艦隊これくしょん  〜第0艦隊、参ります!〜   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

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Operation.33 怒りのイントルーダー

 A-6E イントルーダーから投下された無数の500ポンド爆弾を、阿武隈達は回避する。

 不知火は咄嗟に12.7cm連装砲をA-6E イントルーダーに向け、撃つ。A-6E イントルーダーは爆散するが、そこへ高速の航空機がやってくる。

「敵艦攻襲来!」

 霞が叫び、25mm連装対空機銃が唸る。射撃手妖精が足元の射撃ペダルを踏み込み、3丁の機銃が炎を上げる。複数の航空機は被弾するも、翼下の500ポンド爆弾を切り離す。

 そして、霞に爆弾が命中した。

 

 

 

 AIM-9 サイドワインダー短距離空対空ミサイルとAIM-120 アムラーム中距離空対空ミサイルをフル装備したF-14D スーパートムキャットの編隊が飛ぶ。レーダーに反応が出た。

 しかし、「友軍機」と示された航空機からロックオンされた。

〔!?〕

 トムキャット・パイロット妖精達はチャフを散布、増槽を切り捨てて回避運動に移る。

 ECM発動、飛んできたAIM-7 スパロー中距離空対空ミサイルをかわし、F-14D スーパートムキャット達は一斉にAIM-120 アムラーム中距離空対空ミサイルを放つ。

 そして、すれ違った。既に退役した筈の、F-4J ファントムⅡと。

 

 

 

「霞ぃっ!」

 陽炎が叫ぶ。霞は左腕を抑えながら立ち上がり、口を動かした。

「まだ……やれる!」

 

 各種対空兵装が唸るが、被害が増えていく。もう被弾していないのはいなかった。阿武隈の前髪が乱れているが、直す暇が無い。

 しかし、敵ジェット機が突然火を噴いた。見れば、Su-33改 シーフランカーとF/A-18FX アドバンスドスーパーホーネットがやってきていた。

 

 肩に鶴を載せたシーフランカー妖精は首を動かし、ヘッドアップディスプレイの外の敵機を見る。オフ・ボアサイト能力でロックオン、R-73短距離空対空ミサイルを発射する。

 敵機はフレアを撒くが、ミサイルは命中した。

 

 

 

 敵性航空勢力を追い払った所で、ニミッツ達がやってきた。

「損害は!?」

 ニミッツが尋ねると、神通が答えた。

「轟沈は無いけれど、全員中破以上です……」

 阿武隈達は、皆ボロボロであった。

 

 傷だらけでよろめく霞に、アドミラル56が近付き、支えようとする。が、霞はその手をはたいた。

「……え?」

「味方でない癖に。あんた達が、あんた達が浦風達を沈めた癖に!」

 霞の目からポロポロと涙が零れる。

「霞! ニミッツさん達は――」

 しかし、陽炎の言葉を、霞は遮った。

「はっきり見たでしょう!? A-6が私達を攻撃するのを!」

 アドミラル56の唇が青くなる。

「そんな……私じゃ――」

「この世界で、あんた以外に誰があんな飛行機を持っているっていうの!?」

 

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