魔法少女リリカルなのは~世界を破壊せし者たち~   作:暗黒の影

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大罪を犯した異端者達は神罰を与えられた…

だが、それを良しとは思わぬかの様に新なる神罰が下った。

神罰を与える者。

それは、荒ぶる神…

天狐と獣神が現れる。



第34話 アラガミ襲来 上編

 

 

アラガミ…

 

それは、『神』の名を冠する人類の天敵。

 

突如として発生した「オラクル細胞」が地球上のありとあらゆる対象を「捕食」しながら急激な変化を遂げ、多様な生物体として分析した物。

 

通常兵器(核ミサイルなど)の全く通じない強大な力を前に、いつしか人々は、日本に伝わる八百万の神々になぞらえて「アラガミ」と呼ばれるようになった。

 

アラガミは、考えて捕食を行う一個の単細胞生物「オラクル細胞」が集まって構成する群体であり、それ自体が数万、数十万の生物の集まりである。

 

アラガミには「コア」があり、コアが破壊されるとアラガミの「オラクル細胞」は霧散し無力化できる。

 

が、あくまでも霧散するだけであって、アラガミは永遠と復活する…

 

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B地点殲滅領域の近場

 

 

レイSide

 

レイ「はぁはぁ!!」

 

俺は今、自作のレーダーに突如現れた"イレギュラー反応"があった場所、B地点殲滅領域に反射能力をフルに使い全速力で向かっている。

 

レイ「クソッ!!」

 

まさか、俺達以外のイレギュラー反応がアラガミなんて!!

 

今の俺達の装備じゃあ、倒せない…

 

それに、反応の大きさからして大型種のアラガミだ。

 

小型アラガミでも危険なのに、大型のアラガミが来てしまったら、対処の仕様が無い…

 

レイ「っち!!近道をするしかないか!!」

 

俺はビルとビルの隙間を走りながら、スライディングしてくぐり抜けたり、膝までの高さの物はジャンプしながら、走り抜けた。

 

レイ「このまま、真っ直ぐか…」

 

レーダーを見ると、まだ拓斗達は、アラガミ2体と接敵していない。

 

このままだと、アラガミに見つかるのも時間の問題だな…

 

レイ「しょうがない。ビルに登って確かめるしかないか…」

 

周囲を見渡し丁度良い高さのビルを探した。

 

すると、一つだけボロボロで地震が起きたりしたら、直ぐに崩れ落ちそうなビルを見つけ出した。

 

レイ「彼処が良いな…」

 

俺は、ビルの屋上を目指してビルに向かった。

 

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高層廃ビル

屋上

 

レイ「はぁはぁ…クソッ…このビル、ボロ過ぎる…」

 

何なんだ…

 

階段は、足場が抜けるわ、廊下は瓦礫が落ちてくるわ…

 

レイ「……気を取り直して」

 

俺は、自作のレーダーを見た。

 

レイ「っ!!。っち!!ビルに時間を使いすぎた!!」

 

レーダーには、既に拓斗達がアラガミの1体と接敵していた。

 

レイ「っち!!【イマジンクリエーター:AG対物スナイパーライフル】」

 

俺が想像し創造した武器は、対アラガミ用のスナイパーライフルである。

 

原作でも、最初期の神機では重火器の神機があったらしいが、オラクル細胞が足りなくアラガミにはあまり効果がなかったらしく、直ぐに消えた。

 

だが、俺が想像し創造した武器は少し違う。

 

ゴッドイーターで出て来たオラクルバレット。

これをもし、スナイパーライフルに搭載できて、尚且つ威力はそのままとしたら、便利だと思う。

 

そして、俺は考えた。もし、オラクルバレットに似たバレットじゃない、バレットを作れたら…と。

 

結果は成功だ。

 

俺の手には、少し形は変わったバレットM82A1があった。

 

レイ「弾は…OK」

 

俺はカートリッジの中を見て弾を確かめた。

 

そこには、俺が想像したAGB弾(アンチ・ゴッド・バレット)が8発入っていた。

 

レイ「弾は良し、撃てるか…?」

 

俺は、匍匐状態でスコープを覗き込み、拓斗達を探した。

 

レイ「この2km先か。どこにいる…」

 

B地点殲滅領域の広場にはいない…

 

ならどこだ…

 

どこにいる!!

