魔法少女リリカルなのは~世界を破壊せし者たち~   作:暗黒の影

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第19話 第97管理外世界"地球" 下編

タクトSide

 

 

フォルテたちが退出した瞬間、魔法弾が5発飛んできた。

 

 

タクト「っは!!」

 

 

タクト「グフッ!!」

 

俺は、魔法弾を斬ろうとブラッディーナイフで斬りつけるが、無意味に終わり魔法弾が腹と頭に2発当たり、残りの3発はギリギリで避けた。

 

タクト「非殺傷の魔法弾でも当たるとヤッパリ痛てぇなぁ」

 

俺は当たった腹をさすりながら再びブラッディーナイフを構えた。

 

が…

 

魔法弾の雨は止まらず俺に直撃した。

 

タクト「グフッ!!ザクッ!!ゲフッ!!ヘブッ!!」

 

俺は数発避けるが数発当たり地面に倒れた。

 

タクト「くそぉ・・・いい気になりやがって!!」

 

俺は魔法弾の雨に苛立ち、立ち上がり飛んできた魔法弾に向かってがむしゃらにブラッディーナイフを横に振った。

 

すると・・・

 

スパッ

 

タクト「ゑぇ?」

 

魔法弾が斬れたのだ・・・

 

タクト「どうして、斬れたんだ?」

 

俺は手に持っていたブラッディーナイフを見てみると何か薄紫の膜?が周りに出ていた。

 

タクト「何だ?この膜っぽいのは?」

 

 

ナイシス〔それは、マスターの魔力膜だよ〕

 

俺が不思議に思っていると、ナイシスが答えた。

 

タクト「魔力膜?何それ?」

 

 

ナイシス〔マスターのブラッディーナイフに纏っている薄紫の膜の事です〕

 

 

タクト「この薄紫の膜が俺の魔力膜?」

 

 

ナイシス〔色はマスターの魔力色を表しています〕

 

 

タクト「へ~え。じゃあ、俺の魔力色は紫色なのか~」

 

フュンッ!!フュンッ!!

 

俺が自分の魔力色を見ていると、魔力弾が3発飛んできた。

 

 

タクト「危ない危ない、今は戦闘中だったな。ナイシス。魔力膜の出力を抑えといてくれ」

 

俺は飛んできた魔法弾をかわしながらナイシスに言った。

 

ナイシス〔分かりました。魔力出力を15%近くに抑えときます〕

 

ナイシスが言った瞬間、ブラッディーナイフに纏っている薄紫の魔力膜が紫色に変わった。

 

タクト「良し。一点突破するか!!」

 

俺は、フォルテみたいな作戦を考えるのが苦手だ。

 

だから、一番シンプルな作戦の一点突破の様な事しか出来ない。

 

タクト「グラビティーライトを使うと体が本当軽いわwww」

 

グラビティーライトは魔法では無く俺が持っているレアスキルの一つである。

 

マスターコントロールで自信の体重と自分の周りの重力を軽くし、移動力を上げる技の一つである。

 

コレ位の重力コントロールなら無害だが、流石に集団での重力コントロールをやると頭に激痛が走る。

 

タクト「よし、ナイシス。敵との距離は?」

 

 

ナイシス〔約100m先の建物に先ほどから攻撃してきている魔導師2人。その、後方20m先に回復型魔導師が4人います〕

 

 

タクト「なら、まずは回復魔導師から行くが、安全ルートはあるか?」

 

 

ナイシス〔一点突破をするのでは?〕

 

 

タクト「安全があるなら、それに越したことはない」

 

 

ナイシス〔分かりました。待って下さい、今ルートを検索します〕

 

 

タクト「頼んだ」

 

俺は手に持っていたブラッディーナイフを刀に変えたり西洋剣に変えたりして俺に合った形の武器を探したが、結局の所ブラッディーナイフだった。

 

 

ナイシス〔ルート検索を終えました〕

 

 

タクト「あ。終わった?で、どんなルート?」

 

 

ナイシス〔はい。右手の建物を物陰にして後方の魔導師に近づいて素早く排除。次に前方の魔導師を排除〕

 

 

タクト「右手の建物?」

 

俺は自分の右側の建物を見た。

 

そこには、東京に建っていそうな巨大ビルがボロボロ状態で横たわっていた。

 

タクト「コレを物陰にしてか・・・」

 

 

ナイシス〔どうでしょうか?〕

 

 

タクト「ああ。大丈夫だな、そのルートで行こう」

 

 

ナイシス〔分かりました。最短ルートでナビをします〕

 

 

タクト「おう!!」

 

