魔法少女リリカルなのは~世界を破壊せし者たち~ 作:暗黒の影
コネコSide
今私は、ある人を探していた。
その人は、突然現れた人。
自分達は『異世界の人間だ』っと説明した人。
コネコ「……見つからない」
夜月 零。
私の姉様を救ってくれた恩人。
最初に初めて見たのは、ブリーフィングルームでは無く。
一緒に来ていた闇乃 拓斗を捕縛した際にチラリと見た。
その時、零は気付いていなかったが、私は見てしまった。
零の瞳を…
そこには、負の感情が一杯でありそれを見た私は一瞬身動きが止まったほど…
コネコ「……何であんな瞳をしてたんだろう」
あの負の感情は、常人なら廃人と化している。
良いところで、発狂レベルだろう。
そんな人を何故探しているか。
コネコ「(一言お礼が言いたい…)」
最愛の姉を救ってくれた恩人にお礼を言いたい為だ。
コネコ「……どこ」
すると、山の上り辺りから澄んだ声が聞こえ始めた。
通りませ 通りませ
行かば…
コネコ「……歌?」
私は歌の聞こえる場所に足を運んだ。
すると、ある人物と遭遇した。
クロカ「あれ?白音?」
最愛の姉様
黒歌お姉様だ。
コネコ「黒歌お姉様?」
クロカ「何で白音がいるにぁ?」
コネコ「…私は零を探していたら」
クロカ「此処に着いたにゃ?」
コネコ「……うん。お姉様は何故?」
クロカ「白音と同じにゃ」
コネコ「……え?」
クロカ「命の恩人にお礼を言いに探していたにぁ…そしたら歌が聞こえたから…」
コネコ「……向かってみたら、私と会った」
クロカ「そうにぁ」
コネコ「……ふふ」
クロカ「ふふ…」
コネコ「……2人して同じですね」
クロカ「そうみたいにゃ」
私とお姉様で話しをしていると、また山の上り辺りから歌が聞こえ始めた。
『通りませ 通りませ
行かば 何処が細道なれば
天神元へと 至る細道…』
何故だろう…
歌を聞いてると、心が癒やされる。
クロカ「この歌。心が癒やされるにゃ」
私たちは、歌のした方に足を運んだ。
クロカ「綺麗にぁ…」
そこには、扇子を持ち舞い踊る銀髪の少年がいた。
少年が舞い踊っていると鳥や鹿、兎などが周りに集まっていた。
少年の姿は見た事があった。
姉様の命の恩人。
夜月 零だった。
レイ「通りませ 通りませ
行かば 何処が細道なれば
天神元へと 至る細道
御意見御無用 通りぬとも
この子の十の 御祝いに
両の御札を 納めに参ず
行きはよいなぎ 帰りはこわき
我が中こわき 通しかな―――」
レイ「ふぅ…」
見惚れていると、歌が終わった。
すると、集まっていた動物たちはいなくなった。
レイ「どうした?塔城に黒歌」
気付いてた?
