絶剣の技を持ちし者   作:魔神オルタちゃん

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青い悪魔編
無双回とおめでた回です。
カ「なにがおめでたなんだ?」
わかるでしょ?ユウキちゃん?ユナちゃん?
ユウキ&ユナ「!?」////
カ「な、なあ?教えてくれないか?」
ユウキ&ユナ「し、しらない‼」
カ「あっおい‼」
では本編どうぞ‼
カ「いやちょっとm」


青い悪魔 後半

 

安全エリアを出て30分が経過。こういう時に限ってたくさんのモンスターと遭遇してしまい、俺たちが軍の連中に追いつくことはなかった。

 

ク「ひょっとしてもうアイテムで帰っちまったんじゃねえか?」

カ「いや、あれはプライドの高い男だ。ボスを目の前にすぐ帰るとは思えない。」

ユナ「簡単には退く連中じゃないというのは誰でも知ってるころだからね」

 

クラインがおどけて言った言葉を俺とユナはすぐに否定していた。キリトたちも不安が拭えないかさっきからまともに口を開いていない。

そしてその悪い予感は的中する。

 

「あぁぁぁ・・・」

 

かすかに聞こえたそれを悲鳴だと判断するのに時間はかからなかった。

瞬間、俺たちは声のした方向へ全力で駆けた。

 

カ「まったく‼世話を欠かせる連中だ‼」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カ「·····間に合え!!!!」

 

敏捷パラメーターにものを言わせて全力疾走すると、すでに左右に大きく開いた大扉が見えた。部屋内部に響く金属音と悲鳴が状況の理解を早める。

 

キ「おい!大丈夫か!」

 

キリトが部屋に半身を入れつつ、叫ぶ。

俺はとっさに内部にいる軍の人数を数えるが、二人足りない。なんてことだ······!!くそっ

 

カ「キリト!二人いない!」

 

キ「·····ッ‼」

 

俺の言葉にキリトは顔をしかめる。転移結晶を使って脱出したのならいいがHPを全損させて消滅したとなると状況は最悪だ。何よりあいつだ。そう考える間にも軍の一人がグリームアイズの振り回す斬馬刀に直撃し、吹き飛びながら床に激しく転がった。HPバーは赤色に染まり、危険な状態であることを示している。おまけに俺たちのいる入口と軍の部隊との間で悪魔が暴れており、このままでは離脱することは難しい。

 

キ「何をしている!早く転移アイテムを使え!」

 

床に倒れている男に向かってキリトが叫ぶが、男は絶望したような顔で、

 

軍「ダメだ・・・!クリスタルが使えない・・・!」

 

と叫び返してきた。

 

カ「結晶無効化空間だと!?」

 

予想外のトラップに俺は驚きを隠せなかった。<結晶無効化空間>。迷宮区で稀にあるトラップだがボス部屋がそうであることは一度もなかった。ならさっき確認できなかった二人は・・・俺が最悪の事態を想像したその時、

 

コ「何を言うか・・・ッ!我々解放軍に撤退の二文字はあり得ない!戦え!戦うんだ!」

 

一人のプレイヤーが剣を掲げて怒号を上げているのが見えた。間違えなくコーバッツだ。

 

カ「バカなことをいってんじゃねー‼」

キ「いいからさっさと退くんだ‼」

そこで声をあげていたのはコーバッツであった。剣を掲げ悪魔に対して言った。

俺もキリトも思わず叫んでいた。部下二人が死んでいるというのにあの野郎は今更何を考えているのか。全身に怒りが込み上げてくる。

 

ク「おい!どうなってるんだ!」

 

その時、先ほどおいて行ってしまったクラインたちが追いついてきた。

キリトが状況を説明する。

 

ク「なんとかできないのかよ・・・」

 

カ「·······ッ!!」

 

言葉が出ない。俺たちが切り込めば退路を開けるかもしれないが結晶無効化空間である以上それはあまりにリスクが大きすぎる。

 

コ「全員突撃ッ!!!!」

 

俺が躊躇っているうちに態勢を立て直したコーバッツが突撃の命令を出した。

 

