艦隊これくしょん  〜第0艦隊、参ります!〜   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

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Operation.7 新旧合戦 その2

 伊8が、ひゅうがの位置を潜水艦隊に伝える。しかし、そこへ、「悪魔」が近付いていた。

「あとは……」

 伊8は、53cm魚雷がひゅうがに命中するのを待つ。レーザー照射を受けているのを知らずに。

 

「ファイア!」

 アパッチ・ガナー妖精が叫ぶ。そして、右短翼のランチャーから、AGM-114 ヘルファイア対戦車ミサイルが発射される。

 

 伊8の背筋がびくっと震える。辺りを見渡すが、何も見えない。双眼鏡でひゅうがを見ると、ひゅうががこちらを見てニヤリと笑っていた。

「……!?」

 伊8が驚く。直後、AGM-114 ヘルファイア対戦車ミサイルが命中した。

 

 

 

「はっちゃんからの通信途絶!」

「やられたでち!?」

 潜水艦隊が驚く。発射した53cm魚雷の命中を確認するには、自ら見るしか無い。

「このまま潜行なの!」

 伊19は深度を保ったまま、先へと進んだ。

 

 

 

「無駄よ、無駄……!」

 ひゅうがの左腕VLSから、3発の07式魚雷投射ロケットが発射される。彼女は、殺人鬼のような笑みを浮かべていた。

 

 07式魚雷投射ロケットは、インプットされた位置まで飛び、空中分解して12式魚雷がパラシュートで着水する。そしてパラシュートを切り離すと、アクティブソナーで目標をロックオンした。

 

 

 

 コォォォン……

 海中に音が響く。潜水艦隊にとって、聞きたくない音だった。

「水中電探!」

「でも、まだ近付いてない!」

 コォォォン……

 再び聞こえた。そして、3人に1発ずつ12式魚雷が命中した。

 

 

 

 水柱が3つ、海面から出来上がった。

 ひゅうがは、53cm魚雷をかわしながら報告する。あえて、相手にも聞こえるように。

「こちらひゅうが。敵潜全撃破。水中脅威無し」

 

 

 

「さっすがひゅうがちゃん! やってくれる〜」

 ニミッツが呟く。既に攻撃隊は全機発進している。

「ニミッツ、質問があるんだが」

「なぁに? ピョートルちゃん」

「制空権を取ったのか?」

「……Whoops.」

「帰ったら縛り上げ確定だな。シベリアで木を数えさせてやる」

「ラーゲリ(強制労働収容所)は止めてガチで」

 雲で隠れるように、ニミッツの攻撃隊は高高度を飛ぶ。その下を、日向から発進した水上爆撃機・瑞雲の編隊が飛び、ニミッツ達に近付く。

「ではニミッツさん、ピョートルさん、ご武運を」

 敬礼したこんごうが、艦隊から離れていく。ニミッツは敬礼を返すが、ピョートルには納得ならなかった。

「あ、おい、こんごう!」

「ピョートルちゃん、彼女は『お婆様』との死闘に向かうのよ。止めたって無駄よ」

「だが、防空能力が――」

「ピョートルちゃん、私は『防空の鬼』である、キーロフ級の実力を信じているわ。勿論、他の皆もだけど」

 それを聞き、ピョートルは溜め息をついた。

「全く、アメリカというのは……分かった、私1人で何とかする」

「頼もしいわね」

 ニミッツとピョートルは、拳を当てた。

 

 

 

