イレギュラーは家族と共に 〜ハイスクールD×D'sバタフライエフェクト~   作:シャルルヤ·ハプティズム

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暫く短めが続いております。申し訳ございません。

次の更新はいつになることやら······



第52話 鬼か蛇か

 

 

八幡side

 

 

······俺達は二条城に来ていた。

 

ここにいるのは、俺、クルル、メリオダス、(たばね)、セラフォルー、アザゼル、ガブリエル、紫陽花(あじさい)だ。最悪の事態になった場合は、紫陽花が強引にでも八坂を英雄派から引き剥がし、制御の及ばない所まで移動する手筈になっている。

 

リアス・グレモリー眷属と、ソーナの眷属は、ホテルで待機。いざという時は一般人の避難に回る。まぁ、そうならないようにやるわけだが。

 

尚、九重は着いてこようとするだろうと考えたため、一度起きたが再び眠らせた。

 

 

八幡「······さてと」

 

俺が一言漏らすと、ご丁寧にも俺達は霧に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬の後、辺りを見回すと、俺はだいぶ遠くに転移させられたようだ。

 

······敢えて大人しく転移させられたわけだが······ここは京都駅か。地下鉄のプラットホームらしい。

 

俺と一緒にいるのは束だけ。想像の範疇にあったが、やっぱしバラバラにされたか。

 

八幡「大丈夫か?」

 

束「束さんは大丈夫だよ。ただ······」

 

八幡「······ああ。結構広いフィールドだな。ご丁寧に転移阻害の術式まで掛けられてる。このフィールド内にいる限り転移出来そうにないな」

 

このフィールドは、二条城を中心に、京都の町を再現しているようだ。レーティングゲームでもこのくらいの広さは普通だが、転移阻害を掛けられてるとはな。確か、『絶霧(ディメンション・ロスト)』の所有者であるゲオルクはそれなりに高い技術をもった魔法使いだったか。

 

やろうと思えば、この転移阻害の術式も無効化させられるだろうが、それなりに時間が掛かるし、カウンタートラップが仕掛けられている可能性もある。外へも連絡は取れないな。 大人しく足で行くか。八坂の安全が確保出来ない限り、向こうがどう出るかは把握しようがない。

 

まぁいざとなったら、潜入させてるあの2人も動くだろう。

 

 

それはそれとして、クルルへ通信用の魔法陣を開く。

 

八幡「······クルル、そっちはどうだ?」

 

クルル『······私はセラと一緒よ。八幡は?』

 

八幡「こっちは束と一緒だ。気配を探ってみたが、俺とクルルが二条城を挟んで反対方向に転移させら(飛ばさ)れたようだから、合流は二条城でいいか?」

 

クルル『ええ。割と近くにアザゼルと紫陽花がいるから、2人と合流してから行くわ』

 

八幡「分かった。ならこっちはメリオダスとガブリエルと合流してから行く」

 

クルル『分かったわ。気を付けて』

 

八幡「ああ。クルルも気を付けろよ」

 

クルル『ええ』

 

クルルとの通信を切る。

 

八幡「束、近くにメリオダスがいるから合流しよう。出来れば、その時にガブリエルも拾っていきたい」

 

束「りょーかいだよはーくん」

 

俺と束は魔法で浮遊すると、メリオダスと合流するために飛行を開始した。

 

 

八幡sideout

 

 

 

 

 

クルルside

 

セラと共に転移させられた私は、紫陽花と紫陽花と合流するため魔法で飛行して2人の所に向かっていた。セラは悪魔の翼を広げ、私に追従する形で後ろから追ってきている。

 

クルル「······あれは『魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)』で造られたアンチモンスター······紫陽花は······大丈夫のようね」

 

紫陽花は『魔獣創造』で造られたアンチモンスターに襲撃を受けていた。

紫陽花は、その身に宿る、『鎌鼬(スラッシュ・シェイル)』という篭手型の神器(セイクリッド・ギア)と、左手に持つ業物の日本刀で応戦している。

 

だが、アンチモンスターの数が多く、苦戦しているようだ。私も加勢しよう。

 

クルル「食らいなさい」

 

紫陽花が倒していなかったアンチモンスター全てに光の矢(・・・)を降らせる(・・・・・)

 

光の矢全てがアンチモンスターの頭部と思われる部位に命中し、アンチモンスターは消滅した。

 