キ「やめろ・・・っ!!」

 

必死に叫ぶが届かない。あまりにも無謀な突撃にグリームアイズが一瞬だけ笑みを浮かべる。

そしてそのまま仁王立ちになると、雄叫びとともに青白い息を吐く。やはりブレス攻撃があったか····!!悪魔のまき散らす息に包まれた軍の突撃が目に見えて遅くなる。

そこにすかさず巨剣による一撃がたたきこまれ、一人がすくいあげられるように斬り飛ばされた。コーバッツだった。

 

コ「有り······得ない·····。」

ゆっくりと動いた口はそう呟いていた。

それだけ言った直後、HPを全損させたコーバッツのアバタ―は不快な効果音と共に無数のポリゴンとなって飛散した。あまりにもあっけなくそれでいて確実に死を感じさせる光景に隣にいたアスナとユウキとユナが短い悲鳴をあげる。

 

ユウキ「だめ····だめだよ·····」

 

かろうじて聞こえたユウキの声。俺は咄嗟にユウキの腕を掴んでいた。

 

ユナ「カイト·····っ!でも······!」

 

早くしないと間に合わない。そう言わんばかりにユウキは俺を見つめる。

 

カ「わかってる。だから・・・」

 

転移結晶を使って脱出ができない以上、選択肢は一つ。誰かがボスを引き付けて戦わないといけない。それも生半可な攻撃ではダメだ。重く鋭い攻撃を与え続ける。ダメージディーラーたる俺のすべてを賭けて・・・

 

カ「ユウキ、アスナ、クライン!10秒だけ時間を稼いでくれ!ユナ‼歌を頼む‼」

 

四人に向き直ると俺は叫んだ。一瞬だけ何のことか分からないという顔をしたが三人ともすぐに

 

ア「うん!わかった!」

 

ク「まかせとけ!」

 

ユナ「わかったわ!」

 

ユウキ「わかった‼」

 

と返事をしてくれた。そして武器を構えるとボスへ向かっていく。まったく頼りになる相棒たちだぜ。

 

ユウキ達が駆けていくのと同時に俺は左手を素早く振って、メニューウインドウを呼び出した。ここからは時間との勝負。鼓動が速くなっていくのを感じながら、俺は指を動かす。装備フィギュアの右手部分に触れる。すぐさまアイテムリストが表示され、その中にある一本の魔剣を選択。すべての操作を終え、OKボタンをクリックしてウインドウを消すと、腰に新たな重みが加わった。

キリトのほうを見やる。俺と同じ結論に至ったのだろう。すでに二本の片手剣を背に装備していた。

 

それだけ確認して、俺とキリトは3人に向かって叫ぶ。

 

カキ「「いいぞ!!!!」」

 

俺たちの声を聞いて、背を向けたまま頷くと、ユウキとアスナは鋭い声とともに、ソードスキルを放った。

 

ア「ハアアアアアアアアア‼」

ユウキ「セイヤアアアアアアアアア‼」

 

美しい残光を引いた二つのソードスキルは、グリームアイズの振り下ろした剣と衝突して強烈な火花を散らした

耳をつんざくような音とともに三人がノックバックし、ブレイクポイントができる。

 

アユウ「「スイッチ!!」」

 

そのタイミングを逃さずに叫ぶと俺たちは敵の正面に飛び込んだ。硬直から解放された悪魔が剣を振り下ろすがキリトが剣をクロスさせて攻撃を弾く。

弾かれたことによってバランスを崩した悪魔の懐に素早く潜り込むと、俺は腰から剣を抜き、攻撃を始めた。

 

カ「はあぁぁぁ!!!」

 

これが俺の隠し技、エクストラスキル<絶剣技>だ。その破ノ型〈烈華螺旋剣舞(れっからせんけんぶ)〉を発動させる。連続十六回攻撃。まばゆい光と禍々しい光を放ちながら剣戟は左、右、上段、下段へと続いていき、悪魔の体全体に直撃していく。そして俺と同時にキリトも<二刀流>の剣技を放つ。飛び散る星屑のような攻撃は悪魔に確かなダメージを与える。たしかスキル名は<スターバースト・ストリーム>。全十六連撃。合計三十六連撃。

 

ここまでの攻防で俺、キリト、悪魔ともに、HPが危険域まで落ちていた。

そしてソードスキルが終了する。俺もキリトもシステムに硬直時間を課せられてしまった。

悪魔はそれを見て勝利を確信したのだろう。勝利宣言ともいえるような雄叫びを上げて剣を俺たちに下ろしてくる。 しかし。

 

グオオオオオオオオオウ!?

