「じいちゃん!?」
「じじ!?」
揃って悲痛な声を上げるルフィと私。
背後で麦わらの一味の驚きの声が木霊した。
海軍の将校服を来た男の来訪に当然ながら場は混乱に陥る。
将校が私たちの祖父だと言うこともね。
「なんでいるんだよじいちゃん! 仕事しろよ!」
「その仕事でここに来とるんじゃ!」
「なーんだ、それならいっか」
「「「良くねぇよッ!」」」
男性陣が同時に声を揃えた。
追われる者としては、大変よろしくない出来事だろう。
「……ルフィ」
「うん」
コクリと頷きながら声に出さないやり取りを交わす。私の言葉に隠された意味は『いつものやってもいい?』という許可申請、そしてルフィの意味は『任せた』だ。
私は頭の中でキャラ変した。
「じーじっ!」
ばっ、と手を広げてじじに抱きつく。現役中将は私の突進くらい余裕で受け止めた。
「……! なんじゃなんじゃ! ルフィ達が居るとリィンは相変わらず甘えたじゃなぁ!」
「じじ凄いぞ! 扉開けるが出来たぞ!」
「ぶわっはっはっは……それは褒めとるんか?」
二足歩行出来てる!凄い!と雑に褒めるが、じじは孫に尊敬されるという感情自体が嬉しいのか
「……アイツ、何やってんだ?」
「ああいうのは昔っからリーの仕事なんだ」
「何となく分かったわ」
物理的に追う者と追われる者、その立場に変わった瞬間じじは圧倒的強者になる。
……まぁ仕事関係で追う者と追われる者だと私が圧勝なんだけど。
とにかく、海賊という追われる者の立場に立っている私達は昔の様にじじという脅威から逃げなければならない。
そんな時こそ私の出番! 単純明快な人間相手に媚び売るのは得意です! プライドなんて知ったことか!
幼少期の兄3人は『意識を逸らす』とか『話を摩り替える』とか『媚びを売る』って行動が頭に浮かんでも実行する力がなかったんだ……。あるのはデッドオアデッド、戦うか逃げるかのみ。
3人がじじの脅威に潰されないの、私のおかげと言っても過言じゃない。
「ねぇねぇじじ、リーとにぃには、じじと追いかけっこしたくないなぁ」
「ん〜? なんじゃあ?」
「リーはじじと『またね』を所望するぞ、じじと追いかけっこは『さようなら』ぞ。嫌ぞり」
「そうかそうか! リィンはじいちゃんが大好きじゃなあ!」
「じじ凄い!」
首筋に抱きつけば背後から仲間の声が微かに聞こえた。
「大好きとは言ってないな」
「シッ、ゾロ君黙ってなさい…!」
よく分かったな。
「じじ、今日の用事ぞ何事?」
「おお、そうじゃ。忘れる所じゃった。──コビー! 例の持ってこい!」
扉の外からピンク頭の人が現れた。
コビー?コビーって、あのコビー君?
贅肉どこいった!?
「お久しぶりです、ルフィさん、リィンさん、ゾロさん」
「………………ハッ、贅肉だるだるのコビー?」
「鍛えましたから!」
自慢げにコビー君は笑った。
その笑顔は前から変わらない様なのでルフィもゾロさんも警戒心を解く。
さて、ガープ中将は一体誰を連れて来たのか。
とりあえずコビー君が居るという事はヘルメットって人も居て、直属の
……ストッパー的な意味で。
「本日麦わらの一味にお持ちした物があります」
コビー君は改まって姿勢を正すと手に持っていた紙を私に渡した。
首を傾げながら見てみると思わず固まった。
「……ルフィに渡す無い辺り流石ですよね」
「光栄です」
ニッコリ笑って私の胃を刺激してくる。
メンタル強くなってるね、コビー君。ルフィとゾロさん、そして私の中でコレの重要性を把握出来るのは私だと選んだわけか、正解だ。
ねぇ、仕事が早過ぎない?
