2度目の人生はワンピースで   作:恋音

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第163話 最高のフィナーレ

 

「───なんてな」 

 

 怪物は笑った。この世の全てを笑う様に。

 

「……フハハハハッ!アーッハッハッハ!」

 

 大声を出して腹を抱える。ダイスもバカラもタナカも高笑いはせずとも口元に笑みを浮かべてテゾーロの傍らに居た。唯一、普段うるさいシーナだけが静かで、その足音すら無かった。

 その空間には異様という言葉がピッタリ。

 

 追い詰められて気が狂ったのか、とは思った。

 何が楽しいのか分からない。

 

「なんで笑ってるの…アイツ……」

 

 狂い咲きの桜の様に場違いな笑い声を発し続けるテゾーロの様子にナミが思わず数歩下がる。いつの間にか地面はカタカタと揺れていた。何が起こったんだと目を白黒させる。

 

「勝負? 勝負だと…? これはショー、一方的なショーだ!お前達は()()の手によって踊る!」

 

 低い声で疑問を口にし、パチンっとテゾーロが指を鳴らすと地面から金が現れた。その金の塊を見て一味は顔を青くする。

 

「リーッ!」

 

 黄金により自由を奪われたリィンと、別行動をしている筈の2人。3人が地下から天空劇場に姿を現したのだ。

 開かれた視界、周囲を見回してドレークは思いっきり舌打ちをする。

 

「なるほどな、上手くいくと騙されていたのは俺達の方か……」

「その通り!」

 

 両手を広げテゾーロは笑う。いや、嘲笑(あざわら)う。

 バレているなら仕方が無いとホーキンスはすぐさま能力を発動させた。

 

「〝降魔(ごうま)の相〟」

 

 体が(わら)に包まれ、指には五寸釘。魔術師の通り名に相応しい禍々しい格好だ。関節という関節は見つからない、故にしなる鞭の様に素早い速度でテゾーロを襲った。

 

「遅いな…──っ!」

 

 テゾーロは簡単に防いでしまうが、盾となった黄金の隙間からウソップの狙撃が通った。火薬星、それが爆発してテゾーロは流血する。なんてことは無い、ただの擦り傷だ。

 

 開戦の合図。

 こうなってしまったら真正面からやり合って勝つしかない。それが彼ら海賊のやり方だ。

 

「テゾーロ様、ここは私が」

「いや…───」

 

 最弱である自分でも倒せるだろうと申し出たバカラを制しテゾーロはニヤリと笑う。

 

「──俺だけで充分すぎる」

 

 その言葉を発すると飛びかかってきたゾロとドレークを黄金で受け止めた。先程は砕けていた筈の黄金の硬度の高さに驚き思考が停止する。

 

「少将!ゾロさん!」

 

 思わずと言った様子でリィンが叫ぶと重い金が2人を弾き飛ばした。それと入れ替わりルフィとサンジ、そして再びホーキンスがテゾーロを狙う。しかし怪物はそれすらも避けてしまう。

 シーナ以外の幹部は巻き込まれない様にと避難してしまった。

 

「シーナ、貴方も早く離れなさい」

「いえいえ私はこちらに残りますよ」

 

 シーナは手をヒラヒラと振りながら数歩下がるだけに留まる。彼はそこに勝機が見えたのか分からないが、一味にとっては心強かった。

 

「〝サンダーボルト=テンポ〟!」

 

 ナミが叫んだ。

 空には月をも隠す大きな黒い雷雲。

 

 それにいち早く気付いたルフィが避けてしまわぬようにとテゾーロを掴む。

 

 金は熱や電気を通しやすい。電気を通さない藁のホーキンスが咄嗟に非能力者を抱えた。

 発動者のナミや近くにいたビビ達、そしてリィンには伝導されなかった様で無事だ。

 

「ッぐ!」

「にっしっし、俺は雷効かないからな」

 

