超次元ゲイムネプテューヌ Origins Interlude 作:シモツキ
少し前から、スライヌ系モンスターの発見報告が急増した。原因こそ不明なもののモンスターの発見報告や被害報告が増える…つまり大量発生や活動の活発化は時折あり、それはそれなりに問題なものの……大概はギルドの討伐依頼特別発注や女神の活躍等で何とかなるし、該当するモンスターが比較的弱い個体ならば、報酬稼ぎやシェア稼ぎの面において不謹慎ながら『美味しい』と言える事もある。
だけど、スライヌの場合だけは違う。その現象だけならそれこそ『美味しい』とも言えるけど、その現象が意味する事を考えると、割とかなり喜ばしくない。何故なら…スライヌの大量発生は、とある規格外モンスターの発生の前触れである可能性が高いからである。
*
「…残念だけど、奴は発見されたよ」
数日前のある日。ケイが報告書と思しき書類を片手にそう伝えた。それを聞いた私はまず頷き、その書類を見せてもらうと同時にいくつか質問を口にする。
「その事について、各国はもう認識してる?」
「あぁ、リーンボックスとルウィーはまだ発見していなかった様だからこちらで勝手に情報を流しておいたけど、不味かったかな?」
「問題ないわ。で、プラネテューヌは既に認知済みだったって事は、奴が姿を現したのはうちとプラネテューヌとの国境辺りかしら?」
「厳密には若干うちよりだけど…その通りだね」
「じゃ、奴の向かう先は?」
「さぁ?それは本人…もとい本スライヌに訊いてくれ」
いつも通りの落ち着いた、どこか飄々とした様子もあるケイの声音。でも、表情はほんの少ししかめっ面になっていた。ま、それもそうよね…奴、グランディザストスライヌが現れたと訊いて喜ぶ有識者なんていないもの。
グランディザストスライヌ。バトル・スライヌだとかスラオシャンロンとか呼ばれるそのモンスターはそのあだ名の通り意味不明レベルの巨体を有していて、数十年から数百年に一度スライヌの大量発生の後に信次元へと現れる。過去の資料を読む限り大量発生したスライヌの集合体の様だけど…はっきり言って、このモンスターは信次元でも屈指の厄介モンスターと呼べる。
「…もし奴がうちの街中に来たとしたら、どうなると思う?」
「そんなの分かりきった事だ。前にキラーマシンによって行われた破壊が子供の悪戯程度に思える程の大損害を受けるだろうね」
「……ほんっと最悪な災厄モンスターよね…」
「……2点、ってところかな」
「何採点してんのよ!?別にウケ狙いで言ったんじゃないんだから採点しないでよね!後何点中か知らないけど低いわね!」
2点って…10点中だろうが100点中だろうが酷い点数じゃない…いやウケたらウケたで困るけど…。
……こほん。グランディザストスライヌの最も厄介な点は、その巨体さにある。特別グランディザスト…長いわね、やっぱ奴でいっか…奴は凶暴な訳でも広範囲を薙ぎ払う能力を持つ訳でもないけど、デカいという事はそれだけ重いという事で、デカくて重いものが動けば周りのものは次々と押し潰されてしまう。そんなのがラステイションにやって来たとしたら…ほんとに洒落にならないわ。
「寒い駄洒落はともかく、最悪という事には同感だよ。平和で余裕のある時に来たのは幸か不幸か…」
「だから狙って言ったんじゃないっての…あーあ、まさか私の任期中に来るなんてね。貧乏くじ引いちゃった気分よ」
「なら、貧乏くじに嘆きつつ監視だけして放置するかい?分かっているとは思うけど、奴は放置しておくのがベターな選択さ」
「……ケイ、MG部隊は確か二個中隊が正式稼働状態になっていたわよね?」
ケイの言葉を聞いた上で、私はそう返す。確かに放置がベターというのは分かる。奴は人や街を積極的に狙う傾向がある訳ではないし、倒すのは至難の技らしいから、下手に攻撃して怒らせるよりも自然消滅(消えてるのか分裂してるのか何処かへ去るのが謎だけど)を待った方が堅実ではある。だけどそれは…万が一に対して『起きない様に祈る』だけに他ならない。
