前編と後編に分けて投稿します。ではどうぞ!
※追記
9/12 タイトル変更
馬小屋…
大きないびきを出しそれもダラシなく寝ているのは女神ことアクアである。そしてその横には呆れて
何も言えない顔をして突っ立ているベジット。
「(コイツ…本当に神なのか?)おい、起きろ。」
「ん?…はあぁ…おはよう。」
「はぁ〜…こんにちはの時間だ。それによ討伐に
行くんじゃなかったのか?」
「ふわ〜…工事の仕事に行かなくて良いって
思ったらつい…はぁ〜。」
「(昨日の『任せてちょうだい。』は何だったんだ?…折角お前が良いアイデアが有ると思って
期待しつつ筋トレしながら待ったオレが馬鹿
だった。)」
「おい、確かこの世界は魔王に攻められていて
ヤバいって言ってたよな?全然平和じゃねぇか!
魔王って本当に存在するのか?」
「ココは魔王の城から一番遠い街なのよ?しかも
駆け出し冒険者しかいない街なんて態々襲いに
来ないわよ。」
「一番遠いから平和か…それでオレが思うには幾ら駆け出しの冒険者とはいえ金の卵がいないとも
限らないぜ?なのに襲わないってのが不思議でな?単に面倒なのか、それとも自分の強さに余程自信があるのか?魔王は…」
「ベジット…それは言っちゃ行けない事…
暗黙の了解よ…?」
「うーん…そうか?」
「はい!では今から討伐クエストへ行きましょう!このあたしに期待してちょうだい!」
「おい、昨日もソレを聞いたぞ…仕方ない今度こそお前に期待してるぞ?なんせ女神なんだからな?
取り敢えず支度して出発だ。」
「おーーーーーー!!」
『コンコン』…すみません静かにして頂きます?
「「おっとすまねぇな!(すみません…)」」
「(昨日アンタが大家さんにあんな事を言うし
こんな事をしたから敬語になっているじゃないの…大家さん絶対にトラウマを植え付けられたよね?)」
ブゥオオオオオオオオ!
ー討伐クエストー
《3日間で『ジャイアント・トード』》
《5匹討伐せよ》
ジャイアントトードとは繁殖の時期になると産卵の為に体力をつける為エサの多い人里にまで現れると言われ農家の飼っているヤギを丸呑みにするらしく実際に毎年カエルの繁殖期には人里の子供や農家の人が行方不明になるらしい。因みに食材としてグッドである。
「へぇ〜
とベジットは自身の知っている地域の変わった名前の生き物とジャイアント・トードが似ていると感心をしながら同時に攻撃も余裕で避けていた。
そんな中、遠くで見ていたアクアはベジットが
避けてばかりしていたので『避けてばっかりで倒せないの?』と少し
「うわあぁぁぁ…お願い助けてよ〜
ベジット!…やばいって!」
「ほらほら、逃げないと攻撃を受けるぜ?
だっははは、おもしれぇな涙目になりながら必死に逃げるお前は!」
当然やり返していた。
「取り敢えず攻撃をしてみな?
それから助けてやるから。」
「わ、わかったわ〜!あたしの攻げry「あ、喰われた…」…」
「ったく……仕方ねぇな。」
ベジット、アクア 「このすば〜」
「全く、世話を掛けさせやがって。」
ジャイアント・トードを軽くパンチで倒しアクアを救出したベジット。因みにアクアはジャイアント・トードの唾液まみれになり泣いていた。
「うっうへぇうううぐぅ…ありがとうぅベジットぉ…ありがとう!ありぃがとうねぇ!うぇはっは。」
「(クセェ〜)もう良いから帰るぞ?そのままだと闘い難いだろう。それに相手の強さをちゃんと分析してから…な!」
「あたしはもう穢されてしまったわ。今の穢されたあたしをアクシズ教徒が見たら信仰心なんて
だだ下がりよ!コレでカエル相手に引き退った
なんて知れたら美しくも麗しいアクア様の名が
廃るわ!」
「(日頃大喜びでおっさん達と汗まみれになって
風呂上がりの晩メシと酒を何よりも楽しみに
してるし……メシに関してはオレも一緒だな?