 

斬馬刀は俺たちに当たることなく空中で停止した。悪魔は自分の身に何が起きたのか理解できないという表情のまま痙攣している。ギリギリ間に合った・・・!

 

キ「カイト、何を?」

 

キリトが聞いてくるが今は時間が惜しい。麻痺の時間はあと三十秒といったところか。

 

カ「これで方をつける」

 

キ「·····分かった」

 

動けなくなった悪魔に向かってキリトはとどめのソードスキルを発動させた。二刀流上位剣技<ナイトメア・レイン>。先ほどと同じく十六回の連撃。

そしてキリトの最後の一撃に合わせて俺も〈絶剣技〉を放った。〈絶剣技〉として登録した剣技。闇と光を纏い攻撃方法と威力が増した絶剣技破ノ型〈烈華螺旋剣舞(れっからせんけんぶ)〉として変わった絶剣技。

 

カ「破ノ型〈烈華螺旋剣舞(れっからせんけんぶ)〉!!!十六連!!!!電火‼!!!!」

 

攻撃は麻痺によって体の自由を奪われたグリームアイズの腹にヒットし、闇と光の閃光が刻まれた。

 

ゴァァァアアアア!!

 

最後の一撃を受けたグリームアイズはけたたましい咆哮とともに膨大なポリゴンとなって爆散した。部屋中にきらきら輝く光の粒が降り注ぐ。

 

カ「終わったな・・・・」

 

悪魔の消滅を確認しながらつぶやいた。この言葉は今の俺にも当てはまるのだが・・・まあいいか。キリトたちが、何よりユウキが無事だったんだから・・・

 

ユウキ「お疲れ様!カイト!」

ユナ「まったく····心配させないでよね」

カ「·····っ‼」

 

カイトは気づいた。彼女たちが泣いているのを·····。

泣かせたくなかったそんな感じの気持ちと罪悪感で胸の中がいっぱいになっていた。

 

カ「な、なんで·····泣いている⁉」

ユウキ「·····だって····グスッ····カイトが····やられたらどうしようかと·····」

ユナ「本当よぉ·····心配させないでよぉ····」

 

ダキュ

 

ユウキ&ユナ「「!?」」

カ「朝の返事をしよう·····」

ユウキ&ユナ「·······ふぇ?」

カ「我が儘だが·····俺はお前たちと結婚したいと思っている」

ユウキ&ユナ「ふぇ、ふぇえええええええええ⁉」

カ「ダメ·····だろうか?」

ユウキ「·····そんなことないよ···」

ユナ「ええ·····むしろ嬉しいことよ」

カ「ならっ‼」

ユウキ&ユナ「ただし‼」

カ「·······ッ⁉」

ユウキ「ちゃんと幸せにしてね?」

ユナ「捨てたりしたら···来世まで恨むから」

カ「ふふ·····さらっと恐ろしいことを言うなよ」

 

こんな感じで二人と結婚する事になった。クラインはキリトにスキルについて聞いてるらしく残ってた軍の連中は攻略完了の知らせに行ったようだ。しばらくの間俺たちは今出来る限りの時間ずっと抱き合っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このままこいつらと一緒にいれることを願おう。

 




はい。結婚。しかもユウキちゃんとユナちゃんと
成し遂げたぜ·····
次はヒースクリフ戦か·····
キリト····君に任せた‼
キ「え、え⁉ちょ、ちょっと⁉どういうことなんだ⁉」
カ「キリト·····任せた‼」
キ「カ、カイトまで·····」
ではまた次回‼ヒースクリフ戦  
デュエルスタンバイ!!!
キ「なんだよ⁉いっt」
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