「…撃破、するつもりかい?」
「えぇ、危険があるならちゃんとそれを取り除くべきよ。MG部隊のパイロットに大規模戦闘の経験をさせる良い機会でもあるしね。それに……」
「…それに?」
「--------私の任期中に奴が何回来るか分からないんだから、奴に対する『勝利』を知っておくべきでしょう?」
私は、自信に満ち溢れた不敵な笑みを…女神ブラックハートに相応しい笑みを浮かべる。そう、私は事なかれでやり過ごす気も…ましてや負ける気なんて、毛頭ないんだから。
*
ラステイション郊外、ラステイション国防軍によって設営された簡易拠点には、グランディザストスライヌ撃滅作戦に参加する国防軍人と軍務関係の教会職員、それに二人の女神が集合していた。
「いい?相手は単なるモンスターじゃない、生活圏に到達した場合は甚大な被害をもたらす『動く災害』よ。奴が人のいない方向に行くかもしれないけど、ラステイションに来るかもしれない。…貴方達に出撃を命じたのはそれが理由よ、分かってるわね?」
軍における最高権力者としての役目も待つ私(守護女神)にとっては、こうして指揮官としての仕事を担うのも職務の内だった。……とは言っても、具体的な指示は軍の上級士官や各部隊長が出すんだけどね。
「じゃあ、最終確認を…シュゼット少佐、頼むわ」
「了解です。本作戦は至ってシンプル、ユニ様の狙撃をスポッター代わりにしたパンツァー隊が長距離砲撃、それによって目標から分離した分体をノワール様と俺達MG隊で叩くってだけだ。整備の方は各々頼むぜ」
「シンプルな説明ね…まぁいいわ。此の期に及んで作戦内容が頭に入ってない人なんていても困るし」
「そういう事ですぜ、ノワール様」
「指揮官らしくない指揮官で申し訳ありません、ブラックハート様…」
MG第一中隊隊長でありMG部隊長でもある、シュゼット少佐はなんというか、大変ラフな感じに説明を締めくくった。それを聞いて額を押さえつつ、私に謝辞を述べるのは第二中隊長兼副部隊長であるクラフティ少佐。二人共、指揮官であり…ラステイションMG部隊の誇る二大エースでもある。……前作終盤でやっと試作機が出てきたばかりの機動兵器なのにもうエースが?とかいう無粋な質問は受け付けないわよ?
「それじゃ、各員持ち場に……っと、あれは…ユニ!」
「あ、うん!……合ってる、奴だよお姉ちゃん」
地平線の彼方、そこにほんの小さな水色の何かを発見した私は即座にユニへ声をかける。それを受けたユニはX.M.B.のスコープでその何かを確認、結果を私に伝えてくれる。
「想定より若干早いけど…こんなものよね。パンツァー隊の有効射程距離に入るまで後どれ位?」
「凡そ十五分から二十分、射程ギリギリでもいいならもっと速いよ」
「ありがと。……しかしほんとユニの武器の性能高いわね…」
元々超長距離での攻撃はメインとしていないとはいえ、大型マシンであるパンツァーBのカメラアイより高性能なX.M.B.のスコープには驚きを隠せない。…けどまぁ…流石はユニとうちの国の技術者ね!……っと、そんな事言ってる場合じゃなかった。
「各員持ち場に着いて!パンツァー隊の有効射程に目標が入り次第作戦開始よ!全員気張りなさい、作戦失敗なんてさせないし、そしてそれ以上に死ぬ事は許さないわ!だから、生きて作戦成功させる様全力を尽くしなさい!」
『了解ッ!』
号令と共にMGパイロットは自機、整備班は補給所、パンツァー隊の遠隔指令担当と職員は拠点内の指揮所、そして私とユニはMGとパンツァーBの上空へと移動する。
それから約十分後、私達と国防軍は展開を完了し、目標が有効射程距離に入るのを待つ段階となった。
「おいおい…あんなデケェのかよ…」
「山や城が動いてるのと大差ないっすね、これは……」
