【休載中】俺の『存在証明』の為に俺にできること   作:PL.2G

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お世話になっております。

此処から始まります。




序幕

広大な宇宙・・・

 

そこにあるはずの無い存在が確かにそこには存在した。

 

一人の男(・・・・)が目を覚ます。

 

『ん・・・ここは・・・?』

 

見渡す限りの眩いまでの煌めき。

幾億幾兆を超える星の輝きがその双眸に飛び込んでくる。

 

『1944年・・・扶桑皇国・・・』

 

しかし男はそんな事を気にもせず、意味の解らない単語を口々に吐き出して行く。

その男が坐すは【宇宙】。空気が無いため男の出す音など響きはしないのに、それでも止まる事無く男は単語を吐き出してく。

 

『・・・ウィッチ・・・ネウロイ』

 

男は胡坐をかいた股の間を覗く。その先に見えるのは、4分の1程度が黒い雲の渦に覆われた青い星、【地球】。

 

『地球、【混沌】、【混乱】・・・』

 

男は地球を見つめ、胡坐を掻いたままの姿勢で、物凄い速度を持って落下(・・)していく。

 

『んー・・・?』

 

この状況下で、眼を瞑り顎に手を当て左右に擦り悩みだす。

そしてその体勢のままにものの数分で地球へ着陸する・・・瞬間、何処からとも無く衣布が現れ、その男を包み上げ衣服となった。

 

『まずは最重要人物(キーパーソン)となる『宮藤芳佳(みやふじよしか)』に接触・・・だな』

 

 

 

 

8X―・・・・・・・・

 

 

 

 

俺は今【横須賀第四女子中学校】の敷地に聳え立つ、切立った岩壁の天辺(てっぺん)に居る。

 

「よしかちゃ~ん危ないよ~、やっぱり先生呼んで来ようか?」

 

現在眼下では、黒髪ロングの気弱そうな少女、山川(やまかわ)美千子(みちこ)が、不安そうな目で一点を見上げ誰かに呼びかけていた。

 

「大丈夫!!何とかするから・・・絶対助けるから!!」

 

その見上げる先、美千子ら生徒達が居る位置より2メートルほど高所に生えている細い木。

その先で震えている猫を助け出そうとしているショートヘアの快活そうな少女、

俺の目的である宮藤芳佳が居た。

 

細い木、と言ったもののそこまで細くは無く、現状女子中学生一人(45kg)が跨って乗れる程度には強度があり、一般成人男性の腕の3倍程度の太さがある。

 

そしてそこ(・・)へ俺は降り立つ。

 

「へ?」

 

俺の足が着くと、木がギシッと嫌な音を立て少し撓みだす。

キョトンと不思議そうな顔をする宮藤芳佳。

木の先端に右足の爪先のみで立ち、猫を抱え上げる。

木に跨っているている宮藤芳佳の顔になるべく近くなるように、俺はその場に屈み込んみ宮藤芳佳に話しかける。

 

「よっ。宮藤芳佳。とりあえず名前長いし面倒臭(めんど)いから『よっしー』って呼ぶわ。文句ないよな?」

 

右手を軽く上げ、挨拶をする。挨拶は出来る人間の基本だ。

 

「は、はい・・・どうぞ・・・それで・・・あの、お兄さんは・・・」

 

「ん?そんな事気にしてる場合じゃないぞ?もう木が折れるから下手に動くなよ(・・・・・・・)?」

 

よっしーの額に人差し指を押し当て忠告する。

 

「え?」

 

メキメキと音を立て、狼狽するよっしーを一切気遣う事無く木は折れていく。

 

「あ、あ、あぁぁっ!!!!」

 

「「「きゃーーーっ!!」」」

 

眺めていた生徒達は悲鳴を上げる。

 

俺は猫を抱えたまま、地面に着地。

よっしーは・・・

 

「お・・・降ろして~ぇぇぇ・・・」

 

先が折れた木の幹に、セーラーの裾が引っ掛かり、ぶら下がっていた。

 

「よっしー、今助けてやっから下手に動くんじゃないぞー?」

 

そう声を掛け、軽く跳躍し、右手でよっしーの襟首を掴み、器用に引掛りをを取り除き再度着地。

 

