ピーテルズ   作:麻酔屋 兎

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 どうも麻酔屋です。竜堂学園の方が最後までかけなかったのでこの物語を投稿しました。自分的にはうまくかけたかな?と思います。もしこの小説がよかったと思ったら竜堂学園の方も見てみて下さい
         
     


天使の選択

 夜、路地裏の暗闇の中を男達が少女を囲んでいる。俺は助けたかったが助けれなかった怖かったんだ。これから少女が男達に貪られるのをただみているしか無かった。それよりも何より自分が行った所で助けれないと決めつけた。俺はみて見ぬふりして去ろうとしたとき、男達の中の一人の首からプシャーと勢いよく赤くどす黒い液体が飛んでいった、例えるならそうだ、水道の蛇口を思い切りひねって水が勢いよく出た感じだ、男達は次々と倒れて行く全て血が出ているのは急所ばかりだ、目、喉、頚椎(首の後ろ)、みぞうち、脇の下からまるでまぐろの解体ショーでもみている気分だ。俺はもの凄く逃げたかったが足が動かなかった。男が一人だけ立っている状態になると何でいきなり倒れていたかはっきりと分かった、少女だ!少女は右手に鋏を持っていた、その鋏は持つところ以外赤黒く染まっていた。その少女の顔は大人しそうな顔と比べるとまるで人を殺す事を楽しんでいるような顔だった。男は涙を流しながら尿を漏らし倒れていった。少女は不満そうな顔をするとこっちをみてニタッと笑った。

俺は逃げた。

 

 ピヨピヨピヨ-!とヒヨコの目覚まし時計がなった。この歳で可笑しいかも知れないがこれじゃ無いと起きれないんだ。

 「おーい!小鳥遊!!学校行こうぜー」

 俺はさっき起きたばかりなんだが、時間はまだ7時だ。俺は部屋着を脱ぎ制服に着替えながら玄関に出た。

 「あれ?!お前まだ着がえてるのか。遅いな!w」

 「お前が早すぎるだけだっての、いつも来るの早すぎるんだよ。まだ7時だぞ!」

 「えっ、まじ!!7時30分に家出たつもり何だけどなぁ!」

 こいつは小高と言ってクラスでは話さないが俺の友達だ。良く言えば単純で純粋なんだが、悪く言えばただの馬鹿だ。

 「じゃあ少し待ってろ。すぐに着がえて飯食って来るから」

 俺は「俺もいれてくれよぉw」と言ってくる小高を無視して家に入った。

 俺がパンを焼いていると階段から少女が降りてきた、少女は「私の分も焼いて」と言って食パンを渡してきた。それを俺は手に取り一緒に焼いて皿に盛り付けて少女の前に出して座った。

 しかし俺はこの時点で一つの疑問があった………こいつ誰だよ!!この家は俺の一人暮らしだぞ。なんか前から住んでますよー!見たいな雰囲気出して「焼いて」なんて言われたからパン焼いたけどちょっと待て!俺はこの疑問を少女にぶつけようとしたとき

 「君さぁ、知らない人が家に上がって一緒に朝食とってるの見て何とも思わないわけ?」

 と少女が俺より早く言ってきた。

 「まぁ、こんな美少女と一緒に食べてたらこのままでも良いかなって思うのは分かるよ。でも少しくらい怪しんだら?」

 確かに美少女だと俺も思う。ポニーテイルにした綺麗な長い黒髪に白く綺麗な肌、いかにも美少女と言う文字が似合う少女とは俺も思うが自分で言うか?

 「確かに怪しいと思ったけどな、そんなに堂々とされたらこっちも困るんだよ!てかっ不法侵入だそ!」

  少女はあざとく「私を連れ込んだのは君じゃないか!」と言ってきたので俺は人生で一番の呆れた顔をした。

  「まぁまぁ、そんな顔をしない。これ見て思い出しなよ」

  少女はどこから出したか知らないが鋏を出してきた

 「もしかして、お前は!!」

 と言いかけて少女が「思い出したならいいよ」と言って立ち上がった。

 すると小高が「おーい!遅いぞ!!」と言って家に入って来た!

 「たかなしー!早くしてくれよなー」

 小高は部屋に入り俺では無く少女に目を向かせた。やばい!見られた勘違いされる!と俺の脳内にその文字だけが浮かび上がる。

 「小鳥遊って妹いたんだな!w」

 と小高は以外な反応を見せ、俺はこいつが馬鹿でよかったと心から安心した。

 「いや。小高こいつは俺の妹じゃ……」

 と言いかけたとき、

 「どうも初めまして!妹の小鳥遊鈴奈です!」

 と少女が言った!俺は呆然としたが小高はすっかり信じ切って「いやぁ、妹ちゃん可愛いねーw」とナンパするように少女に、話し掛けた。

 「ありがとうございます。お兄ちゃん達は学校に、行かなくて良いんですか?」

 と丁寧な言葉使いで小高に、話し掛けるが、こいつは人前では清楚を演じやがってと俺は思いながらかばんをとって小高を家から出した

 「おい!、小高もういくぞ!!」

 「もっと鈴奈ちゃんと話したいのになぁ!w」

 と笑いながら小高は俺の隣を歩いた。

 少し時間が過ぎた午後の1時5分、俺はベタな話だが体育館裏に立っていた。もちろん俺なんかがモてるはずも無く目の前にいるのは愛おしい女の子ではなくいかにも不良と見ただけで分かるような奴らだ。