 ゴム、電気を通さない絶縁体。ルフィはわざと巻き込まれ、テゾーロが避けられないよう確実にダメージを蓄積させる事が出来る。…筈だった。

 

「俺にも効かない様だな…ッ!」

「うわっ!」

 

 ルフィだけで無く浴びた張本人も無事だった。

 果たして火力が足りなかったのか、それとも耐久性が高かったのか分からないが、この男が新世界の怪物だと言うことを再認識させてくれた。

 

 弾き飛ばされたルフィがゴロゴロと金の床の上を転がる。

 

「確実に遊ばれているな、これ」

 

 サンジがタバコの煙を吐きながら思案顔をする。視線の先には服のホコリを払う余裕の表情をしたテゾーロがいた。

 

「〝ランブル〟」

 

 ガリッと飴玉を噛む音。チョッパーの前足の筋肉が異様な程盛り上がっていた。物凄くアンバランスな体型だが攻撃力が高そうだ。

 

「カルー!私達も…!」

「クエッ!」

 

 チョッパーに習い、カルーに飛び乗ったビビは迷わず1連スラッシャーを右手に構える。アラバスタ最速の足を誇るカルーがビビを乗せたままテゾーロへ向かって行った。

 

「〝孔雀(クジャッキー)1連(ストリング)スラッシャー (レイン)〟!」

 

 ランダムにスラッシャーが雨のようにテゾーロを襲う。来ると思えば来ず、来ないと思えば来る。それでも傷一つ付けることは出来ない。

 

 その隙に飛び上がったサンジの足にチョッパーが飛び乗った。

 

「行くぜチョッパー」

「おう」

「〝(ロゼオ) シュート〟ッ!」

 

 サンジの脚力とチョッパーの腕力、そして重力まで加え空から突進して来た。ガゴォンッ、と(ひずめ)と金がぶつかる激しい音がして、金にやっと傷が付いた。ここまで来てやっとだ。

 

「サンジ、俺もそれやる」

「おいやめろドレーク。お前クソ重いんだよ」

 

 有効な手かもしれないとドレークはサンジを呼ぶがドレークは剣と斧の二刀流。しかも彼はなかなかに筋肉質である。サンジは拒否した。

 

「ドレーク!こっちだ!」

 

 代わりにルフィがギリギリとゴムを限界まで伸ばして待機していた。形はまるで人間パチンコ。

 

「乗れってか…!」

 

 ぶつかれば碌でもない事は承知の上でドレークはルフィの元へと走り飛び乗った。

 

「〝ゴムゴムの………人間ロケット〟ッ!」

 

 ルフィが持っていた支えは金、しかしテゾーロは敢えて操らない。そして避けもしなかった。

 凄まじい速度で武器を構えながらぶつかりに行くドレークを軽々と金で受け止めた。しかも怪我をしないようにと軟らかな金での対応(ぶじょく)

 

「こ…のッ」

「吹き飛べ」

 

 攻めあぐねるロビンの方向へと跳ね返された。

 

「〝スパイダーネット〟」

 

 すぐさまロビンは自分の手を網のように張り巡らせドレークの衝撃を軽減させる。

 

 攻撃を与えられない。攻撃されるわけでは無い。確実に遊ばれているし、まさしくショー。

 そんな焦りと緊迫した雰囲気が彼らを包む。

 

「……あーあ、決着つくのが遅いんだよ」

 

 緊張感が走る中呑気にもシーナが呟いた。

 

「早くしないとキレるぜ?ま、俺もお前らで遊ぶんだけどな」

「ッ!?」

「ミスったミスった。…──ドジった。俺、テゾーロの協力者って言ってなかったか」

 

 彼はクルリと周囲を見回して演説をする様に楽しげに言葉を続けた。

 

 

「なぁ、凪の帯(カームベルト)って知ってるか?」

 

 唐突な、しかも全く関係の無い話題。

 テゾーロはどうした、リィンはどうした。そんな疑問が次々浮かぶ中シーナは更に続ける。

 

