「...寒い...。」
今は12月。肌を刺すような寒さが私に襲いかかる。
家にこもっていても、やはり寒いものは寒い。
「にとりのところに行けば少しは暖かいかも。」
よく分からない機械がたくさんあるし。
「よし! そうと決まればすぐに行きましょう。」
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「おーい。にとりー!いるー!?」
「おや、いつぞやの厄神じゃあないか。」
「あら、あなたはたしか...。」
「魔理沙だ。霧雨魔理沙。見ての通り魔法使いだぜ。」
確かに黒白の魔女のような格好をしていた。それで魔法使いじゃなければただの痛い人だろう。
そんな姿をしていいのはハロウィンだけ。
というより、そんな格好で寒くないのだろうか。
「私は鍵山雛。あなたのいった通り厄神よ。魔理沙。
ところでにとりに何か様?」
「あぁ、今日は特別寒いからな、こうして暖を取りに来たってわけだ!」
「あら、奇遇ね、私もなのよ。」
「...でも...留守みたいだな...。」
魔理沙は私の横で、がっくりとうなだれた。
「はぁ。他を当たってみるか...。」
「...にとりの居場所に心当たりならあるけど...」
「ホントか!?」
今度は魔理沙は目を輝かせた。こんなに寒いのに元気ね...。
「多分、地下の研究室にいると思う。こないだはそこで実験してたし...。」
酷い目に合ったが。
「へぇ。じゃあ行ってみるか。 それにしてもにとりの事、よく知ってるんだな。」
そう言われると、少し顔が熱くなった。
「...///だってにとりは私の友達だもん...。」
「へぇ。ともだちかぁ。本当にそれだけかぁ?」
ニヤニヤしながら魔理沙は問い詰める。
「///...なによ...」
私の顔は熱いままだった。
そうこうしている内に、私と魔理沙は目的地へ着いた。
「おーい。にとりー?」
「あれ?雛! それに魔理沙! よく来たね! 今日はどうしたんだい?」
にとりが嬉しそうに私に飛び付いてきた。
私が抱き止めてやると、魔理沙は横でニヤニヤしていた。
魔理沙め、後で厄まみれにしてやる。
「あぁ、今日は遊びに来たぜ。コイツと一緒なのはたまたまだ。」
暖を取りに来たとは言わなかった。
「まあ外じゃ寒いし入って入って!」
「「お邪魔しまーす。」」
私達はにとりに連れられ前回の研究室に来た。
「魔理沙!頼まれてた例のブツ、完成したよ!」
「本当か!?にとり!!」
「うん!試しに撃ってみる?」
「ああ!今すぐ撃つ!」
にとりの作った兵器を今ここで使うということなのだが、嫌な予感しかしない。
あとにとりって魔法系苦手じゃなかったっけ?
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「...意外と...小さいんだな...。」
「ふふふ。小さくてもパワーは凄いよ! まぁ使ってみてよ!」
「...どう使えばいいんだ?」
「ええと、確かここを...」
ポチッ
ドゴォォォォォン
研究室に大穴が空いた。
「「「............。」」」
「...ええと...もしかしてこれを弾幕に使うつもり...とか言わないよね...。」
「使う。」
「即答!? ってか当たれば死ぬよ!」
にとりも私の横で口をパクパクし、青ざめていた。
「...ええと...まぁ...河童の科学は世界一だからね...出来んことはないし...」
にとりの想定以上のパワーだったようだ。
私の悪い予感はまた当たった。
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「いやぁ、さっきのは凄かったな。」
「...うん。想定以上だった。」
「危険過ぎるわね...」
私達は今日はにとりの家に泊まる事にした。
今は晩ごはんの準備中だ。私は一人暮らしだから家庭料理位なら出来るけど...問題はこの二人だ。
「あなた達...料理出来るの...?」
「キノコ料理なら。」 「串きゅうりなら。」
論外だった。
「...はぁ。とりあえず教えてあげるから手伝いなさい。」
「「はーい!」」
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「魔理沙ー。このお魚切ってー。」
「なにを言いやがる!ニトリハイム!医者でもねぇ私にそんな事しろってか!」
「早くしろ魔理沙!そこの包丁でこの魚を断て!!」
「うるせー!そんなに切ってほしけりゃ切ってやるぜ!」
「ああ!切って欲しいのだァァァァァ!!!」
「うるさい。」
私はうるさい二人を軽く叩いて料理に集中した。
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「ふぅ。出来たわね。」
「わぁぁぁ!美味しそう!さすが私のお嫁さん!」
「///もう、何いってんのよ!」
魔理沙は相変わらず私の横でニヤニヤしていた。後で厄まみれにしてやる。
「「「いただきまーす!」」」
「うん!美味い!やっぱり自分で作った料理は最高だな!」
「うんうん!」
「あんた達はきゅうりの酢の物しか作ってないでしょうに...。」
...うん。美味しい。我ながら良く出来たと思う。
それから私達は30分くらいたっぷり時間を掛け、完食した。
「「「ごちそうさまでした。」」」
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あれから私達は風呂に入り、布団を敷いて寝た。
みんなはすぐに寝てしまったが、私はどうしても魔理沙のニヤニヤが忘れられず、羞恥に悶えていた。
-続く......かも...-
多分続く。