コネコ「…あの」
クロカ「良い歌にゃ」
私と黒歌お姉様は、隠れずに零の前に移動した。
レイ「とある世界の歌なんだよ」
コネコ「とある世界?」
クロカ「この世界とは、別の世界かにゃ?」
レイ「ああ」
零は、そう言いながら山に設置されたベンチに座った。
レイ「んで?何しに来たんだ?」
コネコ「……その。黒歌お姉様を助けてくれてありがとうございます」
そう言い私は、零に向けて頭を下げた。
クロカ「私からも、お礼を言うにゃ。助けてくれてありがとうにゃ」
そう言いながら、隣にいたお姉様も頭を下げた。
レイ「あぁ~その事か…」
コネコ「あの時のお姉様の傷は、細胞が結合崩壊して一生治らないと言われてました」
レイ「確か、抗争の時に逃げ遅れて、転生者NO.175247056の遠神 常葉に殺され掛けた所を黒歌が助け、重傷を負った。だったな?」
コネコ「……はい」シュン
今言われた事は全て真実だ。
コネコSide out
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レイSide
レイ「確かに、俺が見た時の黒歌やサーゼクスの状態は酷くてな…切り裂かれた皮膚の細胞が結合崩壊して死んでしまっていたんだ…」
コネコ「………」
レイ「そうだな…2人には俺の能力を教えよう」
クロカ「能力?」
レイ「ああ。俺と拓斗が転生者だって、特訓する前に教えたよな?」
一応は、特訓が始める前に全員に言ってあるのだ。
コネコ「……はい。『アイツ等』とは、別の転生者だと」
クロカ「それがどうしたにゃ?」
レイ「その際に手に入れた能力があるんだ」
クロカ「手に入れた?」
実際はお詫びで貰ったんだけどな…
レイ「そう、それが『想像創造能力』だ」
一応能力全部は教えない。
クロカ「想像?」
コネコ「創造?」
流石は姉妹だな。息がぴったりだ。
レイ「そうだ。想像創造能力」
クロカ「どういう能力にゃ?」
コネコ「……教えて」
レイ「簡単だ。自分の頭で想像した物を創造できる能力だ。生物以外なら、何でも大丈夫だ」
そう…スキルや物なら何でも作り出せるんだ。
クロカ「チートにゃ…」
コネコ「……お姉様達を助けた物は?」
黒歌達を助けた物?
ああ。アレか…
レイ「俺は生き物は作り出せない。それは分かったな?」
コネコ・クロカ「うん」
レイ「なら、どうやって助けたか…どうやって結合崩壊した皮膚や筋肉・骨を治したか…」
レイ「なぁ、2人共。ナノマシンって知ってるか?」
コネコ「……いいえ。聞いた事しか」
クロカ「私もにぁ。聞いた事しか無いにぁ」
そうか…
レイ「ナノマシン(Nanomachine)これは、0.1~100nmサイズの機械装置を意味する概念。ナノとは10-9を意味する接頭辞であるため、原義では細菌や細胞よりもひとまわり小さいウイルス(10nm~100nm)サイズの機械といえる。広義ではもう少し大きなサイズの、目に見えない程度の微生物サイズの機械装置も含む。ナノ・マシンは機械的動作を重視しているが、微小な回路形成など機械的動作を含まないより一般的な技術をナノテクノロジーと呼ぶ」
クロカ「何が言いたいのにぁ?」
コネコ「……勿体ぶらないで教えて」
レイ「俺は細胞が結合崩壊して皮膚や筋肉・骨が治らないなら、作り直すしか無いと考えた」
クロカ「まさか、そのナノマシンを?」
レイ「そうだ。ナノマシンは生き物じゃなく、小さな機械だ。だから問題無く作り出せた」
それに、現代でも問題が起きてるナノマシンの制御とか、無限増殖とかは俺の能力で無くなっている。
それどころか、反対に自己治癒力が上がった。
怪我をしても重傷を負っても、それに転生者の絶対破壊に対抗するナノマシンである。
コネコ「……じゃあ、お姉様の体にはそのナノマシンが?」
レイ「ああ。それに安心しろ、能力で全くの無害にしてある。現に黒歌、気持ち悪く無いだろ?」
クロカ「……大丈夫にぁん」
レイ「それに、害を為すどころか反対に黒歌の体の自己治癒力が上がったと思うんだが?」
クロカ「どう言う事にぁ?」
レイ「黒歌。すまないが、このナイフで指をちょっとだけ切ってくれないか?」
クロカ「分かったにぁ」