偉大なる航路(グランドライン)を挟む無風の海域、うん、そんな所だろうな。あそこには嵐は存在しない、風で進むことは無いが漕げばいい話」

 

 シーナはテゾーロに軽く触れ押しのける。嫌そうな顔をしながらテゾーロは立ち退いた。

 

「だけど誰も近付かない。航海士、分かるか?」

「えっ、私?あ、えっと、超大型の海王類がいるから……というか私達も遭遇したし」

「そう!」

 

 突然指名され慌てるナミだったがふと首を傾げる。……どうして航海士だと分かった? ナミは腕に記録指針(ログポース)を着けているが航海士全員が着けているかと問われれば答えは否。

 むしろ操舵手が持っている方が多い。

 

 そんな疑問など気付かずシーナは決定的な一言を発した。

 

「───凪の中には怪物がいる」

 

「う、しろだお前らッ!」

 

 ドレークの叫び声にハッとして後ろを振り返るナミ達。黄金の竜がそこに存在していた。

 

「きゃあッ!?」

「クエッ!」

「ビビ、カルー!」

 

 避けきれなかった2人が捕らわれる。

 テゾーロを睨みつけるが謎に包まれていた。黄金を動かす時は必ず耳に貫くような高い音がなる筈だった。しかし何の音もしない。

 

「音が消えた…!」

「くっ…、離して!」

 

 皆が慌てる中、ロビンが冷静に状況を判断してほぼ正解であろう言葉を呟く。

 

「シーナ…貴方能力者ね」

 

 問われたシーナは仮面を外し、懐から銃を取り出す。

 

「だーいせーいかーい…」

 

 撃たれれば陶器の仮面はバリンと割れる筈だった。引き金を引いた段階で音が鳴る事は当たり前だった。しかし不思議な事に銃声は無く、仮面も静かに割れた。

 

「…──俺はナギナギの実の無音人間」

 

 自分や触れた相手の音を失う。

 ニンマリ笑いながら格好付けていると後ろからテゾーロが頭を叩いた。

 

「はいはい外すよ、っと」

 

 音を失っていたテゾーロが不服そうな顔でシーナを睨んだ。

 

「音とは空気の振動、震える風を動かない様に消すと音は無くなる。凪とは無風、動くと風が出来る。……なぁ、動きによって生じる風を凪の状態に無理矢理変えると、一体どうなると思う?」

 

 ブワン、と半径10mの薄い膜に覆われた空間が出来上がった。その空間は音を遮断する為の空間では無い。彼は何度でも笑う。口角を上げ笑う。

 

「この空間から離れ…ッ!」

「〝無風(ストップ)〟」

 

 ルフィやゾロやドレークは腕を、ロビンとナミとウソップとホーキンスは手を、サンジやチョッパーは足を。

 それぞれが得意とする部位が封じられてしまったのだ。どうやっても動かない体に全員が(もが)く。

 

「船の上で怖いって言っただろ?」

「……覚醒の能力者!」

(シーナ)の二つ名は臥竜(がりょう)()した竜だ。隠れるのは大得意なんだよ」

 

 でも、とビビが叫ぶ。

 

「シーナさん、貴方はテゾーロの敵って」

「甘いなお姫様、敵とは言ったが協力関係ではある。何事も上辺だけの言葉を読み取るのは(つたな)い事だと思わないか?」

「アンタの過去は嘘だったの!?」

「おいおい俺がいつ体験談だって言った?あくまでもフィクション、作り物の話だったよなぁ?」

 

 カラカラと歯を見せて笑う。

 外道だ。人が悩みまくって気を使って作戦を立てた姿をこうやって笑って見ていたのかと思うと怒りがフツフツと湧いてくる。

 

「俺は昔ある人に吸血鬼みたいだって言われた事がある。生と死の狭間にいる存在、はたまた蘇った存在。ま、凶悪な犯罪者って点に関してはあながち間違えでもないがな」

 

 そしてシーナはルフィに顔を近づけニッコリ笑った。彼は何度でも笑う。勝利の笑みを。

 