「うひゃぁ!!」

 

よっしーから手を離し地面に降ろした。

 

「よしかちゃん、大丈夫!?」

 

「う、うん、大丈夫。それよりネコちゃんは?」

 

自分の事より、真っ先に猫の心配か。

素晴らしいお考えの持ち主で。自己犠牲に生きる奴の典型的な例だな。

 

「猫ならここに居るぞ?」

 

俺は俺の頭の上を指差す。猫はそこで呑気に欠伸をしていた。

 

「ホッ・・・良かったぁ」

 

安堵の息を吐く。

 

 

8X―・・・・・・・・

 

 

「あ、あの、ありがとうございました!!」

 

渡した猫を両手で抱え、深々と頭を下げるよっしー。

 

よっしーはこれで他人を『良い人』認定か・・・わかってたけどやっぱ危ういねぇ・・・

まぁ精々その性格で、世界と人を惑わしてくれたまえ。

 

「じゃ、俺の用事は済んだし帰るわ。またなよっしー、しっかりと先生に怒られてくれ。

 あ~、あとタヌキに注意なぁ・・・つってもどうしようもないか」

 

そう言われたよっしーとみっちー(許可は取って無い)の2人は不思議そうな顔をしていた。

それを特に気にせず、数歩進んだ後に振り返って山の中腹辺りを見詰める。

そしてその方向に右拳を突き出し、人差し指と中指を立てて(Vサインして)、にやりと笑った。

 

「?」

 

その行動によっしーとみっちーは首を傾げた。

 

――――――――――――――――――――――――――

 

「っ!?」

 

土方(ひじかた)、今あの男・・・、こちらに向かってなにか合図をしていなかったか?」

 

隣で双眼鏡を覗いていた部下、土方に声を掛ける。

 

「単なる偶然じゃないですか?あそこからここまでかなりの距離があるんですよ?

 肉眼でこちらを見つけるなんて、坂本少佐じゃあるまいし・・・

 そもそも、もし私達を見つけてたとして、我々に合図を出して一体何の意味があるんです?」

 

「ふむ、それもそうか・・・しかし、やはり気になるな。あの身の熟し徒者では無いな、あの男は・・・」

 

宮藤芳佳を見に来たつもりが、突如現れた、謎の男に注目が行ってしまった。

土方は偶然だと言っていたが、明らかにヤツは私らに向かって合図を出していた。

あいつとは近い内に相対する気がする・・・楽しみだ。

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

「うーん・・・今の内に挨拶しておくか?いや、後で良いな。」

 

よっしーを偵察に来ていた、二人に合図(Vサイン)をしてやった。

土方の方は俺が訳のわからん行動を取ったと思って居るが、

坂本美緒・・・相対するのが楽しみだ。

 

「えーと、この後は事故って・・・タイミング的にはその後でいいか」

 

 

8X―・・・・・・・・

 

 

坂本美緒がよっしーとみっちーを助け、宮藤診療所(よっしーの家)口説いた(スカウトした)直後・・・

 

 

「やーい、よっしーにフラれてやんのー」

 

坂本美緒の前に出て行く。

 

「っ!?きさまは!?」

 

土方が俺に拳銃を突き付け警戒する。

良い反応だ。

 

「よ、覗き魔の坂本美緒少佐に土方圭助兵曹。お元気~?」

 

「きさま、なぜ我々の名を知っている・・・それに覗き魔・・・だと?」

 

「さっき大声でよっしーの家(そのなか)で名乗ってただろうが。

 自分の声の大きさってもんを把握しておけよ。

 それと、覗き魔ってのもそうだ。トラクター事故の直後に駆け付けられる辺り、

 近くでよっしーを見て居たって事だろう?ならばそう思われても仕方ないだろう」

 

それっぽい事を矢継ぎ早に言葉にしていく。

それを言ったらその一連を知っていた俺も覗き魔になるが、

ただ俺は覗く必要もない(・・・・・・・)が。

 

「む・・・確かに・・・それも、そうだな・・・」

 

ほらね、こいつ位真っ直ぐな性格してるならこうなるわな。

しかし土方は腑に落ちない顔をしている。

それもそうだ。土方の名前はここに来てから一度も出て来て居ないのだから。

知っている方が異常ってもんだ。

 

「今日はあんた等と顔合わせに来ただけだから、また後日ゆっくり話し合いしましょ?