MGパイロット達のどよめきが、耳に装着した小型イヤホンマイクから聞こえてくる。とはいえそれも仕方のない事。数多のモンスターと戦ってきた私ですらこんな…ほんとに山や城と見間違うレベルのサイズのモンスターとは会った事がないんだから、軍人とはいえ普通に暮らしてた人である皆が驚かない訳がない。むしろ、あれ程の巨体を見ても逃げ腰になる者が一人もいないだけありがたいものね。
「あの巨体じゃ、通常装備での攻撃が致命傷になる事なんてまずないわ。だから功を焦らず、役目に専念しなさい」
「……ノワール様、少々いいですかい?」
私が念を押すと、今度はシュゼット少佐から単独での通信が送られてくる。
「…何かしら?」
「戦闘開始から暫くは最前線から一歩退いてくれませんかね?」
「何よ、私が邪魔になるっていいたい訳?」
「まさか、邪魔になるどころか大活躍するに決まってますぜ。…けど、今あいつらは士気が上がってるんすよ、『ノワール様とユニ様に自分達の勇姿を見せたい』って。この作戦は軍が戦う事にも意味があるんでしょう?……ですから、最初だけでいいんで見せ場を、譲ってくれませんか?」
「……いいわ、うちの国防軍がどれだけ頼もしいのかを私とユニに教えて頂戴。…期待してるわよ?」
「期待に応える事を約束しますぜ、ノワール様」
総司令と前線部隊長という、管理職同士の会話はそれで終わる。…部下の命を預かる立場として、私に物怖じせず進言が出来る度胸と部下を気遣える気概、その二つがあるから自称指揮官に向かないって言ってた少佐を部隊長に任命したのよね。
「……お姉ちゃん、有効射程到達まで残り十秒切ったよ」
そして、遂に作戦開始の時間がやってくる。カウントダウンを行うユニの声を聞きながら私は各隊に思いを馳せる。
再編された国防軍初の大規模戦闘で、不安が全くないかと言われれば…正直、無いとは言えない。だとしても、私が戦うと決め、皆を戦いの場に出させたんだから、私には勝つべき義務がある。……なーんて、気負う必要はないわね。だって、ここにいるのは優秀な私の妹と、私の加護と祝福を受けた国民なんだもの。
「……4、3、2……お姉ちゃん!」
「えぇ!パンツァー隊……攻撃、開始ッ!」
宙で腕を組んで仁王立ちしていた私は腕組みを解き、右手を右へと振るう。
その瞬間、私の頭上を駆け抜ける一条の光。シェアエナジーを帯びたそのビームは正確にグランディザストスライヌのど真ん中へと直撃し、僅かながらも奴の巨体を震わせる。
更に、それを追う様に次々と放たれる重粒子ビーム。ユニの狙撃と違いど真ん中にこそ当たらないものの、殆どがその身体へと突き刺さり奴を震わせていく。
「並のモンスターなら、これで塵になってるんでしょうね…」
「だな。まぁ奴もそうだったら俺等はとんだ取り越し苦労…っと、もう無駄口は叩いていられねぇみたいだな」
超長距離からのビームを立て続けに受けた奴は一瞬歩みを止めた後、ぼたぼたとスライム状の身体の一部を地面へと落とす。一見すればダメージによって剥離した様にも思えるそれだけど…それ等はぶにゅん、と脈動した次の瞬間スライヌ独特の顔が浮かび上がり、射撃元…つまり私達の方へと動き出す。
「うおっ、速ぇ!」
「だから掃除担当が必要だった訳っすか…!」
「へっ…シュヴァルツ1から各機へ、やっと俺等も仕事開始だ!もう今更確認する事なんてねぇ、とにかく分体を叩いてパンツァー隊の射線をクリアにしてやるぞ!さぁ、我等が女神様にいいとこ見せてやろうぜ…全機、状況開始!シュヴァルツ中隊各機は俺に着いてこい!」
『了解ッ!』
「それと、今後の全体指揮は任せたぜ、アーテル1!」
「あ、ちょっと!?…んもう、これだからシュゼットは困るってのよ…!アーテル中隊各機、あたし達は前衛のシュヴァルツ中隊の援護がメインだよ!前に出過ぎず、前衛が多少やんちゃしても大丈夫な様にしてやりな!」
『はいッ!』
