霧深いロンドンの街並み、ガッキンガッキンと言う金属を叩きつけた様な粉砕音、みるとソレはこの場所にゆかりある、いや、あった汚された剣を振り回し、霧の中から次々に現れる人形を粉砕しながらさけぶ。
「なぁ、オマエオートマタだろ、なあ、なあ!?歯車!歯車おいてけぇぇぇぇぇ!!」
その姿はまさに妖怪のソレであったと彼の後輩を名乗る茄子色の美少女は苦笑いしながらも彼が粉砕して行ったものから素材を集めていた。
「ねえ、おかあさん?」
流石にマスターを一人にしておくと言うのは、例えマスターが敵を粉砕しうる力があったとしても、ナンセンスである。今回は珍しくフレンド派遣に行っていなかったジャックちゃんと…
「ヒュー!なんつーか流石だねぇ!」
アンリなマユさんが付いている。因みにこのアンリなマユさんは聖杯を使った強引な霊基の引き上げを繰り返し現在は81程度の霊基強度を持っている為お世辞にも最弱とは言えない、が、相変わらずステータスが悲惨だったり、突然頭にタライを受けたりする為最弱のサーヴァントの称号を欲しいままにしている。
「ねえ、おかあさんってば!」
「ん?どした?」
しかし今はジャックちゃんのターン、元まっくろくろすけ、現真っ青刺青ストはニヤニヤしながらも次の敵を探しに行ってくる様だ。
それにしても相変わらずジャックちゃんは見た目がアウトと言うか、連れましている俺が社会的にアウトになりそうな格好だ。てか、寒くないんだろうか?
「なんでイベント?ってとこに行かないの?」
核心に迫る質問だ。実に素晴らしい、だが…
「グッフォ!」
「お、おかあさん!?」
「・・・やってしまいましたか・・・」
吐血と共に一瞬にして地面に犬神家な状態で突き刺さった彼を見て、ジャックちゃんは戸惑い百を超える様なオートマタの大軍を自慢の鏡で蹴散らしてきたニトクリスが溜息を吐く。
「い、今なら解体出来るかな?」
「やめておいたほうがいいですね、それに珍しく我が同盟者が弱っているのです。もう少し見ていたいじゃないですか。」
「・・・ん〜、そうだね〜。」
意外とSっ気のあるニトクリスさんだが、ジャックの短剣がマスターに行かない様にフォローするのは流石である。まあ、おそらくこのマスターなら死んでも蘇りそうな気はする。
因みに何故彼がこうなっているのかと言うとひとえにイベントと中の人が新DLC新作ゲームに入れ込みすぎたために精神と身体がボドボドになってしまったのである。まあ、有り体に言えば色々から逃避しているだけなのだが。
「ああ!先輩!?」
ズボ
因みにマシュが助けてくれました。