イレギュラーは家族と共に 〜ハイスクールD×D'sバタフライエフェクト~ 作:シャルルヤ·ハプティズム
八幡side
······拙いな······曹操の
俺が知っているのは、
武器破壊の『
任意の相手を転移させる『
攻撃を受け流す『
女性の異能を一定時間完全に封じる『
この4つだけだ。禁手を発現してから、俺が面倒見てた時に発現したのはこの4つだけで、他の3つはあるだけで曹操は全く使えなかった。
曹操の未完成という言葉からまだ能力が発現していない球体があるのか、それとも制御が不安定なだけか······
魔法と仙術でサマエルの毒は体から完全に取り除いたから十分動ける。
先ずは、『女宝』で動けないセラとガブリエルを何とかするか。
八幡「······
曹操の『女宝』を細切りに斬る。球体の能力が解除された直後にどれだけの力が出せるかは分からないが、全力が出せなくとも、自衛するぐらいの力はもう出せる筈だ。
ガブリエル「······八幡、助かりました」
セラフォルー「ありがとうハチ君」
八幡「さて、仕切り直しだ」
エクスカリバーをシャルバとクルゼレイ、曹操に向ける。コカビエルはアザゼルと対峙しているので、アザゼルに任せる。
シャルバ「さあ死ねっ!!」
シャルバが剣を手に突っ込んで来る。それをエクスカリバーで受け止める。
やはりサマエルの毒は危険だな。こうしているだけでも、漏れ出た瘴気だけで体の震えが止まらない。ずっと『
八幡「······チッ」
クルゼレイ「食らえ!!」
クルゼレイが剣で斬りかかって来る。シャルバを光力を纏った蹴りで吹っ飛ばして、振られる剣から距離を取る。
そして、急加速してクルゼレイの剣を持っている剣を斬り飛ばす。更に、クルゼレイの腕ごと剣を光力弾で消し飛ばした。
クルゼレイ「ぐあぁぁぁぁっ!!」
クルゼレイは失った腕のあった所を押さえて、塞ごうとするがエクスカリバーの聖なる力を『蛇』で強化しただけのこいつが中和出来るわけないので、痛みに喚く。
···········チャンスだ。
八幡「······来い」
クルゼレイに向けて、掌を翳す。
すると、クルゼレイの傷口から血が更に吹き出す。そして、吹き出した血にはオーフィスの『蛇』が混じっており、『蛇』は俺の手元にふわふわ浮きながら飛んで来る。
『蛇』を亜空間から取り出した試験管の中に入れて、また亜空間に戻す。こいつどんだけ『蛇』を取り込んだんだ。普通の上級クラスなら体が力に耐えきれなくて破裂する数だぞ。
八幡「回収完了っと」
クルゼレイ「······『蛇』を返せぇぇぇぇぇッ!!」
クルゼレイがみっともなく突っ込んで来る。突っ込んで来たクルゼレイを『
八幡「情ねぇな······」
シャルバ「貴様ぁぁぁッ!! 何処まで我等『真』の魔王を侮辱すれば気が済むのだぁぁぁぁぁぁッ!!!」
八幡「何処まででも、とでも言えばいいのか?」
また考えなしに突っ込んで来たシャルバの両手首、両足首に『魔の鎖』の
八幡「来い」
シャルバの中のオーフィスの『蛇』を呼び寄せる。これはオーフィスから教えてもらった『蛇』の回収方法だ。もちろん、後で回収した『蛇』はオーフィスに返す。
その隙を狙ったのか、曹操の『輪宝』が俺に飛んで来たが、エクスカリバーで反撃する。
八幡「重っ······うらぁ!!」
エクスカリバーで破壊しようとした、途中で球体は曹操の元に戻って行った。
八幡「破壊しようと思ったんだがな······」
曹操「そう簡単に破壊されては俺の立つ瀬がないね」
本気で攻撃するためにこっちに飛ばしたんじゃないな······曹操は未だにこちらの様子見をしている。
曹操「······それにしても、シャルバ・ベルゼブブもクルゼレイ・アスモデウスも情けないな。折角、我々が実験で使っていた『蛇』まで与えたというのに、この程度とは。堕天使総督殿と戦っているコカビエルを少しは見習ったらどうかな。あっちは戦いになってるぞ?」
『魔の鎖』で地面に縫い付けられたシャルバに曹操がコカビエルとアザゼルを指差しながら言う。
曹操の指差した場所では、アザゼルとコカビエルの光の矢が飛び交っており、周囲の地面は抉れ、建造物は軒並み吹き飛んでいる。
シャルバ「黙れ下等な人間が······貴様らは我等の言う事を聞いていればよいのだ」
曹操「今のお前が言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえないな」
シャルバ「黙れ······!!」
曹操がシャルバを嗤って、シャルバはそれに歯噛みをしている。
その時、ずっと黙々とサマエルの調整をしていたゲオルクが口を開いた。
ゲオルク「······曹操、サマエルの調整が終わった。後は実行に移すだけだ」
曹操「やっとか」
ゲオルク「ああ。出力の調整に想像以上に手間取った」
······マズい!!
ゲオルクに向かって斬撃を飛ばし、サマエルの召喚阻止をするべくゲオルクを押さえに向かおうとするが、放った斬撃は聖槍のオーラで消し飛ばされ、ゲオルクに斬り掛かろうとしたが曹操に止められる。
曹操「ゲオルク!!」
ゲオルク「了解だ!!」
ゲオルクが口の端を歪ませると、二条城の敷地より広いのではないかと言えるほどの魔法陣を展開した。
そして、魔法陣からはドス黒く禍々しいオーラが発生する。
八幡「ヤバいッ!!」
曹操をアザゼルとコカビエルが戦っている方向の反対側に蹴り飛ばし、魔法陣を破壊しに、サマエルを滅しに向かう。
曹操「······そうはさせない」
八幡「邪魔だ!!」
曹操が蹴り飛ばした所から瞬時に戻って来、また目の前に立ちはだかる。
曹操「行け」
曹操が球体の一つを飛ばして来る。
八幡「
『
曹操「『
八幡「しまっ······」
『馬宝』で
八幡「曹操の野郎!!」
全力で元いた所まで戻ると、既にサマエルが召喚されていた。
曹操「······先ずは魔王レヴィアタンからだ」
曹操が指を鳴らすと、サマエルが口を開き、触手のような舌が飛び出す。それは、未だに『女宝』の効果が抜けきっていないセラに向けられていた。
曹操「サマエル、食らえ」
『魔の鎖』でセラを放って、セラに向けられて発射された触手のような舌を斬る。
八幡「
2本に増やしたエクスカリバーでサマエルの舌を切り裂こうとする。
が、舌は俺が斬る寸前に16に分裂した。
八幡「なっ······!?」
それも斬ろうとするが、あまりの速さに間に合わず、俺はサマエルの舌に飲み込まれた。
八幡「·······ぐあぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
マズい······サマエルの呪いで意識が······
八幡「あぁぁ、ぁ
エクスカリバーが手からすり抜けるのが分かったところで俺の意識は途絶えた。
八幡sideout
本作屈指の強引な流れだなー(他人事)。
一応、雑ですけど、今回はその後の物語の展開に必要です。