魔法少女リリカルなのは~世界を破壊せし者たち~ 作:暗黒の影
刻一刻と迫る物語の針を止められない。
運命はどう変わり、どう進むのか。
それは、神のみぞ知る。
第20話 不屈の少女
夜
夜月家リビング
そこには、夜月家と闇乃家全員がいた。
レイ「さて、夕食は済んだな。一応全員に言っとくが、明日から学校がある」
俺は、昼に伝え忘れてしまった事を今唐突に言った。
全員『はぁ!?』
当たり前の如く全員が声を上げた。
タクト「何で言わないんだよ!?」
レイ「だから、言い忘れてたと言ったろ」
ツカサ「零兄さん。ちゃんと報告しようよ…」
マスミ「はぁ。で?服は?」
タクト「あと学校って、俺達の学年は?」
レイ「服は各部屋の左側のロッカーにバックと教科書と共に入っている」
マスミ「アレか…」
どうやら、俺が言ったロッカーが分かった様だな。
リエラ「マスター。わたしのは~?」
レイ「リエラは、獣耳と尻尾が出る可能性があるから、家で待機だ」
リエラ「え~一緒に行きたいよ~」
狼姿から、人に変わり抱き付いてくるリエラ。
レイ「安心しろ、偶に学校に連れて行く」
リエラ「うぅ~本当?」ウルウル
タクト「ブッフゥ!!」
レイ「ああ」
抱き付いているリエラは自然に上目遣いになり、それを見て真っ赤な液体を出したヤツは無視しながら、リエラを撫でた。
レイ「だから、学校に行く準備しとけよ?」
『了~解』
そう言い、全員自分の部屋に戻った。
一人を放置し…
タクト「何で俺だけ…こんな扱い方」
--------------------------------------------------------
次の日
夜月家のリビング
レイ「準備は、終わったな?」
タクト「おう」
ツカサ「はい」
マスミ「やはり、着難い…」
レイ「我慢しろ…俺だって苦手なんだ…」
ユイリ「リボン大丈夫かな?」
俺と麻澄が服を嫌がっていると唯里がリボンが曲がっていないか。気になっているようだ。
レイ「唯里。こっち向け、見てやる……。ほらよ」
ユイリ「あ。ありがとう、零兄ぃ」
レイ「それじゃあ、私立聖祥大附属小学校に向かうぞ」
『はい!!』
俺達は、そのまま学校に向かった。
リエラを連れて…
--------------------------------------------------------
私立聖祥大附属小学校
職員室
先生「はい。手続きは終わったから、教室に行きましょうか」
レイ「………」
タクト「はい」
今ここには、俺と拓斗しかいない。
唯里達は、既に1年の教室に向かった。
何故、手続きも済んだ俺達なのに職員室にいるか。
それは…
先生「零くん…いい加減にお犬さんから降りましょうか…」
レイ「………」
そう、俺は今狼姿のリエラの上に跨がっている。
普通の学校は動物を連れて来ては行けないのだが、俺が学園長と掛け合い。特別に許された。
レイ〈リエラ。重くないか?〉
リエラ〈ううん。全然軽いよ~マスター〉
レイ〈重くなったら、言ってくれ、直ぐに降りるから〉
俺は、先生の話しを無視しながら、リエラと念話で話していた。
先生「はぁ。着いてきてね?」
レイ「………」
タクト「はい」
俺は返事を返さず、リエラに跨がった状態で拓斗はちゃんと返事をした。
移動中
2年A組教室前
先生「呼んだら入ってきてね」
タクト「はい」
レイ「………」
そう言い教室に入っていた先生。
タクト「その性格で通すのか?」
レイ「………」コクリ
タクト「ありま。了解、リエラは大人しくな?」
リエラ〈分かってるよ~〉
先生「入ってきて」
先生がいなくなり、俺と拓斗が打ち合わせをしていると教室内から先生に呼ばれた。
タクト「んじゃ入るかな?」
ガラガラ
女子『きゃぁぁぁあ!!イケメンが二人!!』
男子『くそぉぉ!!』
俺ら2人が教室に入った瞬間、女子と男子の声が高くなる。
先生「しずかに!!……闇乃くんと夜月くんが自己紹介するから、静かにさなさい!!」
シーーン
先生が声を荒げて叫ぶと直ぐに静かになった。
タクト「え~と。闇乃 拓斗だよ。よろしく、好きな事は隣にいる零とふざける事で嫌いな事は、偽善者です。以上終わり」
先生「じゃあ、夜月くんお願い」
レイ「……夜月 零…この子はリエラ。以上」