 

スコープに映る周囲に全神経を集中させる。

 

ドゴォォォン!!

 

すると、B地点殲滅領域の広場から10m離れた市街地から衝突音が鳴った。

 

レイ「まさか…!!」

 

俺は急いでその方向にライフルを向けスコープを覗くと其処には市街地の街に佇む少し白黒の体で獲物を狙う様な紫色の目に金色の髪を携えて、その姿の後ろには3つの大きな尻尾…

 

間違いない…

 

レイ「キュウビ…」

 

キュウビ…

 

それは、レトロオラクル細胞を持ったアラガミ。

 

近距離から遠距離まで対応するアラガミであり、素早く広範囲攻撃を得意とするアラガミだ…

 

キュウビは、その先にいる"人"を狙い歩き出した。

 

狙われた人物。

 

それは、俺の親友にして仲間の"拓斗"だった。

 

見る限り先ほどの衝突音は拓斗によるものだろう。

 

スコープで拓斗の体を見ると体は既にボロボロだ。先ほどの衝突音は拓斗がビルに衝突したからでたのだ。

 

そんな満身創痍な拓斗を"捕食"しようと、キュウビが近く。

 

どうやら、拓斗は先ほどの衝突で脳震盪を起こしたらしく、足元がフラフラで身動きができない。

 

レイ「そう易々と俺の"親友"を喰わせるかよ…」

 

俺は、匍匐状態でライフルを構えてスコープでキュウビの心臓部を狙った。

 

そして…

 

レイ「くらいな!!」

 

引き金を引いた…

 

ガゥゥゥウッ!!

 

対物ライフルとは少し違った発砲音が鳴りライフルから"特殊"AGB弾が飛びキュウビに亜高速で迫った。

 

すると、弾はキュウビに当たり…

 

ドゴォォォン!!

 

爆発した。

 

キュウビ「―――っ!?」

 

爆発に直撃したキュウビは、反対側のビルにぶつかった。

 

その間に粒子通信機を使い、拓斗に連絡をいれた。

 

レイSide out

 

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数分前

 

タクトSide

 

クソッ!!

 

マジかよ!?アラガミって反則だろ!?

 

タクト「ソーナ!!急いで此処から離脱して集合エリアに向かうぞ!!」

 

俺は、近くにいたソーナに向かって言う。

 

ソーナ「どうしたんですか?そんなに急いで…」

 

 

タクト「説明するが、まずは此処から離脱するぞ」

 

 

ソーナ「……分かりました。ちゃんと説明して下さいね」

 

 

タクト「ああ」

 

ソーナはそのまま全員を集まらせた。

 

タクト「今、この領域にアラガミが侵入した」

 

 

『アラガミ?』

 

 

タクト「俺達と同じ別世界のモンスターだ」

 

 

『え!?』

 

 

タクト「その強さは最上級悪魔に近い…いやそれ以上か…」

 

 

『っ!?』

 

 

タクト「現在、零の情報によると2体のアラガミが此処に向かっているとの事だ」

 

 

タクト「だから、今から此処から急いで離脱するぞ。」

 

俺達は、領域を離脱する為、急いで広場から抜け出して退避ルートを走った。

 

タクト「はぁはぁ」

 

クソッ!!この領域に向かってくるとか、マジで無い!!

 

タクト「てか、2体かよ…」

 

俺は愚痴りながら、走っていると、ソーナが足元を見ていなかったのか、地面に突き刺さった鉄骨に脚が当たり引っ掛かり倒れた。

 

ソーナ「きゃあ!?」

 

 

『会長!?』

 

 

タクト「どうした!?」

 

俺は、後ろを見ると脚を抑えて座り込むソーナがいた。

 

どうやら、足を挫いたらしい。

 

タクト「大丈夫か?」

 

 

ソーナ「はい…問題ありません」

 

 

タクト「歩けるか?」

 

 

ソーナ「はい…っつ!?」

 

俺が聞くと、大丈夫と答えて立とうとした瞬間、足に激痛が走ったのか。

俺の方に倒れ込んだ。

 

タクト「おっと。大丈夫か?」

 

 

ソーナ「すみません」

 

