2度目の人生はワンピースで   作:恋音

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第75話 我らが船長

 

 

   ──ルフィVSバギー──

 

 両者睨み合う。

 

「賞金稼ぎの一派共がこの俺様に喧嘩を売るとはいい度胸じゃねェか!麦わらァァァァァ!」

「賞金稼ぎじゃねェ!海賊だ!」

 

 ルフィはいつでも殴れる様に拳を握りしめた。

 

「…」

 

 バギーは周囲を見る。

 

 名の知れた賞金稼ぎ、レイリー副船長とカナエ姐さんの娘、シャンクスの帽子を被った男。

 

「(旗揚げ以来最大のピンチじゃねェかぁぁぁあ!ぐすん!)」

 

 たった3人とは言えどこれ程までに自分に害のある海賊は居ない。

 相性は最悪だった。

 

「(とりあえずこの麦わらは残りの2人より弱い…いや金髪より強いとは思うが最も警戒するべき相手じゃねェ!さっさと終わらせてさっさとトンズラこいてやる!)」

 

 心のうちを知っている者が居れば最初から逃げろと言っていただろう。

 

「〝バラバラフェスティバル〟!」

 

 出惜しみなしだ!

 そうと決まれば自身の能力、バラバラの実の能力をフル活用し身体の様々な所を分裂させた。

 

「っわ!」

 

 突然の行動に思わず目を見開く。ルフィは考える前にとにかく空飛ぶ体を撃ち落とすために拳を飛ばした。

 

「このッ!このッ!!」

 

 何年も実戦経験を詰んだ賞金首と旗揚げしたばかりの無名海賊。例え実力が上であっても経験で上をゆくバギーはスイスイ避けていった。

 その隙にはやく終わらせたいバギーは下の戦闘に加担した。飛ばしたパーツの1部、両手が地面をはいカバジと戦うゾロの足を捕らえたのだ。

 

「…!」

 

「殺れ、カバジ」

「はい船長…ッ!」

 

「この野郎!俺と勝負だろ!ゾロの戦いに手を出すな!」

 

 気付いたルフィは慌ててパーツの大きい顔面に向かって拳を握りしめた。

 

「……っ!」

 

 〝ただのピストル〟!

 

「が…ッ!──テメェ…何しやがんだこのクソッタレがァァ!」

「殴った」

「見りゃわからァ!いてこますぞコラァ!」

「い、いてこ…??」

 

 口を結び首を傾げる姿はバギーの眉間に更に皺を増やす。

 冷静さを失う点は欠点だが騙し討ちや奸計をめぐらす戦いはルフィに効く、ナイフを手に持ち分裂した特性をいかして回転しだした。

 

「うわっ!」

「避けるな!」

「っ!」

 

 ルフィはゴム。その特性を利用して空中に逃げた。周囲の建物が方向転換の助けとなって致命傷は避けられたが頬に赤い1本の線、そしてちょっとした痛みが走る。

 

「ちょこまかと…!」

 

 バラバラの状態から普通に戻る。

 お互い進まない戦いに緊張感がピリピリ肌に突き刺さった。

 

「(腹減ったな…………)」

 

 ……緊張感を持っているのはどうやらバギーだけの様だ。

 

 

 

「凄い…何あの戦い…!」

 

 偉大なる航路(グランドライン)でないとなかなかお目にかかる事ができない能力者。しかも2人。

 ナミは物陰からこっそり覗いていた、彼が協力するに値する実力者かどうか。

 

 魚人という人外生物は目にした事があるが超人系(パラミシア)の規格外の体は勿論初めてであんぐりと口を開けたままで固まっていた。

 

「…! いけない、私のお宝と海図…!」

 

 ぶんっ!とルフィが殴りかかった拍子に自分のすべき行動を思い出す。

 タッ、と身を翻した。

 

 

「〝ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)〟!」

「なっ!…〝バラバラ緊急脱出〟!」

 

