」

 

スペックが低いなんて自覚してる。でも、何で会ってすぐに馬鹿にされなきゃいけないんだ······?

 

と、ヴァーリは突然俺から視線を外して言う。

 

ヴァーリ「だが、そうだとしても、兵藤一誠は貴重な存在だ。充分に育てた方がいい。そうだろう?」

 

ヴァーリが後ろを向く。

 

八幡「まあそうだな。リアス・グレモリーはもっと頑張った方がいいぞ。」

 

そこには、いつの間にか八幡が橋の手摺に座っていた。

 

······死角にいたわけでもないのに、一切気付かなかった。

 

 

と、背後から部長の声が聞こえて、振り向くと、木場動揺強い警戒心を見せる部長がいた。

 

リアス「······言われなくてもそうするつもりよ。白龍皇が何の用かしら?堕天使と繋がっているあなたが、必要以上に接触なんて」

 

イッセー「部長!! 朱乃さんに、小猫ちゃんまで·······」

 

その後ろにら、朱乃さんと小猫ちゃんもいる。

 

ヴァーリ「······白龍皇と赤龍帝。赤い龍と白い龍。それらに関わった人間は禄な生き方をしていない。さて、君たちはどうなるか?」

 

ヴァーリは歩き出し、俺の横を通り過ぎる。

 

八幡「やめとけやめとけ。今のお前らじゃ束になっても瞬殺されるのがオチだ」

 

八幡が右手を横に振りながら言う。今頃気付いたが、八幡はヴァーリに警戒心を見せていなかった。

 

イッセー「でもよ······」

 

ヴァーリが只者じゃないのは俺でも分かった、が、白龍皇は野放しには出来ない筈だ。

 

ヴァーリ「だ、そうだ。さっきも言ったが、今日は戦いに来たわけじゃない。俺もやることが多いのでな」

 

そう言い残し、ヴァーリは去っていった。

 

リアス「······あなた、どういうつもり!?」

 

部長が八幡に詰め寄っていた。

 

八幡「どうもこうもないだろ。実力差がありすぎたってだけで」

 

八幡は興味もなさそうにそう言う。

 

リアス「それは······確かに白龍皇相手じゃ、そうかもしれないけど」

 

イッセー「部長?」

 

実力差があったのは認める。今の俺達が束になっても勝てないかもしれないことも。でも、八幡が止めた理由が今ひとつ掴めない。八幡は何かを知ってるような口振りだった。

 

八幡「ま、いい。俺はクルルを待たせてっから先に行く。じゃな」

 

八幡は同じくいつの間にか校門に寄りかかっていたクルルさんと行ってしまった。八幡は1年の時クラスが一緒だからオカルト研究部に誘ったんだけど、今はクラスが違うからな······

 

 

 

イッセーsideout

 

 

 

 

 

八幡side

 

 

 

八幡「······で、兵藤一誠を直に見てどうだった?」

 

ヴァーリ『そうだな、これから次第ってとこだろう。あぁは言ったものの、俺は正直どうでもいい』

 

俺は、クルルと先に行ったように見せかけて、隠れてヴァーリと通話していた。

 

八幡「まぁそうだろうな」

 

兵藤一誠はこのままいけば、赤龍帝だしそれなりには強くなれるだろう。だが、それだけだ。あのトカゲの神器だけで上位までのし上がろうだなんて無理無理。そんな甘い世界は存在しない。

 

その程度の存在を気にかけるほど、俺もヴァーリもお人好しではない。

 

ヴァーリ『というか、あんたが面倒を見ているんだろ?』

 

八幡「まあな。それも()()()()終わりだけどな」

 

兵藤一誠がある程度赤龍帝の神器を制御出来るようになってきたし、もうそろそろ潮時だ。

 

ヴァーリ『そうか。それと、一つ考えがあるんだが』

 

 

 

八幡sideout

 

 

 

 

 

 

 

イッセーside

 

 

イッセー「······や~っと収まった」

 

人間の手の姿をした自分の左腕をさすると

 

俺の左腕はヴァーリの襲来で龍の状態になりそうだった。なので、保健室で収まるのを待っていた。授業があるので朱乃さんに直接吸い取ってもらうわけにもいかない。朝、八幡に取り除いてもらうんだった。朱乃さんは何で直接俺の指から吸い出すんだろ。八幡は手を翳すだけで吸い出すことが出来るのに。

 

イッセー「白龍皇······ヴァーリか」

 

俺の脳裏にあの龍の鎧を纏った姿がチラつく。

 

イッセー「あれが······あいつの戦闘スタイルってわけか」

 

俺も早くものにしないと。

 