そんで馬小屋で涎を垂らして寝ている奴が
穢されたとか…今更?)」
「うおぉーーーーーっ!!」
「おーい、大丈夫なのか?」
と突然アクアは桃色のジャイアント・トードに
向かって走って行った。
「神の力を思い知れ!あたしの前に立ち塞がった事そして神に牙を向けた事、地獄で後悔しながら
懺悔なさい!ゴッドブロー!!」
「ほお〜?(アイツの右手から中々の気が感じる…コレは決まるか?)」
「ゴッドブローとは女神の怒りと哀しみを
乗せた必殺の拳!相手は死ぬ!」
とアクアの右拳には炎の様なまさに紅蓮を纏い
渾身の拳をジャイアントトードに放つ!
『ドーン』と太鼓の様な音が鳴り響いた!
「へっ?」
が虚しくも相手には1ダメージも受けていない。
ある言葉を使うなら『なんなんだぁ今のはぁ…?』と『答えは③現実は非情である。』なのだ。
「カエルって良く見ると可愛いと思うの。」
パクッ…
「(決まると期待したオレが馬鹿だった。)
………今助けるぞ〜」
ー本日の成果ー
《ジャイアント・トード》
《2匹を討伐》
×2匹 1万エリス
そして夜…
ドンッ
「アレねぇあたしだけじゃ無理!…てか
「ん?…♪☆$€¥%#÷〆○*318。」
「何を言っているの?取り敢えず口の中のモノを
飲み込んで!…リスみたいで少し可愛く見えるのが腹立つ。」
「はぁ〜…それでアクア…確かに今オレは急いで
いるしオレ1人でやれば楽に終わる…がそれは
只の甘えだ。それにオレは敢えてあのカエルを
お前に闘わせたのはお前がどの位強いのかを
知る為にわざとした。何故かと思うが…もしオレがいない場合を考えろオレに頼ってばっかのお前が
何もしていないお前が敵に遭遇したらどうなるか?答えは確実に死ぬ。例えお前が神であろうとな?
だからオレはお前に甘さを出させない為に闘わせているのだ。」
「うん…」
「まあヤバい時はオレが助けるから安心しな?
それによ別に弱くて良いんだよ…弱いのが
恥ずかしい?オレはNOだな。最初は弱いそんなの当たり前だ…だから人は努力する。オレの中に
いる奴が言った言葉にこんなのが有る…
『落ちこぼれだって必死に努力すりゃエリートを
超える事があるかもよ。』って言った。努力を
積み重ねたその落ちこぼれは言葉の通りその
エリート超えたのだ。無理に強くなれとは言わない少しずつで良いから努力しなオレも全力でサポートするから…だから今はおもっきし泣きな。」
「ぐすっ…う、うん…」
アクアの頬に伝わる一粒の涙…目にはいつの間にか大量の涙が今にも溢れ出しそうと溜まっている。
そしてアクアは溜まっていた涙を大量に流した。
周りの人達にも聞こえていたのか?涙を流す人もいる。
それから数分後アクアやギルドの人達も泣き止んだ。
「ありがとう…ベジット。貴方がそこまで考えて
くれてたなんて驚いたわ。…ってどうしたの?
顔なんか隠して…」
「うっせぇ!オレがあんな事を言うなんて…それも周りの奴らにも聞かれていたなんて…ああああ!!穴が有れば入りたい…そんなじゃ足らねぇ!精神と時の部屋が有れば閉じこもりたい。カッコつけ過ぎた!!死にたい。」
自分が発言した事に後悔し滅茶苦茶恥ずかしがり
意味のわからない事を言うベジットである。
歯がゆい事を言えたのは多分カカロットの部分が
有ったからと思う。思い返し恥ずかしるのは
ベジータの部分だろう。
「兄ちゃん…泣かせてくれたな?流石は
「そんなもんいるか!モヒカン。」
何故ベジットが期待の冒険者と言われているのか?それは冒険者になる前にジャイアント・トツゲキウオを倒したからと冒険者のカードを作成する際
ルーキーとは掛け離れた数値を叩き出した(不明だが)のだから皆に呼ばれる様になっていた。そして新たな二つ名、感動師を得た。
ベジットの二つ名一覧
1、天下無敵の合体戦士
2、期待の冒険者
3、感動師
「あははは…話を戻すけど
仲間を募集しましょう!」
「(自慢では無いがなんでオレがいるのに仲間に
入りたがらないのだ?…ああ…わかった…コイツだ。)」
翌日…ギルド
「来ないわね?」
「半日たったが来ねぇ…なんて書いたんだ?……何々…」
急募!アットホームで
パーティです!美しくも気高きアークプリースト、アクア様と共に旅をしたい冒険者はこちらまで!
