艦隊これくしょん  〜第0艦隊、参ります!〜   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

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Operation.20 東京急行

 自腹でアイスキャンディーを買い、きりしまは頬張りながら歩いていた。

「こっちの時代のアイスキャンディーも、けっこうイケるわね……」

 そんな事を呟きながら歩いていたら、何かがきりしまの目に止まり、足を止めた。

「あさぎ、何してんの?」

 そこでは、あさぎが明石を取り押さえていた。地面に倒された明石の上にあさぎが乗り、腕をがっちり捕らえていた。

「ああ、きりしま。あたごさんから借りていた速射砲を試していたら、いきなり襲い掛かられたのよ」

 明石が言い訳する。

「だって、わたしの知らない艤装ですから、好奇心が……」

「だからと言って、借り物に手を出されるのは困りますわ」

「ごめんなさい……」

 

 

 

 その頃、伊勢から発進した瑞雲が敵艦隊を見つけた。

「伊勢4号、敵艦隊発見!」

「来ましたね」

 祥鳳が弓に九七式艦上攻撃機をつがえる。

 が、ぐんじょうのSPY-1対空レーダーに何かが映った。

「右110°に複数の航空機!」

「先制された!?」

 伊勢と祥鳳は顔を見合わせる。あくまで輸送作戦のため、艦戦の数は少なかった。

「いやちょっと待って」

 さざなみが、SH-60K シーホークから連絡を受けた。

 

 SH-60K シーホークが対水上レーダーで敵潜水艦を見つけた。直ちに12式魚雷を投下、随伴していた瑞雲も爆雷を投下して先制対潜攻撃を行うが、1隻取り逃がした。

 

「サクラ7号、敵潜2を撃破! 1隻逃がした模様!」

 さざなみの報告に、伊勢達はいい顔をしない。夕張とふゆづきはドラム缶を満載して攻撃力は落ちている。対空・対潜・対艦を同時に行うのは至難だった。

 ぐんじょうが発案した。

「伊勢さんと祥鳳さんは艦載機で対艦攻撃を実行、さざなみさんは面舵で対潜警戒、私とふゆづきさんで対空迎撃を行う……というのはいかがでしょう?」

「現状、それしか無いか……ぐんじょうの言う通りにしよう」

 腕を組んだ伊勢が判断した。

 

 さっそく、ぐんじょうのMK26 二連装ミサイル発射機が旋回、対空戦闘用意を整える。伊勢から250kg爆弾を抱えた瑞雲が、祥鳳から九九式艦上爆撃機と九七式艦上攻撃機が発艦、零式艦上戦闘機 32型がエスコートする。

 SH-60K シーホークがさざなみから発艦、代わりにカ号観測機が燃料補給のためにさざなみへ着艦した。

「対空戦闘、SM-2、攻撃始め!」

 ぐんじょうが4発のSM-2MR中距離艦対空ミサイルを発射した。それを補完するように、ふゆづきも発展型シー・スパロー短距離艦対空ミサイルを打ち上げる。

「リロード!」

 ぐんじょうが叫び、MK26 二連装ミサイル発射機が元の位置まで戻る。そしてSM-2MR中距離艦対空ミサイルを装填する。

 ミサイルは見事、迫り来る敵艦爆と敵艦戦に命中した。が、ふゆづきのFCS-3A対空レーダーが後方に何かを見つけた。

「まずい、後ろを取られた!」

 振り返ると、島陰から敵艦攻が飛び出してきた。ふゆづきは20mmCIWSで、ぐんじょうは127mm単装速射砲MK45 mod2で迎撃を開始、しかし数機の敵艦攻が魚雷を投下してしまった。

「ヤバ! 取り舵一杯! 対魚雷防御!」

 ふゆづきが、わざと魚雷に当たるコースへ転進する。ふゆづきの左足首にある三連装短魚雷発射管を、妖精がハンドルをぐるぐる回し、迫り来る魚雷へ向けた。

「魚雷、ってーっ!」

 惜しみなく、3発の12式魚雷を発射。敵の魚雷を迎撃する。

 見事、敵の魚雷を全て迎撃した。

 

 

 

 瑞雲と九九式艦上爆撃機が上昇する。零式艦上戦闘機 32型が敵の直援隊と交戦する中、九七式艦上攻撃機が九一式航空魚雷を投下、一部が軽空母ヌ級の防御砲火で撃墜される。

 そして、瑞雲と九九式艦上爆撃機が急降下、250kg爆弾を軽空母ヌ級と随伴駆逐艦にお見舞いした。

 

 

 

 SH-60K シーホークが、磁気センサーを曳航して敵潜水艦を探す。

 しかし、どれだけ探しても見当たらなかった。

 

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