聖姫絶唱セイントシンフォギア   作:BREAKERZ

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今回翼とエルシドのオリジナル合体技を出します。


女神の闘士

『女神 アテナ』

 

オリュンポス十二神の一角を担う『戦女神』。彼女は『天界』を統べる神であり父でもある『天帝 ゼウス』から人間が住まう世界『地上』を統べる役を与えられたが、アテナは『戦女神』と呼ばれているが戦いを好まない慈愛に満ちた女神であり、その戦い方は防衛に徹する物であった。そして『地上』を我が物にしようと進行してきた神々がいた。

 

同じオリュンポス十二神の『海界』を統べる神『海皇 ポセイドン』

 

戦いを好む『戦神 アーレス』

 

死者の世界『冥界』を統べる神『冥王 ハーデス』

 

アテナは神々から『地上』を守るために戦ったがポセイドンにアーレスとハーデスには自身を守るための『戦士達』がいた。

 

神話に現れる海の魔物や英雄の姿をした『鱗衣<スケイル>』を纏い戦う闘士。ポセイドン率いる『海闘士<マリーネ>』。

 

闘争に生き虐殺を繰り返す戦士達。『狂戦士<バーサーカー』を率いるアーレス。

 

神話に現れる魔獣や怪物を模した鎧、黒曜石のように輝く『冥衣<サープリス>』を纏う。『魔星』に選ばれた闘士達。ハーデスが率いる『冥闘士<スペクター>』。

 

それぞれの軍勢を相手にアテナは劣勢に立たされる。だがアテナを守るために『地上』の少年達が立ち上がり神々の軍団と戦うためにある闘技方を生み出した。

 

『小宇宙』

 

己の内なる宇宙。生命の力。少年達は己の生命の力を爆発させることで『奇跡』を生み出したのだ。しかし、『小宇宙』を体得する為には己の肉体を限界の更に限界まで鍛え、感覚を極限の更に極限に研ぎ澄まさねば体得できない闘技であった。100人中10人未満が体得できる程の過酷な修行で体得できる。だが少年達はアテナを『地上』を守るために己を鍛え上げ遂に神々の軍団と戦えるようになったのだ。アテナもそんな少年達を護るために88の星座から聖なる衣『聖衣<クロス>』を少年達に与え少年達はアテナを守護する聖なる闘士、『聖闘士<セイント>』になったのだ。聖闘士には階級があり強さのレベルも違う。

 

『黄道十二星座』の聖衣を纏う『黄金聖闘士<ゴールドセイント>』が12人。

 

白銀の聖衣を纏う『白銀聖闘士<シルバーセイント>』が24人。

 

階級は一番低い『青銅聖闘士<ブロンズ>』が52人いる。(だが『小宇宙』を体得するのは至難の技であり。88の聖闘士が揃ったことはなかった。)

 

聖闘士達はアテナと共にポセイドン軍、アーレス軍、ハーデス軍と神話の時代から戦いを繰り広げ、遂にポセイドンとアーレスを封印し、ハーデスも冥界の奥へと退却していったのだ。そして『地上』の人々は聖闘士をこう呼ぶ。

 

地上の愛と正義と平和を守り、『戦女神アテナ』に仕える聖なる闘士。『アテナの聖闘士』と。

 

 

 

 

 

「とまぁ、これが俺とエルシドの正体。俺達はギリシャ神話の戦女神アテナの聖闘士だ」

 

レグルスとエルシドから聞かされた余りにも突拍子ナイ話に響は呆然となっていた。弦十朗達も響の反応は最もだ頷く。

 

「あ、えっと、つまり、レグルス君とエルシドさんって神様に仕えてるってこと!?でもそんな話聞いたこともないよ!」

 

「そりゃそうよ。何しろレグルス君とエルシド君は『この時代』と言うか、『この世界』の人間じゃないからね」

 

了子の言葉にえ?と首を傾げる響。

 

「えっと?了子さん?それって・・・」

 

「俺達二課が調査した結果、『戦女神アテナ』は神話や伝説で語られているが『アテナの聖闘士』と言う存在は確認されてないんだ」

 

「え?」

 

「響ちゃんもちょっとレグルス君に“違和感”を感じてたんじゃない?車とかエレベーターに過剰な反応する姿に」

 

了子の言葉に響は頷く。

 