俺は、廃墟ビルの中に入り、ナイシスのナビに従い先に進んだ。

 

ナイシス〔マスター。止まって下さい〕

 

 

タクト「どうした?」

 

 

ナイシス〔左側にある窓でゆっくり外を見て下さい〕

 

 

タクト「?」

 

俺は、廃墟ビルの中から外を見た。

 

 

ナイシス〔左下を見て下さい〕

 

 

タクト「アイツ等か、俺に魔法弾ぶっ放して来たのは・・・」

 

ナイシスの言うとおり左下を見たらビルの屋上で俺を探す魔導師2人がいた。

 

ナイシス〔あと、20m先で敵と接触します〕

 

 

タクト「あいよ。少し戦い方を変えるか。ナイフを止めてナイシスセットアップ」

 

 

ナイシス〔了解。set up〕

 

俺は、黒と赤をベースにしたロングコートを羽織りっていた。

 

 

タクト「コレが、俺のバリアジャケットか」

 

 

ナイシス〔マスター。急いで下さい〕

 

 

タクト「あいよ。ナイシス。バスターフォーム」

 

 

ナイシス〔了解。1stフォーム"Bastarform"〕

 

 

タクト「あと、フライトモード」

 

 

ナイシス〔flightmode〕

 

俺は待機中だったナイシスをフォルテと戦った時と同じ大剣にしてビルを飛行した。

 

 

ナイシス〔あと、10mです〕

 

 

タクト「了解。そうだ、ナイシス、属性も纏えるか?」

 

俺は一旦止まりナイシスに訊ねた。

 

ナイシス〔はい。可能ですよ〕

 

 

 

ナイシス〔マスターの魔力変換資質があります〕

 

 

タクト「魔力変換資質?ナニソレ?」

 

 

ナイシス〔マスターの魔力を電気や火などに変える事ができると言う事です〕

 

 

タクト「俺が魔力から変換できるのは何だ?」

 

 

ナイシス〔火と電気です〕

 

火と電気か…

確か、フォルテが生前言ってたな「火は相手を業火の様に焼き。雷は雷鳴と共に相手を焼き斬る」って…

 

タクト「なあ。その2つを混ぜ合わせる事ってできるか?」

 

 

ナイシス〔魔力と精神力(集中)が必要ですが…〕

 

 

タクト「できるんだな?」

 

 

ナイシス〔はい〕

 

 

タクト「今すぐにできるか?」

 

 

ナイシス〔いえ、流石に今すぐとは・・・〕

 

 

タクト「そりゃあそうか・・・訓練すればできるか?」

 

 

ナイシス〔はい〕

 

 

タクト「なら、今使えるのはどっちだ?」

 

 

ナイシス〔電気です〕

 

電気か・・・

 

タクト「どうやって纏える?」

 

 

ナイシス〔イメージして下さい。魔力を電気に変換する事を〕

 

 

タクト「イメージか・・・」

 

魔力って・・・この何か血管に通っている感じのヤツか。

 

なら、この魔力を電気に変換か・・・

 

え~と、電気は何かアレだよな、バチバチしてて何か光の速さのある奴だな。

 

タクト「え~と、電気・電気・・・」

 

俺が目を閉じて考えていると手元からバチバチと音が聞こえ始めた。

 

俺は、不思議に思い目を開けると、大剣状態のナイシスが、紫色の電気を纏っていた。

 

タクト「お。出来た」

 

 

ナイシス〔流石はマスター。ですが、魔力を使い過ぎです〕

 

 

タクト「みたいだな。何かどっと力が抜けるわ」

 

 

ナイシス〔ちゃんと、訓練をしましょう〕

 

 

タクト「ああ。んじゃあ、さっさと後ろに待機してるサポート組を倒しますか」

 

俺は、電気を纏っているナイシスを片手に後方待機してるサポート組に向かって見付からない程度の速度で飛んだ。

 

ナイシス〔そこを左に曲がったら敵と接触します〕

 

俺は、一旦止まり壁に寄りかかった。

 

タクト「了解。なら、全力で斬り抜ける」

 

 

ナイシス〔分かりました〕

 

 

タクト「敵の配置が分かるか?」

 

 

ナイシス〔少しお待ち下さい。・・・・・・・・・わかりました〕

 

 

タクト「教えてくれ」

 

 

ナイシス〔わかりました。ホログラティックで見せます〕

 

大剣状態のナイシスを前に出すと俺の前にホログラム状態の映像が現れた。

 

そこには、敵の配置が現れた。

 

タクト「へ~え。此処を曲がれば、敵の後ろに付けるのか・・・」

 

俺は自分と敵の配置を見て準備をする。

 

ナイシス〔はい〕

 

 

タクト「よし、配置は分かった。行くぞ!!」

 

 

俺はナイシスを持ち直し角から飛び出て敵を見た。

 

そこには、まだ後ろを向いているサポート組がいた。

 

スピードを上げて、一人目後ろから…

 

タクト「もらったぁぁ!!」

ザンッ!!