『なら、そろそろ相棒もあの野郎に禁手を教えてもらえばいいだろう』

 

イッセー「とは言ってもなぁ······」

 

ドライグが言ったような、劇的な変化か······そんなこと言われてもなぁ。

 

イッセー「そう言えば、あんま詳しく聞いてないけど白い龍と赤い龍ってどういう関係なんだ?」

 

改めて考えると、俺は余りにも知らなすぎる。他の部員は二天龍について常識レベルで知ってるけど、俺については名前しか知らない。

 

『······神と天使、堕天使、悪魔の三大勢力が戦争をしていた時、異形の者達、そして人間がそれぞれの勢力に与していたんだが、ドラゴンだけは例外だった。大半は戦争なんて我関せずで好き勝手に生きていたんだが、その最中、大喧嘩を始めた2匹の龍がいたのさ』

 

イッセー「その2匹って······」

 

絶対こいつだろ。

 

『そうさ。その2匹は神も悪魔もお構い無しに戦場で暴れまくったのさ』

 

イッセー「何でそんなことになったんだよ······」

 

『さあな。昔のことでそいつらももう覚えてない』

 

なんてはた迷惑な······

 

『だから、こいつらを先に始末しないと戦争どころじゃない。三大勢力は一時的に休戦してそいつらを始末にかかったのさ』

 

イッセー「喧嘩を止めるだけで休戦ってどんだけ暴れたらそんなことになるんだよ?」

 

こいつらどんだけ暴れたんだ······

 

『邪魔された2匹は怒り狂って、神、堕天使、悪魔の親玉に食ってかかった。神如きが、魔王如きが、ドラゴンの喧嘩に手を出すなと。まぁ馬鹿丸出しの逆ギレだ』

 

イッセー「マジで最強最悪最低だ······」

 

そりゃ、休戦もするよ······封印されてる今ですらこの強さなんだし。

 

『だが、いや、だからこそか。その2匹は一つミスを犯した』

 

ドライグは、嘆くように言う。

 

イッセー「ミス······?」

 

 

『その2匹は1人の悪魔の女に手を出したのさ』

 

 

イッセー「それがミス·····?」

 

散々暴れたんだからもっと色々ある筈だろ。

 

『ああ。それが、その2匹の最大の失敗さ。その女はその2匹を前にしても引かずに戦っていた。だが、戦場を突っ切りながら戦うそいつらの前に1人の男がいた。例によって俺達は怒った』

 

例によって、って·······

 

『片方はその男を八つ裂きにしようとした。その時、その女が男を庇い、女が背中から切られた。結局、死ななかったようだがな』

 

イッセー「凄いなその人······」

 

『それが最大のミスさ。女を傷付けられた男は怒った。刃を俺達に向けた』

 

へぇ······その人達相当強かったんだな······ってか、その人達って······

 

『そん時だった。奴は殺気を服を着込むようにして何重にも纏った。それこそ、当時の魔王ですら殺気だけで殺せるんじゃねぇかってほどにな。

······それからは一瞬の出来事だったさ。その2匹は殺気で動けなくなり、男に一瞬で粉々になるまで切り刻まれ力のほぼ全てを奪われ魂を武器に封印された。·······それから2匹は人間を媒介にして何度も小競り合いしているのさ。その男の監視の下な』

 

イッセー「それが、ドライグとアルビオンか······じゃあ、庇った女の人って······」

 

『ああ。あの野郎の側にいつもいるあの淡い桃髪の女さ。いつの間にか結婚してやがったけどな』

 

マジかよ······八幡もクルルさんも本物の化け物じゃねぇか······

 

イッセー「じゃあ俺とヴァーリが出会うのも運命とでも言うのか?」

 

『さあな。まぁ、宿主が先に死んで出会わないとかもあった』

 

イッセー「はぁ······出会っちまったじゃねぇかよ·····」

 

冗談キツいぜ······でも、俺には上級悪魔になってハーレム王になるっていう壮大な夢があるんだ!!こんなところで挫けていられるか!!

 

 

 

イッセーsideout

 

 

 

 

 

 

八幡side

 

 

 

時は飛んで公開授業の日。俺のクラスは化学の授業で、特に何もなかく、公開授業は終了した。知り合いが冷やかしに来るかと思ってたが、別段そんなこともなかった。

 

にしても、真面目に科学なんてやったのいつ以来だったか。ボローニャの医学部狙った時まとめて理系やったの以来か?