 腕が増殖したかの様に見えるほどの高速パンチがルフィから繰り広げられる。

 

 バギーは本来ならば首のみの分裂だが思ったより広範囲の攻撃になす術なく地面に叩きのめされた。

 

「ぎゅあ…ッ!」

「お、やりィ!」

 

 上手くいったとガッツポーズするルフィ。

 

「俺はな!まだまだまだまだまだ!負けられねェんだ!にっしっしっ!大技いくぞバギー!」

「黙れ麦わらァ!俺様だってテメェみたいなルーキーに負けたとありゃ姐さんや船長に顔向け出来ねェんだよ!俺様の肩書きは…──!」

 

「肩書きだとか、どうでもいい事にこだわるな!海賊なら拳で自分を示せ!」

 

 ぐいーーーーん…

 

 ルフィは走りながら両腕を伸ばした。

 

「しゃらくせェ!ゴムは斬撃に弱いだろ!」

 

 バギーは小型ナイフを装備しルフィに向けて突き出した。

 きっと、怯むだろう、諦めるだろうとおもって。

 

「〝ゴムゴムの〜……」

 

 ルフィはそれに全く怯む事無く飛び込んでいった。

 

「…ッ!」

「───バズーカ〟!!」

 

 伸びた勢いに任せ強い打撃、掌底を打ち込んだ。

 バギーのぎゃぁぁぁぁぁ…………!という声がどんどん遠くなる。

 

「おお!飛んだ飛んだ!」

 

 星のように消えていくバギーを見てルフィは満足げに笑った。

 

 

 

 

   ────ルフィ勝利

 

 

 

 

 ==========

 

 

 世間で『守りの大将』等と言われるが実際女狐大将は年齢の事もあり存在を元帥達によって隠されていた。

 故に王族の護衛等もってのほか、『守る』経験はほぼ皆無。

 

 実際本人が掲げる『守り』というのは『他人』では無く『自分』と『身内』のみだ。

 

 

 

 『人を守る神経を使いながら戦う』意識は想像以上にリィンの精神に負担をかけていて、彼女はモージの戦闘後すぐに倒れていた。

 外傷はそれほど酷いものは無いがぐーすか眠り続けている。

 

「……」

「おいルフィ、寝てるのに触んな」

「だってよ〜すんげえプニプニしてんだぞ?」

「自分でも触ってろゴム人間」

 

 ブードルは自分を助けてくれた少女を見た。

 

「(突然現れた武器の数々…、やはり悪魔の実の能力者か?船長もそうだと言っておったし……、東の海(イーストブルー)におる海賊とは思えん…!)」

 

 戦闘の一部を見ていたが自分では理解できない人外な事ばかり。

 

「んん?なんだこれ」

 

 首筋から見えるチェーンを引っ張ると出てきた物にルフィは首を傾げた。

 

「ゾロ〜これなんだ?」

「おまっ!人の物を勝手にいじくんな!…──ん?指輪?」

 

 大きめで青みがかった黒い石が付いた指輪。が、2つ。

 

「ふむ、指輪と考えて思い浮かぶのは──婚約指輪」

「こん??」

 

 ブードルの言葉にゾロはバッ、とリィンを見た。ルフィは更に首を傾げるばかり。

 

「……はァ、要するにリィンに結婚する相手がいるって事だろ」

「…………………」

「泣きそうな顔するな兄バカ」

 

「ダメだぞリー!リーが結婚するのは俺たち兄弟だろ!?」

「どんな結婚相手だ」

 

 ゾロはドスッと脳天にチョップする。

 

一夫多妻(いっぷたさい)どころか一妻多夫(いっさいたふ)だな……。しかも身内か」

 

「エースと、エースと約束したんだ……」

 

 真剣な表情をして呟く様にルフィは言葉を紡いだ。

 

「兄妹盃を交わした時…──」

 

 

 ==========

 

 

 ──十年前 コルボ山──

 

 

「よっ…と」

 