「どうだ?重要な事、出来たか?騙された気持ちはどんな感じだ?希望が絶望に変わった瞬間はどうだ?なぁ、ショーの主役(ヒーロー)?」

「ッ…お前はっ──…─…!!─………──」

「〝(カーム)〟……この空間の中では俺は凪にし放題。この空間の覇者だ、悪いな超新星(ルーキー)

 

 指を鳴らすとルフィの声が聞こえなくなる。その空間の外で、バカラが叫んだ。

 

「シーナ!貴方何故能力者であることを隠していたの!?」

「……こいつ仲間にも騙していたのか」

 

 周りを一度見てみればバカラとダイスのみがその能力に動揺していた。テゾーロとタナカは彼の実力を知っていたようだ。

 

「やだなバカラ。俺は臥竜だって言っただろ?」

 

 シーナはチラリとリィンに視線を移す。

 

「敵を騙すには味方から、ってね」

「……ッ」

 

 こんなに強い能力者だと言わなくても荒事を担当していた、という事は能力無しでの実力はテゾーロ並と判断してもおかしくない。

 

「これ以上はもういいだろうシーナ」

 

 いい所を取られた、とテゾーロが呟くと動きを封じられている者達名を呼び、問いかける。

 

「斬殺、撲殺、絞殺、刺殺、欧殺、溺殺、銃殺。どんな殺し方が一番絶望を覚えると思う?」

 

 ゆっくりと金が動いた。

 生き物の様にゆらゆらと揺れながら金はリィンに集まる。

 

 嗚呼、嫌な予感がする。

 むしろ嫌な予感しかしない。

 

「正解は窒息、息を吸えないことが一番苦しい」

 

 何度でも見たテゾーロの笑顔に恐怖しか出てこない。やめて、やめろ。そんな言葉は喉に引っかかって上手く出てこない。音を消し去られた訳じゃないのに。

 

 これが恐怖。

 海にある、恐ろしさ。

 

「……嫌だ、ヤダヤダヤダッ、リィンちゃん!待ってテゾーロ!リィンちゃんはONLY(オンリー) ALIVE(アライブ)!殺してはダメよ!」

「バカか砂姫!生け捕りのみでも海難事故はある!都合の悪い存在はそうして殺してきた!過去にも、どんな奴だって、例えそれが天竜人だろうと船ごと海難事故なんて当たり前の世界だ!」

「嫌だ!リィンちゃん!逃げてェッ!」

 

 金に吊るされた状態でビビが叫ぶ。目には涙が浮かんでおり、その様子にリィンが苦しそうな顔をする。ごめんと謝っている様な気がした。

 

「(そんな、最期みたいな顔しないでよ…!)」

 

 リィンはビビの憧れだ。世界一の強さだとか、世界一の才能だとか、そういう強さは持ってなくても、リィンはいつでもビビの前に居た。

 

 …──ビビ様!

 

 導いてくれる背中が好き。

 支えてくれる声が好き。

 

 大切な幼馴染み。

 

 国を助けてくれた、自分を助けてくれた。

 なのに自分が助けないとか、助けられないとか。

 

 永遠にサヨナラなんて。

 

 

「そんなの、絶対…──嫌だぁぁあッ!!!」

 

 

 

──トサッ

 

 ビビの叫び声にバカラが思わず腰を抜かした。クラクラと目を回しており焦点が合わない。

 シーナはヒクリと喉を鳴らしてビビを見上げた。その感覚には覚えがある。

 

「ハ、ハハハ…こう来たか。まさか兄上と同じ覇気をもってるなんて。流石天竜人となる事を蹴ったネフェルタリ家、王族ってとこか」

「………面白い、ここに来て目覚めるか!だが、もう遅い!」

 

「リィン!」

「リィンちゃん!」

「…──…─!!」

 

 次々と叫び声がリィンの耳に届く。

 ぞくり、ぞくり。

 

「これだよこれ…最っ高…」

 