〝麦わら〟モンキー・D・ルフィ 懸賞金2億5000万ベリー
〝海賊狩り〟ロロノア・ゾロ 懸賞金1億ベリー
〝狙撃王〟ウソップ 懸賞金6000万ベリー
〝泥棒猫〟ナミ 懸賞金2500万ベリー
〝七変化〟チョッパー 懸賞金2000万ベリー
〝悪魔の子〟ニコ・ロビン 懸賞金8000万ベリー
〝堕天使〟リィン 懸賞金800万ベリー
〝黒足〟サンジ 懸賞金2億3000万ベリー
〝砂姫〟ビビ 懸賞金2億1000万ベリー
〝カルガモ戦士〟カルー 懸賞金500万ベリー
そっか、億越えが4人もいるのかぁ。
胃が、痛いなぁ。
「サンジお前何したんだよ!」
「女狐脅したくらいしか心当たりねェよ」
「「「「それだよッ!」」」」
圧倒的冤罪に私は心の中で大きく息を吸った。
……。
十中八九ジェルマ姉弟です! 顔写真までご丁寧にどうもありがとうございますこれはジェルマ全員知っているという意思表示ですね! そして黒足という通り名の意味はサンジ様の育ての親は赤足だと分かってるんだぞって脅しですね! 黒はジェルマ(絵本)第3王子の色! もうこれ以上も無いくらいの脅しです!
チョッパー君の変化形態が7つあるのは私のリークからですごめんね!
そして参加しなかった私はカルー(未知)と同じ数字上がったという訳ですね! 低懸賞金でとても嬉しいですありがとうエニエス・ロビー不参加! 苦労と引き換えに一時の平穏を手に入れる事が出来ました!
そう、心の中で叫んだ。
表情は動かさない。というか動かせない。
「俺は信じない! カルーを除いてリィンが1番低いとか!」
喚いてるウソップさんには申し訳ないが私は自分の金額にすごく納得してる。
そんな強い訳じゃないもん、策略練るのが得意だから一味には『脅威』ってイメージ抱かれてるのは分かるけどさ。
「麦わらの一味も大分有名になったな」
新たな声に全員の視線は扉に集まる。
そこに居た彼らは麦わらの一味に関わりのある人物だった。
「ミス・マン…──ッ、えっと、ええっと」
コードネームを言うのがまずい行為だと思ったのかビビ様は咄嗟に口を閉ざした。
その姿を見て彼女は笑みを零す。
「久しぶり、ビビ王女。あたしは今ツキって名前を名乗ってるよ」
「まぁツキはオカンって呼ばれてるけどな」
「ナイン、殴られたいかい?」
「ごめんなさい」
コントの様なやり取りを交わす。
元ミス・マンデーと元Mr.9だ。
彼らの友人であったビビ様は嬉しそうに再会を喜ぶ。
「来てるのはあなた達だけ?」
「ボムとレモンは連続して大物が捕えられてるから戦力として駆り出されてる最中。ま、同じ部隊の奴らは書類仕事してるから動けるだけマシな方だね」
「ボムとレモン」
「……ボムとレモン」
「ボムとレモンかぁ」
大変わかりやすい偽名ですこと。
「コーーービィイーーーーー!」
「うわっ、ヘルメッポさん?」
「だっ、から、僕は海賊相手じゃなくて麦わらの一味に会いたいん、です、ってぇ!」
「そんな事言ったって俺知ってますからね! あんた船の上でウォーミングアップしてたの!」
「うぉ、この人の馬鹿力ほんとにやべぇ。コビー曹長ヘルプ!」
ククリ刀を2本腰に着けた男ともう1人の海兵を引き摺りながら海賊嫌いのサイリーン・レイさんが入り込んできた。
……サイリーンさん重度の海賊嫌いだから本当は止めておいて欲しかったんだけど。
彼は麦わらの一味を視界に入れた途端目に怒りを宿した。
「海賊……ッ! 海賊なんか、居るから……!」
「ん?」
「〝玉雲〟!」
サイリーンさんの手のひらから怒りの雷雲が飛び出して丸く形を作った。
その玉は迷うこと無くルフィにぶつかる。
──バリバリバリバリッ!