 

斬った。

 

その横にいた敵も

 

タクト「おらぁぁ!!」

 

ザンッ!!

 

すかさず斬った。

 

前にいたサポート型魔導師2人は驚き、魔力弾で攻撃してくるが・・・

 

タクト「遅ぇぇ!!」

 

ザンッ!!ザンッ!!

 

一発の魔力弾が肩に直撃したが俺は止まらず、2人の魔導師を斬り伏せた。

 

俺はスピードを落とし止まった。

 

タクト「ふぅ~残りは戦闘型魔導師か・・・」

 

 

タクト「いちちっ!!そう言えば肩に直撃したんだった」

 

 

ナイシス〔大丈夫ですか?〕

 

 

タクト「ああ。サポート型魔導師を倒したコレで回復魔法が使える筈だ」

 

俺は頭に浮かぶ魔法を探した。

 

タクト「え~と。何々ヒールヒーラ?」

 

俺は肩に手を添え呟いた瞬間、手から淡い緑色のオーラらしき物が現れ、怪我のある肩を治した。

 

タクト「おぉ!!ちゃんと進化能力が働いてるみたいだな」

 

 

ナイシス〔因みに今マスターが使った回復魔法は、軽傷なら完治させ重傷なら5分で完治させる、上位ランクの回復魔法です〕

 

 

タクト「魔力や疲労は?」

 

 

ナイシス〔それは、無理です〕

 

 

タクト「やっぱりか・・・まあ、覚えただけ良かったか…」

 

 

ナイシス〔はい〕

 

 

タクト「それじゃあ、前方にいる奴を倒して終わらせるか」

 

 

ナイシス〔はい〕

 

俺は再び空に上がった。

 

タクト「さっさと終わらせよう」

 

俺は、前方にいる敵魔導師に向かって全力で飛んだ。

 

タクト「ナイシス、サンダーショット」

 

 

ナイシス〔了解。thundershot〕

 

俺は距離を縮めながら、雷属性の単発発射式の魔力弾を空中に2つ出した。

 

タクト「標的ロック、誤差修正、有射程距離・・・10・・・8・・・6・・・4・・・2・・・1・・・発射!!」

 

俺は、ナイシスを使い誤差を修正し2つを同時に前方にいる敵魔導師の心臓に向かって発射した。

 

勿論、非殺傷じゃなく殺傷で・・・

 

ダンッダンッ!!

 

案の定2つの魔力弾は敵魔導師の心臓に当たり倒した。

 

 

タクト「何とか倒せたな・・・」

 

 

ナイシス〔訓練を励みましょう〕

 

 

タクト「そうだな…」

 

ナイシスに言われ少し落ち込んでいると訓練所の背景が元の真っ白に戻った。

 

プシュー

 

それと同時に2人の人物が入ってきた。

 

フォルテ「何とか終わらせられたな」

 

 

ユイリィ「お疲れ様。はい、スポーツドリンクとタオル」

 

 

タクト「おお~お疲れ、そして、ユイリィありがとう」

 

俺はユイリィが持って来たスポーツドリンクとタオルを貰った。

 

タクト「どうだった?」

 

 

フォルテ「まだまだだ」

 

 

タクト「辛口評価いただきましたー」

 

 

フォルテ「当たり前だろ。まあ、魔力変換資質があったのは驚いたが、魔力を使い過ぎだ」

 

 

タクト「分かってるよ。その事は後でナイシスとどうにかする」

 

 

フォルテ「そうか。なら良いが・・・」

 

 

フォルテ「あとは、回復魔法を習得したか?」

 

 

タクト「ああ。さっき俺が使った回復魔法は傷を治す魔法だが、他にも魔力や疲労を回復させるヤツがあるみたいだ」

 

 

フォルテ「そうか、分かった。それについては、改めて、おめでとう」

 

 

タクト「おうよ!!」

 

 

さて、俺は当分、魔力制御に専念しないとな…

 

 

フォルテ「俺とユイリィはブリッジに行くが拓斗。お前はどうする」

 

 

タクト「いや、まだ少し訓練するわ」

 

 

フォルテ「分かった。また後で」

 

 

タクト「ああ」

 

 

そう言うとフォルテとユイリィはVRM訓練所から出て行った。

 

 