 そいじゃねー」

 

そう言って後ろに振り返り、手を振りつつ去って行く。

 

「おい待てっ!!貴様何者だ!!」

 

言葉に怒気を含ませ、坂本美緒が当然の疑問をぶつけてくる・・・

が・・・それは置いておいて、首を回し坂本美緒の方を向く。

 

「坂本美緒少佐、面倒だからこれからは『もっさん』って呼ぶわ、んじゃまたな~」

 

そう言って駆けだす。

 

「あっ!?」

 

もっさんも直ぐ様走り出す。

 

「だれがもっさんか!!おいこら待てっ!!待たんか~!!逃げるな~!!

 はぁはぁ・・・くそっ、逃げ足の速い奴め・・・」

 

角を曲がった時点ですぐ跳び、木の上に登った。

もっさんのすぐ近くに居たりする。

 

「くっくっく、視野が狭いぜ、もっさんよ」

 

今日はこのまま寝ますか。

明日はよっしーと一緒に港に行きますかね。

 

 

8X―・・・・・・・・

 

 

よっしーが父からの手紙を受け取り、ブリタニアに渡る決心をした日、

よっしーを出待ちしていた俺は港に同行する。

 

「来たな、いや良く決心してくれた」

 

このまま着いて行ってももっさんに止められるだけなので、先回りをする。

 

よっしーともっさんが話を進め、赤城に乗ってブリタニアに行く事となった。

 

「所で・・・入隊する気は・・・?」

 

「ありません!!戦争だけは絶対しませんから!!」

 

「頑固だね~よっしーも」

 

「っ!?・・・なぜ貴様がここに居る!?」

 

「ん?俺もよっしーと一緒に赤城に乗せて貰おうと思って」

 

とても簡潔に此処に居る理由を説明。

 

「何を言っている?却下だ。

 お前は軍人では無いしこの件に関して言っても全くの無関係だ」

 

「別に良いじゃんか、ケチくせぇ。今の状況に乗員1人増えた所で何が変わるんだよ」

 

正直意味の無い会話を繰り広げて行く。

 

「お前は部外者だ。まずはそこを理解しろ。

 そして1人乗組員が増えると言う事は、だ・・・

 その分、他の乗組員の食料が少なくなる、と言う事だ。

 海上での食料は命とほぼ同価値、赤城にはそれを分け与えるべき

 信頼を得ている者達が乗っているのだ。故に乗組員が増えると言うのは

 『たかが一人』、と言う訳にはいかないのだ」

 

「あ、あの・・・」

 

よっしーが狼狽している。

それもそのはず、よっしーだって部外者だからだ。

しかし、そこに突っ込みを入れるのは野暮ってもんなので、

俺は俺の遣り口でここを突破させて頂こう。

 

「しょうがねぇ・・・おいもっさん、

 俺が今から、もっさんが絶対に断らない(・・・・・・・)最っ高の口説き文句を言ってやるよ」

 

「一体何を言ってるんだ、お前は?」

 

俺はそばに立て掛けてあった積み荷のデッキブラシを拾い、ブラシ部分を捥ぎ取る。

それを2・3回素振りしてもっさんに投げ渡す、そして自分も同じものを用意する。

 

「む?貴様、備品を壊して何するつもりだ!!」

 

もっさんの話を無視してこちらの話を進める。

 

「長さはこんなもんで問題無いよな?なぁもっさんよ」

 

「さっきから何を言っているんだ貴様はっ!?」

 

柄先をもっさんに向け、言う。

 

「今から俺と(こいつ)で勝負だ。

 相手に一撃を入れる、参ったと言わせる、そのどちらかを達成した方の勝ち。

 たったそれだけ。そして、俺が勝ったら俺を赤城(こいつ)に乗せる。

 どうだ単純明快だろ?」

 

柄をもっさんから赤城に向ける。

もっさんはキョトンとした顔をする。

 

「・・・ふっ・・・はっはっはっはっはっ!!」

 

もっさんが豪快に高笑いをする。

俺は口の端を持ち上げにやりと笑う。

 

「・・・貴様面白いな。この私と剣で勝負?なるほど、わかりやすい。

 私に決闘を挑む奴など今まで指の数程も居なかったが・・・

 いいだろう!貴様のその気概に免じて、その話乗ってやる!!