 「おい!小鳥遊!!今日の分だせよ!」

 俺に話し掛けてきてのは見ただけで分かる子分のような奴だ。俺は毎日のようにカツアゲされていた。でもそんなにはとられないから生活には何の影響もないんだ。

 「渡したくねぇんなら良いんだけどよ。その代わりお前の妹くれよ!」

 「何で知ってんだ!」

 俺は考えるより先に言葉が出た。だってあいつの事を知ってるのは俺と、…小高か!!あの野郎!、もしかして今までカツアゲをさせてたのも小高なのか。

 「お前の妹可愛いらしいじゃねえか!1回位いいよなぁ!」

 俺は不良を押しのけて屋上に向けて走った。小高はいつも屋上で昼飯を食べているんだ。俺は屋上に着くと小高に向けて

 「小高!聞きたい事があるんだが!」

 「どうした?なんかあった??」

 と、小高は吞気に聞き返してきた

 「もしかして、あいつらに俺からカツアゲするように言ったのはおまえか?!」

 小高は、少し黙ってうんと答えた。

 「じゃあ、鈴奈の事を話したのはお前か?!!」

 今度は早く小高の返事が返ってきた。小高は、ゆっくり立ち上がって振り返った。

 「だって、お前はいつも楽しそうにして、俺と違って塾も習い事もしてないのに!!人気があってウザいんだよ!!!!テストだって毎回負けるし!!本当に天才って奴は嫌いだよ!!!俺だってお前みたいだったらどれくらい変わってたか!!」

 それは違う!!と言おうとしたとき

 「小鳥遊!!!逃げるんじゃねぇよーー!!!」

 と不良達が屋上の扉を蹴飛ばして来た。やばい!!と俺は思ったが不良達は首から血を垂れ流して倒れていった。鈴奈が血を一滴も浴びずにそこに立っていた。

 「おまけに!、そんな可愛い妹がいて羨ましいよ!、俺は!!」

 鈴奈は少しドヤ顔になっているがそんなことはどうでも良い!俺は小高に近寄ろうとすると!!

 「だから、俺は自殺する!!、ここから飛び降りて!!!」

 俺は呆然とした、こいつは本当に馬鹿なのかと思った。

 「安心しろ、遺書には小鳥遊からイジメを受けて自殺したって書いてるからさぁぁ!!!-」

 俺は小高を、止めようと近寄ろうとしたら鈴奈が俺を止めた

 「あの子を助けたいの?!止めときなよ。完全に頭が逝ってる止めたって無駄だよ。それよりさもっと面白いことをしようよ」

 鈴奈は俺にナイフを渡してきた。これで小高を殺して遺書を奪ってか!そんなの無理だ。俺には出来ない!!

 「殺したって私達が処理して上げるから…ね」

 俺は覚悟を決めてナイフを握った。その時の鈴奈の顔は初めて会ったときと同じように不気味な笑顔をしていた。

 「う、うあぁぁぁぁ!!!!!!」

 俺はナイフを持って小高の胸に突き刺した。ナイフは皮膚を貫き、骨を貫き、気管を貫いた。

 「うう、た、かな、し……なら俺を……たすけ……てく………れると……おも……のに」

 と小高は言うとパタリッと俺にもたれ掛かって動かなくなった。俺は選択肢を間違ったのかも知れない。鈴奈は誰かに電話をしている

 「うん……今すぐ処理お願い!」

 すると屋上に白衣を来た少し渋い先生が来た。この人はこの学校の保健室の先生だ。先生は死体を掴み焼却炉に突っ込んだ。この学校は何故が屋上に焼却炉がある。そして小高の死体と血塗れになった白衣と一緒に焼却炉に入れ、先生は掃除をして

 「おい!鈴奈全部片付けたぞ。」

 と言った

 「ありがとっ!くーちゃん!また集会で」

 先生はういっ!と返事をすると屋上から出て行った

 「さぁ、君は如何するの?小鳥遊君?」

 そんなの知るか!俺は人を殺したんだ!警察に捕まる以外ない!と思っていると。

 「小鳥遊君。警察に捕まる以外の選択もあるよ!」

 鈴奈の声に反応して上を向いたそんなのあるのかよ!と言いたくなる、そんな気持ちも鈴奈は見透かして「あるよ」答えた

 「それはね!私達の仲間になることだよ!」

 意味が分からない!!そんなことを言われてもどうせただの、殺人集団だろ!と思ったが今の俺に一番似合ってる場所か、と思うと少しホッとした。

 鈴奈は俺に向けて手を伸ばした。それを俺を強く握った。

 この時の選択は間近いなのだろうか。でも俺は知っている。この誘いは悪魔の誘いだということに、だが俺にとっては天使の誘いだったのかも知れない。




 どうでしたか?よかったと思ったらご感想等をお待ちしております。鋏が出てきましたが別に鋏が大好きという訳じゃありません。それではまた次も読んで下さると嬉しいです。
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