タクト「よし、俺は魔力制御の鍛練。鍛練」

 

 

そう言い俺は、訓練所の床で座禅をし、自分の魔力制御に専念した。

 

 

タクトSide out

 

 

三日後

フェニックス・ハルバード

メインブリッジ

 

フォルテSide

 

そんなこんなで三日が経った。

 

現在、地球に移動するため、全員をブリッジに集っている。

 

タクト「今日か~パラレルワールドの地球どんな感じだろうな~」

 

 

フォルテ「あまり、変わらないと思うが、確かに気になるな・・・」

 

 

タクト「そうだろ!?やべ~ワクワクしてきた!!」

 

 

フォルテ「転生した事で子供に戻ったか?」

 

 

タクト「いや、純粋にな?」

 

 

ユイリィ「どんな所なんだろう?」

 

 

リエラ「確かに気になるね~」

 

 

ツカサ「そうですね。僕も気になります」

 

 

マスミ「魔法が無く、技術が進んだ世界だからな。俺も気になる」

 

全員が地球に興味を持っていた。

 

フォルテ「全員準備したか?」

 

 

『はい!!(おう!!)』

 

 

フォルテ「ハルバード。後は頼んだ」

 

 

ハルバード「はい。此方は任せて下さい」

 

 

フォルテ「ああ、頼んだ。全員、荷物を持ち転移装置の中に入れ」

 

そう言うと全員が転移装置に荷物を持ち入った。

 

フォルテ「じゃあ、頼んだ」

 

 

ハルバード「はい。転移場所、海鳴市近辺の廃墟ビル」

 

 

ハルバードが転移場所を決めた瞬間、転移装置が光り始めた。

 

 

ハルバード「それでは、また」

 

 

フォルテ「ああ」

 

 

俺が答えたと同時に俺達は転移した。

 

 

新暦62年

第97管理外世界"地球"

××県:海鳴市の近辺廃墟ビル内

 

そこに、6人の男女の子供が強い光と共に現れた。

 

フォルテSide

 

フォルテ「無事に転移出来たか」

 

 

タクト「ああ。だけど、何で廃墟ビルにしたんだ?」

 

 

フォルテ「人との遭遇は、避けたいからな」

 

 

タクト「なら、路地裏で良いじゃん」

 

 

フォルテ「此処が一番人との遭遇率が少ないからな」

 

 

タクト「だから、路地裏じゃなく此処にしたと?」

 

 

フォルテ「ああ。それじゃあ、先ずは活動拠点にする家を探す」

 

 

タクト「どうやって?」

 

 

フォルテ「簡単だ。拓斗、お前の幻写音で幻の親を作り出せ」

 

この三日間で拓斗は、勇ましい位に進化能力が進み、幻写音の能力が上がった。

 

半径150mまで幻写音の能力が有効になった。

 

今まで自分ともう一人の姿を消したり、動物を表すしか出来なかったが今では、自分を含み4人の姿を消せる様になり、動物しか出来なかった幻が、今では大人や子供を現せる様になった。

 

タクト「はぁ。分かったよ、何人だ?」

 

 

フォルテ「大人の男女が2人だな」

 

 

タクト「俺達の親役か?」

 

 

フォルテ「ああ」

 

 

タクト「分かったよ」

 

拓斗は後ろを向き幻写音で親役を作り始めた。

 

フォルテ「次にリエラは、元の狼姿に戻ってくれ」

 

 

リエラ「は~い」

 

リエラは軽い返事を返し俺と出会った時と同じ頃より少し大きくなった狼姿に変わった。

 

フォルテ「俺と出会った時より大きくなったな・・・」

 

 

リエラ「そりゃ~私だって成長するよ~」

 

狼姿でふてくされるリエラに俺は謝り、ユイリィに向いた。

 

ユイリィ「?どうしたの?」

 

 

フォルテ「ユイリィは、俺達の妹役になってもらう」

 

 

ユイリィ「うん。あれ?俺達?拓斗も?」

 

 

フォルテ「ああ、拓斗とマスミは父親の子供で俺とツカサとユイリィは母親の子供って言う再婚した設定だ」

 

 

ユイリィ「うん。分かった」

 

 

フォルテ「ツカサにマスミもわかったな?」

 

俺は2人の方に向き直り聞いた。

 

ツカサ「分かりました。兄さん」

 

 

マスミ「了解。兄さん」

 

案外ノリノリの2人だった。

 

フォルテ「OKだな」

 

 

タクト「何の話し?」

 

 

俺が確認を取っていると作り終えたのか、後ろに拓斗とマスミを2:2で割った様なイケメンな男性と俺とツカサとユイリィを2:1:2で割った様な美貌な女性が後ろにいた。

 

