閃乱カグラーDestiny dividerー 作:4WD skyline
利恩「おい……。死ぬ覚悟出来てるか?」
著者「え、なんで利恩そんな物騒なこと言ってんの……?」
利恩「でめぇ……どんだけ読者待たせてんだグォラァァァァ!」
著者「ごめんなさーい!」
利恩と飛鳥のにらみ合いがしばらく続いた。
そして、ーダッ!
と、飛鳥が利恩の元へと走る。
そして、左手の小太刀を利恩の左手を狙って振り下ろした。
だが、ーガキィィィィンッ!
という鉄と鉄が弾きあう音が響く。
「え⁉︎」
と飛鳥が驚いていると、利恩が右ストレートの拳を放とうとしていた。
気づいた飛鳥はすぐさま後ろに下がる。
「今のも、もしかして?」
と、飛鳥が呟く。
「ご迷惑!能力、鋼風《はがねかぜ》造式だぜ」
と、利恩は作り出した鋼の籠手を飛鳥に見せる。
「ご迷惑じゃなくてご明察じゃ……?」
と、利恩のおかしな日本語に未愛が呟く。
「……そだっけ?」
と利恩が呟いていると。
「隙だらけだよ‼︎」
と飛鳥がもう一回襲いかかる。
「!……ッこの!」
と利恩は焔風の操式を操り、火を自分の周囲に、竜巻のように発生させる。
「わわッ!」
と、飛鳥も炎に焼かれないように、『隠し球』を素早く置いて再び後ろに下がる。
「……あっぶね」
「こっちもそこそこ危ないけどね」
と、利恩と飛鳥が言った後、飛鳥はこう言った。
「でも、気づいてる?利恩君?」
と言った直後だった。
ーボフゥゥゥッ!
と、利恩の周囲に紫の煙が上がる。
「な、なんだ⁉︎」
と言った直後だった、
(!……体、が、動かねぇ……⁉︎)
突如として利恩の体が動かなくなってしまう。
(鎖か、何かで、縛られては、いない。……まさか!)
「……神経、ガスか……⁉︎」
「当たり!このままじゃちょっとどんじりだったから、インチキまがいだけど忍のやり方をね。利恩君には悪いけどこれで終わりだよ!」
と、飛鳥がこう言った後二本の刀を抜刀する構えをした。そして……
「秘伝忍法!二刀繚乱‼︎」
と言った後、『一瞬で』抜刀し利恩の体に大怪我しない程度にトドメを刺した。
「ふー、なかなか手強かったなー」
と、飛鳥が呟くと。
「え、あ、飛鳥さん!利恩は⁉︎」
と、未愛の心配する声が聞こえた。
「だ、大丈夫ですよ。気絶させただけですし、すぐに横にすれ、ば……」
と、飛鳥は途中で言葉を失った。
何故なら
「っ痛ぅー、あっぶね」
と、神経毒を浴び、そして飛鳥の秘伝忍法を受けたはずの利恩が、何事も無かったかのように立っていた。
いや、服は所々ほつれ顔には切り傷が、そして満身創痍の状態で、それでも気力だけで立っていた。
「そ、そんな!」
と、飛鳥が呟いた時だった。
(ウソ、体が⁉︎)
黒い何かが飛鳥の体を縛り付けていた。
「な、何これ……⁉︎」
「ヒント、陽のあるところにはいつも近くにあります」
と、利恩が焔風の造式で作り出した弓の弦を『矢を弦に掛けていない状態で』引き絞りながら言う。
「陽のあるところ……、ま、まさか『影』⁉︎」
「大正解。んでもって飛鳥、話は変わるけど、さっきの『ヒデンニンポー』って、要は必殺技みたいな物か?」
「そ、そうだけど……⁉︎」
「なら、こっちも見せねぇとな、必殺技!」
と、利恩が弦を限界まで引き絞った後こう言った。
「焔風、式ノ解!『鳳凰螺旋翔』‼︎」
と、言った直後、突如炎の矢が弦を引き絞った弓に現れ、利恩はその矢を放つ。
すると解き放たれた矢は、人など簡単に飲み込むような巨大な鳳凰の姿に変わり、螺旋を描きながら一直線に飛鳥へと襲いかかった。
そして……ードガァァァァァンッ!と言う轟音が鳴り響き、静かになった屋上には弓を持つ利恩、呆然とする未愛、そして気を失い倒れた飛鳥がいた。