「麦わらッ!」
フランキーさんの焦った声と雷鳴が轟く。海軍側は思わず天を仰いだ。
海賊絡むとはげしくなる暴走癖どうにかしないと海兵として問題だよねぇ……。
この原因が海賊じゃなくて私にあるんだから胃が痛いですセンゴクさん。
「お前雷使えるのか! ……すっげーな、エネルみたいだ」
「口を閉じろ海賊、僕をあんな外道と一緒にしないで…──えっ、今エネルって言いましたか?」
「ん? エネル知ってんのか?」
「レイ先輩ホントストップ。海賊嫌いなのは分かったから、この場の全員よーく分かったから!」
「サイリーンお前なぁ、ちょっと下がってろ」
「いや待ってください今海賊がエネルって、もしかして空島のことを知って」
「ほぉぉらぁあ! そんな事言ってるけどアンタの体が雷雲に変わってるから!」
リィンこれ知ってる、
「全員落ち着けぞーーーーッ!」
今こそ覇王色の目覚める時!
そう願ったけど覇王色なんてかすりもしなかった。黙ってくれたのは幸いです。
==========
これ以上状況がぐちゃぐちゃになって言ってはいけないことを言ってしまったらアウトなので私が代理でまとめあげる。
「じじがここに来た理由は本当に手配書のみですか、アルスさん」
あえて中将のそば付き一等兵、別名月組の1人に聞くと彼は頷いた。
まずは徹底的にじじの口を封じる。
「おう、麦わらの一味に関しては中将クラスは不干渉だ」
「つまり女狐が麦わらの一味の担当というのは本当なのですね……」
項垂れて嘆く。その頭を慰めるためにポンポンと撫でるのは今限定で癒しのルフィだ。
「じゃあ次ですがえっと、オカンとニセキング」
「絶対この人覚える気無いな」
「大将……。あ、いや、今大将って言っても紛らわしいね」
「確かにそうですね…──だってあなた達、女狐の部下でしょう?」
2人はピクリと表情を変えた。
心情的に焦っている、といった感じだろうか。
まぁ、『女狐』としては話題をそこから離すのが正解だろう。
だけど麦わらの一味の関心は現在女狐一直線。
無駄に逸らすより弱点を掴みにかかろうとした方が仲間内で疑われにくい。
今は、男説のおかげで私からかけ離れている。
これを期に距離を離す。私が女狐を敵対視したら『私=女狐』という方程式は浮かばない筈だ。
「なん、なんでそんッ」
「ハハハ、なにいってんだい大将。ガープ中将の部下だよ」
オカンは私の意図を分かったみたいで乗ってきてくれた。数秒時間が空いたのも結果的にいい感じになっているだろう。
実際は『なんでわざわざ女狐(自分)の話を話題に出すのか?』と思っていたんだろうが、何も知らない第三者から見ると図星突かれたように見える。
「さっきの話で確信するしたぞ、私は元海軍側と言えど現在は麦わらの一味。その海賊の担当は女狐ぞ? じじには包み隠さすせず説明した故、正直海軍に元BWだとバレると当時予想すて……」
「あっ! 俺たち結構命綱ギリギリ渡ってたのか! なんとか生きてる! サカズキ大将ありがとうございます!」
海賊として言わせてもらうと、犯罪者が海軍に行こうとその後の手出し出来ないから本人達次第だよね。
「なんで、赤犬?」
海賊の私にも女狐にも分からない、そこでサカズキさんの名前が出るのが。
「面倒見てくれてるから」
「嘘!?」
思わずガタリと席を立った。傷が傷んだ。
「リィン、それって青雉の言ってた?」
「そうです、海賊として1番忌避すべき大将ぞ」