「『平行世界』って知ってるかしら?私達のいる世界と似て異なる世界。その世界では『アテナの聖闘士が存在』しているが私達の世界では『存在しない』世界を“もしも”の世界、パラレルワールドと呼ばれているのよ」

 

「パラレルワールドですか、何か漫画か映画の世界みたいですね」

 

響の言葉に『藤尭朔也』と『友里あおい』はウンウンと頷く。

 

「でもそうじゃなきゃ説明つかないのよね。このレリーフ、聖衣<クロス>レリーフの中にある獅子座の黄金聖衣と山羊座の黄金聖衣は今の技術じゃ絶対に生み出せない異端技術の結晶の『完全聖遺物』だし。エルシド君達がこの鎧を纏った時の戦闘能力とノイズに有効な効果を出せる結果を見るとね」

 

了子はヤレヤレの態度。

 

「あのレグルス君達がその平行世界の人だとすると『この時代』って意味は?」

 

響の疑問にエルシドが答える。

 

「簡単な事だ。俺とレグルスは只の平行世界ではなく立花達が生きる時代からざっと『300年』近くの『過去』から来たのだ」

 

「え?えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!300年前から!!??」

 

「俺達の時代と言うか世界では200数十年の周期で『冥王ハーデス』が復活して俺達アテナ軍と戦う『聖戦』が勃発してたんだ」

 

「神様と戦争って・・・・・・」

 

呆然となる響にお構い無くレグルスは話す。

 

「俺とエルシドはその聖戦でハーデスとの最後の決戦で俺達黄金聖闘士が力を合わせてハーデスを倒そうとしたんだけど、気がつくと響達の世界にいたんだ」

 

「じゃレグルス君達って・・・・・・迷子?」

 

「アラ?」

 

「・・・・・・」

 

『ブッ!!』

 

響の言葉にレグルスはカクっとなりエルシドを無言になり弦十朗達は吹いてしまった(翼は耐えた)。

 

「まぁ迷子って言われれば、そうなのかな?」

 

「あの、レグルス君。帰りたいって思わないの?だってお母さんや友達とか」

 

「俺、母さんの顔知らないんだ生まれた時に亡くなったし父さんも俺が5才の頃に肺の病でさ」

 

「俺も親の顔は知らん。聖闘士は大概『孤児』が多いからな」

 

エルシドとレグルスの言葉にその場の空気が重くなった。

 

「ご、ごめんなさい!」

 

慌てて謝る響。

 

「気にすんなよ響。父さんはいつも“ここ”にいるからな」

 

レグルスは自分の左むねを指して笑う。エルシドもフッと笑い。場の空気が少し軽くなった。話を変えようと弦十朗が切り出す。

 

「さてエルシド達の事も分かったし何か質問があるかい響君?」

 

「あ、あの。シンフォギアの事何ですけど、何で私がシンフォギアを持っていたのかな~って」

 

今度は響の言葉で場の空気が重くなった。了子は壁に響の胸のレントゲン写真を写す。丁度心臓の辺りに何かの破片が写っていた。弦十朗が切り出す。

 

「これがなんなのか君なら分かる筈だ」

 

「は、はい!2年前の怪我です!彼処に私もいたんです!」

 

「(2年前の事件。ツヴァイ・ウィングの天羽奏が亡くなった日にしてシジフォスが消えた事件か・・・)」

 

レグルスは先日弦十朗から聞いた事を思い出していた。翼はようやく響に目を向ける。

 

「心臓付近に複雑に食い込んでいるため、手術でも摘出不可能な無数の破片。調査の結果この影はかつて奏ちゃんが見に纏まっていた『第三号聖遺物 ガングニール』の砕けた破片であると判明しました。奏ちゃんの『置き土産』ね」

 

「ッ!!??」

 

了子の言葉に翼は目を見開き、少しよろめいて片手で顔を覆いそのまま退出した。弦十朗はエルシドに目配りをしエルシドは静かに頷くと翼の後を追った。

 

「(ガングニール、別名グングニルの槍。北欧神話の主神オーディーンが使う『撃槍』か、天羽々斬といいシンフォギアは神話の武具が元になってるようだな)」

 

レグルスは響のシンフォギアを考察する。

 

「あの~。この力<シンフォギア>の事、誰かに話しちゃいけないんでしょうか?」

 