 

八幡「あ~······疲れた」

 

今日はもう授業ないんだよな······クルル迎えに行くか。

 

八幡「······あ」

 

そこで、特に会う気もなかった目立つ紅髪の男───まぁサーゼクスなんだが───がいた。

 

サーゼクス「やあ八幡」

 

廊下に出たところでサーゼクスに出会った。こいつ何かやらかして、ないよ、な······不意に問題児ランキング堂々のNo.1の顔が浮かんだ。

 

サーゼクス「聞いて欲しいんだ八幡。やはり私の妹は······」

 

八幡「うるさい!!」

 

サーゼクス「ちょ······」

 

そんなことを話している暇はない。早く探さねば、被害が出てしまう。

 

八幡「おい、セラフォルーはどこだ!?」

 

あいつが大人しくしてるわけがない······こいつに見張らせるんだった。首脳会談があるってのに、あいつの存在を忘れていた······

 

サーゼクス「さぁ。私は見ていないが······」

 

サーゼクスがそう言ったその時、

 

「体育館で魔女っ子の撮影会だってよ!!」

 

「元写真部として、これは記録せねばー!!」

 

すぐ側を大軍が駆けて行った。

 

八幡・サーゼクス「「·······」」

 

なんだ今の頭の悪い大軍。

 

八幡「遅かった、だと······」

 

サーゼクス「······彼女らしいね」

 

時既に遅し。何をアホなことしてんだ俺は。

 

クルル「·······アンタ何やってんの?」

 

鞄を肩にかけたクルルが合流する。

 

八幡「手遅れだった。セラフォルーが······」

 

クルル「あ~······お疲れ様」

 

クルルもサーゼクスも遠い目をしている。

 

八幡「回収してくる······はぁ」

 

こういうのは、いつの間にか俺の役目になっていた。

 

クルル「行ってらっしゃい」

 

 

 

八幡sideout

 

 

 

 

 

 

イッセーside

 

 

さっき松田と元浜が猛ダッシュで体育館に向かって行った。何しに行ったのかと思って、俺は、途中で偶然出会った部長と朱乃さんと体育館に向かった。そこにいたのは

 

イッセー「あれは······魔法少女ミルキースパイラル7 オルタナティブのコスプレじゃないか!!」

 

リアス「あ、れは······」

 

とあるアニメのキャラクターのコスプレをした黒髪の女の人だった。かなり再現度高いな······

 

アーシア「一誠さんお詳しいんですね」

 

イッセー「あるお得意様と全話のマラソン鑑賞したことがあってね」

 

俺の頭に魔女コスをしたおっさんの顔が浮かぶ。

 

アーシア「お得意様······ですか?」

 

イッセー「ん、まあな······」

 

匙「こらぁ!!」

 

遠い目でミルたんとマラソン鑑賞したことを回想していると、匙の怒鳴り声で引き戻された。

 

匙「学校で何やってるんだ!! ほら、解散解散!!」

 

松田「撮影会の邪魔すんな生徒会!!」

 

元浜「そうだそうだ!!」

 

松田と元浜やっぱりここにいたのか······

 

匙「公開授業の日にいらん騒ぎを起こすな!! 解散しろ!!」

 

「えぇ〜」

 

「あんだよそれ~」

 

匙が一喝し、撮影会をしていた奴らはブーブー言いながらも帰って行った。

 

匙「あの、ご家族の方でしょうか?」

 

「うん!!」

 

匙「その、学校にそんな格好で来られるのは困るんですが······」

 

匙が尋ねると、お決まりのセリフとポーズが返ってくる。話聞いてなさそうだな。

 

「ミルミルミルミルスパイラル〜!!」

 

随分変わった人だな······いや、悪魔の俺が言えたことじゃないか。

 

匙「いやだから······」

 

イッセー「よぉ匙。ちゃんと仕事してんな」

 

匙「揶揄うな兵藤」

 

その時、『ガラガラッ!!』という音で扉が開いて会長が来た。

 

ソーナ「匙、あなたこんな所で何を、して、る······」

 

会長が言葉を繋げなくなったかと思うと、コスプレした女性が叫んだ。

 

「ソーナちゃん見ぃ付けた!!」

 

ソーナちゃん? まさか会長の知り合いなのか?

 

匙「もしかして、会長のお知り合い······とか?」

 

「ソーナちゃんどうしたの?お顔が真っ赤だよ?お姉ちゃんとの感動の再開なんだから、もっと楽しもうよ~!! 『······お姉ちゃん!!········ソーナたん!!』って、もっと百合百合しいでもいいと思うの〜!! お姉ちゃんはね!!」

 

ソーナ「······」

 

コスプレの女性は一息で息巻きながら、会長に抱き着いた。

 

ん? お姉ちゃん?