サカズキさんとサイリーンさんは混ぜるな危険だから討伐を共にした事は無い。つまり、それほどだ。
「おいおい……お前らよりにもよってそこに辿り着くのかよ」
女狐の部下、そして赤犬の世話になっている。
その字面の威力は凄まじく、サンジ様が引き気味に呟いた。
その呟きを拾ったナインは手で顔を覆う。
「だって、任務失敗しても殺されない……」
「「「分かるわ」」」
元BW、オカンとビビ様とニコ・ロビンが声を揃えて同意した。結構ガチで同意してる。
「じゃあ次です。コビー君とヘルメットは」
「ヘルメッポ! ヘルメッポだ!」
「2人はじじの所に居るのですよね、元気すてますか? じじを頼るした私が言うのも何ですが無茶苦茶でしょう?」
「……やりがいがあります」
「それで察する事が可能ですごめんぞ」
遠回しな『余計な手間が多い』って批難。
彼らも女狐の部下であるんだけど今は英雄ガープの部下(設定)だ。複雑な心境だろうがしばらく我慢して欲しい。
「じゃあ、サイリーンさん?」
「……はい」
「ここは直接ルフィの方がよろしきですか、私空島には行くしてませんし」
バトンタッチ、と言いたげにルフィに視線を送ろうと振り返るとルフィは私を見ていたのかすぐに視線が合った。
「お前、なんでエネル知ってるんだ?」
「海賊に話すことなんて何も……」
「んー、じゃあちょっと質問変えるな」
ルフィはサイリーンさんと視線を合わせる為にしゃがんだ。
「クモリンは」
「ゴホッ!?」
噎せた。
私の自慢の親友のあだ名はケムリンだったな。
「クモリンはさ、じいちゃんの部下?」
「僕は女狐さんです」
「女狐、好きか?」
「もちろん、でなければ僕は海軍に居ません」
世間知らずであるが、サイリーンさんの生真面目な性格は答えをはぐらかすことをしない。
「どのくらい?」
「どの、くらい、と言われても……言葉にするのが難しいですね」
ルフィの空気に飲まれてサイリーンさんの険悪感が薄れている、だと?
えっ、ルフィ凄い。純粋に凄い。
「んー、じゃあさ、女狐が心から海賊になるって言ったらどうする?」
「軽蔑します」
迷う余地なく答えられた。まぁこの人ならそうするだろうなとは予想してたんだけど。
私、ホントにこの人に寝首かかれそうで怖い。
「………嘘です」
サイリーンさんはしばらくすると小さく言葉を零した。
「無理です、軽蔑なんて出来ません。ッ、僕は昔母親を医者に殺されました」
「なんだって!?」
「決して治らない病じゃなかった、でも医者は僕に『メスをいれる度胸が無い』と言って治療を止めたんです」
医者は責任から逃げた。
同じ医者であるチョッパー君が憤慨するのをサイリーンさんは気付く。予想外の生物が怒りを見せた事に目を丸くしたが彼は話を続けた。
「それから数年後、僕の故郷……ビルカはエネルの襲撃を受けました」
「エネル……そっか」
「青海に堕ちて、僕はとある島で自警団として幸せに暮らしていました。色んなことを教えてくれたもう1つの大切な故郷でした。…──でも、海賊に襲撃を受けッ」
握り締める手が震えていた。
「悔しくてたまらなかった! 村も破壊つくしされ仲間は倒れ死んでいく! そんな時助けてくれたのが女狐さんだったんです。あの人が僕を救ってくれたのは事実、だから僕は軽蔑出来ません」
「クモリンもすっげー経験積んでんだな」
「そして僕があの人を好きなのも事実ですから」
…………………ん?