俺はリエラから降りて自己紹介をした。
先生「う。うん、ありがとうね、2人とも夜月くんは窓際の一番後ろで、その横が闇乃くんの席よ」
レイ「………」スタスタ
タクト「はい」
俺は先生が言った席に座り、俺の席の後ろにリエラが座り、そのまま顔を伏せた。
先生「じゃあ、今日の1時間は新しいクラスメートの質問タイムよ」
先生が言った瞬間、待ってましたと言わんばかりに質問が飛んでくるが、全て拓斗が答えた。
--------------------------------------------------------
質問の内容は、アレだな…
「何処から来たの?」やら「何で犬がいるの?」やら「彼女いるの?」やら「ヤ ラ ナ イ カ?」みたいな、テンプレばっかだな…
返事は全部拓斗にさせた。
俺は拓斗が返事を返してる間ずっと窓の外を見ていた。
タクト〈ちょwww。零、助けてwww〉
俺がリエラを撫でながら外を眺めていると、拓斗が念話で救援要請して来たが…
レイ〈草が生えるって事は、まだ、大丈夫だろ〉
タクト〈ちょwwwまt〉ブツン
念話を無理やり切り俺は再び外を眺めた。
そんなこんなで、時間が過ぎて昼間。
タクト「零。飯にしようぜ!!」
授業が終わり隣に座っていた拓斗が直ぐに鞄に入っていた弁当を取り出しながら言ってきた。
レイ「……ああ」
俺も弁当を出し立ち上がった。
タクト「飯食べる所どこが、良いかねぇ~」
レイ「……屋上で良いだろ」
リエラ「ガウッ」
俺が立ち上がった事でリエラも立ち上がった。
タクト「そうだな。んじゃあ、屋上に行くか」
そう言い俺と拓斗にリエラは教室を出て屋上に向かった。
--------------------------------------------------------
私立聖祥大附属小学校屋上
ガチャ。ギィィ
俺と拓斗は屋上の扉を開けた。
まだ誰も来ていないのか人っ子一人いない。
レイ「涼しい……」
タクト「確かに。弁当食うにはうってつけだな、ここ」
リエラ「ガウッ」
俺はそのまま、近くにあるベンチに座って弁当を出した。
レイ「ここらで良いか。一応はリエラにも弁当を作ってある」
リエラ〈本当!?〉
レイ「ああ」
タクト「良く用意出来たな…俺たち全員の作ってた筈だろ?」
レイ「ああ、流石に空腹でいさせるのは気が引けたからな。作っておいたんだ」
俺は、拓斗・唯里・司・麻澄と自分の弁当を作った。
そこに、流石に空腹状態は避けたい為、リエラの分の弁当も作ったのだ。
レイ「そんなことより、食べるぞ…」
タクト「そうだな。食べるか」
俺と拓斗は自分の手にある弁当を食べようとしたが…
ガチャ。ギィィ
ユイリ「零兄いる~?」
再び屋上の扉が開き、自分の名を呼ぶ妹が現れ中断した。
レイ「此処にいるぞ。唯里」
ユイリ「あ。いた、零兄~」
俺は自分がいる事を教えると此方に振り返り走ってきた。
???「ちょっと。待ちなさいよ唯里!!」
???「待って。唯里ちゃん」
???「ふぇ~!?早いよ3人とも~」
唯里が走って向かって来ると、その後ろから3人の少女が現れた。
ユイリ「ふふん♪零兄~♪」
だが、お構い無しに俺に抱き付いた唯里。
タクト「なぁ。唯里、後ろの3人は誰だ?」
俺の代わりに唯里に後ろの3人は誰か聞いた拓斗。
ユイリ「えへへ~♪零兄~♪」
だが、無視された。
タクト「……oh…OTZ」
後ろの3人は、まさかの唯里の変わり方に驚いて何も言えなかった。
レイ「唯里。後ろの3人は?」
ユイリ「あ。私の初めてのお友達!!」
俺が唯里聞くと、拓斗と違い直ぐに答えてくれた。
レイ「そうか……なら、自己紹介をしないとな」
レイ「…俺は、今日この学校の2年A組に転校した。夜月 零だ。唯里と司の兄だ」
タクト「同じく2年A組に転校した闇乃 拓斗だ。麻澄の兄だ」
俺達2人が自己紹介をすると少女3人も自己紹介をしてきた。
アリサ「じゃあ、次は私たちの番ね。私は1年A組のアリサ・バニングスよ」
金髪ストレートで強気の少女がアリサ・バニングスか…
スズカ「え~と。同じく月村 すずかです」
青紫色のストレートで清潔で清楚なイメージの少女は月村 すずかか…
ん?さっきからずっと拓斗を見ているな…
同じ吸血鬼同士だから、分かったのか?