 

タクト「少し座って、今から足を治すから」

 

 

ソーナ「はい…」

 

俺は、進化能力で手に入れた回復魔法の"ヒールヒーラー"を使うため、ソーナの足に手を添えた。

 

タクト「ヒールヒーラー」

 

俺がそう言うと、手から緑色のオーラが現れた。

 

緑色のオーラが足に触れる。

 

ソーナ「痛みが…」

 

 

タクト「ヒールヒーラー。俺の世界の回復魔法だな。上位クラスの」

 

そう言いながら、足に手を添えていると、何かの雄叫びが聞こえた。

 

ソーナ「何ですか!?」

 

俺は、回復魔法を使用しながら周りを見渡す。

 

タクト「何だ…この嫌な予感は…」

 

周りの不穏な空気に俺は、不振に思ったが俺は、回復魔法に専念した。

 

それが、俺のミスだった。

 

ソーナ「っ拓斗!?後ろ!?」

 

俺が回復魔法に専念していると、ソーナが慌てて後ろを指差した。

 

タクト「?」

 

俺はソーナが慌てていることに不振に思い後ろを向いた。

 

タクト「っ!?」

 

そこにいたのは、薄く白黒の姿で頭から金色の髪を生やし、3つの大きな尻尾をもった大型の狐だった。

 

タクト「何だ。あれ…」

 

俺が呟いた瞬間、巨大な狐が消えた。

 

タクト「どこにいっt」

 

ドゴォォォン!!

 

俺が周りを見ようとした瞬間、左腕に強烈な衝撃が伝わり吹き飛ばされた。

 

タクト「がはっ!?」

 

一体…何が…

 

俺はいきなりの衝撃に頭をぶつけ脳震盪を起こした。

 

その為、意識が朦朧としている。

 

タクト「何…なん…だよ…」

 

意識が朦朧とする中、先ほどまで俺がいた場所を見ると、先ほどの狐がいた。

 

ソーナ「拓斗!?」

 

俺が吹き飛ばされた事に驚いたソーナが俺を呼ぶ。

 

クソ…思いっ切り吹き飛ばされた所為で頭が働かない…

 

俺は、意識が朦朧とする状態で狐に目を向けると、狐が俺に向けて歩き出した。

 

ヤバい…。先の衝撃で脚にきているらしく身動きがとれない。

 

タクト「マジかよ…」

 

俺が諦めて目を瞑った。

 

タクト「すまん…零。みんな…」

 

俺の思い出の記憶がフラッシュバックして流れる。

 

ドオォォォン!!

 

俺が諦めていると、爆音が鳴った。

 

ドオォォォン!!

 

2回目の爆音…

 

俺は、不思議に思い閉じていた目を開けた…

 

ドオォォォン!!

 

そこには、何かがぶつかった為、煙を出した狐がいた。

 

タクト「何が…」

 

俺が不思議がっていると零から預かった粒子通信機から声が流れた。

 

タクトSide out

 

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レイSide

 

何とか、間に合ったか…

 

ヤツの弱点属性で良かった…

 

キュウビがAGB弾(神)で怯んでいる間に俺は、急いで粒子通信機を手に持ち拓斗に叫んだ。

 

レイ『何ボケッとしてんだ拓斗!!さっさとそこから離れろ!!』

 

タクト『れ…い…?』

 

どうやらキュウビのパンチが案外強力だったらしく、今一頭が働いていない様だ。

 

レイ『援護射撃はしてやるから、さっさとそこから離れろ!!』

 

 

タクト『了…解…』

 

早めに離れろ…

 

キュウビの攻撃はゲームの時も強力だったからな…

 

特にサマーソルトを発展させた様な近接技に黒色のオラクル細胞の嵐を出しながら攻撃する技は、今の拓斗達では危険だ。

 

キュウビ「――――!!」

 

っち!!活性化しやがった!!

 

キュウビが雄叫びを上げると、キュウビの姿が変わった。

 

その姿は、3つの巨大な尾に、腰の周りには6つの小さな紫色のオラクル細胞の炎が現れた。

 

レイ『拓斗!!急げ!!』

 

活性化したキュウビを拓斗達に近付けさせない為、援護射撃を再開した。

 

レイSide out

 

 

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