「待て、サイリーン、だっけ? お前もしかして女狐の事」
なんか、ニュアンスが違う。
まてまてまてまて、まてい。
「レ、レイ先輩……? 正気ですか? 日々追われてる書類が誰のせいだと?」
「事実です」
サイリーンさんは真顔で淡々と答えた。
なんだこの居た堪れない空気、海賊も海軍もどちらの陣営も気まずいぞ。
海賊は『女狐は男だからビビ様ちょっと黙ってようね』的な気まずさ。
海軍は『ここに女狐居るよね? アンタ正体知ってるよね?』的な気まずさ。
あとナイン、書類仕事は正直すまん。
そんな空気をものともせずマイペースなルフィは堂々と口を開いた。
「エネルはぶん殴ったぞ。クモリンの故郷、空島は無事だ! 鐘も鳴らしたんだ! お前の故郷、全部真っ白でさ、綺麗だな」
「…………なんですかその雑な褒め言葉」
「本心だぞ?」
くしゃりとサイリーンさんは笑った。海賊には決して見せない笑顔だ。
「全ての海賊が貴方の様な人であれば良かったのに」
……彼の海賊嫌いの原因を作ったのは私だ。
海軍は実はサイリーンさんの悪魔の実の能力に目をつけていた。膨大な、青海には無い雲の知識を有効に使った
彼の所属していた自警団は村を守るもの。
……毒物を大量生産していた村を。
当時はもちろん討伐対象、幸か不幸かサイリーンさんは無知だった。確かに彼ら自警団には自警団の友情があったけれど、決して見逃せない。
この秘密は墓まで持っていく、決して悟らせない。私がサイリーンさんを助けたのは事実だけど真実はもっと残酷で、仕組まれた悲劇なのだと。
すると未だにメリー号を抱いたままのナミさんが微妙な空気を払拭する様にルフィと私を見比べてため息を吐いた。
「にしても、リィンが海軍に未だある伝って言うのがあんた達の祖父だとは」
「リーは養子ってやつだけどな」
「ルフィの生命力の根源はここからです」
無理矢理すぎる話題転換に乗っかっていく。
この場の空気は一体感に満ちていた。
「おぉ、そう言えばルフィ、お前親父に会ったそうじゃな」
だからと言ってその話題は無い。
「父ちゃん?俺に父ちゃんなんかいるのか?」
「なんじゃい名乗り出やせんかったのか……ローグタウンで見送ったと言っておったぞ」
ローグタウンを訪れた事がある1部がざわざわと言葉を交わした。
ええ、居ましたとも。
「リー、分かるか?」
「………………………知る、したい?」
「あんまり興味は無いな」
「よか、良かった……良かったぁ……」
「オメーは知ってんのかよ」
これで言う必要が無くなった。混乱を招くだけで得るものは何も無い。
「お前の父の名はモンキー・D・ドラゴン。革命家じゃ」
通りやすいじじの声は外で待機していた海兵まで余裕で聞こえていた。
「「「「「えぇえええぇぇええッ!?」」」」」
言う必要の無い情報のばら撒き行為に、この人インペルダウンで監視しといた方がいいんじゃないかと思った。
うん、センゴクさんに会ったら提案しよう。
「必殺、〝情報多量摂取パート2〟…!」
もう詰め込むだけ詰め込んだ感半端ない。
懸賞金について。
ルフィ(3億→2億5000万)……ルッチを倒しては無いから
ゾロ(1億2000万→1億)……CP9撃破ならずと未熟見聞色で若干マイナス
ウソップ(3000万→6000万)……実力者に軒並み目を付けられているから
ナミ(1800万→2500万) チョッパー(50→2000万)……正しく実力が本部に伝わっている
ロビン……原作と相違無し
サンジ ビビ……王族という身バレ額故
カルーとリィンは本編の通りですね。
サイリーン・レイ「みんなレイ先輩とか下の名前で呼びますし、あなた達も他人を呼ぶ際下を使うのになんで僕だけサイリーンなんですか?」
リィン「……なんでって、」
ガープ「……のぉ?」
レイさんと呼べないロックス世代と主人公。