イレギュラーは家族と共に 〜ハイスクールD×D'sバタフライエフェクト~ 作:シャルルヤ·ハプティズム
8/15 ブリューナクの設定を書き加えました。
八幡side
ゼノヴィア「······食らえぇぇッ!!」
八幡「遅い」
ゼノヴィア「何ッ!? ぐあッ!!」
俺は今、グレモリー領の地下にある広大な空間にいた。理由は、ギャスパー経由で、ゼノヴィアが俺にエクスカリバーの指導を頼み込んできたからだ。受ける理由もさしてないが、断る理由もないため引き受けることにした。
リアス・グレモリー経由で頼み込んできたら、間違いなく断っていただろうがな。
尚、ゼノヴィアは『
エクスカリバーは、7本を統合した物がデュランダルに統合された。ゼノヴィアがエクス・デュランダルと名付けたとか。
八幡「······もう少し『破壊』以外の能力を意識して使え。相性は仕方ないにしても、因子持ってる奴なら、ある程度までは誰でも使いこなすくらいにはなれる」
ゼノヴィア「······そうは言ってもね。『
八幡「魔法の心得があればコツ掴むぐらいは楽にいけるんだが······」
こいつ2代目ストラーダみたいな感じだからな······魔術的なことは一切やってこなかったんだろうな······
ゼノヴィア「それは言わないで欲しいな。前に一度、簡単なものを朱乃副部長に習ってみたんだがまるで形に出来なくてね。こっち一本に絞ったんだ」
八幡「一回で諦めてどうする······取り敢えず、手軽な資料を貸してやるから少しは出来るようにしとけ」
或いはロスヴァイセに教えさせてみるか? いや、ロスヴァイセが投げ出しそうな気がしないでもない。
ゼノヴィア「感謝するよ。そう言えば、ギャスパーはどうしたんだ?」
八幡「あ〜、ああ、ギャスパーはな······」
ギャスパーは現在うちで修行中だ。だが、ここにいてもな······
ゼノヴィア「······?」
グレモリー眷属如きじゃ特訓相手にならねぇからな······今頃はヴァーリと殴り合いしているかもしれん。
それに、ある程度封印が解けて『闇』を昔みたいに振るえるようにしないといけないが、『闇』を解放している時は並の最上級クラスじゃ歯が立たないからな。特訓はうちでやる必要がある。
流石に、若手の交流がメインのレーティングゲームで使うことはないだろうが······
因みに、ディオドラはうちで修行してからは、最上級の域に至っているため、バアル、シトリー、グレモリーとのレーティングゲームがなしになった。
グラシャラボラスの所の奴はサイラオーグがボコボコにして再起不能にしたためこちらもなしになった。結局、アガレスの子女としかやってないな。ゲームを見る限り、あれでもかなり力をセーブしていたが······
八幡「······まぁ今日はここまでだな。明日記者会見があんだろ?」
ゼノヴィア「ああ······しかし、何を言えばいいんだ?」
八幡「聞かれたことに対して当たり障りのないことを言っておけば、一先ずの問題はないぞ」
ゼノヴィア「······それもそうか。取り敢えず、少しは考えておこう」
その時、先程までここから少し離れた所で木場と模擬戦していたイッセーが間抜けな声を上げた。
イッセー「······え? 記者会見?」
八幡「知らなかったのか? バアル眷属と合同で記者会見するって俺は聞いてるぞ?」
リアス・グレモリーは何故伝えないんだ······? わざとやってるのか?