 

そこで、眉間を指でおさえた部長の説明が入る。

 

リアス「······現四大魔王のセラフォルー・レヴィアタン様よ。会長のお姉様でもあられるわ」

 

あの人が魔王か······世界は広いな。

 

 

セラフォルー「本当は、お姉ちゃんと会えてと~っても嬉しいでしょ?」

 

プルプル震える会長を他所に、魔王様はマシンガントークをかましていた。

 

リアス「セラフォルー様、お久しぶりです」

 

セラフォルー「あ、リアスちゃん。おっひさ~!! 元気してた?」

 

リアス「ええ。そちらはソーナの公開授業ですね?」

 

セラフォルー「そうそう。聞いてよリアスちゃん!! ソーナちゃんたら酷いのよ!! 今日のこと教えてくれなくて!! 悲しくて天界に攻め込もうとしちゃったんだから!!」

 

ステッキを振り回しながら言う魔王、セラフォルー様だが······

 

イッセー「本気で言ってんのか違うのか分からん······」

 

いやマジで。なんか、あの人ホントにやりそう。

 

アーシア「アハハ······」

 

セラフォルー「リアスちゃん、あの子が噂のドライグの?」

 

と、魔王様は俺の存在に気付いたのか部長に俺のことをお尋ねになった。

 

リアス「はい。イッセー、挨拶なさい」

 

うぅ······魔王様だと思うと緊張するな······

 

イッセー「兵藤一誠です。リアス・グレモリー様の『兵士』をやってます!!」

 

相手は魔王。悪い印象を与えないようにせねば·······

 

セラフォルー「セラフォルー・レヴィアタンです!! レヴィアたんって読んでね!!」

 

イッセー「は、はあ······」

 

お茶目な人だな······そんな印象を受けた時だった。

 

「くぉらセラァァァッ!! てめぇこんな所で何やってやがんだぁ!!」

 

セラフォルー「ふぎゃっ!?」

 

『べグォン!!』

 

その叫び声と共にセラフォルー様が派手に吹き飛んた。

 

あ、頭が壁にめり込んでいる·······

 

八幡「散々大人しくしてろってあれほど·····!!」

 

セラフォルー「ひ、酷いよハチ君!! 姉妹の感動の再開を邪魔するなんて!!」

 

セラフォルー様が出て来た。魔王様に飛び蹴り食らわす八幡って·········

 

八幡「お前またそれか······とりあえずシトリー卿に連行するから」

 

セラフォルー「待ってハチ君!! お姉ちゃん謝るから!!」

 

首根っこを掴んで引きずっていこうとする八幡に、セラフォルー様は、やめるように懇願していた。

 

八幡「問答無用!! ってか、誰がお姉ちゃんだ」

 

セラフォルー「痛っ!!?」

 

八幡がセラフォルー様の頭に拳骨を食らわす。魔王様になんてことを······

 

八幡「こいつシトリー卿ん所に連れてっていいよな?」

 

八幡が、セラフォルー様を指差しながら部長に言う。

 

ソーナ「お願いします······毎度毎度申し訳ございません······」

 

あ、会長がどんどん小さくなってる。これ毎回やってるんだな。会長大変だな······

 

八幡「じゃあなソーナ」

 

セラフォルー「待ってハチ君!! ごめんなさい!!」

 

八幡「うるさい。会談まで大人しくしてろ」

 

セラフォルー「·······はい」

 

八幡はセラフォルー様の首根っこを引っ掴んで、魔法陣でどっかに飛んでった。······と思ったら1人ですぐ戻って来た。早いな。

 

八幡「······あいつは常に眷属に見張りをさせるべきだな······」

 

ソーナ「行くわよ匙······」

 

匙「······あ、はい」

 

会長は疲れた様子で匙を連れて出て行った。

 

イッセー「······ど、どうしたんだよ八幡。あんなに怒鳴ってるのコカビエルの時以来だろ」

 

コカビエルの時はともかく、ここでこんなに強引にどっかに移す必要があったのか?

 

八幡「あいつのせいで俺は何度シトリー卿に怒られたか分かるか?」

 

八幡は怒り新党で矢継ぎ早に続けた。

 

イッセー「い、いや······」

 

八幡「あれとサーゼクスのせいで、俺だけシトリー卿とかグレモリー卿に怒られる気持ちが分かるか?しかも途中から教育係の君が見ていないからだとかマジ巫山戯てんだろあの酔っ払いが」

 

イッセー「ご、ごめん······八幡はセラフォルー様とはどういう関係なんだ?」

 

超気になる。普通魔王に飛び蹴りなんて出来ない。

 

八幡「幼馴染みだ。腐れ縁って意味でな······はぁ」

 

魔王2人と幼馴染みか······八幡って、ほんとに何者?

 

 

 

イッセーsideout

 

 

 

 

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