レイ「一応仙術は使わないでくれ」
そう言うと黒歌はナイフで指を少し切った。
すると案の定血が流れたが、直ぐに止まり傷口が無くなった。
クロカ「っつ……ってあれ?」
コネコ「……え?」
流石に目の前で起きた事に驚いている2人。
レイ「分かったか?致命傷以外なら直ぐに治るが流石に血液は治せなかったから、出血多量には気を付けろ?」
クロカ「あ。ありがとうにゃ」
また、頭を下げた黒歌。
それに続いて頭を下げた塔城。
レイ「気にするな…」
俺はソレだけを言ってその場から退散した。
暫く下山すると、丁度風当たりの良い場所に出た為、俺はその場所に行き丁度良い岩に寝っ転がった。
周りは、川が流れて森に囲まれていた。
レイ「まぁ、久々にのんびりと寝ますか…」
俺は目を瞑り、そのまま意識を落とした。
ガサガサ。
ザアァァア。
周りは、風で靡いている木に、自然の水が流れる音が周りに響くだけ。
レイSide out
タクトSide
ハローハロー。皆のアイドル拓斗さんだよ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ごめんなさい。
只単にやりたかっただけです。
さて、今俺は零を探しているんだ。
タクト「見つからねぇ。零何処にいるだよ…」
確か山に行ったって目撃情報があったな…
タクト「んじゃ、探しに行くかな(笑)」
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数十分後
タクト「見つからねえ!!零何処だし!!」
こうなったら、しょうがない。
タクト「ナイシス。零の居場所を魔力探知してくれ」
ナイシス〔分かりました〕
さぁ、何処に隠れている。
ナイシス〔探知しました。零さんなら、マスターの左側の森にいます〕
ゑ?
あれ?案外近くにいた?
タクト「マジか…」
まぁ、良いや見つかったなら行くか…
ガサガサ
草木を退けて覗いて見ると…
タクト「っ!!」
まさかの零が子猫ちゃんに膝枕してもらっていた…
良く見ると、黒猫状態の黒歌さんは零の腹の上で丸くなって寝てる…
っく!!何故、ヤツだけ何時も良い思いを…
クロカ「何してるにぁん…拓斗」
気付かれたぁぁぁあ!!
タクト「いや、零を探してたらな、こんな場面を目撃してしまったのだ(笑)」
クロカ「丁度良いにぁ。零について教えて欲しいにぁん」
タクト「零の事を?」
クロカ「嘗めないでほしいにぁん。コレでも猫又の妖怪にぁん、鼻は良いにぁ」
タクト「何が言いたいか分からないが?」
クロカ「白(シラ)を切るかにぁん?なら、単刀直入に聞くにぁん。何でアナタや零から血の匂いがするにぁん?」
タクト「………」
コイツ…
クロカ「それも、何人の血じゃない…何十人の血匂いがするにぁん」
血匂い…
多分、元の世界で殺してきた奴らの血匂いか…
クロカ「教えて欲しいにぁん」
タクト「子猫ちゃんも知りたいのか?」
先ほどからずっと膝枕をしている子猫ちゃんに聞いた。
もし、子猫ちゃんも聞きたいなら話そう…
コネコ「……はい」
知りたい…か。
タクト「分かった。話そう何故、俺と零から大量の血匂いがするのかを…」
タクト「俺と零は、人間じゃないんだよ」
クロカ「え?だけど、人間の匂いがするにぁん」
タクト「いや、俺は人間と真祖吸血鬼のハーフなんだ」
コネコ「……ギャー君と同じ?」
タクト「まぁ、似てるかな…」
クロカ「まさか、差別かにぁ?」
タクト「いや、俺はそんな事一度もないさ、だけど俺より心に傷を負った奴がいる」
そう言い俺はグッスリと寝てる零を見た。
タクト「零はな、人工的に造られた存在なんだよ」
『え?』
ん?俺達以外の声が……げっ。
驚きの声が子猫ちゃんと黒歌の声以外にも複数あった為、後ろを見てみると、まさかの全員集合していた。
タクト「一応聞くが、何故いる…」
リアス「アナタが遅いから魔力を辿ってきたら此処にいたから…」
タクト「そのまま聞いてしまったと…」
イッセー「それより、今の話し本当かよ!!拓斗!!」
タクト「ああ。本当だ」
アーシア「そんな…」
タクト「しょうがない、どうせ聞くんだろ?」
俺がオカ研と生徒会と堕天使・天使数人は『当然』みたいな顔した。