 万が一私に勝てれば、お前を赤城に乗せる手筈を取ってやろう!」

 

ホントにもっさんはわかりやすい真っ直ぐな性格をしてるぜ。

 

「じゃ、さっさとやろうか。あんまり待たせると周りに迷惑だしな」

 

「では・・・」と、もっさんも距離を取り始めた。

互いの距離は大体10尺(3mちょっと)。

傍で話を聞いていた乗組員等が周りに集まり始め、野次馬になる。

 

「よっしー、悪いけど始まりの合図を任せるわ」

 

「あ、あの、喧嘩は、ダメだと思いますっ!!」

 

「あぁ、別に喧嘩じゃないよ。遊びだ遊び。チャンバラだよ。

 別に本気で当てようなんて考えてねーよ、俺ももっさんもな」

 

こう言った事にはほんと頭硬いな、よっしーのヤツ。

 

「本当・・・ですか?」

 

「そうだぞ宮藤、何も心配する事は無い。これは遊びだ。

 ただし、結果はわかり切っている遊び(勝負)・・・だがな」

 

もっさんがにやりと俺の顔を見る。

 

「慢心してっと~戦場で足下掬われるぞ?」

 

フンッと、鼻で笑うもっさん。

うんうん、もっさんも良い感じに慢心して天狗になっておりますなぁ。

取敢えずその伸びきった鼻っぱし、真正面からへし折ってやりますか。

 

「やる事も言う事も一丁前に一人前だな」

 

「俺をそれだけだと思うなよ?

 と、言う訳でよっしー合図よろしくー」

 

もっさんは柄を両手持ちし、柄先を俺に向け真っ直ぐ構える。

真っ直ぐなもっさんにピッタリな構えだ。

 

「いやぁ、見事な構え・・・見惚れるねぇ」

 

「あぁ、ありがとう。しかし残念だが、貴様はこれで見納めだ」

 

俺は右手に持っていた柄を、腰の横に添えている左手に、

刀を鞘にしまう様にその手中に収める。

目を閉じ、軽く足を開きそのまま真直ぐに立った。

 

「どうした?構えないのか?」

 

「もう構えてるよ」

 

「ふざけているのなら止めるぞ」

 

「ふざけているように見えているんならもっさん、それはあんたの負けを意味している」

 

眼を伏せたままにやりと笑う。

どちらにしろ、もっさんの負けは確定している(・・・・・・)

 

「ふっ、そうか・・・そこまで言うならば、

 せめて一太刀位は捌いて見せてくれよ?」

 

「いざ」

 

「えーっと、は・・・はじめっ!!」

 

「やああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

合図とほぼ同時、もっさんは間合いを詰めるべく一息で俺に向かってくる。

疾風迅雷・一撃必殺。

普通のヤツなら大体これで終わりだな。

だが残念・・・

俺は目を開け、居合よろしく中腰になり、左手から柄を抜き、もっさんの動きに合わせ、

敢えて(・・・)そのまま斬り上げるのではなく、自分の身体ごと独楽のように一回転し、

もっさんの左側から首に向かいゆっくり(・・・・)と、柄を振り下ろす。

 

「はい、俺の勝ち」

 

もっさんの鼻先に左手中指ででこピンを当てる。

 

ペシッ

 

「いっつ・・・!?」

 

「え?」

 

よっしーの驚嘆の声。

周りの野次馬もどよめき立つ。

もっさんの首筋に俺の持つブラシの柄がピタリとくっついていた。

もっさんの綺麗な首筋に一筋の汗が滴るのが見える。

 

「まっ・・・参った・・・何が起こった・・・太刀筋が全然見えなんだ・・・」

 

俺は持っていた柄をもっさんの首から離し、ほっぽり捨てた。

もっさんも俺が捨てた近くに持っていた柄を投げ捨てた。

 

