異世界転生した特典で貰った能力がチート過ぎた 作:ルーク(・8・)
保存日時:2017年04月29日(土) 22:23
入ってすぐ目に入ったのは巨大な城。
恐らくこの国の女王がいるのだろうがカンドゥル王国の城とは比べ物にならない程でかい。
「これを女達だけで作ったのか…。やばすぎだろ…。」
『様々な魔法を使用したと思われます。城のあちこちに
「ほ〜、便利なもんだな。」
「ね、ねぇ。今更ですけど、これ本当に大丈夫なんですの?」
焦ったようにハクが聞いてくる。
「大丈夫だよ。…まぁ戦闘は避けられないだろうけど…。」
「それですわよ!不味いんじゃないんですの!?一般市民がこの強さだったら、あの城にはとんでもない人達ばかりいるって事ですのよ!」
「あぁ、確かに市民の強さがここまでとは思ってなかった…が、俺にも秘策があるんでな。」
「ひ、秘策?なんですの?いったい。」
「それはだな…。ッ!」
「ひゃ!?」
『…。』
俺は咄嗟にハクとノエルを引き寄せ、臨戦態勢に入った。
(向こうから誰かが近づいてくる…。強いな。)
「ううう、ウラノス!?きゅきゅ、急にどうしたんですの!?」
ハクが顔を真っ赤にし、動揺しながら聞いてきた。
「前方から何者かが近づいてきている。それも…相当強い。」
「!…敵…ですの?」
「わからない…が、ここは
そして姿を現したのはやはり
「
「あぁ…だが油断するなよ。あいつがノエルの言っていたとてつもなく強い
小声でそんなやり取りをしていると、その女性は手を伸ばすと届きそうな位置で足を止めた。
「初めまして…。女王様の命により、貴方達の案内にまいりました。」
「女王の…?」
おかしい。
俺達はついさっきこの街に入ったばかりだ。
なのに女王はそれを見越してこいつを連れてきたって言うのか…!?
「一つ確認ですけど…貴女は
「はい。女王様よりヴェルザンディの名をいただきました。女王様からはヴェルと呼ばれております。好きな形でお呼びください。」
喋り方が何処と無くノエルに似ているなと思いつつ俺は彼女に質問した。
「えっと…ヴェルさん?は俺達を城に案内してくれるってこと?」
「ええ、私は女王様に従うだけ。女王様が貴方達を案内しろ、と申したのでそれに従った迄です。」
するとハクが小声で俺に話しかけてきた。
「ど、どうしますの?このままついて行っては向こうの思うつぼでは…?」
「あぁ、そりゃあ何かしら理由がないと呼ばねえよな。…俺らなんかした?」
「そんなの知りませんわ。それより、どうするか決めませんと。」
「んー…とりあえずついて行ってみてもいいと思う。向こうから使いを出してるってことはいきなり殺しに来たりはしないだろうよ。」
『はい。私もそう思います。』
今まで話に参加してこなかったノエルがそう言うとヴェルザンディも口を開いた。
「話は終わりましたか?」
「あ、あぁ。待たせて悪かったな。それじゃあ案内、頼むよ。」
「了解しました。ではこちらへ付いてきてください。」
そのまま、ヴェルザンディは俺達を城へと案内してくれた。
「到着いたしました。こちらになります。」
「改めて見るとでかいな…。」
「なんだか改めて不安になってきましたわ…。」
意を決して中に入ると、そこには多くのメイド服(?)の格好をした女性が立っていた。
「「「ようこそいらっしゃいました。」」」
声を揃えて言うその言葉に緊張で汗が止まらない。
…ちょっぴり怖くなってきたかも
「こちらへ。女王様がお待ちです。」
ヴェルザンディは階段を登りながら言ってきた。
「は、はいよ…。」
「う、ウラノス大丈夫ですの?」
「だ、大丈夫だ。ちょっとメイド姿の女性達に一斉に礼をされる経験なんてなかったせいで抵抗が…」
『しっかりしてくださいマスター。気を抜いてはダメですよ。』
「あぁ、分かってる…。──よし、大丈夫だ。行こう。」
そして俺達はどこまでも続いてそうな長い階段を登りきり、とうとう女王の部屋の前まで辿り着いた。
「…皆様、大丈夫ですか?」
「え、えぇ…。問題…ありませんわ…。」
「ま、まさか階段登るだけで三十分もかかるとは思わなかったけどな…。」
俺達の様子を見て心配してくれたヴェルザンディにそう返し、息を整える。
そしてヴェルザンディは扉をノックし、
「女王様、ヴェルザンディです。かの者達を連れてまいりました。」
と告げた。
「通せ。」
という短い返事だけが返ってきて、ヴェルザンディは扉を開いた。
「──よう来たな、
ニコッと満面の笑みを浮かべる一人の
遅くなってしまいました…。
一週間以内に出すと言いながらなかなか書けずにいました。
これからも更新が遅くなってしまうことがあるかもしれませんが、疾走はしませんのでどうか温かい目で見守ってやってください。