『このパーティに入ってから毎日がハッピーです。宝くじにも当たりました。』
『アクア様のパーティに入ったおかげで病気が
治りモテモテになりました!』
採用条件、上級職の冒険者に限ります。
「(条件の狭い募集だな…?
それに全部嘘だし。)」
「おい、もう少し採用条件の範囲を広げな。流石に上級職だけの募集はちと無理があるぜ?」
「だって…だって…」
「このままだと本気で誰も来ないぞ。(お前が上級職とは言えそんなエリートばかりだとお前の肩身が狭くなるぞ…色んな意味で?)」
募集の貼り紙、見せてもらいました。
「「ん?(へっ?!)」」
「フフフフッ…この
私はあなた方の様な者達の出現を待ち望んでいた!」
ベジットとアクアの前には黒のトンガリ帽子に
魔法の杖、黒のローブ、黒マント、左目に
着けている眼帯を除いてはそれはもう魔法使い
としか言いようがない
「我が名は
「……(普通の人間より少し気が高い?)」
「ふふん…余りの強大さ故、世界に疎まれし
我が禁断の力を汝に欲するか?」
「はあ…」
「ならば我と共に究極の深淵を覗く覚悟をせよ!
人が深淵を覗く時、深淵もまた人を覗いているのだ。」
「……お前さっきから何を言ってんだ…
おちょくってんのか?」
「ち、違うわい!」
「ん?その
「(こうまぞく?サイヤ人やナメック星人みたいに別の星の奴なのか?)」
「如何にも!我は紅魔族随一の魔法の使い手
めぐみん!我が必殺の魔法は山をも崩し!岩をも崩…す……」
『ドタン』と少女は倒れた。
「おいおい、どうした?」
グゥ〜……
「ああ…3日も何も食べてないのです。
何か食べさせていただきませんか?」
「別に構わんが…先ずはその目に着けてるのは怪我でもしたのか?だったらコイツに治してもらいな?」
「腐☆腐、コレは我が巨大な魔力を抑えるための
マジィックアイテム。もし外される事が有れば
この世に大いなる災厄がもたらさせるだろう…」
「力を抑えるか…だったら……」
「あ、あの〜いきなり近づいて何故右の拳が
少し上に翳しているのですか?我は
物凄く恐怖をしてますが…」
「おい、チビ…実はお前が魔王だったりするのか?もし魔王なら……」
「あの〜魔王でもありませんしアレは…嘘です……単にお洒落で着けてるだけです。」
「(魔王に期待したオレが馬鹿だった。)」
「ごめんなさい!引っ張らないで下さい!
やめ…やめろぉぉ!!」
「あのね〜彼女達、紅魔族は生まれつき高い知力と魔力を持ってて大抵は魔法使いのエキスパートで…みんな変な名前を持っているわ。」
「へ〜えそうなんか?…あっ……」
パチンッ
「イイッタイメガァァァ!!」
「おっとすまねぇ手が滑った。それに変な名前だな?」
「変な名前とは失礼な。私から言わせれば街の人の方が変な名前をしていると思うのですが。(それに貴方の声は何故か二重に聞こえるのですが?まるで2人が同時にハモっているかの様に…)」
「因みに親の名前は?」
「母はゆいゆい、父はひょいざぶろーーーっ!!」
「「………」」
「え?」
「このチビの一族は良い魔法使いが多いんだよな?」
「おい!私の両親の名前について言いたい事が
有るなら聞こうじゃないか!」
ベジット、めぐみん 「ひょいざぶろーーーーっ!!」
果たしてこの少女は強いのか?
この世界でのベジットの存在意義
敢えて無双するのでは無くサポートにしました。