艦隊これくしょん  〜第0艦隊、参ります!〜   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

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近代化改修しました
Operation.26 近代化改修のススメ


 その後、第0艦隊のメンバーは工廠へ呼ばれた。

「ここですね」

 こんごうが中を覗く。薄暗い中、金属の加工音が響く。

「来ましたね!」

 いきなり陰から夕張が出てきた。第0艦隊の一同は驚く。

「それで、話というのは?」

 ニミッツが尋ねると、いつの間にかいた明石がもったいぶるように口を開いた。

「ふっふっふー。何と! 一部の人に、近代化改修計画が持ち上がっています!」

『近代化改修?』

「ええ。艦載機や艤装の換装、えふしーえす?の更新等々。ちなみに対象は――」

 夕張がドラムロールする。そのドラムは何処から出てきた。

 

 ジャーン♪(効果音)

 

「ニミッツさん、ミズーリさん、アドミラル56さん、アドミラルクズネツォフさん、モスクワさん、ぐんじょうさん、あさぎさん、こんごうさん、きりしまさん、きりさめさん、ありあけさん、あたごさん、ふゆづきさん、です!」

 呼ばれた者は、顔を見合わせる。

「近代化改修って――」

「何を?」

 きりさめとありあけが尋ねる。そして明石が答えた。

「人によって違うんですがね。まあ、我が横須賀鎮守府 兵器科、通称技術屋を舐めてもらっちゃあ困りますよ!」

 

 

 

 で、改修を受けた。お暇なピョートルとひゅうがとさざなみは、鎮守府を歩き回る事にした。

「全く、私に近代化改修が無いなんて」

「それだけピョートルさんの設計がいいって事じゃないんですか?」

「口が上手いわね、ヤポンスキー」

 しかしピョートルは、さざなみの言葉が嬉しいのか、ちょっと口角が上がっていた。

「おや、あれは?」

 ひゅうがが気付く。横須賀鎮守府 中央棟正面玄関に、人だかりが出来ていた。艦娘のみならず、一般下士官の姿もある。

「号外! 号外ですよー!」

 青葉の声が響く。さざなみが、新聞紙を手にした五月雨達に尋ねた。

「何の号外かね?」

「あ、さざなみさん」

 五月雨がさざなみ達に新聞紙を見せる。タイトルは、「笹子提督、遂に女性が!?」となっていた。

「笹子?」

 ピョートルが首を傾げる。すると、江風が答えた。

「ここの提督の名前だよ。笹子 薫って名前で、確か厚木航空隊出身だっけか? 五月雨姉」

「確か、船乗りではなかったはずだよ」

 すると、ひゅうがが口を開いた。

「気になっていたんだけど、提督という割に若い気が……」

「だって、まだ27ですよ?」

「え?」

「ですから、27歳」

 

 

 

 提督室に、金剛が突入した。

「Hey、テートク! 話があるデース!」

 しかし、誰もいなかった。

「ム、逃げたデスカ〜?」

 部屋を見渡すが、提督どころか本日の秘書艦の翔鶴の姿も無い。そして気付いた。今開け放った扉の裏に、何やら気配がする。

 金剛は携帯していた十四年式拳銃を抜き、遊低を引く(陸上では艤装や装甲が作動しないため、艦娘は陸上では銃を使う)。

 そして扉を動かし、十四年式拳銃を向けた。そこにいたのは――

「ショーカク!?」

 伸びた翔鶴であった。

 

 

 

 数時間後、演習海域――

「新艤装のテストとはいえ、これは一体どうなっているんですかね?」

〔細かい事は気にしないで! 後で感想聞かせてね?〕

 無線からの夕張の声に、こんごうは溜め息をつく。

 近代化改修を済ませた13人は、再び鎮守府選抜メンバーとの演習を行う事になったのだった。

 

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