イッセー「え···ええぇぇぇぇぇぇええっ!?」
······こいつ相変わらずうるせぇ。
八幡sideout
ギャスパーside
お父様がゼノヴィア先輩に頼まれて、グレモリー領にいると同時刻。
僕はお兄様と修行をしている。内容はお互いの
お兄様はバルムンクのレプリカ。僕はある槍のレプリカを使用している。お母様からダインスレイブを借りることも考えたが、普段僕が持っていない物を使っても、いざという時に手元にあるか分からない物を重点的に特訓するのは間違いな気がするのでやめにした。ダインスレイブのレプリカはないし。
束さんに頼めば作って貰えるだろうけど·······
目の前にいるお兄様を見据えて、手に持つ槍をお兄様に向ける。
『神魔槍ブリューナク』。僕が今手にしている槍のオリジナルだ。ケルト神話において、太陽神ルーが持ち、魔神バロールの魔眼を貫いて殺した槍だとされる。
能力は、史実の通り、灼熱と稲妻を操る。
バロールさんを宿す僕が持っているのも皮肉のような話ではあるが、オリジナルは変形して、体内でバロールさんの力の制御装置にしている。この状態だと『闇』を最低限にしか使えないけど、解放したければ外に出せばいいのだ。
ギャスパー「······業炎よ!!」
僕が叫ぶと、血の色をした二叉の槍の穂先から猛烈な火炎が放たれる。
ヴァーリ「ふっ!!」
お兄様はバルムンクからドリル状のオーラを放って火炎を打ち消した。
お兄様が火炎を打ち消すと同時に両手で槍を持って突っ込む。そのまま数度突きを繰り出すが、剣先や剣の腹で逸らされる。
ヴァーリ「······これならどうだ」
今度はお兄様がバルムンクで斬りかかってくる。斜めから斬りかかってくるのを槍で受け止める。
ヴァーリ「はぁッ!!」
ギャスパー「グッ······まだ!!」
至近距離で竜巻のようなオーラを出されたため、皮膚のあちこちに切られた跡が出来るが、槍から火炎を放って打ち消し、お兄様から距離を取る。
ヴァーリ「いいぞギャスパー!!」
ギャスパー「今度こそ勝つ!!」
お兄様と、剣も槍で何度も斬り合う。お互いに軽い傷こそ負わせることは出来るものの、決定打が決まらない。
お兄様とはこうやって何度も模擬戦をしているが、決着がつく場合が殆どない。お互いの一番の長所を封じているからだろう。
そうして数十分間剣と槍で斬り合うが、今回も決着がつかなかった。
クルル「······2人ともお疲れ様。久しぶりにやった感想はどう?」
僕とお兄様にスポーツドリンクを渡してお母様が聞いてくる。
ヴァーリ「······俺としてはギャスパーの腕が鈍ってなくて何よりだ」
クルル「相変わらずね。はぁ······アザゼルが余計なことまで教えるから······」
お母様が溜息を付く。アザゼル先生ってお兄様に何を教えたんだろう······
ギャスパー「アハハ······ブランクがあったから勘を取り戻すのが大変でしたけど······」
僕は3年間もまともにやってなかったせいで、勘を取り戻すまでにかなり大変だった。よく一ヶ月ちょっとで取り戻せたなぁ······お父様の指導が良かったんだろう。
クルル「ギャスパーは?」
ギャスパー「僕は、前にやってたように出来るくらいにはなりましたけど、オリジナルのブリューナクを使った時が心配ですね。今は体内で制御に回してますから」
今は心臓に、鎖にして巻き付けてある。常にバロールさんの力を解放しておけるほど、僕の体が負担に耐えられないため、一定まで押さえつける必要がある。
いずれは自分の力だけで完全制御出来るようになりたいものだ。
クルル「······そうね。なら、今度は2人対私でやってみる?」
と、お母様が言ってきたので、お兄様と2人でお母様に戦いを挑んだ。
·······途中からは、僕とお兄様は神器をフルに使って(お兄様は『極覇龍』まで使って)、僕は『闇』の力を使える限界まで使ったのだが、お母様は赤子の手を捻かのように簡単にいなした。
終わった直後に、何事も無かったかのように普通に(しかも鼻唄を歌いながら)料理を作りに行ったお母様を見て、ヘトヘトになっていた僕とお兄様はちょっとショックを受けた。
あ、お母様の料理は凄い美味しかったです。
ギャスパーsideout
本作において最も改造されているのはギャスパーです。本作において魔改造されているのがギャスパーです。(大事なことなので二回言いました。)
設定
・神魔槍ブリューナク
イメージ:ロンギヌスの槍、カシウスの槍(共にヱヴァ)
長さ:250cm
ケルト神話において、魔神バロールを貫いた槍。バロールを貫いた時に魔を帯びた。元は神槍だった。
業火と稲妻を操ることが出来、投擲しても自動で手に戻って来る。また、オリジナルに限り変形機能があり、ギャスパーは普段、鎖に変形して心臓に巻き付けている。それが一番バロールの力の制御がしやすいらしい。
一定以上力を込めると、二叉の刃が一本の刃になる。これは所有者の意志とは関係ない。
又、ギャスパーは手で持たなくても宙に浮かせて使うことが出来る。これは魔法で操っているだけだが。
キリスト教の介入を鬱陶しく感じたクロウ・クルワッハが持ち出した物。
尚、レプリカでも『
因みに、ディオドラの眷属で最弱が、現在2巻時点のライザーよりちょい上です。