通常種と互角、或いはそれ以上の速度で接近する分体に、またもどよめきが起きかけていたけど…中隊長二人が即座に指示を出した事でパイロット達の意識は切り替わり、楔状の陣形を取って突撃する第一中隊と扇状に広がって支援を始める第二中隊へと瞬時に分かれる。…さぁ、お手並み拝見よ。
*
「貰ったぁッ!」
機体右腕部で保持した重機関砲によるセミオート射撃を浴びせ、その場で怯んだ分体を左腕部のラックライフル下部に装備されたブレードで叩き斬るシュゼット機。スラスターを吹かしてバックステップしつつちらりと左右に目をやると、彼と同じく第一中隊機が分体を撃破している。
開戦から数分後、首尾は上々と言ったところだった。
「シュバルツ8からシュバルツ14、もう少し前に出ても大丈夫よ!逆にシュバルツ1、あんたは前出過ぎ!援護要らないの!?」
「はっ、お前なら出来るだろ?クラフティ」
「あたし以外じゃ上手く援護出来ないから言ってんのよ!」
と、シュゼットへ文句を言いつつもクラフティ機は跳躍。そこからスラスターと姿勢制御翼をフル稼働させる事で滞空し、左右の腕部で持つ二丁の軽機関砲の連射をシュゼット機前方へとばら撒く。それを受け立ち止まってしまった分体は、重機関砲を重剣へと持ち替えたシュゼット機の二刀流により次々斬り飛ばされていく。
シュゼットとクラフティを中心とした機動兵器群……ラステイション国防軍に正式採用されたMG、『ラァエルフ』部隊はノワールの参戦無しでも瞬く間に分体を殲滅したのだった。
「相変わらず仲良しですなぁ」
「言い合いながら大立ち回りなんて羨ましいぜ…」
「それはどうも!殲滅したんだからすぐパンツァー隊の次弾が来るわよ!機体を灼かれたくないなら散開する事ね!」
そう、MG部隊はあくまで露払い兼掃除担当であって、本体を叩くのはパンツァー隊の仕事。それの邪魔になっては本末転倒であり、全機がその指示の元左右に分かれたのは当然の事だった。
パンツァー隊の射線上から退避が完了するや否や、ユニの狙撃が駆ける。この狙撃はパンツァーBの砲撃先導が役目であり、最低限当たれば役目は果たせるが…彼女の狙撃は重兵器の砲撃にも比肩する火力を有していた。
そのユニの狙撃とそれに続くパンツァー隊の砲撃により、再びグランディザストスライヌの巨体は震え、身体から剥離したスライムがスライヌとなって侵攻を開始する。そうなれば…MG隊の仕事再開である。
「第二波…ここは決して強くないわよ!きちんと隊列組んでいけば無駄なく落とせるわ、いいわね!?」
「けど無理はすんなよ、死んだらノワール様に怒られちまうぜ?」
個人での戦果を全く意識せず正確な援護と指揮でもってMG隊に有利な状況を作り続けるクラフティと、敢えて敵陣の奥へと突っ込み暴れる事で分体の注意を引き、危険を一手に集めていくシュゼット。そして隊長二人には劣るものの、自分の任務は不足なく遂行する各員によって第二波、第三波、第四波と本体から離れ護衛となる分体を撃破し続けるMG部隊。
されど、徹頭徹尾想定通りに動いてくれるとは限らないのが現実というもので、その現実がMG隊の一機へと襲いかかる。
「な……え……ッ!?」
前衛、つまりシュバルツ中隊の一機がシュゼット機へと仕掛けようとした分体を攻撃しようとした瞬間、逆に側面から別の分体に仕掛けられ、右の脚部が爆ぜる。
彼等の乗るラァエルフは当然ながら装甲を有しており、分体の体当たりや頭突き一発で貫かれる様な柔な強度にはなっていない。しかし装甲と言うものは得てして関節部には装備出来ない物であり、対する分体は本体と同じくスライム状の身体を持っている為に関節部、そしてその奥へと入り込み易い性質を持っている。それ故に膝関節が爆ぜてしまい…彼の機体は横転してしまうのだった。
「不味い……ッ!」
「シュバルツ17!くそっ、こっちは動けねぇ…!」
「なら俺が吹き飛ばして…!」