 お酒のせいか怪我のせいか兄妹盃を交わした後、リィンは倒れてしまった。

 ジャンケンで勝ったエースが背負うことになっているんだがサボはニヤニヤと、ルフィはしししと笑いながら帰途についている。

 

 ルフィの『リィンがお兄ちゃん大好きか』を語られて以来3人は『リィンが大事』という共通認識…同類判定により随分仲良くなっていた。

 

「かっわいいなぁ〜」

「サボ何回目だ」

 

 俺も思うっちゃ思うけど…と呟くエースもエースだがそれなりに幸せだった。

 

「今日から兄妹か…俺たちが大きくなっても、ずっと……」

 

 例え離れ離れになっても。

 

「リーが嫁に行って…も……」

 

 サボは自分で言ったのに顔の血の気が引いた。嫁!?嫁って、それはリーの優先は俺たち兄じゃなくて旦那になるのか!?と。

 

「よ…め……夜目?」

「………認めたくないけど嫁に行けるんだよな…リーは…」

「嫁に行くとどうなるんだ?」

「……俺たちのリーじゃ無くなる」

 

 エースが現実逃避している中、疑問をもったルフィにサボが説明をする。

 

「そ、それはダメだ!リィンは俺たちのリィンだ!」

 

 

「サボ、ルフィ…」

 

 エースが低い声を出してまだ見ぬリィンの夫に向けて睨む。

 

「──リーの結婚だけは絶対阻止しろ」

 

「「もちろんだ!」」

 

 こうしてシスコン共の暗黙のルールが貼られた。

 

「でも、リィンが結婚したいーって言ったらどうするんだ?」

「「俺たちの誰かが結婚する」」

「そっか!それならいっか!」

 

 良くないしリィンにとって結婚相手がたった三つに縛られる苦行以外何ものでも無いのだが本人が聞いてない今誰もツッコまない。

 

「約束だからな────」

 

 ヨイショと体勢を直してアジト目掛け足を運んだ。

 

 

 

 ==========

 

 

 あの日の記憶を思い出したルフィは言った。

 

「──嫁に行かせるな、結婚するなら俺たち兄弟の内誰かだ、って」

 

「「……。」」

 

 エースというのは誰か分からないがあまりにもリィンが不憫。

 

「真剣そうにしてるがよ…リィンがお前のいう兄弟以外と結婚したいって言ったらどうすんだ」

「俺は負けねェ!」

「……つまりルフィを倒したら認めるって事か?」

「おう!でもエースは強いからな〜、俺なんか1回も勝てなかったんだぞ〜?」

 

「(こいつ(ゴム人間)より強い兄貴か…絶対結婚出来ねェだろこいつ)」

 

 ゾロが思わず哀れみの視線を送ってしまった。

 

しかし彼らは知らない。その強いセコム(兄バカ共)よりも更に強力なセコム(お父さん)がついているという事に。

 

「この指輪、えーっと、婚約指輪じゃないと──」

 

──ガバッ!

 

「ルフィ!触る禁止!」

 

 リィンは唐突に起き上がりルフィの手から指輪を奪い取った。

 

「石、触るした!?」

「し、してねェ!」

「……よかった………」

 

 ホッと息を吐きながら大事そうに指輪を握りしめるリィンを見て婚約指輪でほぼ確定だとゾロは思う。

 

「誰だか知らねェが頑張れ……」

 

 そもそもこの年齢だとロリコン確定だけどな。

 

 後半の言葉は飲み込んで。

 

 

「よかった…誠に………」

 

 

 リィンはチェーンに繋がれた指輪を大事にしまいベットから起き上がる。

 

「ルフィ、今後の予定は」

「ん!偉大なる航路(グランドライン)はいるぞ!」

「………死ね」

 

 小舟で偉大なる航路(グランドライン)渡れるか、とツッコミたかったが実際渡ってしまえる人物を知っているので強く反論が出来なかった。

 

「リィン、お前その指輪って……」

「…ひむつです」

「……おう(やっぱり婚約指輪、か…)」

 