 絶望に染まる最高の表情だ。

 

「グッバイ堕天使…」

「ッ、ルフィ…!」

 

 ついに黄金が、リィンを包み込んだ。

 

「ーーーーッッ!」

 

 声すら出ないルフィの視界は金色に塗り潰された。

 包み込まれる、だなんて随分優しい表現だ。

 

 呑み込まれたのだ、金色の絶望に。

 まるで彼女の髪色みたいだ、とどこがぼうっと考えていた。

 

「そんな…」

 

 カラン、とナミの天候棒(クリマタクト)が地面に落ちる。絶望に染まった表情でポツリと呟く。水のように涙が溢れて止まらなかった。

 

 動ける様になった。

 だが彼らにそんなに事考えていられる暇なんて無かった。大事な守りたい者を守れなかった。

 

「嘘って、言って…」

「リィン…なんとか言えよ…。お前ならそんな金の球体位なんとか出来るんだろ…?」

「………リィンちゃん。まだ、キミの壁を壊してないんだ。出てきてくれ」

「刀をこれ以上形見に使わせるな…」

 

 仲間は口々に言葉を漏らす。

 事態を飲み込めない、飲み込みたくないルフィは拳を固めてリィンを包み込んだ金の塊を殴り掛かろうとした。

 

「…………リーッ!」

 

 

 

 

 

「───…は…アッハッハッハッハ!」

 

 その場に、()()()()()()()()()()()()()

 

──パァンッ!

 

 リィンを包み込んでいた金が晴れる。

 

「…ふ…はは…!なんだかんだと楽しむした」

 

 中から現れたのは金の装飾が施されたドレスを纏ったリィン。その表情に欠片の怯えも無く、とても楽しそうに笑っている。

 

 否、(わら)っている。

 

 いつの間にか輝く金は少女の足元を支えるように段差を作っていた。

 

「だからこの御三方は…」

 

 タナカの呆れた声を流しながらテゾーロとシーナはエスコートすべくリィンに手を差し出した。リィンは想像していたのかその手を取った。

 

 その顔はとても笑顔だ。

 企みが全て成功した、爽やかな笑顔。

 

「さて、ショーを楽しむして頂けましたか?」

 

 リィンは言った。

 『最後に笑うのは()()』だと。

 

 

 

 

「「「「「このアホーーッッ!!」」」」」

 

 あ、これ仕組まれてた。

 そう察した者達が同時にツッコミを入れた。

 




テゾーロもリィンも『We』が誰とは言ってない。

はい!!!という事でぇ〜〜〜????
予想外の人物発表、そしてこの結果となりました〜!イエーイ!
シーナがオリジナルキャラクター?ノンノン、ドンキホーテ・ロシナンテさんで〜〜す!
ハッハッハ!残念だったな、テゾーロはドフラミンゴと取引をしているんだ!読者にもバレない様子じゃないと現実やっていけないさ!

うんうん、そうだねそうだね。
騙 さ れ た 方 が 敗 者 だ よ ね 。

一部騙されてくれない読者様がいらっしゃいましたが、リィンがテゾーロサイドじゃないとは言ってないッ!もちろん次回に解説など含めますが、今なら誰に質問されてもパーフェクトに答えられる。疑問があったら感想欄にゴーゴー!次回にする所は置いておくけどどんな質問でも答えちゃうぞ☆
今回は荒れるぞぉ〜〜??
…これでまたマイナスイオン系を失うのか(遠い目)

まずはサブタイトルだけでも解説しておきましょう。
『寄り道は必要事項』→次回へ
『全ては黄金に支配される』→テゾーロの思惑通り
『神は堕天使を見捨てた』→神(テゾーロ)は堕天使(リィン)を見捨てた(目立ちたくないでござるマン)
『うそつきの話』→シーナのお話
『二重作戦』→テゾーロ側は(ロビンの作戦に騙される事)と(それを絶望に変える事)

楽しかったんだよ、作者は。

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