ナノハ「次はなのはだね。同じく、1年A組の高町 なのはです」
この世界の主人公であり、将来管理局の白い悪魔にと呼ばれる。高町 なのは。
ふむ。原作キャラと出会うか…
レイ「よろしく……」
タクト「よろしくな」
3人『よろしくお願いします!!』
タクト「んじゃあ、今度こそ弁当を食べますか?」
レイ「ああ」
俺は手に持っていた、弁当を広げた。
レイSide out
タクトSide
俺が、零が作った弁当に入っている唐揚げを頬張っていると、隣りにいた、アリサが話し掛けて来た。
アリサ「あの。闇乃さん」
タクト「ん?どうした?あと、拓斗で良いからな?」
俺は唐揚げを飲み込んで返事した。
アリサ「あ。じゃあ、拓斗さんで…」
タクト「うん。で?どうしたの?」
アリサ「なんで、夜月さんはこんな季節にマフラーをしてるんですか?」
アリサの目線にはリエラと一緒に弁当を静かに食う零がいた。
タクト「ああ…あれね」
たが、零の服装は私立聖祥大附属小学校の制服に季節外れのマフラーを首にしていた。
タクト「気になる?」
アリサ「はい」
スズカ「私も気になります」
アリサの隣りに座っていた。すずかも気になるようだな。
タクト「簡単さ。アイツは冷え性だから、マフラーを首にしているのさ」
これは、嘘だ。
実際は、研究施設で作った傷痕を隠す為、首にマフラーをしている。
本人は気にしないでマフラーを付けずに学校に行こうとしていたが、流石に小学生が首に傷痕があったら大変なため。
常時首にマフラーを巻くように言ったのだ。
こんな話題に出ている本人は弁当が食べ終わったのか。
いつの間にか給水タンクの場所に座り風に当たっていた。
首に巻いていたマフラーが風に靡いていた。
アリサ「そうなんですか?」
タクト「ああ」
あ。リエラも立ち上がって零の所に行った。
アリサ「あと、何で犬が?」
タクト「犬?ああ。リエラね」
俺はリエラを見ながらアリサ達に説明した。
ナノハ「リエラ?」
タクト「あの子の名前だよ。高町さん」
ナノハ「なのはで良いですよ。闇乃さん」
タクト「んじゃあ、俺も下で良いからな。なのは」
ナノハ「はい。拓斗さん」
タクト「で。話しを戻すが、アリサ」
アリサ「何ですか?」
タクト「リエラは、狼だからな?」
アリサ「そうなんですか!?」
俺がアリサ達に狼だと教えると少し警戒するアリサ達。
タクト「ああ。あと安心しな、噛んだりしないから」
俺がそう言うと少し安心したのか警戒を弱めた。
タクト「んで。何でリエラがいるか。だが」
俺は少し間を開けて言った。
タクト「零に懐いて着いてきたんだよ」
スズカ「大丈夫何ですか?」
ナノハ「先生に怒られますよ?」
普通だったらな…
タクト「まぁ。零が自分で責任を持つって言って学園長に許可を取ったらしい…」
ナノハ「ふぇ!?学園長にですか!?」
アリサ「また。凄いことを…」
タクト「まぁ。リエラも極力大人しいから大丈夫だろ」
???「何の話だ?」
???「リエラがどうと、聞こえましたが…」
俺がアリサ達と話していると、後ろから不意に2人の男子が現れた。
タクト「遅かったな。麻澄に司」
後ろから現れたのは、弟役の2人だった。
マスミ「女子達に質問責めを食らって遅くなった」
ツカサ「あれ?零兄さんは?」
タクト「彼処で風に当たってる」
俺は給水タンクの方に指を指して言った。
ツカサ「あ。いました」
マスミ「リエラも一緒か…」
アリサ「遅かったから先に食べさせてもらってるわよ?」
俺達が話してると、アリサが2人に言った。
ツカサ「はい。構いません」
マスミ「ああ。構わん」
タクト「ほら。さっさと食わないと遅刻するぞ!?」
そんなこんなで、昼間が終わり麻澄達は1年A組に。
俺と零は2年A組に向かった。