 ひゅうがが伝えた「全敵潜撃破」は、選抜部隊に衝撃を与えた。目標群Aこと、空母戦隊を除いて。

「無線も電探も使えないなんて……」

 飛龍が呟く。発進した攻撃隊と連絡は取れず、さらに敵の襲撃も、目視でどうにかするしか無かった。

「戦隊、このまま前進。万が一のために艦戦は全て上げてください」

 加賀が指示を出す。が、瑞鶴が食い下がる。

「全部って……燃料切れとか考慮しているの!?」

「黙りなさい。敵の襲撃を受けて艦上機を飛ばせられなかったら意味はありません」

 瑞鶴がそっぽを向く。すると、瑞鳳が叫んだ。

「左舷30°! 敵艦爆を発見!」

 全員が空を見上げる。そこには、急降下を開始するF/A-27Cの編隊がいた。

「せめて1機ぐらい!」

 蒼龍、祥鳳、赤城が烈風や零戦 52型を少数だが発艦させた。が、20m上昇しない内に、F/A-27Cの放ったAAM-3短距離空対空ミサイルで全滅する。

 

 そして、ドラゴン隊 第1小隊の4機は加賀にレーザー照射、胴体下ウェポンベイから500ポンド誘導爆弾を6発ずつリリースする。3機は機首を引き上げて上昇、1機はそのままレーザー照射を行って24発の500ポンド誘導を加賀へ導く。

 

「面舵一杯!」

 空母戦隊の先頭の加賀は右へ、赤城は左へ回避運動を取る。が、500ポンド誘導爆弾の方向舵が動いて加賀に向かう。

 そして、500ポンド誘導爆弾達は加賀の甲板を突き破り、信管を作動させた。

 

「加賀さん!」

 赤城が振り返る。しかしそこへ、低空飛行から急上昇した第2小隊がトス爆撃を行う。第1小隊 2番機(ドラゴン2)のレーザー照射で、赤城に爆弾が命中する。

「くはっ……!?」

 赤城が倒れる。既に、加賀は轟沈判定、赤城も大破判定が出ている。飛行甲板はぼろぼろになり、1機も飛ばせられない。

 そこへ、ドラゴン2が急降下をかけた。降下しながら20mmバルカン砲を発射し、赤城にとどめを刺す。

「赤城さん!」

 蒼龍と飛龍が12.7cm高角砲で撃つ。ドラゴン2の右垂直尾翼が消し飛ぶが、アフターバーナーで離脱、雲に隠れた。

 

 

 

 アドミラル56がアクティブステルスで空母戦隊に強力なECM(電磁妨害)と無線封鎖をする中、ぐんじょうとあさぎが敵艦戦隊(と思われる編隊)をSM-2ER中距離艦対空ミサイルで全滅させる。そして、イーグル隊は敵艦攻隊へ襲撃をかけていた。

〔イーグル4、FOX2!〕

 F/A-27CがAAM-3短距離空対空ミサイルを発射、九七式艦攻と流星の編隊は何も出来ずに海の藻屑と化す。しかしそこへ、烈風が反撃を行う。F/A-27Cの後ろから機銃をぶっ放すが、F/A-27Cは推力偏向ノズルで回避、僚機が20mmバルカン砲で烈風を撃墜する。

〔どうなってんだ!?〕

〔艦戦が艦爆に化けていたんだ! ぐんじょうとあさぎが全滅させたのは艦爆だ!〕

 パイロット妖精達は、襲撃してきた敵艦戦を屠りながら会話をする。そして、空母戦隊の第1次攻撃隊は全滅した。

 

 

 

 アドミラル56に第1次攻撃隊のドラゴン隊が帰投する。今回あえて空対艦ミサイルではなく500ポンド誘導爆弾にしたのは、ニミッツの助言だった。

『相手は二次大戦の軍艦、恐らくASM(空対艦ミサイル)やSSM(艦対艦ミサイル)では大したダメージは与えられないと思う』

『では、どうしたら――』

『急降下爆撃よ。500ポンドのペイヴウェイ(レーザー誘導爆弾)なら、確実に当てられる』

 戦果は、3人の空母を轟沈、残りも中破か大破させた。一方ドラゴン隊は、2番機が被弾したが、他はダメージ無し。未帰還機も無い。

 ドラゴン隊は上空を旋回するKMV-22 オスプレイから燃料を受け取り、アドミラル56に着艦する。すぐに爆装させようとしたが、あさぎが止めた。

「イソロクさん、後は私が」

 そして、あさぎが左腕を突き出した。

「対水上戦闘、CIC指示の目標、トマホーク攻撃始め!」

 左腕VLSから、15発のRGM-109B トマホーク艦対艦巡航ミサイルが発射された。

 垂直に打ち上げられた15発のトマホークは、水平飛行に移行した時にブースターを切り離し、巨大な主翼を広げて低空飛行を行う。

 