「そうかい、俺はゆっくり振り下ろしたんだがね。取敢えず勝負は俺の勝ち。

 四方や二言はあるまいな?」

 

「うむ、今考えると慢心していたとは言え・・・だ、私の完敗だ。

 赤城に乗る手筈を取ろう。して今更だがお主、名前は?」

 

「あー、俺の名前?別に何でも良いよ、適当に好きに呼んで貰って」

 

「何を言っているんだ、こちらは大分前に名乗っているんだ。

 そちらも名乗るのが礼儀であろう?」

 

特に名乗って貰った覚えは無いのだが、

もっさんの中では名乗った事になっているんだろうな。

 

「へいへい、わーったよ。俺の名前は十二神島(おつるい)十二大晦日(ひづめ)

 十二の神の島でおつるい、十二の大晦日でひづめ。これで良いかい?」

 

「おつるい?」

 

「ひづめ?」

 

「そ、超有難い名前だろ?」

 

「超解り難い名前だ、『ひづめ』で良いな?」

 

「もっさん、話聞いて無いな。好きに呼んでって言ってるじゃん」

 

「む・・・そうか、すまんな。しかし、負けるとは露程も思っていなかった。

 はっはっはっはっはっ、これは鍛錬のし直しだな。

 しかし、これなら赤城の上で当分暇にならなくて済みそうだな」

 

これは赤城の上で、もっさんの剣の相手をさせると言う意なのだが、

面倒なので極力避けるようにしよう。

 

「え、本当に連れて行かれるんですか?」

 

よっしーは本気にして居なかった。

 

「あぁ、約束をしたからな」

 

「約束は約束だ。しっかり守ってもらうぜ」

 

まぁ、実際乗せて貰う必要も無いっちゃ無いんだが、

俺の用事がこの船に乗ってればあっちから来るんでね。

 

「因みに一つ聞きたい」

 

「なんだいもっさん?」

 

「さっきの戦いで私が勝った場合、ひづめはどうしようとしたんだ?」

 

愚問だ。

 

「どうもしないさ。さっきの勝負で俺が負ける事は万が一にも在りえなかった(・・・・・・・)からな」

 

「ふ、言ってくれるじゃないか。お前も慢心していると足元を掬われるぞ?」

 

「気を付けるさ」

 

さっきの勝負、万が一どころか億が一も俺の負けは在りえはしない。

俺はもっさんの動きを、さっきの勝負の結末を、なんならこの世界の未来をほぼ(・・)全て知っている。

 

それが俺の中に存在している【固有魔法】。

 

俺の過去の記憶が一切合切無い理由は知らない(・・・・)

どうしてこんな行き過ぎた力があるのかも解らない(・・・・)

でもこの世界で起こりうる事、この世界で俺がやらなきゃいけない事、

この世界の大体の何でもかんでもを俺は知っている。

 

俺は強い。この世界で、果てはこの宇宙で、在りえないくらい強い。

現状この世界のありとあらゆる武道武芸武術技術技能知識ほぼ全て使いこなせる。

何故こんな事が俺に出来なければならないのか知らない(・・・・)

でもやるべき事は解ってる。

 

それでもこの世界の結末が俺には解らない(・・・・)

何故解らないかも解らない(・・・・)

 

これが俺の知る全てで出来る全て。

 

故に、俺はこの固有魔法に【全知全能(オールマイティ)】と名付ける事にした。

 

俺がこの世界に存在した瞬間に、

俺がこの世界に存在した意味を理解し、

俺が俺のやるべき事を成し得るの為に必要な道程の一つを選択し、

最重要人物であるよっしーに接触、ストライクウィッチーズに近づく事にした。

 

選択肢の中の、敢えてもっとも時間のかかる道程を選択した。

これだけ何でも出来るんだし、折角ここに存在出来たんだ、

ある程度楽しんでも良いだろう?

 

この世界の為になる事をやってやるんだ。

それ位したって別に良いだろう?

 

それじゃ、一番最初のやるべき事、

俺の『存在証明』の為に行ってみようか。

 




最後までお読み頂き誠にありがとうございます。

結局、全知全能です。
コレしか能がないのです。
拙い物ですが、頑張って行きます。

それでは失礼致します。

※若干の修正を致しました。(2017.04.24)
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