「(()()()()()()を私が身に付けてると知ったら悪魔の実の能力者じゃない事1発でバレる…)」

 

 予想と大ハズレ。

 彼女の持っている指輪は婚約指輪等という年頃の少女が持つものではなく、海楼石の指輪という夢も何もない物だった。

 

 ゾロは誤解し、ルフィは疑念を抱いたまま今後の動きを話し合うこととなる。

 

「…ナミさんは?」

「わかんねェ!」

「………眠るしてしまった私も悪いとは思うですが全体を把握お願いです船長」

「任せろ!」

 

 これ程にまで頼りない断言を見たことが無いゾロとリィンは同時にため息を吐いた。

 

「ゾロさん…私まずは船必要と思うです」

「同感だな、あと酒」

「………。」

 

 どうやらゾロもルフィと同類の様でリィンは密かに胃痛を生み出した。

 

 

 ==========

 

 

 リィンこと私が立ち上がると先ほどの非常識人と認定したゾロさんが声をかけてくる。

 

「どこ行くんだ?」

 

「食糧調達。バギーさんの倉庫に少しは残るしてると思う故に向かうです、幹部でなく雑魚程度なれば私でも余裕です」

「あー…なるほど、でも今出ない方がいいと思うけどな」

「は?」

 

 わけがわからない…ゾロさんが言っている事も気になったが話によればバギーさんの脅威は無くなったはず。

 しかし扉を開ければギョッとした。目の前に町の人と思われる人間が大量に。

 

「あ!救世主が来たよ!」

「お嬢ちゃんも私達のために戦ってくれてたんだってね!ありがとさん!」

「おお!バギーをぶっ飛ばしたという男も奥にいるぞ!」

「海賊って本当か!?どうして助けてくれたんだ!?」

 

──バタン…

 

 扉をして数拍置くと背後にいる3人に話しかけた。

 

「……何あれ」

 

「お礼をしたいと言っておった町のモンじゃ、少々過激の様で……」

「過激というより熱烈ぞ」

「そうとも言う」

 

 ほとぼりが冷めるまでブードルさん宅で身体を休ませて貰うことにした。

 

「ひとまずナミさんと合流して報酬確認するが最良です」

「その本人がどこにいるのか皆目検討つかねぇんだよ…裏切ったか?」

「俺はナミを信じるぞ!」

 

 ゾロさんの意見には同意したく無いけれど可能性として十分に有り得る。

 合流場所を決めておかないのは迂闊(うかつ)だった………、参ったな。誰かと共闘張る経験なんてそう無いから初歩的すぎるミスだ。

 

「この島に長期航海可能な大きめの船は存在するですか?」

 

 先程まで襲われていると知っているから強請るのもどうかとは思うがこれだけ感謝されてる様なら船の1隻や2隻譲ってくれないだろうか…。どうせここの修繕費は海軍が請け負うし。

 いや本当にここら辺の管理はしっかりしておいた方がいいと思うよ海軍さん!この人聞くところによれば昔海賊に村を滅ぼされたらしいじゃないですか!開拓手伝えよ!

 

「いや、無いな……」

「そうぞりですか………」

 

 くそ、やっぱり無いか。港にそれらしい船の陰が見えなかったから少しは覚悟していたが悔しい。海賊がここまで恩を売れるのってレアケースじゃない?

 

「この付近の島で調達か…」

「ひとまず屋根を欲する」

 

 夜は海風が結構辛いです。

 

 

 

 ==========

 

 

 

 

 ──1時間後 港──

 

 

「うわ………港に小舟1隻足りとも無いじゃねェかよ」

「何故!?!?」

「不思議現象だな!」

 

 私達が停めたはずの舟まで無い!ないないないないない!なんで!?