 

 

 こんごうは1人で進む。既に、対水上レーダーで目標を捕捉していた。

「決闘といきますか、金剛『お婆様』」

〔望むところネー!〕

 無線から、金剛の声がした。

 こんごうは搭載兵装を確認する。90式艦対艦ミサイルとRGM-109B トマホーク艦対艦巡航ミサイルは目標群Bへの攻撃で全部使った。

 すると、SPY-1D対空レーダーに反応が出た。数8、大きく放物線を描きながら迫ってくる。イージスシステムが着弾予想地点を割り出し、それをかわすようにこんごうは動く。

 そして、背後で大きな着弾音と共に巨大な水柱が上がる。

(着弾が綺麗にばらけている……並みの駆逐艦なら今ので木っ端微塵か転覆ね)

 こんごうは、水平線に小さく見える人影を睨む。

 

「Shit!」

 金剛が悔しがる。今の散布射撃なら、普通の駆逐艦を一発でやれていた。しかし、こんごうは見事にかわしたのだ。

 

 メインウェポンの艦対艦ミサイルを使い切ってしまったこんごうは、どう戦うか考えていた。

(そうだ、対潜魚雷! パッシブソナーで誘導すれば! それに、SM-3はキネティック弾頭だから、当たれば充分ダメージを与えられる!)

 既に20kmまで近付いている。15cm副砲の弾幕を、かわし、20mmCIWSやESSMで迎撃しつつ、攻撃を始める。

「右・対水上戦闘、CIC指示の目標、撃ちぃ方始めぇ!」

 両腕のVLSから、12発のVL-アスロック対潜ミサイルと8発のSM-3対弾道ミサイル迎撃ミサイルを発射、さらには両足首の三連装短魚雷発射管から6発の97式魚雷を射出、右手の127mm単装速射砲OTTメラーラが対艦砲弾を撃ちまくる。

 

「What's?」

 金剛は、自分の目が信じられなかった。15cm副砲の弾幕をかわされ撃ち落とされ、さらにこんごうから大量の煙が吹き出したのである。

「煙幕デスカー?」

 しかし、「何か」が金剛へと飛んでくる。

 

 12発のVL-アスロック対潜ミサイルは空中分解、MK46対潜誘導魚雷を投下する。MK46魚雷はパッシブソナーで金剛のスクリュー音を探知、そして金剛に向かう。

 SM-3対弾道ミサイル迎撃ミサイルは第1段ブースターを切り離し、加速する。弾道ミサイルを直撃で破壊するキネティック弾頭のため、その運動エネルギーはかなりのものだ。

 127mm単装速射砲OTTメラーラから撃ち出される対艦砲弾も、ほぼ百発百中だった。金剛にダメージが蓄積し続け、大破までいった。

 

「Shit! 小娘がやってくれますネー……」

 金剛がぼろぼろの体で言う。そして、最後に15cm副砲を4発撃った。

 

「っ!?」

 こんごうにはかわせられなかった。右肩20mmCIWSが弾薬補給中のため、迎撃出来なかった。

 15cm副砲の弾がこんごうの前艦橋型帽子を吹き飛ばした。彼女は、SPY-1Dという「目」を失ったのだ。

「ブリティッシュが……!」

 こんごうは89式5.56mm小銃を取り出し、89式多用途銃剣を装着、一気に金剛に接近する。

 

「Closed combatデスカー!? 返り討ちにしてやるデース!」

「日本国海軍のCQB舐めんじゃねー!」

 こんごうが89式小銃を突き出す。金剛は左手で89式小銃の被筒を握り、89式小銃を奪う。こんごうはすぐに89式小銃の銃把から手を離し、ホルスターから9mm拳銃 2型を引き抜き、0m射撃。金剛も十四年式拳銃を発砲する。