響は立ち上がって言う。

 

「君がシンフォギアの力を持っていることを何者かに知られた場合、君の家族や友人、周りの人間にも危害が及ぶかもしれない。命に関わる危険すらある」

 

「命に関わる・・・」

 

弦十朗の言葉に響はゾッとし自分の大切な親友の事を未来の事が頭に浮かび俯く。

 

「俺達が守りたいのは『機密』ではない。『人の命』だ。その為にもこの力の事は隠し通してくれないだろうか?」

 

「貴女やレグルス君達の力はそれだけ大きなモノだと分かってほしいの」

 

弦十朗と了子の言葉に響は何も言えなかった。

 

「人類ではノイズに打ち勝てない。人の身でノイズに触れることは即ち、炭となって崩れることを意味する。そしてまたダメージを与えることも不可能だ。例外があるとすれば『シンフォギア』を纏った『戦姫』と聖なる鎧『聖衣<クロス>』を纏った『聖闘士』だけ。『日本政府 特異災害対策機動部二課』として改めて協力を要請したい。立花響君。獅子座のレグルス君。君達の力を対ノイズ戦の為に役立てくれないか?」

 

「「・・・・・・」」

 

弦十朗の言葉に響たレグルスは迷っていたが響は顔をあげて。

 

「私の力で誰かを助かられるんですよね?」

 

弦十朗と了子は頷く。

 

「分かりました!レグルス君はどうするの?」

 

響の問いにレグルスは。

 

「(『答え』は見つからないけど、でも俺は)ノイズが誰かの大切な人の命を奪えばその人達が悲しむよな?」

 

レグルスの言葉に弦十朗は頷く。

 

「俺、泣いてる顔よりも皆には笑顔でいてほしい。だから俺が守る」

 

まだ『答え』は見つからない。だが誰かを守りたいと思う心がレグルスを突き動かす。

 

「俺も協力するよ。皆を守るために」

 

その言葉に弦十朗達は頷き、響も笑顔になった。通路に出た響とレグルスの前に翼とエルシドがいた。翼は振り向き響と向き合う。響は笑顔で言う。

 

「私、戦います!」

 

「よろしくな!」

 

翼は無言だった。レグルスとエルシドは翼から“違和感”を感じていたが気づかない響は翼に近付き。

 

「なれない身ではありますが、頑張ります!一緒に戦えればと思います!」

 

と握手しようと手を出す響。だが翼は険しい顔をしたまま無反応。

 

「あ、あの~」

 

「(エルシド、翼どうかしたの?)」

 

「(・・・・・・)」

 

困惑する響。アイコンタクトするエルシドとレグルス。

 

フォーン!フォーン!フォーン!

 

突然警報が鳴り、通路が少し暗くなった。

 

「現れたか」

 

「ノイズか」

 

「「!?」」

 

聖闘士組は察知し、適合者組は緊張が走る。司令室に着いた四人はノイズの出現を聞く。ノイズの出現場所が近くに現れたと聞く。

 

「迎え撃ちます。行くぞエルシド」

 

「・・・あぁ」

 

すぐさま向かおうとする翼とエルシド。そして響とレグルスは。

 

「レグルス君!」

 

「あぁ行こうぜ!」

 

「待つんだ!レグルス君はともかく君の力はまだ」

 

響を止めようとする弦十朗だが響は。

 

「私の力が誰かの助けになるんですよね!?シンフォギアの力でないとノイズと戦えないんだすよね!?だから行きます!」

 

「安心しろよ弦十朗。俺が手助けするから」

 

そう言って飛び出す響とレグルス。

 

「危険を承知で誰かのためになんて。響君は良い子ですね。レグルス君もシジフォスの面影が見えましたよ」

 

藤尭は響達を称賛するが。

 

「果たしてそうだろうか。」

 

弦十朗の見解は違っていた。

 

「翼やエルシド。それにレグルス君のように幼い頃から戦士としての鍛練を積んで来たわけではない。ついこの間まで日常の中にその身を置いていた少女が『誰かの助けになる』と言うだけで命を賭けた戦いに赴くのは『歪な事』ではないか?」

 

響の中にある『歪』を弦十朗は感じていた。

 

「つまり、あの子もまた私達と同じ『こっち側』と言う事ね」

 

