艦隊これくしょん  〜第0艦隊、参ります!〜   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

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Operation.37 アンダーシャフト

 横須賀鎮守府へ続々と部隊が帰還する。

 浦賀滑走路へ、作戦機が着陸していく。未帰還機は、多数。

 

 

 

 横須賀鎮守府 本部棟 提督室――

「また?」

「ですね」

 頭を抱える笹子提督の言葉に、こんごうが返した。今、笹子提督の前には、第0艦隊と第17駆逐隊以外の艦娘が3人いた。

「おおすみ型輸送艦 2番艦のLST-4002 くにさきよ」

「ワスプClass Landing ShipのName Ship、LHD-1 ワスプだ」

「CVN-65 エンタープライズです……」

 自己紹介を聞き、笹子提督は頭を抑える。

「イギリスとフランスから新しく配属されてきた奴がいて、ただでさえ予算カッツカツなのに……」

「でも、うちらはこの人達に助けられたんやで! 追い出すなんて事は――」

「追い出すつもりは毛頭無い。大蔵省に何とか言ってみるつもりだ」

 浦風の抗議に、笹子提督は応えた。そして、第0艦隊に指示を出す。

「どうするかは追って指示を出す。部屋は第1仮眠室だ、人数分の布団運んどいて」

 

 

 

 第0艦隊の居室と化している第1仮眠室へ、布団が3人分運ばれる。

「あなた達は、ずっとここで戦ってきたの?」

 エンタープライズの質問に、こんごうが答えた。

「ええ。帰ろうにも帰れませんし、それにここの人達はいい人ばっかりですし」

「そう言われると嬉しいデース!」

 突然の金剛に、第0艦隊の全員が驚いた。

「……どっから湧いて出てきたんですか? 金剛『お婆様』」

「こんごう! 日に日に厳しくなってるデース!」

「イクもいるのね!」

 窓からイクの登場。そして、イクの姿を見たワスプが、まるで幽霊でも見たかのように震え上がった。

「ああああああああっ!?」

「ワスプさん?」

 くにさきが問い掛けると、ワスプはピョートルにしがみついた。

「怖い! あの子怖い!」

「先代の空母ワスプはイクちゃんに沈められたからかしら?」

 ワスプの姿を見て、ニミッツが首を傾げた。

「? イクは怖くないのね?」

「く、来るなぁ!」

 M45A1自動拳銃片手に、ピョートルにしがみついてパニック状態のワスプ。

「……大変な子が入ってきちゃったデース」

 ぼそっと、金剛が呟いた。そこへ、あきつ丸がやってきた。

「未来から揚陸艦がやってきたと聞いたのですが……」

「あ、厚化粧さん」

 きりしまの一言に、あきつ丸は九四式自動拳銃を取り出した。

「今のは誰でありますか?」

 あきつ丸、コッキングノブを引きながら一言。

「うちの妹が失礼を。思いっきり殺っちゃってください」

 こんごうがきりしまの首根っこを掴み、あきつ丸に差し出した。

「姉貴酷い!? あきつさんごめんなさい!」

 きりしまが喚く。そしてあきつ丸は、九四式自動拳銃の台尻できりしまを殴った。

 

 きりしまがノックダウンされた所で、くにさきとワスプが自己紹介し、あきつ丸も返した。

「横須賀鎮守府所属の陸軍 統合水陸機動戦闘団のあきつ丸であります」

「あきつ丸さんって、軽空母じゃありませんでしたか?」

 ひゅうがの疑問に、あきつ丸が返した。

「あくまでも、『対潜作戦に従事出来る揚陸艦』であります。戦闘はメインではありません」

「私も、対潜作戦は出来るが、それで呼ばれた事は無いな」

 取り戻したワスプが続く。

「しかし、未来の揚陸艦も航空機を搭載しているとは……」

「攻撃用と輸送用だ」

「輸送? 揚陸艦に輸送機など……『へりこぷたー』という奴ですか」

「ああ。UH-1Y ヴェノムとMV-22B オスプレイ、CH-53E スーパースタリオンだ。特に、CH-53E スーパースタリオンは――」

「欠陥品」

「おいジャップ、絞め殺すぞ」

 きりさめの言葉にワスプが反応した。

「攻撃用航空機でありますか……自分も、対地用に九七艦攻と九九艦爆を搭載する事はありますが」

「もう対艦攻撃出来んじゃん……」

 復活したきりしまが呟き、あきつ丸が返す。

「二航戦の方々のお下がりであります。ただ、妖精さんは変わっているので、対艦攻撃能力はかなり低いのであります」

「主力を彗星 12型甲と流星改に統一したから、旧式機は軽空母等へお下がり状態なのよね」

 悟ったようにニミッツ。

「私のは、対地攻撃のみならず、空対空戦闘や防空網制圧、対艦攻撃にも使えるF-35B ライトニングⅡとAH-1Z ヴァイパーだな」

「こっちは輸送用のブラックホークとチヌークが停まれる程度ですよ」byくにさき

 

 

 

 そんなこんなで夜になった。

 夜空に、大量の飛行機が飛んでいる。先頭は、ステルス戦闘機・F-22A ラプターで、後ろからF-15C イーグルやF-14D スーパートムキャット、EA-18G グラウラー、F-16CJ ファイティングファルコン、A-6E イントルーダー、F/A-18FX アドバンスドスーパーホーネット、F-35C ライトニングⅡ、F-35A ライトニングⅡ、そしてB-1B ランサーとB-52H ストラトフォートレスが編隊を組んで飛ぶ。

 作戦管制を行う、E-3G セントリーのレーダーに反応、直ちにF-22A ラプターとF-15C イーグル、F-14D スーパートムキャットがAIM-120 アムラーム中距離空対空ミサイルを発射した。

 

 深海棲艦泊地上空の戦闘機が全滅し、防空レーダーにAGM-88 ハーム対レーダーミサイルが撃ち込まれる。そして、爆装した攻撃機や爆撃機が、大量の1000ポンド爆弾を投下した。

 

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