 お互いぼろぼろになり、両方の拳銃がホールドオープンになる。そして拳銃を投げ捨て、拳を振るう。

「やぁぁぁぁっ!」

「沈みナサイッ!」

 互いの拳がヒットした。

 

 

 

 島風の高速性を生かした弾幕により、きりさめとありあけが撃沈される。幸運艦・雪風はSH-60J シーホークの魚雷で沈んだ(どうやら誘導兵器なら幸運が効かないらしい)。

 残るきりしまは、島風と夕立を相手に苦戦していた。

(全く、島風は速すぎて魚雷は使えないし、夕立の攻撃は正確過ぎるし……)

 島に隠れ、127mm単装速射砲OTTメラーラに対空砲弾22発と対艦砲弾44発を装填するきりしまが、辺りを警戒する。既にSH-60J シーホークは、島風の12.7cm連装砲で撃墜されている。

「まだまだ甘ちゃんっぽい!」

 声が聞こえ、きりしまは咄嗟に体をひねる。見れば、夕立が12.7cm砲と61cm魚雷を撃ってきている。

「二次大戦の旧型艦に負けるかぁー!」

 きりしまが127mm単装速射砲OTTメラーラを撃つ。

 きりしまの放った砲弾は1発命中、一方夕立の攻撃は3発の12.7cm弾と2発の61cm魚雷がきりしまに命中した。

「かはっ……」

 きりしまが轟沈判定を受けた。夕立は12.7cm砲と61cm魚雷発射管に再装填する。

 そこに、あの「悪魔」が近付いているのを知らずに。

 

 

 

「一体、何なの……? 無線も電探も使えないし、あの艦爆速過ぎだし……」

 ぼろぼろの瑞鶴が呟く。残っている空母戦隊は、瑞鶴、蒼龍、飛龍、祥鳳、瑞鳳だった。しかし、全員が中破もしくは大破したため、艦上機を飛ばせない。

「高角砲で突撃します?」

 祥鳳が瑞鶴に意見具申する。残る武器は高角砲と対空機銃のみだ。

「これでピョートルと出くわしたら最悪ね……」

 瑞鶴は黙る。そこへ、航空機(らしきもの)が接近する。

「まずい! 戦隊、右・対空戦闘! 撃ち方始め!」

 空母戦隊が12.7cm高角砲や25mm対空機銃で迎撃を始める。

 一般的に、低空飛行を行う巡航ミサイルは発見こそ困難だが、大きな主翼とジェット旅客機並みの遅さの為に迎撃しやすいという。しかし、ジェット旅客機はレシプロ戦闘機より遥かに速い。

 彼女達空母戦隊にとって、巡航ミサイルは迎撃しづらい標的であった。

「落ちろ落ちろ落ちろー!」

 瑞鶴が12.7cm高角砲を撃ちまくる。しかし、15発のRGM-109B トマホーク艦対艦巡航ミサイルは1発も欠ける事無くポップアップ、空母戦隊に向かって神風特攻隊の如く突っ込んだ。

 

 

 

 夕立の癖っ毛がピコンと立った。

「何か来るっぽい!」

 夕立が12.7cm砲を構え直す。島風も辺りを見回して警戒する。

 そこへやってきたのは、4機のAH-64D アパッチロングボウだった。4機は夕立と島風にレーザー照射、32発のAGM-114 ヘルファイア対戦車ミサイルを一斉射する。

「ぽい!?」

 夕立は、一体何を喰らったのか理解出来ず、16発のAGM-114 ヘルファイア対戦車ミサイルを喰らって轟沈判定を受けた。一方の島風は本能的に回避運動を行い、14発のAGM-114 ヘルファイア対戦車ミサイルをかわす。

「飛行機との追いかけっこは無理ー!」

 島風は可能な限りで加速する。12.7cm連装砲が弾幕を張るが、1機のAH-64D アパッチロングボウが犠牲になっただけで、残りが70mmロケット弾ポッドで連装砲を始末する。