 

 

 

 

 

ーハイウェイー

 

ハイウェイに群がるノイズを前に翼とエルシドが立っていた。『群れ』だったノイズが突然溶けて交わり緑色の体色に羽が刺さった大山椒魚のような大型ノイズへと姿を変えた。そして翼は『戦いの歌』を唄う。エルシドはおのが鎧を呼ぶ。

 

「~♪~♪~♪~♪」

 

「カプリコーン!」

 

翼の服が弾け蒼銀の鎧を纏う!レリーフから黄金の山羊が現れ分解しエルシドの身体に装着される!二人は隣り合わせになり。翼は歌を歌いながら刀を構え。エルシドを己の右手に宿る剣を構える。ノイズに向かう二人!体色を赤くしたノイズは羽を飛ばし二人を迎撃するが二人は軽々とかわす!翼の脚部にあるパーツが変形し戻ってきた羽を切り裂く!エルシドも振り向きもせず手刀を振ると羽を全て切り裂く!後ろに回った翼は持っていた刀を大刀へとかえ『蒼ノ一閃』を放とうするが。

 

「オオオオォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

「ハアアアアアァァァァァァァァァァァァ!!」

 

「!?」

 

「フッ」

 

上から響がキックをレグルスがパンチをノイズに叩き込む!

 

「翼さん!!」

 

「エルシド!ヤれ!!」

 

「くっ!」

 

「あぁ!」

 

上空に飛ぶ翼とエルシド。

 

「ハアアアアアァァァァァァァァァァァァ!!」

 

蒼い雷を纏った蒼い斬撃『蒼ノ一閃』を放つ翼。

 

「ハアァ!!」

 

黄金の斬撃を放つエルシド。

 

蒼と金の斬撃は重なり合いノイズを十文字に切り捨てた!これが翼とエルシドの会わせ技。

 

『蒼金交閃』だ!

 

切り捨てられたノイズはそのまま爆散した!爆散したノイズの前に佇む二人。その後ろから響達が近づいた。

 

「翼さーん!私、今は足手まといかもしれませんけど!一生懸命頑張ります!だから私と一緒に戦ってください!」

 

響の言葉に翼は。

 

「そうね・・・」

 

「!」

 

「(あ、何かヤバい)」

 

翼は静かに応えるがエルシドはその声色に危機感を感じ、レグルスは『何か』が起こることを直感した。それに気づかない響は喜ぶが。振り向いた翼は。

 

「貴女と私、戦いましょうか」

 

「え?」

 

冷酷に笑い響の喉元に剣を突き立てる翼、困惑する響。

 

 

 

 

 

 

 

「弦十朗殿、どうやら厄介なことが起こった」

 

司令室に連絡するエルシド。

 

「こっちも確認した!何をやってるんだアイツらは!?」

 

「青春真っ盛りって感じね♪」

 

と暢気言う了子。

 

「弦十朗殿、直ぐに来てくれ」

 

「エルシド。お前は止めないのか?」

 

エルシドなら翼の暴走を止められると司令室にいる全員が確信しているがエルシドは。

 

「いや。弦十朗殿ではないとな。多分今の俺は。翼に対して、『手加減』できそうにない!」

 

エルシドは静かに怒っていた。普段の無表情・無感情の鉄面皮だがその裏は激しい怒りが渦巻いていた。

 

「だから早く来てくれ。俺が翼を『叩きのめす』前にな」

 

通信を切るエルシド。普段のエルシドから想像できない姿に司令室は困惑するが弦十朗は現場に向かおうとする。

 

「司令!」

 

「誰かがあの馬鹿共を止めなくてはな!」

 

そう言って現場に向かう弦十朗。

 

「こっちも青春してるな♪でも確かに気になる子よね。放っておけないタイプかも」

 

その時の了子の目に妖しい光が走った事に気づくものはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。ふと思ったのですがレグルスのCVを誰にしようか悩んでます!

宮野真守 (聖闘士星矢Ω 白鳥座の氷河)

鈴村健一 (ガンダムSEEDDestiny シン・アスカ)

石井マーク (ヴァンガードG 新導クロノ)

浪川大輔 (ハイキュー!! 及川徹)

この中から選ぼうと思ってるんですが、中々決まりません!誰が良いですか?水曜日まで受け付けます!


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