·······久々やったけど、腕は鈍ってないわね。八幡と軽くだけど特訓し直した甲斐が少しはあったようね。

 

クルル「紫陽花、大丈夫かしら?」

 

紫陽花「·······クルル様。助かりました。ありがとうございます」

 

紫陽花は刀を納めながら言う。

 

クルル「気にしなくていいわ。それぐらい」

 

アザゼル「······おいおい、何であの威力の光を天使でも堕天使でもないお前が使えるんだよ。おかしくね?」

 

クルル「ああアザゼル······そう言えば居たわね」

 

気配で気付いてたけど、忘れてたわ。

アザゼル「お前それは酷くねぇか? 俺もこいつと一緒に応戦してたんだけど」

 

クルル「そう? 後、何で光が使えるかって話は、私が八幡の眷属でもあるからとしか言いようがないわね」

 

アザゼル「はぁ······?」

 

 

まぁ、アザゼルが疑問に思うのも仕方ないだろう。

 

 

 

余り知られてはいないことだが、八幡の『悪魔の(イーヴィル・)(ピース)』は、正規品のものではない。八幡のものは、正規品が完成する直前に作られた、試作品の最終号といった物だ。安全性には問題ないが、規格(レギュレーション)が正規品と全く違うといった特徴がある(アジュカが色々試していたため)。

 

規格が正規品と全く違うためだろうと私達で結論付けたが、八幡の駒を宿す者は、駒から常に光力が供給されるようになる(トレードで眷属入りした黒歌を除いて)。

 

 

クルル「八幡達とは、二条城で合流するわ」

こちらもそろそろ二条城に急がなければならない。

 

セラフォルー「ハチ君は何処にいるの?」

 

クルル「二条城を挟んでここから正反対の位置にいるわ。八幡も向こうでメリオダスやガブリエルと合流するようね。私達も急ぎましょうか」

 

再び魔法で浮遊すると、後ろから3人が着いてくるのを確認して、私は二条城に飛翔した。

 

 

クルルsideout

 

 

 

 

 

八幡side

 

 

さっきメリオダスとガブリエルと合流出来た俺は、二条城に向かって飛行していた。

 

ガブリエル「······どうして八幡達は翼も出さずに飛べているのですか?」

 

飛行中にガブリエルは、翼を出しもせず飛んでいる俺達を疑問に思ったのか尋ねてくる。

 

八幡「普通に魔法を使ってるだけだ」

 

ガブリエル「······そうですか」

 

 

そんなことを話している内に、二条城に到着した。

 

 

二条城の門前から少し離れた所に、クルル、セラ、紫陽花、アザゼルがおり、俺達より早く到着していたことが伺える。

 

八幡「早かったな」

クルル「私達も着いたのは八幡達より一瞬早いくらいよ。アンチモンスターがいたけど、全部消し飛ばしてきたから」

 

八幡「そうか。まぁ俺も似たようなもんだしな」

 

俺はメリオダスと合流する前に、神器持ち1人と戦ったな。『闇夜の大盾(ナイト・リフレクション)』だったか。禁手(バランス・ブレイカー)に目覚めていたが、すんなり倒せた。今は気絶しており、『魔の鎖(グレイプニル)』でぐるぐる巻きにして亜空間に閉じ込めている。

 

 

メリオダス「······八幡」

 

険しい顔をしたメリオダスが俺に話し掛けてくる。言いたいことは分かる。

 

八幡「······ああ」

 

この気配······八坂のオーラを感じるな。かなり攻撃的なオーラだ。完全に向こうに操られていると見ていいだろう。

 

サマエルもある中で、どうしたものかね······

 

二条城の本丸御殿に向かいながら俺は考えを巡らした。

 

 

 




前話で八幡の強さ云々の話の一例を出しましたが、具体的じゃなかったので、おおよそですが、八幡の眷属達も含めて補完します。ネタバレを含むので、一部省きますが。


グレートレッド>>>オーフィス>>八幡>クロウ・クルワッハ=メリオダス>二天龍=ティアマット>原作での2位~10位>>勝永>三日月≧ 束=桃花=ヴァーリ(素。神器、魔剣なし)>美猴=黒歌=グレイフィア>ディオドラ>並程度の最上級悪魔


今作において、異様に強化されたディオドラ。又、クロウ・クルワッハとティアマットも強化されております。というより、八幡の眷属全体が強化されてますが。

原作での2位〜10位には、サーゼクスとアジュカも含めてです。

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