「連装砲ちゃん!」

 島風が立ち止まる。それが、彼女の最期であった。

 

〔喰らえ、怒りのチェーンガン! 当たると痛てぇぞ!〕

 アパッチ・パイロット妖精が叫ぶ。3機のAH-64D アパッチロングボウは、一斉に30mm M230機関砲と70mmロケット弾を放った。

 

 

 

 轟沈判定を受けた艦娘は、鎮守府に戻っていた。

「瑞鶴、怪我は無い?」

「大丈夫だよ。翔鶴姉は?」

「私も無いわ」

 食堂で、翔鶴と瑞鶴が話す。その横では、加賀と赤城が食事をしていた。

「帰ってきていきなり補給……」

「燃料補給は譲れません」

 榛名の溜め息を余所に、加賀はもりもり食べる。すると、瑞鶴が加賀に言い寄った。

「加賀さん!」

「何かしら、五航戦」

「威勢を張った割には、だいぶ早いご退場でしたが?」

「あれは爆弾が私を追い掛けてきただけよ。私に非は無い」

「そんな訳が……!?」

 

 

 

「対空電探に感あり! 右舷10°!」

 日向が伝える。戦艦・重巡戦隊は対空戦闘用意を行う。が、日向の目が見開かれた。

「日向?」

 長門が話し掛けると、日向は信じられないという顔をしていた。

「対空電探が使えない……」

「何だって?」

 そして4発のミサイルが、日向へと向かう。

「噴進弾接近!」

 高雄が叫ぶ。戦隊は左右へと散開して回避運動を取る。が、ミサイルは正確に日向へ向かい、直撃した。

「ふぐぅ!?」

 日向が小破する。戦隊は辺りを見渡すも、電探が使えない為航空機を発見出来ない。

 

 雲の中を、電子戦攻撃機・EA-18G グラウラーの編隊が飛ぶ。胴体下に高周波数用ECMポッド、主翼下に低周波数用ECMポッドと増槽、AGM-88 ハーム対レーダーミサイル、AIM-9X サイドワインダー短距離空対空ミサイルを搭載している。

〔ポセイドン1、攻撃開始〕

 20機のF/A-18F スーパーホーネットが、4発ずつAGM-154C JSOW滑空爆弾を投下する。主翼を広げ、慣性誘導で目標へ向かう。

 一方のF-14D スーパートムキャットは、ビスマルクと大和へ急降下、6発ずつ500ポンド誘導爆弾をリリースする。

 

「敵艦爆急降下!」

 愛宕が20.3cm砲で対空射撃を行いながら叫ぶ。しかし、全く弾は当たらない。

「艦爆フルコースか。全く贅沢だ」

 日向が25mm対空機銃と12cm噴進弾で迎撃しながら言う。

「日向、さっきのダメージは?」

「大丈夫だ。電探といくつかの対空機銃が壊れただけだ」

 日向、長門が迎撃するも、120発もの500ポンド誘導爆弾はビスマルクと大和に命中する。

「大和! ビスマルク!」

 日向が叫ぶ。しかし、2人は轟沈判定を受けて消える。

「こんな、呆気なく……?」

 戦隊の皆は、自分の目が信じられなかった。何せ大和が、あんなに呆気なくやられたのだから。

 しかし、これで終わらなかった。そこへAGM-154C JSOW滑空爆弾や、低空飛行で接近したA-6E イントルーダーとS-3B バイキングの放ったAGM-84 ハープーン空対艦ミサイル、さらにはP-700艦対艦巡航ミサイル、RGM-109B トマホーク艦対艦巡航ミサイル、90式艦対艦ミサイルが、一斉に戦隊に襲い掛かる。

 

 

 

 演習は終わった。残ったのは、ニミッツ、ピョートル・ヴェリーキイ、アドミラル56、ぐんじょう、あさぎ、ひゅうがだけだった。

 

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