イレギュラーは家族と共に 〜ハイスクールD×D'sバタフライエフェクト~ 作:シャルルヤ·ハプティズム
今回は短いです。あと、思いましたが自分でも読んでて面白くないです(作者として有るまじきことですが)。
サーゼクス「······それで、ロキの様子は?」
現在、俺が強制転移させたロキの対策中だ。先に始めていてくれ、と言ったのだが、ロキを転移させたのが俺なので話が始まらなかったらしい。
八幡「······今見せる」
空中に映像を出す。そこには、危険なオーラを漂わせるロキとフェンリルが映っていた。自力で脱出するより、自身を攻撃しに空間に入ってきた瞬間に
空間に念の為仕掛けもしておいたが、ロキにはおそらく気付かれている。多分無駄だな。
八幡「······最初は空間ごと消し去ろうと思ったんだが、それが出来なかったから、何時でも攻撃出来る準備だけ整えておいた」
アザゼル「······ロキがその空間から強引に抜け出す可能性は?」
八幡「微妙だな」
オーディン「安心出来んのう······」
八幡「仕方ないだろ。向こうがどう出るかも分からない」
それに、
アザゼル「何だそりゃ·······」
オーディン「······何にせよ、全ては北欧の主神たるわしの責任じゃ」
八幡「······そうかよ」
ロキを封印するんなら話が楽に進むんだが、そんな都合いいわけでも無いし。
オーディン「ミョルニルを使うかのぅ」
オーディンは言う。
ミョルニル······雷神トールが使う、あらゆる者に裁きの一撃を与えるっていう戦槌か。
八幡「それ、俺は使えるのか?」
オーディン「使えるとは思うが······使えない可能性もないとは言えんのう」
やはりか······あの類は使い手を選ぶからな。伝説上のミョルニルを考えたら、俺には使えない可能性が高い。
八幡「分かった。俺は使えないだろうがな」
ロキ一人なら、まぁなんとかなる。だが、フェンリルの生け捕りが追加された今では、易易勝たせてはくれないだろうな。
サーゼクス「······何故そう思うんだい?」
八幡「そんなん、俺の人となり考えたら言うまでもないだろ」
俺はあまりできた人間じゃない。ミョルニルに選ばれるような、 器ではない。それに、使い慣れない物を使わされても、ロキに逃げられるだろうし。
八幡「分かった。ミョルニルは取りに行くのにどれくらい掛かる?」
オーディン「そうじゃのう······2、3日あれば何とかなるじゃろう」
2、3日か······まるで間に合ってないな。
八幡「間に合わない。それじゃあ、俺の別空間はおそらくもたない。明日、仕掛けさせてもらいたい」
今のロキは、別空間とはいうものの、放置に近い。そんなのを、まだ2、3日も放ったらかしなど出来っこないだろ。
サーゼクス「それなら、別の結界を用意すればいいだろう?」
サーゼクスはそう提案したが、俺が首を振った。オーディンもわかっていたのか、「無理じゃろうな」と漏らした。
八幡「今のロキを見てみろ。結界から結界への移送なんて、アイツは絶対にその隙を突いてくる。そんなことすれば、どんな被害が出るのかも分からない」
反対されるだろうが、俺がロキなら絶対にそうする。さて······反対は······妙だな。誰も反対していない。この手のことには、たいてい誰かしらが反論持ち込んでくるものだが。
まぁそちらの方が都合が良い。
そして、今日のところは解散となった。
八幡「······美猴、タンニーンと戦えとは言ってないぞ」
美猴『······おいおい。いきなり勘弁してくれよ。俺っちは付き合わされて暇だったんだし、それくらい。結果的にはテロリストとしての『禍の団』を見せたんだから、十分じゃねえのかよぅ』
八幡「······お前、自分の任務の危険度分かってるよな? てか、今回でお前らのチームへの警戒度が跳ね上がった。次同じことやったら、スパイだなんだと言う前に、首刎ねられかねんぞ」
美猴『分かってるっての。いざとなったら、トンズラこいて逃げさせてもらうぜぃ』
八幡「······はぁ。ならいい」
翌日。
オーディン「お主一人の任せることになって、申し訳ないのう。ロキを、頼んだぞい」
オーディンがそう言ってくる。
八幡「ああ。ちゃんと裁いてやる」
クルル「行ってらっしゃい八幡」
ギャスパー「······お父様、行ってらっしゃい」
ギャスパーは思うところが多いだろう。だが、ギャスパーの命ほど大切なものもない。多分、このことはギャスパーの心に一生影を落とす。それでも、ロキを止めなければならない。
八幡「ああ。行ってきます」
······待ってろロキ。これで決着にしてやる。
見送る2人に帰ってくる決意を返して、俺はロキを閉じ込めた空間に転移した。