「止めなさい!スライヌ相手に重機関砲なんかで助けようとしたら貫通してフレンドリーファイアになりかねないでしょうが!」
「じゃあどうすればッ!?」
横転した機体へとのしかかる複数の分体。すぐ近くの数機が火器で蹴散らそうとするも、同士討ちを危惧したクラフティが静止。それを受けて火器を構えていた機体が慌てて近接格闘兵装を抜き放つ……が、その数瞬の間に関節部を中心に次々内部をやられていくシュバルツ17の機体がスパークを始める。
その時、彼等は思った--------彼は助けられない、と。戦闘というものを知っているが故に思い至ってしまったその答えに、誰もが歯嚙みをする。彼の救出を諦めた者はいないが…それでも、分かってしまうものは分かってしまうのだ。
そしてそれは襲われている最中の彼も気付いてしまう事であり、彼はせめて一矢報いろう…と機体の動力炉を暴走させようとする。
他の分体に阻まれ動けない隊長二人と多くのパイロット。近接格闘を行うには距離の開き過ぎている数名のパイロット。動力炉暴走による自爆を図ろうとしたシュバルツ17。
だが……
「『インパルスブレイド』ッ!」
----------------彼等MG部隊員の直感が、当たる事はなかった。
黒の流星が如くのしかかる分体へと肉薄した女神…ノワールは、大剣による連撃で複数の分体をまとめて斬り刻み、大剣を振るう事で発生した風はその残骸を吹き飛ばす。
こうなる事を分かっていたのか、それとも襲われるのを見てから動いたのか、それは彼等には分からない。しかし、彼女の行動により死ぬと思われた一人が死を免れたという事は、紛れもなく事実だった。
「…機体は最悪放置しても構わないわ、誰か彼を拠点まで送って頂戴」
大剣を払い、剣に残った残骸も地に落とすノワール。彼女の命を受けて一人が彼を送ろうとする最中、その彼が声を漏らす。
「…ありがとうございます…それと、すいません……」
「すいません?変な事言うわね、国民を守るのが女神の仕事なのよ?それともなに?貴方は私の命令を無視しようとしてた訳?」
「そ、そういう訳では……」
「だったらいいじゃない。この際だから皆に言っておくわ」
イヤホンマイクを操作し、拠点の面子にまで通信が届く様に切り替えたノワール。一拍置いて、彼女は全員へと言い放つ。
「私…ううん、私達守護女神が軍を再編したのは貴方達国民に代わりに戦わせる為でも、私達が安全な場所から眺める為でもない。…私達だけじゃどうしても何とか出来ない時、少しでも私達を支えてほしくて作ったのよ!それに、貴方達は軍人だけど私の大切な国民でもあるわ!だから覚えておきなさい!貴方達は…私に頼って良いんだって!ラステイションの女神は、頼りにしてくれる人を、助けを求めてる国民を見捨てる事なんて絶対にしないわ!」
大剣を構え、ノワールは大見得を切る。彼女はその後、出るのが早過ぎたかしら?とシュゼットへと個別での通信を送るも、シュゼットから返ってきたのは言うまでもなく感謝の言葉だった。
一度味方のピンチを味わったMG部隊。しかし彼等の士気は下がるどころかむしろより一層上昇し、今まで以上の奮戦を見せる。彼等の心に不安などない。その場には最も頼りとなる存在が……そう、彼等には彼等を想う女神が、側で共に戦ってくれているのだから。
今回のパロディ解説
・ラァエルフ、大地に立つ
機動戦士ガンダムに登場する、各話タイトルの一つのパロディ。大地に立つというか、登場時から既に立ってるか膝立ち的状態になってるんですね、ラァエルフは。
・バトル・スライヌ
マクロスシリーズに登場する、バトル級万能攻撃空母の名前のパロディ。別にグランディザストスライヌが変形して人型になったりはしませんよ?
・スラオシャンロン
モンスターハンターシリーズに登場するモンスターの一体のパロディ。何となくこの戦闘は砦防衛戦を意識しています。格好良くていいですよね、砦防衛戦。