フォルテ「なに、全員に設定を教えただけだ」

 

 

タクト「そうか」

 

 

フォルテ「後ろにいるのが、そうか?」

 

 

タクト「ああ、男性が闇乃 英司で、女性が夜月 美奈穂だ」

 

 

フォルテ「と言うことは、拓斗の苗字が闇乃に、俺は夜月か・・・」

 

 

タクト「ああ」

 

 

フォルテ「分かった。にしても、良くコレまでの人間を作り出せたな・・・」

 

俺も反射能力を使わなければ簡単に引っかかる程の精巧差。

 

タクト「そのおかげで眠いがな・・・」

 

 

フォルテ「少し我慢しろ、今から不動産屋で家を探すぞ」

 

 

タクト「金は?」

 

 

全員が金について気になっていたみたいで俺の方を見る全員。

 

フォルテ「気にするな。シュネルから貰った」

 

 

タクト「いつの間に・・・」

 

 

フォルテ「つい先日にな?」

 

 

タクト「貰ったと?」

 

 

フォルテ「ああ」

 

 

タクト「はぁ。分かった、なら行こう」

 

 

フォルテ「ああ」

 

 

俺達は荷物を持ち廃墟ビルから出て不動産屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

海嗚市

とある一軒家

 

タクト「広いなぁ~此処が今から俺達の活動拠点になるのか~」

 

 

フォルテ「ああ、既にこの家は買い取った、今日から此処が第2の我が家だ」

 

あの後、不動産屋に行き直ぐに広くて良い一軒家は無いか、探したら此処だった為、直ぐに購入し全員、この家を見ている。

 

ツカサ「零兄さん、部屋はどこですか?」

 

地球では、名前を変えている、ツカサは司にマスミは麻澄にユイリィは唯里に拓斗は…そのままで、俺は零夜月 零となった。

 

フォルテ→レイ

 

レイ「ああ、二階の端にある2部屋のどっちかが司で麻澄のだ」

 

 

ツカサ「見て来ます」

 

 

レイ「拓斗。お前の部屋はそこだ、唯里はそこだ」

 

俺は、部屋を全員に教えた。

 

レイ「あと、リエラはリビングでも良いし、唯里と一緒でも良い」

 

 

リエラ「分かった~」

 

 

レイ「よし、なら全員解散」

 

俺は、自分の部屋に入り部屋の所々に銃を隠した。

 

地下の物置場を改良して隠し物置と化し装備品を置いてある。

 

因みに開けるには三桁の数字の暗証番号と網膜スキャンが必要である。

 

レイ「リヴァイブ。この後、鍛練に付き合ってくれ」

 

 

リヴァイブ〔分かりました。後ほど、三階で鍛練をしましょう〕

 

この家は、三階建ての一軒家であり、3階は鍛練・訓練所になっている、2階は3階のカモフラージュで1階は全員の生活区だ。

 

レイ「ああ」

 

 

レイ「あ」

 

 

リヴァイブ〔どうしました?〕

 

 

レイ「いや、みんなに明日から学校に行くことを言い忘れてた」

 

 

リヴァイブ〔昼飯の時に報告したらどうですか?〕

 

 

レイ「そうするか」

 

そう言い俺は、荷物と武器を置き始めた。

 

数時間後

 

レイ「よし、隠し武器の設置は終わったな」

 

 

レイ「リヴァイブ。今何時だ?」

 

 

リヴァイブ〔13:00です〕

 

 

レイ「昼時か…」

 

 

レイ〈全員。リビングに集合しろ〉

 

俺は全員を念話でリビングに集まる様に送った。

 

全員〈了解〉

 

 

レイ「俺もリビングに向かうか」

 

俺は部屋から出てリビングに向かった。

 

夜月家

リビング

 

俺は全員の集合場所のリビングに着き扉を開けた。

 

ガチャ

 

そこには、全員がいた。

 

レイ「俺が最後か?」

 

 

タクト「みたいだな」

 

 

マスミ「隊長が遅刻するなんてな?」

 

 

リエラ「どうしたの~?」

 

 

レイ「なに、荷物を整理していただけだ」

 

 

タクト「そうなんだ」

 

 

ユイリ「で、何で私たちを呼んだの?」

 

 

レイ「昼時だからな、外で食材買うついでに外で食べるぞ」

 

 

マスミ「外食か…」

 

 

タクト「そんな時間か…」

 

 

ユイリ「分かったよ、みんな準備しよ」

 

 

『はい!!』

 

そう言い、全員準備を終わらせ外に出た。

 

 




では次回会いましょう

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