 

「こりゃ…盗られたか」

「──失礼な事言わないでくれるかしら?」

 

 ゾロさんの発言に咄嗟に否定した声に聞き覚えがあり声の方向を向くとみかんの様なオレンジの髪が目に入った。

 

 

 

 

 私にオレンジ髪の知り合いは1人しか居ないから多分ナミさんだ。

 

「…………ナミさん?」

「どうしてそこで疑問形なのよ!」

「ご、ごめんです……」

 

 他人の顔と名前は覚えにくいんだよちくしょう。

 

「なんか町の人があんた達の小舟に荷物置いていってたから重さで沈む前に避難させた私に労う言葉は無いの?」

「ナミありがとな!」

「…!……………ん」

 

 ナミさんは素直にお礼を言われるのは慣れて無いのかビックリした顔をして小さく頷いた。何この可愛い生き物。

 同じ人類として泣きたくなるじゃないですか。

 

 私を産んだお母さんは私の性格を女子とか可愛げとかの遺伝子を1ミリでもいれてくれなかったんだろうか…。あれ、私ギリギリ前世っぽいの記憶あるから人格形成って現世の親からなんだろうか…。

 とりあえず鞭で仲間しばく副船長の血は確実に引き継いでるよね!泣きそう!

 

「ほら、さっさと出るわよ…!換金しないと!」

「常識人ってまことに万歳」

 

 一生は流石に無理だけどついて行きますナミ姐さん!

 

「でも海賊にはならないから」

 

 ナミさんは絶対にだから、と牽制してスタスタ歩くと物陰に隠れたように置かれた屋根付きの小舟──恐らくバギー一味の小舟──に乗り込んだ。私もあっち乗っていいかな。

 

「仲間にするって決めたんだ!俺はナミを仲間にする!」

「ふん…!」

 

 ここぞとばかりに主張するルフィくん。少しは遠慮を覚えようか?彼女きっと海軍関係者だよ?本人が海兵ってわけでは無さそうだけど。

 

「…………私は海賊が、大っ嫌いなんだから」

 

 

 

 

 

 ==========

 

 

 

 

 

 

 私は本当の母親を知らない。

 

 血の繋がってない姉と母と幼い頃過ごしていた。

 

 

 

『──ベルメールさん!』

『なァに、ノジコ、ナミ』

 

 

 血こそ繋がってなけれども、幸せだった。例え…貧乏でも、ベルメールさんとノジコが居れば。

 私にはそれだけで十分だったのに、それに気付いた時は──もう私の大切なものは奪われていた。

 

 

 

『シャーッハッハッハ!』

 

 

「ッ!」

 

 嫌な声が頭をちらつく。

 

 ──私の大切な人を奪ったのは海賊。

 

 

 

 小舟の中、膝を抱えて蹲る。情けないな……こんな私に1億ベリー稼げるのかな…。

 

 

「苦しいよ…ベルメールさん……!」

 

 あいつらは…ルフィ達は他の海賊、アーロン達とどこか違っていた。

 でもやっぱり海賊は海賊!あいつらだって人畜無害そうな顔しててもいずれ何でもかんでも奪っていくに決まってる。

 

 でもベルメールさんが元々海兵な事もあるのか、リィンって言う海賊の異質がいるせいか他の海賊と同じ様に考えれない……!

 

 私は海賊専門の泥棒。

 

 情を抱けば、絆されれば、1億ベリーへの道が遠のく。あいつら(海賊)は利用するだけ利用する。

 

 

「ふ…、う……ッ!」

 

 涙はおしまい、私は泥棒猫なんだから。

 

 

 ───ノジコ!ナミ!

 

 

 止まってよ…。どうしてベルメールさんの顔が浮かんでくるの…!

 

 

 ───大好き…ッ

 

 

「ベルメールさん……!」

 

 

 




ベルメールさん(元女海兵)とリィン(元女海兵)を重ねてしまって揺れ動くナミさん。絆されてしまうと自覚してしまった分麦わら3人に対して原作より少し冷たい反応です。

ちなみに海楼石の指輪は──やっぱりまだ秘密で。


お気に入り数2000越え!ありがとうございます!

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