「講演を邪魔してしまい申し訳ありませんでした!」
「うむ構わん。構わんぞネギよ」
なんなのこの偉そうなキノコ頭。
ネギが杖で突っ込んでいった先のステージには信者に囲まれた一人のホクロメンがいた。それがこの男、メレブだった。
タイミングが良かったのか空を飛んでるところは見られてなかった。だが面倒なことにいきなり現れたネギに興味を持ったのか、日を改めて会わないかと言われた。
そして次の日の放課後(つまり今)、喫茶店にいる。
「メレブさんって学生だったんですね。とても大人びて見えたので驚きました。」
「ふふふ、そうであろう、そうであろう」
このコイツの言うとおり高等部の生徒らしいが、大人びているというよりただの老け顔だろう。
あとなんなのこのしゃべり方。ぶん殴りたくなる。
しばらく話してるうちに二人は意気投合してしまったのか、とても仲よさげにしている。
そしてネギの向ける目が高畑先生に対するものに酷似してきた。ちょっとヤバいんじゃないのコレ。
「ずっと話してばかりだったからお茶が冷めてしまいましたね。新しいものを頼みましょうか?」
「いや結構だ、ネギよ。そして話は変わるがお前は私の噂を聞いたことがあるかな。」
「はい、『病気の人を治す』とか、『スクーターに乗ったひったくりを早歩きで捕まえた』とか」
気持ち悪いなその光景。走りなさいよ。
「その噂についてなのだが」
「本当だ」
「なん・・・ですって・・・!?」
なぜ溜めた。あと何ブリーチ使う気なのよ。
「正直そのような身体能力を持っているようには見えません!アスナさんのように脳筋チンパンならまだしも!!」
誰がチンパンジーだクラァ!
「落ち着くのだチンパン。」
アンタは黙ってなさいよデスメタルやってそうな頭しやがって!
「あっ言ったな!あーもう傷ついたわー話す気失せたわー。」
いいから話を戻しなさいよ根岸。それとアンタの噂が本当か証拠はあるの証拠は。
「誰が根岸だ。火の無いところに煙は立たないのだよ。私は不思議な力があったからこそ教祖になれたのだ。」
「不思議な力?それは一体・・・?」
「見せてやろう。えい。」
・・・変わらない。
何がしたいんだろうこのブラックホクルー。
「メレブさん、何をしたんですか?」
「ネギ、喉が渇いただろう。私の紅茶を飲むがいい。まだ口を付けてないから」
「あっはい、頂きますってあっづい!?えっ熱い!?冷めてたはずなのに!?」
・・・これだけ?いやすごいっていうか便利だけど。
「私は昔から不思議な力が備わっていた。これはその一端に過ぎないよ。」
やばいネギの目がお父さんの話をしているとき以上に輝いている。
「この力は冷めてしまった食べ物などを温め直すほどの火力を持っている。私はこの力を」
「メラチン。そう名付けました。」
「なんてすごい力だ・・・!これならいつでも温かいお弁当が食べられる!!」
いやレンジを使いなさいよ。
週一とかで最新話書いている方ってすごいですね。
尊敬します。